25 – お金

これらは全能の神の聖なる言葉です。
私たちは人間の言葉には興味がありません。
神を愛する人なら誰でも...神は次のように言われています。 お金.

最も重要な聖句トップ3

あなたがたは 自分 じぶん のために、 虫 むし が 食 く い、さびがつき、また、 盗人 ぬすびと らが 押 お し 入 い って 盗 ぬす み 出 だ すような 地上 ちじょう に、 宝 たから をたくわえてはならない。 むしろ 自分 じぶん のため、 虫 むし も 食 く わず、さびもつかず、また、 盗人 ぬすびと らが 押 お し 入 い って 盗 ぬす み 出 だ すこともない 天 てん に、 宝 たから をたくわえなさい。 あなたの 宝 たから のある 所 ところ には、 心 こころ もあるからである。

しかし、 信心 しんじん があって 足 た ることを 知 し るのは、 大 おお きな 利得 りとく である。 わたしたちは、 何 なに ひとつ 持 も たないでこの 世 よ にきた。また、 何 なに ひとつ 持 も たないでこの 世 よ を 去 さ って 行 い く。 ただ 衣食 いしょく があれば、それで 足 た れりとすべきである。 富 と むことを 願 ねが い 求 もと める 者 もの は、 誘惑 ゆうわく と、わなとに 陥 おちい り、また、 人 ひと を 滅 ほろ びと 破壊 はかい とに 沈 しず ませる、 無分別 むふんべつ な 恐 おそ ろしいさまざまの 情欲 じょうよく に 陥 おちい るのである。 金銭 きんせん を 愛 あい することは、すべての 悪 あく の 根 ね である。ある 人々 ひとびと は 欲 よく ばって 金銭 きんせん を 求 もと めたため、 信仰 しんこう から 迷 まよ い 出 で て、 多 おお くの 苦痛 くつう をもって 自分 じぶん 自身 じしん を 刺 さ しとおした。

それから、イエスは 見 み まわして、 弟子 でし たちに 言 い われた、「 財産 ざいさん のある 者 もの が 神 かみ の 国 くに にはいるのは、なんとむずかしいことであろう」。 弟子 でし たちはこの 言葉 ことば に 驚 おどろ き 怪 あや しんだ。イエスは 更 さら に 言 い われた、「 子 こ たちよ、 神 かみ の 国 くに にはいるのは、なんとむずかしいことであろう。 富 と んでいる 者 もの が 神 かみ の 国 くに にはいるよりは、らくだが 針 はり の 穴 あな を 通 とお る 方 ほう が、もっとやさしい」。 すると 彼 かれ らはますます 驚 おどろ いて、 互 たがい に 言 い った、「それでは、だれが 救 すく われることができるのだろう」。 イエスは 彼 かれ らを 見 み つめて 言 い われた、「 人 ひと にはできないが、 神 かみ にはできる。 神 かみ はなんでもできるからである」。

聖書の順序のすべての聖句 - 384 節

日 ひ がたって、カインは 地 ち の 産物 さんぶつ を 持 も ってきて、 主 しゅ に 供 そな え 物 もの とした。 アベルもまた、その 群 む れのういごと 肥 こ えたものとを 持 も ってきた。 主 しゅ はアベルとその 供 そな え 物 もの とを 顧 かえり みられた。 しかしカインとその 供 そな え 物 もの とは 顧 かえり みられなかったので、カインは 大 おお いに 憤 いきどお って、 顔 かお を 伏 ふ せた。

アブラムは 家畜 かちく と 金銀 きんぎん に 非常 ひじょう に 富 と んでいた。

その 地 ち は 彼 かれ らをささえて 共 とも に 住 す ませることができなかった。 彼 かれ らの 財産 ざいさん が 多 おお かったため、 共 とも に 住 す めなかったのである。

願 ねが わくはあなたの 敵 てき をあなたの 手 て に 渡 わた されたいと 高 たか き 神 かみ があがめられるように」。アブラムは 彼 かれ にすべての 物 もの の十 分 ぶん の一を 贈 おく った。

主 しゅ はわたしの 主人 しゅじん を 大 おお いに 祝福 しゅくふく して、 大 おお いなる 者 もの とされました。 主 しゅ はまた 彼 かれ に 羊 ひつじ 、 牛 うし 、 銀 ぎん 、 金 きん 、 男女 だんじょ の 奴隷 どれい 、らくだ、ろばを 与 あた えられました。

そしてしもべは 銀 ぎん の 飾 かざ りと、 金 きん の 飾 かざ り、および 衣服 いふく を 取 と り 出 だ してリベカに 与 あた え、その 兄 あに と 母 はは とにも 価 あたい の 高 たか い 品々 しなじな を 与 あた えた。

イサクはその 地 ち に 種 たね をまいて、その 年 とし に百 倍 ばい の 収穫 しゅうかく を 得 え た。このように 主 しゅ が 彼 かれ を 祝福 しゅくふく されたので、 彼 かれ は 富 と み、またますます 栄 さか えて 非常 ひじょう に 裕福 ゆうふく になり、 羊 ひつじ の 群 む れ、 牛 うし の 群 む れ 及 およ び 多 おお くのしもべを 持 も つようになったので、ペリシテびとは 彼 かれ をねたんだ。

またわたしが 柱 はしら に 立 た てたこの 石 いし を 神 かみ の 家 いえ といたしましょう。そしてあなたがくださるすべての 物 もの の十 分 ぶん の一を、わたしは 必 かなら ずあなたにささげます」。

ヨセフは 穀物 こくもつ を 海 うみ の 砂 すな のように、 非常 ひじょう に 多 おお くたくわえ、 量 はか りきれなくなったので、ついに 量 はか ることをやめた。

ききんが 地 ち の 全面 ぜんめん にあったので、ヨセフはすべての 穀倉 こくぐら を 開 ひら いて、エジプトびとに 売 う った。ききんはますますエジプトの 国 くに に 激 はげ しくなった。 ききんが 全 ぜん 地 ち に 激 はげ しくなったので、 諸国 しょこく の 人々 ひとびと がエジプトのヨセフのもとに 穀物 こくもつ を 買 か うためにきた。

またヨセフは 父 ちち と 兄弟 きょうだい たちと 父 ちち の 全家 ぜんか とに、 家族 かぞく の 数 かず にしたがい、 食物 しょくもつ を 与 あた えて 養 やしな った。

さて、ききんが 非常 ひじょう に 激 はげ しかったので、 全 ぜん 地 ち に 食物 しょくもつ がなく、エジプトの 国 くに もカナンの 国 くに も、ききんのために 衰 おとろ えた。 それでヨセフは 人々 ひとびと が 買 か った 穀物 こくもつ の 代金 だいきん としてエジプトの 国 くに とカナンの 国 くに にあった 銀 ぎん をみな 集 あつ め、その 銀 ぎん をパロの 家 いえ に 納 おさ めた。 こうしてエジプトの 国 くに とカナンの 国 くに に 銀 ぎん が 尽 つ きたとき、エジプトびとはみなヨセフのもとにきて 言 い った、「 食物 しょくもつ をください。 銀 ぎん が 尽 つ きたからとて、どうしてあなたの 前 まえ で 死 し んでよいでしょう」。 ヨセフは 言 い った、「あなたがたの 家畜 かちく を 出 だ しなさい。 銀 ぎん が 尽 つ きたのなら、あなたがたの 家畜 かちく と 引 ひ き 替 か えで 食物 しょくもつ をわたそう」。 彼 かれ らはヨセフの 所 ところ へ 家畜 かちく をひいてきたので、ヨセフは 馬 うま と 羊 ひつじ の 群 む れと 牛 うし の 群 む れ 及 およ びろばと 引 ひ き 替 か えで、 食物 しょくもつ を 彼 かれ らにわたした。こうして 彼 かれ はその 年 とし 、すべての 家畜 かちく と 引 ひ き 替 か えた 食物 しょくもつ で 彼 かれ らを 養 やしな った。 やがてその 年 とし は 暮 く れ、 次 つぎ の 年 とし 、 人々 ひとびと はまたヨセフの 所 ところ へきて 言 い った、「わが 主 しゅ には 何事 なにごと も 隠 かく しません。われわれの 銀 ぎん は 尽 つ き、 獣 けもの の 群 む れもわが 主 しゅ のものになって、われわれのからだと 田地 でんち のほかはわが 主 しゅ の 前 まえ に 何 なに も 残 のこ っていません。 われわれはどうして 田地 でんち と 一緒 いっしょ に、あなたの 目 め の 前 まえ で 滅 ほろ んでよいでしょう。われわれと 田地 でんち とを 食物 しょくもつ と 引 ひ き 替 か えで 買 か ってください。われわれは 田地 でんち と 一緒 いっしょ にパロの 奴隷 どれい となりましょう。また 種 たね をください。そうすればわれわれは 生 い きながらえ、 死 し を 免 まぬか れて、 田地 でんち も 荒 あ れないでしょう」。 そこでヨセフはエジプトの 田地 でんち をみなパロのために 買 か い 取 と った。ききんがエジプトびとに、きびしかったので、めいめいその 田畑 たはた を 売 う ったからである。こうして 地 ち はパロのものとなった。 そしてヨセフはエジプトの 国境 こっきょう のこの 端 はし からかの 端 はし まで 民 たみ を 奴隷 どれい とした。

女 おんな はみな、その 隣 となり の 女 おんな と、 家 いえ に 宿 やど っている 女 おんな に、 銀 ぎん の 飾 かざ り、 金 きん の 飾 かざ り、また 衣服 いふく を 求 もと めなさい。そしてこれらを、あなたがたのむすこ、 娘 むすめ に 着 つ けさせなさい。このようにエジプトびとのものを 奪 うば い 取 と りなさい」。

そのとき 主 しゅ はモーセに 言 い われた、「 見 み よ、わたしはあなたがたのために、 天 てん からパンを 降 ふ らせよう。 民 たみ は 出 で て 日々 ひび の 分 ぶん を 日 ひ ごとに 集 あつ めなければならない。こうして 彼 かれ らがわたしの 律法 りっぽう に 従 したが うかどうかを 試 こころ みよう。 六 日 か 目 め には、 彼 かれ らが 取 と り 入 い れたものを 調理 ちょうり すると、それは 日 ひ ごとに 集 あつ めるものの二 倍 ばい あるであろう」。

モーセは 彼 かれ らに 言 い った、「だれも 朝 あさ までそれを 残 のこ しておいてはならない」。 しかし 彼 かれ らはモーセに 聞 き き 従 したが わないで、ある 者 もの は 朝 あさ までそれを 残 のこ しておいたが、 虫 むし がついて 臭 くさ くなった。モーセは 彼 かれ らにむかって 怒 いか った。

あなたは 盗 ぬす んではならない。

あなたは 隣人 りんじん の 家 いえ をむさぼってはならない。 隣人 りんじん の 妻 つま 、しもべ、はしため、 牛 うし 、ろば、またすべて 隣人 りんじん のものをむさぼってはならない」。

あなたがたはわたしと 並 なら べて、 何 なに をも 造 つく ってはならない。 銀 ぎん の 神々 かみがみ も、 金 きん の 神々 かみがみ も、あなたがたのために、 造 つく ってはならない。

人 ひと をかどわかした 者 もの は、これを 売 う っていても、なお 彼 かれ の 手 て にあっても、 必 かなら ず 殺 ころ されなければならない。

もし 人 ひと が 金銭 きんせん または 物品 ぶっぴん の 保管 ほかん を 隣人 りんじん に 託 たく し、それが 隣人 りんじん の 家 いえ から 盗 ぬす まれた 時 とき 、その 盗 ぬす びとが 見 み つけられたならば、これを二 倍 ばい にして 償 つぐな わせなければならない。 もし 盗 ぬす びとが 見 み つけられなければ、 家 いえ の 主人 しゅじん を 神 かみ の 前 まえ に 連 つ れてきて、 彼 かれ が 隣人 りんじん の 持 も ち 物 もの に 手 て をかけたかどうかを、 確 たし かめなければならない。

あなたが、 共 とも におるわたしの 民 たみ の 貧 まず しい 者 もの に 金 かね を 貸 か す 時 とき は、これに 対 たい して 金貸 かねか しのようになってはならない。これから 利子 りし を 取 と ってはならない。

「イスラエルの 人々 ひとびと に 告 つ げて、わたしのためにささげ 物 もの を 携 たずさ えてこさせなさい。すべて、 心 こころ から 喜 よろこ んでする 者 もの から、わたしにささげる 物 もの を 受 う け 取 と りなさい。

あなたがたの 持 も ち 物 もの のうちから、 主 しゅ にささげる 物 もの を 取 と りなさい。すべて、 心 こころ から 喜 よろこ んでする 者 もの は、 主 しゅ にささげる 物 もの を 持 も ってきなさい。すなわち 金 きん 、 銀 ぎん 、 青銅 せいどう。

すなわち、すべて 心 こころ から 喜 よろこ んでする 男女 だんじょ は、 鼻輪 はなわ 、 耳輪 みみわ 、 指輪 ゆびわ 、 首飾 くびかざ り、およびすべての 金 きん の 飾 かざ りを 携 たずさ えてきた。すべて 金 きん のささげ 物 もの を 主 しゅ にささげる 者 もの はそのようにした。

モーセに 言 い った「 民 たみ があまりに 多 おお く 携 たずさ えて 来 く るので、 主 しゅ がせよと 命 めい じられた 組立 くみた ての 工事 こうじ には 余 あま ります」。 モーセは 命令 めいれい を 発 はっ し、 宿営 しゅくえい 中 ちゅう にふれさせて 言 い った、「 男 おとこ も 女 おんな も、もはや 聖所 せいじょ のために、ささげ 物 もの をするに 及 およ ばない」。それで 民 たみ は 携 たずさ えて 来 く ることをやめた。 材料 ざいりょう はすべての 工事 こうじ をするのにじゅうぶんで、かつ 余 あま るからである。

「もし 人 ひと が 罪 つみ を 犯 おか し、 主 しゅ に 対 たい して 不正 ふせい をなしたとき、すなわち 預 あず かり 物 もの 、 手 て にした 質草 しちぐさ 、またはかすめた 物 もの について、その 隣人 りんじん を 欺 あざむ き、あるいはその 隣人 りんじん をしえたげ、 あるいは 落 おと し 物 もの を 拾 ひろ い、それについて 欺 あざむ き、 偽 いつわ って 誓 ちか うなど、すべて 人 ひと がそれをなして 罪 つみ となることの一つについて、

あなたがたの 地 ち の 実 み のりを 刈 か り 入 い れるときは、 畑 はたけ のすみずみまで 刈 か りつくしてはならない。またあなたの 刈入 かりい れの 落 お ち 穂 ぼ を 拾 ひろ ってはならない。 あなたのぶどう 畑 はたけ の 実 み を 取 と りつくしてはならない。またあなたのぶどう 畑 はたけ に 落 お ちた 実 み を 拾 ひろ ってはならない。 貧 まず しい 者 もの と 寄留者 きりゅうしゃ とのために、これを 残 のこ しておかなければならない。わたしはあなたがたの 神 かみ 、 主 しゅ である。 あなたがたは 盗 ぬす んではならない。 欺 あざむ いてはならない。 互 たがい に 偽 いつわ ってはならない。

あなたの 隣人 りんじん をしえたげてはならない。また、かすめてはならない。 日 ひ 雇人 やといにん の 賃銀 ちんぎん を 明 あ くる 朝 あさ まで、あなたのもとにとどめておいてはならない。

あなたがたは、さばきにおいても、 物差 ものさ しにおいても、はかりにおいても、ますにおいても、 不正 ふせい を 行 おこな ってはならない。 あなたがたは 正 ただ しいてんびん、 正 ただ しいおもり 石 いし 、 正 ただ しいエパ、 正 ただ しいヒンを 使 つか わなければならない。わたしは、あなたがたをエジプトの 国 くに から 導 みちび き 出 だ したあなたがたの 神 かみ 、 主 しゅ である。

あなたがたの 地 ち の 穀物 こくもつ を 刈 か り 入 い れるときは、その 刈入 かりい れにあたって、 畑 はたけ のすみずみまで 刈 か りつくしてはならない。またあなたの 穀物 こくもつ の 落 お ち 穂 ぼ を 拾 ひろ ってはならない。 貧 まず しい 者 もの と 寄留者 きりゅうしゃ のために、それを 残 のこ しておかなければならない。わたしはあなたがたの 神 かみ 、 主 しゅ である』」。

六 年 ねん の 間 あいだ あなたは 畑 はたけ に 種 たね をまき、また六 年 ねん の 間 あいだ ぶどう 畑 はたけ の 枝 えだ を 刈 か り 込 こ み、その 実 み を 集 あつ めることができる。 しかし、七 年 ねん 目 め には、 地 ち に 全 まった き 休 やす みの 安息 あんそく を 与 あた えなければならない。これは、 主 しゅ に 向 む かって 守 まも る 安息 あんそく である。あなたは 畑 はたけ に 種 たね をまいてはならない。また、ぶどう 畑 はたけ の 枝 えだ を 刈 か り 込 こ んではならない。 あなたの 穀物 こくもつ の 自然 しぜん に 生 は えたものは 刈 か り 取 と ってはならない。また、あなたのぶどうの 枝 えだ の 手入 てい れをしないで 結 むす んだ 実 み は 摘 つ んではならない。これは 地 ち のために 全 まった き 休 やす みの 年 とし だからである。

あなたは 安息 あんそく の 年 とし を七たび、すなわち、七 年 ねん を七 回 かい 数 かぞ えなければならない。 安息 あんそく の 年 とし 七たびの 年数 ねんすう は四十九 年 ねん である。 七 月 がつ の十 日 か にあなたはラッパの 音 おと を 響 ひび き 渡 わた らせなければならない。すなわち、 贖罪 しょくざい の 日 ひ にあなたがたは 全国 ぜんこく にラッパを 響 ひび き 渡 わた らせなければならない。 その五十 年 ねん 目 め を 聖別 せいべつ して、 国中 くにぢゅう のすべての 住民 じゅうみん に 自由 じゆう をふれ 示 しめ さなければならない。この 年 とし はあなたがたにはヨベルの 年 とし であって、あなたがたは、おのおのその 所有 しょゆう の 地 ち に 帰 かえ り、おのおのその 家族 かぞく に 帰 かえ らなければならない。 その五十 年 ねん 目 め はあなたがたにはヨベルの 年 とし である。 種 たね をまいてはならない。また 自然 しぜん に 生 は えたものは 刈 か り 取 と ってはならない。 手入 てい れをしないで 結 むす んだぶどうの 実 み は 摘 つ んではならない。 この 年 とし はヨベルの 年 とし であって、あなたがたに 聖 せい であるからである。あなたがたは 畑 はたけ に 自然 しぜん にできた 物 もの を 食 た べなければならない。

あなたの 兄弟 きょうだい が 落 お ちぶれ、 暮 くら して 行 い けない 時 とき は、 彼 かれ を 助 たす け、 寄留者 きりゅうしゃ または 旅 たび びとのようにして、あなたと 共 とも に 生 い きながらえさせなければならない。

彼 かれ から 利子 りし も 利息 りそく も 取 と ってはならない。あなたの 神 かみ を 恐 おそ れ、あなたの 兄弟 きょうだい をあなたと 共 とも に 生 い きながらえさせなければならない。 あなたは 利子 りし を 取 と って 彼 かれ に 金 かね を 貸 か してはならない。また 利益 りえき をえるために 食物 しょくもつ を 貸 か してはならない。

地 ち の十 分 ぶん の一は 地 ち の 産物 さんぶつ であれ、 木 き の 実 み であれ、すべて 主 しゅ のものであって、 主 しゅ に 聖 せい なる 物 もの である。

主 しゅ はまたアロンに 言 い われた、「あなたはイスラエルの 人々 ひとびと の 地 ち のうちに、 嗣 し 業 ぎょう をもってはならない。また 彼 かれ らのうちに、 何 なに の 分 ぶん をも 持 も ってはならない。 彼 かれ らのうちにあって、わたしがあなたの 分 ぶん であり、あなたの 嗣 し 業 ぎょう である。 わたしはレビの 子孫 しそん にはイスラエルにおいて、すべて十 分 ぶん の一を 嗣 し 業 ぎょう として 与 あた え、その 働 はたら き、すなわち、 会見 かいけん の 幕屋 まくや の 働 はたら きに 報 むく いる。

主 しゅ はモーセに 言 い われた、 「レビびとに 言 い いなさい、『わたしがイスラエルの 人々 ひとびと から 取 と って、 嗣 し 業 ぎょう として 与 あた える十 分 ぶん の一を 受 う ける 時 とき 、あなたがたはその十 分 ぶん の一の十 分 ぶん の一を、 主 しゅ にささげなければならない。 あなたがたのささげ 物 もの は、 打 う ち 場 ば からの 穀物 こくもつ や、 酒 さか ぶねからのぶどう 酒 しゅ と 同 おな じように 見 み なされるであろう。 そのようにあなたがたもまた、イスラエルの 人々 ひとびと から 受 う けるすべての十 分 ぶん の一の 物 もの のうちから、 主 しゅ に 供 そな え 物 もの をささげ、 主 しゅ にささげたその 供 そな え 物 もの を、 祭司 さいし アロンに 与 あた えなければならない。 あなたがたの 受 う けるすべての贈 物 もの のうちから、その 良 よ いところ、すなわち、 聖 せい なる 部分 ぶぶん を 取 と って、ことごとく 供 そな え 物 もの として、 主 しゅ にささげなければならない』。

男 おとこ の 子 こ がないからといって、どうしてわたしたちの 父 ちち の 名 な がその 氏族 しぞく のうちから 削 けず られなければならないのでしょうか。わたしたちの 父 ちち の 兄弟 きょうだい と 同 おな じように、わたしたちにも 所有 しょゆう 地 ち を 与 あた えてください」。 モーセがその 事 こと を 主 しゅ の 前 まえ に 述 の べると、 主 しゅ はモーセに 言 い われた、 「ゼロペハデの 娘 むすめ たちの 言 い うことは 正 ただ しい。あなたは 必 かなら ず 彼 かれ らの 父 ちち の 兄弟 きょうだい たちと 同 おな じように、 彼 かれ らにも 嗣 し 業 ぎょう の 所有 しょゆう 地 ち を 与 あた えなければならない。すなわち、その 父 ちち の 嗣 し 業 ぎょう を 彼 かれ らに 渡 わた さなければならない。 あなたはイスラエルの 人々 ひとびと に 言 い いなさい、『もし 人 ひと が 死 し んで、 男 おとこ の 子 こ がない 時 とき は、その 嗣 し 業 ぎょう を 娘 むすめ に 渡 わた さなければならない。 もしまた 娘 むすめ もない 時 とき は、その 嗣 し 業 ぎょう を 兄弟 きょうだい に 与 あた えなければならない。 もし 兄弟 きょうだい もない 時 とき は、その 嗣 し 業 ぎょう を 父 ちち の 兄弟 きょうだい に 与 あた えなければならない。 もしまた 父 ちち に 兄弟 きょうだい がない 時 とき は、その 氏族 しぞく のうちで 彼 かれ に 最 もっと も 近 ちか い 親族 しんぞく にその 嗣 し 業 ぎょう を 与 あた えて 所有 しょゆう させなければならない』。 主 しゅ がモーセに 命 めい じられたようにイスラエルの 人々 ひとびと は、これをおきての 定 さだ めとしなければならない」。

それで、われわれは、おのおの 手 て に 入 い れた 金 きん の 飾 かざ り 物 もの 、すなわち 腕 うで 飾 かざ り、 腕輪 うでわ 、 指輪 ゆびわ 、 耳輪 みみわ 、 首飾 くびかざ りなどを 主 しゅ に 携 たずさ えてきて 供 そな え 物 もの とし、 主 しゅ の 前 まえ にわれわれの 命 いのち のあがないをしようと 思 おも います」。

こうして 嗣 し 業 ぎょう は一つの 部族 ぶぞく から 他 た の 部族 ぶぞく に 移 うつ ることはなかろう。イスラエルの 人々 ひとびと の 部族 ぶぞく はおのおのその 嗣 し 業 ぎょう をかたく 保 たも つべきだからである』」。

あなたは 盗 ぬす んではならない。

あなたは 隣人 りんじん の 妻 つま をむさぼってはならない。また 隣人 りんじん の 家 いえ 、 畑 はたけ 、しもべ、はしため、 牛 うし 、ろば、またすべて 隣人 りんじん のものをほしがってはならない』。

あなたが 食 た べる 食物 しょくもつ に 欠 か けることなく、なんの 乏 とぼ しいこともない 地 ち である。その 地 ち の 石 いし は 鉄 てつ であって、その 山 やま からは 銅 どう を 掘 ほ り 取 と ることができる。

あなたは 食 た べて 飽 あ き、 麗 うるわ しい 家 いえ を 建 た てて 住 す み、 また 牛 うし や 羊 ひつじ がふえ、 金銀 きんぎん が 増 ま し、 持 も ち 物 もの がみな 増 ま し 加 くわ わるとき、 おそらく 心 こころ にたかぶり、あなたの 神 かみ 、 主 しゅ を 忘 わす れるであろう。 主 しゅ はあなたをエジプトの 地 ち 、 奴隷 どれい の 家 いえ から 導 みちび き 出 だ し、 あなたを 導 みちび いて、あの 大 おお きな 恐 おそ ろしい 荒野 あらの 、すなわち 火 ひ のへびや、さそりがいて、 水 みず のない、かわいた 地 ち を 通 とお り、あなたのために 堅 かた い 岩 いわ から 水 みず を 出 だ し、 先祖 せんぞ たちも 知 し らなかったマナを 荒野 あらの であなたに 食 た べさせられた。それはあなたを 苦 くる しめ、あなたを 試 こころ みて、ついにはあなたをさいわいにするためであった。 あなたは 心 こころ のうちに『 自分 じぶん の 力 ちから と 自分 じぶん の 手 て の 働 はたら きで、わたしはこの 富 とみ を 得 え た』と 言 い ってはならない。 あなたはあなたの 神 かみ 、 主 しゅ を 覚 おぼ えなければならない。 主 しゅ はあなたの 先祖 せんぞ たちに 誓 ちか われた 契約 けいやく を 今日 こんにち のように 行 おこな うために、あなたに 富 とみ を 得 え る 力 ちから を 与 あた えられるからである。

あなたがたの 神 かみ である 主 しゅ は、 神 かみ の 神 かみ 、 主 しゅ の 主 しゅ 、 大 おお いにして 力 ちから ある 恐 おそ るべき 神 かみ にましまし、 人 ひと をかたより 見 み ず、また、まいないを 取 と らず、 みなし 子 こ とやもめのために 正 ただ しいさばきを 行 おこな い、また 寄留 きりゅう の 他国 たこく 人 じん を 愛 あい して、 食物 しょくもつ と 着物 きもの を 与 あた えられるからである。

あなたがたの 燔祭 はんさい と、 犠牲 ぎせい と、十 分 ぶん の一と、ささげ 物 もの と、 誓願 せいがん の 供 そな え 物 もの と、 自発 じはつ の 供 そな え 物 もの および 牛 うし 、 羊 ひつじ のういごをそこに 携 たずさ えて 行 い って、

あなたがたの 神 かみ 、 主 しゅ はその 名 な を 置 お くために、一つの 場所 ばしょ を 選 えら ばれるであろう。あなたがたはそこにわたしの 命 めい じる 物 もの をすべて 携 たずさ えて 行 い かなければならない。すなわち、あなたがたの 燔祭 はんさい と、 犠牲 ぎせい と、十 分 ぶん の一と、ささげ 物 もの およびあなたがたが 主 しゅ に 誓 ちか ったすべての 誓願 せいがん の 供 そな え 物 もの とを 携 たずさ えて 行 い かなければならない。

あなたの 穀物 こくもつ と、ぶどう 酒 しゅ と、 油 あぶら との十 分 ぶん の一および 牛 うし 、 羊 ひつじ のういご、ならびにあなたが 立 た てる 誓願 せいがん の 供 そな え 物 もの と、 自発 じはつ の 供 そな え 物 もの およびささげ 物 もの は、 町 まち の 内 うち で 食 た べることはできない。

あなたは 毎年 まいとし 、 畑 はたけ に 種 たね をまいて 獲 え るすべての 産物 さんぶつ の十 分 ぶん の一を 必 かなら ず 取 と り 分 わ けなければならない。 そしてあなたの 神 かみ 、 主 しゅ の 前 まえ 、すなわち 主 しゅ がその 名 な を 置 お くために 選 えら ばれる 場所 ばしょ で、 穀物 こくもつ と、ぶどう 酒 しゅ と、 油 あぶら との十 分 ぶん の一と、 牛 うし 、 羊 ひつじ のういごを 食 た べ、こうして 常 つね にあなたの 神 かみ 、 主 しゅ を 恐 おそ れることを 学 まな ばなければならない。

あなたは七 年 ねん の 終 おわ りごとに、ゆるしを 行 おこな わなければならない。 そのゆるしのしかたは 次 つぎ のとおりである。すべてその 隣人 りんじん に 貸 か した 貸主 かしぬし はそれをゆるさなければならない。その 隣人 りんじん または 兄弟 きょうだい にそれを 督促 とくそく してはならない。 主 しゅ のゆるしが、ふれ 示 しめ されたからである。 外国 がいこく 人 じん にはそれを 督促 とくそく することができるが、あなたの 兄弟 きょうだい に 貸 か した 物 もの はゆるさなければならない。

あなたの 神 かみ 、 主 しゅ が 約束 やくそく されたようにあなたを 祝福 しゅくふく されるから、あなたは 多 おお くの 国 くに びとに 貸 か すようになり、 借 か りることはないであろう。またあなたは 多 おお くの 国 くに びとを 治 おさ めるようになり、 彼 かれ らがあなたを 治 おさ めることはないであろう。

あなたの 神 かみ 、 主 しゅ が 賜 たま わる 地 ち で、もしあなたの 兄弟 きょうだい で 貧 まず しい 者 もの がひとりでも、 町 まち の 内 うち におるならば、その 貧 まず しい 兄弟 きょうだい にむかって、 心 こころ をかたくなにしてはならない。また 手 て を 閉 と じてはならない。 必 かなら ず 彼 かれ に 手 て を 開 ひら いて、その 必要 ひつよう とする 物 もの を 貸 か し 与 あた え、 乏 とぼ しいのを 補 おぎな わなければならない。

あなたは 心 こころ に 邪念 じゃねん を 起 おこ し、『 第 だい 七 年 ねん のゆるしの 年 とし が 近 ちか づいた』と 言 い って、 貧 まず しい 兄弟 きょうだい に 対 たい し、 物 もの を 惜 お しんで、 何 なに も 与 あた えないことのないように 慎 つつし まなければならない。その 人 ひと があなたを 主 しゅ に 訴 うった えるならば、あなたは 罪 つみ を 得 え るであろう。 あなたは 心 こころ から 彼 かれ に 与 あた えなければならない。 彼 かれ に 与 あた える 時 とき は 惜 お しんではならない。あなたの 神 かみ 、 主 しゅ はこの 事 こと のために、あなたをすべての 事業 じぎょう と、 手 て のすべての 働 はたら きにおいて 祝福 しゅくふく されるからである。 貧 まず しい 者 もの はいつまでも 国 くに のうちに 絶 た えることがないから、わたしは 命 めい じて 言 い う、『あなたは 必 かなら ず 国 くに のうちにいるあなたの 兄弟 きょうだい の 乏 とぼ しい 者 もの と、 貧 まず しい 者 もの とに、 手 て を 開 ひら かなければならない』。

そしてあなたの 神 かみ 、 主 しゅ のために七 週 しゅう の 祭 まつり を 行 おこな い、あなたの 神 かみ 、 主 しゅ が 賜 たま わる 祝福 しゅくふく にしたがって、 力 ちから に 応 おう じ、 自発 じはつ の 供 そな え 物 もの をささげなければならない。

あなたの 神 かみ 、 主 しゅ が 賜 たま わる 祝福 しゅくふく にしたがい、おのおの 力 ちから に 応 おう じて、ささげ 物 もの をしなければならない。

また 妻 つま を 多 おお く 持 も って 心 こころ を、 迷 まよ わしてはならない。また 自分 じぶん のために 金銀 きんぎん を 多 おお くたくわえてはならない。

彼 かれ らはその 兄弟 きょうだい のうちに 嗣 し 業 ぎょう を 持 も たない。かつて 彼 かれ らに 約束 やくそく されたとおり 主 しゅ が 彼 かれ らの 嗣 し 業 ぎょう である。

あなたの 神 かみ 、 主 しゅ が 与 あた えて 獲 え させられる 地 ち で、あなたが 継 つ ぐ 嗣 し 業 ぎょう において、 先祖 せんぞ の 定 さだ めたあなたの 隣人 りんじん の 土地 とち の 境 さかい を 移 うつ してはならない。

兄弟 きょうだい に 利息 りそく を 取 と って 貸 か してはならない。 金銭 きんせん の 利息 りそく 、 食物 しょくもつ の 利息 りそく などすべて 貸 か して 利息 りそく のつく 物 もの の 利息 りそく を 取 と ってはならない。 外国 がいこく 人 じん には 利息 りそく を 取 と って 貸 か してもよい。ただ 兄弟 きょうだい には 利息 りそく を 取 と って 貸 か してはならない。これはあなたが、はいって 取 と る 地 ち で、あなたの 神 かみ 、 主 しゅ がすべてあなたのする 事 こと に 祝福 しゅくふく を 与 あた えられるためである。

イスラエルの 人々 ひとびと のうちの 同胞 どうほう のひとりをかどわかして、これを 奴隷 どれい のようにあしらい、またはこれを 売 う る 者 もの を 見 み つけたならば、そのかどわかした 者 もの を 殺 ころ して、あなたがたのうちから 悪 あく を 除 のぞ き 去 さ らなければならない。

またぶどう 畑 はたけ のぶどうを 摘 つ み 取 と るときは、その 残 のこ ったものを、ふたたび 捜 さが してはならない。それを 寄留 きりゅう の 他国 たこく 人 じん と 孤児 こじ と 寡婦 かふ に 取 と らせなければならない。

われわれをこの 所 ところ へ 連 つ れてきて、 乳 ちち と 蜜 みつ の 流 なが れるこの 地 ち をわれわれに 賜 たま わりました。 主 しゅ よ、ごらんください。あなたがわたしに 賜 たま わった 地 ち の 実 み の 初物 はつもの を、いま 携 たずさ えてきました』。そしてあなたはそれをあなたの 神 かみ 、 主 しゅ の 前 まえ に 置 お いて、あなたの 神 かみ 、 主 しゅ の 前 まえ に 礼拝 れいはい し、 あなたの 神 かみ 、 主 しゅ があなたとあなたの 家 いえ とに 賜 たま わったすべての 良 よ い 物 もの をもって、レビびとおよびあなたのなかにいる 寄留 きりゅう の 他国 たこく 人 じん と 共 とも に 喜 よろこ び 楽 たの しまなければならない。

第 だい 三 年 ねん すなわち十 分 ぶん の一を 納 おさ める 年 とし に、あなたがすべての 産物 さんぶつ の十 分 ぶん の一を 納 おさ め 終 おわ って、それをレビびとと 寄留 きりゅう の 他国 たこく 人 じん と 孤児 こじ と 寡婦 かふ とに 与 あた え、 町 まち のうちで 彼 かれ らに 飽 あ きるほど 食 た べさせた 時 とき 、 あなたの 神 かみ 、 主 しゅ の 前 まえ で 言 い わなければならない、『わたしはその 聖 せい なる 物 もの を 家 いえ から 取 と り 出 だ し、またレビびとと 寄留 きりゅう の 他国 たこく 人 じん と 孤児 こじ と 寡婦 かふ とにそれを 与 あた え、すべてあなたが 命 めい じられた 命令 めいれい のとおりにいたしました。わたしはあなたの 命令 めいれい にそむかず、またそれを 忘 わす れませんでした。

主 しゅ があなたに 与 あた えると 先祖 せんぞ に 誓 ちか われた 地 ち で、 主 しゅ は 良 よ い 物 もの 、すなわちあなたの 身 み から 生 うま れる 者 もの 、 家畜 かちく の 産 う むもの、 地 ち に 産 さん する 物 もの を 豊 ゆた かにされるであろう。 主 しゅ はその 宝 たから の 蔵 くら である 天 てん をあなたのために 開 ひら いて、 雨 あめ を 季節 きせつ にしたがってあなたの 地 ち に 降 ふ らせ、あなたの 手 て のすべてのわざを 祝福 しゅくふく されるであろう。あなたは 多 おお くの 国民 こくみん に 貸 か すようになり、 借 か りることはないであろう。

ただし、 銀 ぎん と 金 きん 、 青銅 せいどう と 鉄 てつ の 器 うつわ は、みな 主 しゅ に 聖 せい なる 物 もの であるから、 主 しゅ の 倉 くら に 携 たずさ え 入 い れなければならない」。

ただし、レビの 部族 ぶぞく には、モーセはなんの 嗣 し 業 ぎょう をも 与 あた えなかった。イスラエルの 神 かみ 、 主 しゅ がその 嗣 し 業 ぎょう だからである。 主 しゅ がモーセに 言 い われたとおりである。

主 しゅ は 貧 まず しくし、また 富 と ませ、 低 ひく くし、また 高 たか くされる。 貧 まず しい 者 もの を、ちりのなかから 立 た ちあがらせ、 乏 とぼ しい 者 もの を、あくたのなかから 引 ひ き 上 あ げて、 王侯 おうこう と 共 とも にすわらせ、 栄誉 えいよ の 位 くらい を 継 つ がせられる。 地 ち の 柱 はしら は 主 しゅ のものであって、その 柱 はしら の 上 うえ に、 世界 せかい をすえられたからである。

主 しゅ はナタンをダビデにつかわされたので、 彼 かれ はダビデの 所 ところ にきて 言 い った、「ある 町 まち にふたりの 人 ひと があって、ひとりは 富 と み、ひとりは 貧 まず しかった。 富 と んでいる 人 ひと は 非常 ひじょう に 多 おお くの 羊 ひつじ と 牛 うし を 持 も っていたが、 貧 まず しい 人 ひと は 自分 じぶん が 買 か った一 頭 とう の 小 ちい さい 雌 めす の 小羊 こひつじ のほかは 何 なに も 持 も っていなかった。 彼 かれ がそれを 育 そだ てたので、その 小羊 こひつじ は 彼 かれ および 彼 かれ の 子供 こども たちと 共 とも に 成長 せいちょう し、 彼 かれ の 食物 しょくもつ を 食 た べ、 彼 かれ のわんから 飲 の み、 彼 かれ のふところで 寝 ね て、 彼 かれ にとっては 娘 むすめ のようであった。 時 とき に、ひとりの 旅 たび びとが、その 富 と んでいる 人 ひと のもとにきたが、 自分 じぶん の 羊 ひつじ または 牛 うし のうちから一 頭 いっとう を 取 と って、 自分 じぶん の 所 ところ にきた 旅 たび びとのために 調理 ちょうり することを 惜 お しみ、その 貧 まず しい 人 ひと の 小羊 こひつじ を 取 と って、これを 自分 じぶん の 所 ところ にきた 人 ひと のために 調理 ちょうり した」。 ダビデはその 人 ひと の 事 こと をひじょうに 怒 いか ってナタンに 言 い った、「 主 しゅ は 生 い きておられる。この 事 こと をしたその 人 ひと は 死 し ぬべきである。 かつその 人 ひと はこの 事 こと をしたため、またあわれまなかったため、その 小羊 こひつじ を四 倍 ばい にして 償 つぐな わなければならない」。

しかし 王 おう はアラウナに 言 い った、「いいえ、 代価 だいか を 支払 しはら ってそれをあなたから 買 か い 取 と ります。わたしは 費用 ひよう をかけずに 燔祭 はんさい をわたしの 神 かみ 、 主 しゅ にささげることはしません」。こうしてダビデは 銀 ぎん 五十シケルで 打 う ち 場 ば と 牛 うし とを 買 か い 取 と った。 ダビデはその 所 ところ で 主 しゅ に 祭壇 さいだん を 築 きず き、 燔祭 はんさい と 酬恩祭 しゅうおんさい をささげた。そこで 主 しゅ はその 地 ち のために 祈 いのり を 聞 き かれたので、 災 わざわい がイスラエルに 下 くだ ることはとどまった。

ソロモンは 純金 じゅんきん をもって 宮 みや の 内 うち 側 がわ をおおい、 本殿 ほんでん の 前 まえ に 金 きん の 鎖 くさり をもって 隔 へだ てを 造 つく り、 金 きん をもってこれをおおった。 また 金 きん をもって 残 のこ らず 宮 みや をおおい、ついに 宮 みや を 飾 かざ ることをことごとく 終 お えた。また 本殿 ほんでん に 属 ぞく する 祭壇 さいだん をことごとく 金 きん でおおった。

宮 みや の 床 ゆか は、 内外 ないがい の 室 しつ とも 金 きん でおおった。

またソロモンは 主 しゅ の 宮 みや にあるもろもろの 器 うつわ を 造 つく った。すなわち 金 きん の 祭壇 さいだん と、 供 そな えのパンを 載 の せる 金 きん の 机 つくえ 、 および 純金 じゅんきん の 燭台 しょくだい。この 燭台 しょくだい は 本殿 ほんでん の 前 まえ に、五つは 南 みなみ に、五つは 北 きた にあった。また 金 きん の 花 はな と、ともしび 皿 さら と、 心 こころ かきと、 純金 じゅんきん の 皿 さら と、 心切 しんき りばさみと、 鉢 はち と、 香 こう の 杯 はい と、 心取 しんと り 皿 ざら と、 至聖所 しせいじょ である 宮 みや の 奥 おく のとびらのためおよび、 宮 みや の 拝殿 はいでん のとびらのために、 金 きん のひじつぼを 造 つく った。

さて一 年 ねん の 間 あいだ にソロモンのところに、はいってきた 金 きん の 目方 めかた は六百六十六タラントであった。

ソロモン 王 おう が 飲 の むときに 用 もち いた 器 うつわ は 皆 みな 金 きん であった。またレバノンの 森 もり の 家 いえ の 器 うつわ も 皆 みな 純金 じゅんきん であって、 銀 ぎん のものはなかった。 銀 ぎん はソロモンの 世 よ には 顧 かえり みられなかった。 これは 王 おう が 海 うみ にタルシシの 船隊 せんたい を 所有 しょゆう して、ヒラムの 船隊 せんたい と 一緒 いっしょ に 航海 こうかい させ、タルシシの 船隊 せんたい に三 年 ねん に一 度 ど 、 金 きん 、 銀 ぎん 、 象牙 ぞうげ 、さる、くじゃくを 載 の せてこさせたからである。 このようにソロモン 王 おう は 富 とみ も 知恵 ちえ も、 地 ち のすべての 王 おう にまさっていたので、

彼女 かのじょ が 行 い って、それを 持 も ってこようとした 時 とき 、 彼 かれ は 彼女 かのじょ を 呼 よ んで 言 い った、「 手 て に 一口 ひとくち のパンを 持 も ってきてください」。 彼女 かのじょ は 言 い った、「あなたの 神 かみ 、 主 しゅ は 生 い きておられます。わたしにはパンはありません。ただ、かめに 一握 ひとにぎ りの 粉 こな と、びんに 少 すこ しの 油 あぶら があるだけです。 今 いま わたしはたきぎ二、三 本 ぼん を 拾 ひろ い、うちへ 帰 かえ って、わたしと 子供 こども のためにそれを 調理 ちょうり し、それを 食 た べて 死 し のうとしているのです」。 エリヤは 彼女 かのじょ に 言 い った、「 恐 おそ れるにはおよばない。 行 い って、あなたが 言 い ったとおりにしなさい。しかしまず、それでわたしのために 小 ちい さいパンを、一つ 作 つく って 持 も ってきなさい。その 後 のち 、あなたと、あなたの 子供 こども のために 作 つく りなさい。 『 主 しゅ が 雨 あめ を 地 ち のおもてに 降 ふ らす 日 ひ まで、かめの 粉 こな は 尽 つ きず、びんの 油 あぶら は 絶 た えない』とイスラエルの 神 かみ 、 主 しゅ が 言 い われるからです」。 彼女 かのじょ は 行 い って、エリヤが 言 い ったとおりにした。 彼女 かのじょ と 彼 かれ および 彼女 かのじょ の 家族 かぞく は 久 ひさ しく 食 た べた。 主 しゅ がエリヤによって 言 い われた 言葉 ことば のように、かめの 粉 こな は 尽 つ きず、びんの 油 あぶら は 絶 た えなかった。

エリシャは 彼女 かのじょ に 言 い った、「あなたのために 何 なに をしましょうか。あなたの 家 いえ にどんな 物 もの があるか、 言 い いなさい」。 彼女 かのじょ は 言 い った、「一びんの 油 あぶら のほかは、はしための 家 いえ に 何 なに もありません」。 彼 かれ は 言 い った、「ほかへ 行 い って、 隣 となり の 人々 ひとびと から 器 うつわ を 借 か りなさい。あいた 器 うつわ を 借 か りなさい。 少 すこ しばかりではいけません。 そして 内 うち にはいって、あなたの 子供 こども たちと 一緒 いっしょ に 戸 と の 内 うち に 閉 と じこもり、そのすべての 器 うつわ に 油 あぶら をついで、いっぱいになったとき、一つずつそれを 取 と りのけておきなさい」。 彼女 かのじょ は 彼 かれ を 離 はな れて 去 さ り、 子供 こども たちと 一緒 いっしょ に 戸 と の 内 うち に 閉 と じこもり、 子供 こども たちの 持 も って 来 く る 器 うつわ に 油 あぶら をついだ。 油 あぶら が 満 み ちたとき、 彼女 かのじょ は 子供 こども に「もっと 器 うつわ を 持 も ってきなさい」と 言 い ったが、 子供 こども が「 器 うつわ はもうありません」と 言 い ったので、 油 あぶら はとまった。 そこで 彼女 かのじょ は 神 かみ の 人 ひと のところにきて 告 つ げたので、 彼 かれ は 言 い った、「 行 い って、その 油 あぶら を 売 う って 負債 ふさい を 払 はら いなさい。あなたと、あなたの 子供 こども たちはその 残 のこ りで 暮 くら すことができます」。

ヒゼキヤは 主 しゅ の 宮 みや と 王 おう の 家 いえ の 倉 くら とにある 銀 ぎん をことごとく 彼 かれ に 与 あた えた。 この 時 とき ユダの 王 おう ヒゼキヤはまた 主 しゅ の 神殿 しんでん の 戸 と および 柱 はしら から 自分 じぶん が 着 き せた 金 きん をはぎ 取 と って、アッスリヤの 王 おう に 与 あた えた。

彼 かれ はまた 主 しゅ の 宮 みや のもろもろの 宝物 ほうもつ および 王 おう の 家 いえ の 宝物 ほうもつ をことごとく 持 も ち 出 だ し、イスラエルの 王 おう ソロモンが 造 つく って 主 しゅ の 神殿 しんでん に 置 お いたもろもろの 金 きん の 器 うつわ を 切 き りこわした。 主 しゅ が 言 い われたとおりである。 彼 かれ はまたエルサレムのすべての 市民 しみん 、およびすべてのつかさとすべての 勇士 ゆうし 、ならびにすべての 木工 もっこう と 鍛冶 かじ 一万 人 にん を 捕 とら えて 行 い った。 残 のこ った 者 もの は 国 くに の 民 たみ の 貧 まず しい 者 もの のみであった。

ヤベヅはイスラエルの 神 かみ に 呼 よ ばわって 言 い った、「どうか、あなたが 豊 ゆた かにわたしを 恵 めぐ み、わたしの 国境 こっきょう を 広 ひろ げ、あなたの 手 て がわたしとともにあって、わたしを 災 わざわい から 免 まぬか れさせ、 苦 くる しみをうけさせられないように」。 神 かみ は 彼 かれ の 求 もと めるところをゆるされた。

また 彼 かれ らに 近 ちか い 人々 ひとびと はイッサカル、ゼブルン、ナフタリなどの 遠 とお い 所 ところ の 者 もの まで、ろば、らくだ、 騾馬 らば 、 牛 うし などに 食物 しょくもつ を 負 お わせて 来 き た。すなわち 麦粉 むぎこ の 食物 しょくもつ 、 干 ひ いちじく、 干 ほし ぶどう、ぶどう 酒 しゅ 、 油 あぶら 、 牛 うし 、 羊 ひつじ などを 多 おお く 携 たずさ えて 来 き た。これはイスラエルに 喜 よろこ びがあったからである。

見 み よ、わたしは 苦難 くなん のうちにあって 主 しゅ の 家 いえ のために 金 きん 十万タラント、 銀 ぎん 百万タラントを 備 そな え、また 青銅 せいどう と 鉄 てつ を 量 はか ることもできないほどおびただしく 備 そな えた。また 材木 ざいもく と 石 いし をも 備 そな えた。あなたはまたこれに 加 くわ えなければならない。

そこでわたしは 力 ちから をつくして 神 かみ の 宮 みや のために 備 そな えた。すなわち 金 きん の 物 もの を 造 つく るために 金 きん 、 銀 ぎん の 物 もの のために 銀 ぎん 、 青銅 せいどう の 物 もの のために 青銅 せいどう 、 鉄 てつ の 物 もの のために 鉄 てつ 、 木 き の 物 もの のために 木 き を 備 そな えた。その 他 た 縞 しま めのう、はめ 石 いし 、アンチモニイ、 色 いろ のついた 石 いし 、さまざまの 宝石 ほうせき 、 大理石 だいりせき などおびただしい。 なおわたしはわが 神 かみ の 宮 みや に 熱心 ねっしん なるがゆえに、 聖 せい なる 家 いえ のために 備 そな えたすべての 物 もの に 加 くわ えて、わたしの 持 も っている 金銀 きんぎん の 財宝 ざいほう をわが 神 かみ の 宮 みや にささげる。

こうして 彼 かれ らは 神 かみ の 宮 みや の 務 つとめ のために 金 きん 五千タラント一万ダリク、 銀 ぎん 一万タラント、 青銅 せいどう 一万八千タラント、 鉄 てつ 十万タラントをささげた。 宝石 ほうせき を 持 も っている 者 もの はそれをゲルションびとエヒエルの 手 て によって 神 かみ の 宮 みや の 倉 くら に 納 おさ めた。 彼 かれ らがこのように真 心 こころ からみずから 進 すす んで 主 しゅ にささげたので、 民 たみ はそのみずから 進 すす んでささげたのを 喜 よろこ んだ。ダビデ 王 おう もまた 大 おお いに 喜 よろこ んだ。

富 とみ と 誉 ほまれ とはあなたから 出 で ます。あなたは 万有 ばんゆう をつかさどられます。あなたの 手 て には 勢 いきお いと 力 ちから があります。あなたの 手 て はすべてのものを 大 おお いならしめ、 強 つよ くされます。

しかしわれわれがこのように 喜 よろこ んでささげることができても、わたしは 何者 なにもの でしょう。わたしの 民 たみ は 何 なに でしょう。すべての 物 もの はあなたから 出 で ます。われわれはあなたから 受 う けて、あなたにささげたのです。

われわれの 神 かみ 、 主 しゅ よ、あなたの 聖 せい なる 名 な のために、あなたに 家 いえ を 建 た てようとしてわれわれが 備 そな えたこの 多 おお くの 物 もの は 皆 みな あなたの 手 て から 出 で たもの、また 皆 みな あなたのものです。

神 かみ はソロモンに 言 い われた、「この 事 こと があなたの 心 こころ にあって、 富 とみ をも、 宝 たから をも、 誉 ほまれ をも、またあなたを 憎 にく む 者 もの の 命 いのち をも 求 もと めず、また 長命 ちょうめい をも 求 もと めず、ただわたしがあなたを 立 た てて 王 おう としたわたしの 民 たみ をさばくために 知恵 ちえ と 知識 ちしき とを 自分 じぶん のために 求 もと めたので、 知恵 ちえ と 知識 ちしき とはあなたに 与 あた えられている。わたしはまたあなたの 前 まえ の 王 おう たちの、まだ 得 え たことのないほどの 富 とみ と 宝 たから と 誉 ほまれ とをあなたに 与 あた えよう。あなたの 後 のち の 者 もの も、このようなものを 得 え ないでしょう」。

王 おう は 銀 ぎん と 金 きん を 石 いし のようにエルサレムに 多 おお くし、 香柏 こうはく を 平野 へいや のいちじく 桑 くわ のように 多 おお くした。

またエルサレムに 住 す む 民 たみ に、 祭司 さいし とレビびとにその 分 ぶん を 与 あた えることを 命 めい じた。これは 彼 かれ らをして 主 しゅ の 律法 りっぽう に 身 み をゆだねさせるためである。 その 命令 めいれい が 伝 つた わるやいなや、イスラエルの 人々 ひとびと は 穀物 こくもつ 、 酒 さけ 、 油 あぶら 、 蜜 みつ ならびに 畑 はたけ のもろもろの 産物 さんぶつ の 初物 はつもの を 多 おお くささげ、またすべての 物 もの の十 分 ぶん の一をおびただしく 携 たずさ えて 来 き た。

さて、ここに 民 たみ がその 妻 つま と 共 とも に、その 兄弟 きょうだい であるユダヤ 人 ひと に 向 む かって 大 おお いに 叫 さけ び 訴 うった えることがあった。 すなわち、ある 人々 ひとびと は 言 い った、「われわれはむすこ 娘 むすめ と 共 とも に 大 だい ぜいです。われわれは 穀物 こくもつ を 得 え て、 食 た べて 生 い きていかなければなりません」。 またある 人々 ひとびと は 言 い った、「われわれは 飢 う えのために、 穀物 こくもつ を 得 え ようと 田畑 たはた も、ぶどう 畑 はたけ も、 家 いえ も 抵当 ていとう に 入 い れています」。 ある 人々 ひとびと は 言 い った、「われわれは 王 おう の 税金 ぜいきん のために、われわれの 田畑 たはた およびぶどう 畑 はたけ をもって 金 かね を 借 か りました。 現 げん にわれわれの 肉 にく はわれわれの 兄弟 きょうだい の 肉 にく に 等 ひと しく、われわれの 子供 こども も 彼 かれ らの 子供 こども に 等 ひと しいのに、 見 み よ、われわれはむすこ 娘 むすめ を 人 ひと の 奴隷 どれい とするようにしいられています。われわれの 娘 むすめ のうちには、すでに 人 ひと の 奴隷 どれい になった 者 もの もありますが、われわれの 田畑 たはた も、ぶどう 畑 はたけ も 他人 たにん のものになっているので、われわれにはどうする 力 ちから もありません」。 わたしは 彼 かれ らの 叫 さけ びと、これらの 言葉 ことば を 聞 き いて 大 おお いに 怒 いか った。 わたしはみずから 考 かんが えたすえ、 尊 たっと い 人々 ひとびと およびつかさたちを 責 せ めて 言 い った、「あなたがたはめいめいその 兄弟 きょうだい から 利息 りそく をとっている」。そしてわたしは 彼 かれ らの 事 こと について 大会 たいかい を 開 ひら き、 彼 かれ らに 言 い った、「われわれは 異邦人 いほうじん に 売 う られたわれわれの 兄弟 きょうだい ユダヤ 人 ひと を、われわれの 力 ちから にしたがってあがなった。しかるにあなたがたは 自分 じぶん の 兄弟 きょうだい を 売 う ろうとするのか。 彼 かれ らはわれわれに 売 う られるのか」。 彼 かれ らは 黙 もく してひと 言 こと もいわなかった。 わたしはまた 言 い った、「あなたがたのする 事 こと はよくない。あなたがたは、われわれの 敵 てき である 異邦人 いほうじん のそしりをやめさせるために、われわれの 神 かみ を 恐 おそ れつつ 事 こと をなすべきではないか。 わたしもわたしの 兄弟 きょうだい たちも、わたしのしもべたちも 同 おな じく 金 かね と 穀物 こくもつ とを 貸 か しているが、われわれはこの 利息 りそく をやめよう。 どうぞ、あなたがたは、きょうにも 彼 かれ らの 田畑 たはた 、ぶどう 畑 はたけ 、オリブ 畑 はたけ および 家屋 かおく を 彼 かれ らに 返 かえ し、またあなたがたが 彼 かれ らから 取 と っていた 金銭 きんせん 、 穀物 こくもつ 、ぶどう 酒 しゅ 、 油 あぶら などの百 分 ぶん の一を 返 かえ しなさい」。 すると 彼 かれ らは「われわれはそれを 返 かえ します。 彼 かれ らから 何 なに をも 要求 ようきゅう しません。あなたの 言 い うようにします」と 言 い った。そこでわたしは 祭司 さいし たちを 呼 よ び、 彼 かれ らにこの 言葉 ことば のとおりに 行 おこな うという 誓 ちか いを 立 た てさせた。 わたしはまたわたしのふところを 打 う ち 払 はら って 言 い った、「この 約束 やくそく を 実行 じっこう しない 者 もの を、どうぞ 神 かみ がこのように 打 う ち 払 はら って、その 家 いえ およびその 仕事 しごと を 離 はな れさせられるように。その 人 ひと はこのように 打 う ち 払 はら われてむなしくなるように」。 会衆 かいしゅう はみな「アァメン」と 言 い って、 主 しゅ をさんびした。そして 民 たみ はこの 約束 やくそく のとおりに 行 い った。

またわれわれ 祭司 さいし 、レビびとおよび 民 たみ はくじを 引 ひ いて、 律法 りっぽう にしるされてあるようにわれわれの 神 かみ 、 主 しゅ の 祭壇 さいだん の 上 うえ にたくべきたきぎの 供 そな え 物 もの を、 年々 ねんねん 定 さだ められた 時 とき に 氏族 しぞく にしたがって、われわれの 神 かみ の 宮 みや に 納 おさ める 者 もの を 定 さだ めた。 またわれわれの 土地 とち の 初 はつ なり、および 各種 かくしゅ の 木 き の 実 み の 初 はつ なりを、 年々 ねんねん 主 しゅ の 宮 みや に 携 たずさ えてくることを 誓 ちか い、 また 律法 りっぽう にしるしてあるように、われわれの 子 こ どもおよび 家畜 かちく のういご、およびわれわれの 牛 うし や 羊 ひつじ のういごを、われわれの 神 かみ の 宮 みや に 携 たずさ えてきて、われわれの 神 かみ の 宮 みや に 仕 つか える 祭司 さいし に 渡 わた し、 われわれの 麦粉 むぎこ の 初物 はつもの 、われわれの 供 そな え 物 もの 、 各種 かくしゅ の 木 き の 実 み 、ぶどう 酒 しゅ および 油 あぶら を 祭司 さいし のもとに 携 たずさ えて 行 い って、われわれの 神 かみ の 宮 みや のへやに 納 おさ め、またわれわれの 土地 とち の 産物 さんぶつ の十 分 ぶん の一をレビびとに 与 あた えることにした。レビびとはわれわれのすべての 農作 のうさく をなす 町 まち において、その十 分 ぶん の一を 受 う くべき 者 もの だからである。 レビびとが十 分 ぶん の一を 受 う ける 時 とき には、アロンの 子孫 しそん である 祭司 さいし が、そのレビびとと 共 とも にいなければならない。そしてまたレビびとはその十 分 ぶん の一の十 分 ぶん の一を、われわれの 神 かみ の 宮 みや に 携 たずさ え 上 のぼ って、へやまたは 倉 くら に 納 おさ めなければならない。 すなわちイスラエルの 人々 ひとびと およびレビの 子孫 しそん は 穀物 こくもつ 、ぶどう 酒 しゅ 、および 油 あぶら の 供 そな え 物 もの を 携 たずさ えて 行 い って、 聖所 せいじょ の 器物 うつわもの および 勤 つと めをする 祭司 さいし 、 門衛 もんえい 、 歌 うた うたう 者 もの たちのいるへやにこれを 納 おさ めなければならない。こうしてわれわれは、われわれの 神 かみ の 宮 みや をなおざりにしない。

トビヤのために 大 おお きなへやを 備 そな えた。そのへやはもと、 素祭 そさい の 物 もの 、 乳香 にゅうこう 、 器物 うつわもの および 規定 きてい によってレビびと、 歌 うた うたう 者 もの および 門 もん を 守 まも る 者 もの たちに 与 あた える 穀物 こくもつ 、ぶどう 酒 しゅ 、 油 あぶら の十 分 ぶん の一、ならびに 祭司 さいし のためのささげ 物 もの を 置 お いた 所 ところ である。

そこでユダの 人々 ひとびと は 皆 みな 、 穀物 こくもつ 、ぶどう 酒 しゅ 、 油 あぶら の十 分 ぶん の一を 倉 くら に 携 たずさ えてきた。

その 家畜 かちく は 羊 ひつじ 七千 頭 とう 、らくだ三千 頭 とう 、 牛 うし 五百くびき、 雌 め ろば五百 頭 とう で、しもべも 非常 ひじょう に 多 おお く、この 人 ひと は 東 ひがし の 人々 ひとびと のうちで 最 もっと も 大 おお いなる 者 もの であった。 そのむすこたちは、めいめい 自分 じぶん の 日 ひ に、 自分 じぶん の 家 いえ でふるまいを 設 もう け、その三 人 にん の 姉妹 しまい をも 招 まね いて 一緒 いっしょ に 食 く い 飲 の みするのを 常 つね とした。

そして 言 い った、「わたしは 裸 はだか で 母 はは の 胎 たい を 出 で た。また 裸 はだか でかしこに 帰 かえ ろう。 主 しゅ が 与 あた え、 主 しゅ が 取 と られたのだ。 主 しゅ のみ 名 な はほむべきかな」。

彼 かれ は 貨 か 財 ざい をのんでも、またそれを 吐 は き 出 だ す、 神 かみ がそれを 彼 かれ の 腹 はら から 押 お し 出 だ されるからだ。

彼 かれ が 貧 まず しい 者 もの をしえたげ、これを 捨 す てたからだ。 彼 かれ は 家 いえ を 奪 うば い 取 と っても、それを 建 た てることができない。

その 日 ひ をさいわいに 過 す ごし、 安 やす らかに 陰府 よみ にくだる。

あなたはゆえなく 兄弟 きょうだい のものを 質 しち にとり、 裸 はだか な 者 もの の 着物 きもの をはぎ 取 と り、 疲 つか れた 者 もの に 水 みず を 飲 の ませず、 飢 う えた 者 もの に 食物 しょくもつ を 与 あた えなかった。

全能者 ぜんのうしゃ があなたのこがねとなり、あなたの 貴重 きちょう なしろがねとなるならば、

世 よ には 地境 じざかい を 移 うつ す 者 もの 、 群 む れを 奪 うば ってそれを 飼 か う 者 もの 、 みなしごのろばを 追 お いやる 者 もの 、やもめの 牛 うし を 質 しち に 取 と る 者 もの 、 貧 まず しい 者 もの を 道 みち から 押 お しのける 者 もの がある。 世 よ の 弱 よわ い 者 もの は 皆 みな 彼 かれ らをさけて 身 み をかくす。 見 み よ、 彼 かれ らは 荒野 あらの におる 野 の ろばのように 出 で て 働 はたら き、 野 の で 獲物 えもの を 求 もと めて、その 子 こ らの 食物 しょくもつ とする。 彼 かれ らは 畑 はたけ でそのまぐさを 刈 か り、また 悪人 あくにん のぶどう 畑 はたけ で 拾 ひろ い 集 あつ める。 彼 かれ らは 着 き る 物 もの がなく、 裸 はだか で 夜 よる を 過 す ごし、 寒 さむ さに 身 み をおおうべき 物 もの もない。 彼 かれ らは 山 やま の 雨 あめ にぬれ、しのぎ 場 ば もなく 岩 いわ にすがる。 (みなしごをその 母 はは のふところから 奪 うば い、 貧 まず しい 者 もの の 幼 おさ な 子 こ を 質 しち にとる 者 もの がある。) 彼 かれ らは 着 き る 物 もの がなく、 裸 はだか で 歩 ある き、 飢 う えつつ 麦 むぎ 束 たば を 運 はこ び、

わたしは 神 かみ から 出 で る 災 わざわい を 恐 おそ れる、その 威光 いこう の 前 まえ には 何事 なにごと もなすことはできない。 わたしがもし 金 きん をわが 望 のぞ みとし、 精 せい 金 きん をわが 頼 たの みと 言 い ったことがあるなら、 わたしがもしわが 富 とみ の 大 おお いなる 事 こと と、わたしの 手 て に 多 おお くの 物 もの を 獲 え た 事 こと とを 喜 よろこ んだことがあるなら、

神 かみ は 君 くん たる 者 もの をもかたより 見 み られることなく、 富 と める 者 もの を 貧 まず しき 者 もの にまさって 顧 かえり みられることはない。 彼 かれ らは 皆 みな み 手 て のわざだからである。

ヨブがその 友人 ゆうじん たちのために 祈 いの ったとき、 主 しゅ はヨブの 繁栄 はんえい をもとにかえし、そして 主 しゅ はヨブのすべての 財産 ざいさん を二 倍 ばい に 増 ま された。

全国 ぜんこく のうちでヨブの 娘 むすめ たちほど 美 うつく しい 女 おんな はなかった。 父 ちち はその 兄弟 きょうだい たちと 同様 どうよう に 嗣 し 業 ぎょう を 彼 かれ らにも 与 あた えた。

わたしに 求 もと めよ、わたしはもろもろの 国 くに を 嗣 し 業 ぎょう としておまえに 与 あた え、 地 ち のはてまでもおまえの 所有 しょゆう として 与 あた える。

貧 まず しい 者 もの は 常 つね に 忘 わす れられるのではない。 苦 くる しむ 者 もの の 望 のぞ みはとこしえに 滅 ほろ びるのではない。

悪 あ しき 者 もの は 自分 じぶん の 心 こころ の 願 ねが いを 誇 ほこ り、むさぼる 者 もの は 主 しゅ をのろい、かつ 捨 す てる。

利息 りそく をとって 金銭 きんせん を 貸 か すことなく、まいないを 取 と って 罪 つみ のない 者 もの の 不利 ふり をはかることをしない 人 ひと である。これらの 事 こと を 行 おこな う 者 もの はとこしえに 動 うご かされることはない。

主 しゅ はわたしの 嗣 し 業 ぎょう 、またわたしの 杯 さかずき にうくべきもの。あなたはわたしの 分 わ け 前 まえ を 守 まも られる。 測 はか りなわは、わたしのために 好 この ましい 所 ところ に 落 お ちた。まことにわたしは 良 よ い 嗣 し 業 ぎょう を 得 え た。

【ダビデの 歌 うた 】 主 しゅ はわたしの 牧者 ぼくしゃ であって、わたしには 乏 とぼ しいことがない。

主 しゅ の 聖徒 せいと よ、 主 しゅ を 恐 おそ れよ、 主 しゅ を 恐 おそ れる 者 もの には 乏 とぼ しいことがないからである。

わたしの 骨 ほね はことごとく 言 い うでしょう、「 主 しゅ よ、だれかあなたにたぐうべき 者 もの がありましょう。あなたは 弱 よわ い 者 もの を 強 つよ い 者 もの から 助 たす け 出 だ し、 弱 よわ い 者 もの と 貧 まず しい 者 もの を、かすめ 奪 うば う 者 もの から 助 たす け 出 だ される 方 ほう です」と。

主 しゅ に 信頼 しんらい して 善 ぜん を 行 おこな え。そうすればあなたはこの 国 くに に 住 す んで、 安 やす きを 得 え る。 主 しゅ によって 喜 よろこ びをなせ。 主 しゅ はあなたの 心 こころ の 願 ねが いをかなえられる。

わたしは、むかし 年 とし 若 わか かった 時 とき も、 年老 としお いた 今 いま も、 正 ただ しい 人 ひと が 捨 す てられ、あるいはその 子孫 しそん が 食物 しょくもつ を 請 こ いあるくのを 見 み たことがない。 正 ただ しい 人 ひと は 常 つね に 寛大 かんだい で、 物 もの を 貸 か し 与 あた え、その 子孫 しそん は 祝福 しゅくふく を 得 え る。

正 ただ しい 者 もの は 国 くに を 継 つ ぎ、とこしえにその 中 なか に 住 す むことができる。

わたしは 貧 まず しく、かつ 乏 とぼ しい。しかし 主 しゅ はわたしをかえりみられます。あなたはわが 助 たす け、わが 救主 すくいぬし です。わが 神 かみ よ、ためらわないでください。

【 聖歌 せいか 隊 たい の 指揮者 しきしゃ によってうたわせたダビデの 歌 うた 】 貧 まず しい 者 もの をかえりみる 人 ひと はさいわいである。 主 しゅ はそのような 人 ひと を 悩 なや みの 日 ひ に 救 すく い 出 だ される。 主 しゅ は 彼 かれ を 守 まも って、 生 い きながらえさせられる。 彼 かれ はこの 地 ち にあって、さいわいな 者 もの と 呼 よ ばれる。あなたは 彼 かれ をその 敵 てき の 欲望 よくぼう にわたされない。

彼 かれ らはおのが 富 とみ をたのみ、そのたからの 多 おお いのを 誇 ほこ る 人々 ひとびと である。 まことに 人 ひと はだれも 自分 じぶん をあがなうことはできない。そのいのちの 価 あたい を 神 かみ に 払 はら うことはできない。 [8-9]とこしえに 生 い きながらえて、 墓 はか を 見 み ないためにそのいのちをあがなうには、あまりに 価 あたい 高 たか くて、それを 満足 まんぞく に 払 はら うことができないからである。

「 神 かみ をおのが 避 さ け 所 どころ とせず、その 富 とみ の 豊 ゆた かなるを 頼 たの み、その 宝 たから に 寄 よ り 頼 たの む 人 ひと を 見 み よ」と。

あなたがたは、しえたげにたよってはならない。かすめ 奪 うば うことに、むなしい 望 のぞ みをおいてはならない。 富 とみ の 増 ま し 加 くわ わるとき、これに 心 こころ をかけてはならない。

彼 かれ は 乏 とぼ しい 者 もの をその 呼 よ ばわる 時 とき に 救 すく い、 貧 まず しい 者 もの と、 助 たす けなき 者 もの とを 救 すく う。 彼 かれ は 弱 よわ い 者 もの と 乏 とぼ しい 者 もの とをあわれみ、 乏 とぼ しい 者 もの のいのちを 救 すく い、

弱 よわ い 者 もの と、みなしごとを 公平 こうへい に 扱 あつか い、 苦 くる しむ 者 もの と 乏 とぼ しい 者 もの の 権利 けんり を 擁護 ようご せよ。 弱 よわ い 者 もの と 貧 まず しい 者 もの を 救 すく い、 彼 かれ らを 悪 あ しき 者 もの の 手 て から 助 たす け 出 だ せ」。

主 しゅ なる 神 かみ は 日 ひ です、 盾 たて です。 主 しゅ は 恵 めぐ みと 誉 ほまれ とを 与 あた え、 直 なお く 歩 あゆ む 者 もの に 良 よ い 物 もの を 拒 こば まれることはありません。

乏 とぼ しい 者 もの の 祈 いのり をかえりみ、 彼 かれ らの 願 ねが いをかろしめられないからです。

繁栄 はんえい と 富 とみ とはその 家 いえ にあり、その 義 ぎ はとこしえに、うせることはない。

恵 めぐ みを 施 ほどこ し、 貸 か すことをなし、その 事 こと を 正 ただ しく 行 おこな う 人 ひと はさいわいである。

主 しゅ は 貧 まず しい 者 もの をちりからあげ、 乏 とぼ しい 者 もの をあくたからあげて、 もろもろの 君 きみ たちと 共 とも にすわらせ、その 民 たみ の 君 きみ たちと 共 とも にすわらせられる。

彼 かれ らの 偶像 ぐうぞう はしろがねと、こがねで、 人 ひと の 手 て のわざである。

どうか、 主 しゅ があなたがたを 増 ま し 加 くわ え、あなたがたと、あなたがたの 子孫 しそん とを 増 ま し 加 くわ えられるように。 天地 てんち を 造 つく られた 主 しゅ によってあなたがたが 恵 めぐ まれるように。

わたしに 賜 たま わったもろもろの 恵 めぐ みについて、どうして 主 しゅ に 報 むく いることができようか。

よろずのものの 目 め はあなたを 待 ま ち 望 のぞ んでいます。あなたは 時 とき にしたがって 彼 かれ らに 食物 しょくもつ を 与 あた えられます。 あなたはみ 手 て を 開 ひら いて、すべての 生 い けるものの 願 ねが いを 飽 あ かせられます。

すべて 利 り をむさぼる 者 もの の 道 みち はこのようなものである。これはその 持 も ち 主 ぬし の 命 いのち を 取 と り 去 さ るのだ。

銀 ぎん を 求 もと めるように、これを 求 もと め、かくれた 宝 たから を 尋 たず ねるように、これを 尋 たず ねるならば、 あなたは、 主 しゅ を 恐 おそ れることを 悟 さと り、 神 かみ を 知 し ることができるようになる。

あなたの 財産 ざいさん と、すべての 産物 さんぶつ の 初 はつ なりをもって 主 しゅ をあがめよ。 そうすれば、あなたの 倉 くら は 満 み ちて 余 あま り、あなたの 酒 さか ぶねは 新 あたら しい 酒 さけ であふれる。

知恵 ちえ を 求 もと めて 得 え る 人 ひと 、 悟 さと りを 得 え る 人 ひと はさいわいである。 知恵 ちえ によって 得 え るものは、 銀 ぎん によって 得 え るものにまさり、その 利益 りえき は 精 せい 金 きん よりも 良 よ いからである。 知恵 ちえ は 宝石 ほうせき よりも 尊 たっと く、あなたの 望 のぞ む 何 なに 物 もの も、これと 比 くら べるに 足 た りない。

あなたの 手 て に 善 ぜん をなす 力 ちから があるならば、これをなすべき 人 ひと になすことをさし 控 ひか えてはならない。 あなたが 物 もの を 持 も っている 時 とき 、その 隣 とな り 人 びと に 向 む かい、「 去 さ って、また 来 き なさい。あす、それをあげよう」と 言 い ってはならない。

わが 子 こ よ、あなたがもし 隣 とな り 人 びと のために 保証人 ほしょうにん となり、 他人 たにん のために 手 て をうって 誓 ちか ったならば、 もしあなたのくちびるの 言葉 ことば によって、わなにかかり、あなたの 口 くち の 言葉 ことば によって 捕 とら えられたならば、 わが 子 こ よ、その 時 とき はこうして、おのれを 救 すく え、あなたは 隣 とな り 人 びと の 手 て に 陥 おちい ったのだから。 急 いそ いで 行 い って、 隣 とな り 人 びと にひたすら 求 もと めよ。 あなたの 目 め を 眠 ねむ らせず、あなたのまぶたを、まどろませず、 かもしかが、かりゅうどの 手 て からのがれるように、 鳥 とり が 鳥 とり を 取 と る 者 もの の 手 て からのがれるように、おのれを 救 すく え。

盗 ぬす びとが 飢 う えたとき、その 飢 う えを 満 み たすために 盗 ぬす むならば、 人 ひと は 彼 かれ を 軽 かろ んじないであろうか。 もし 捕 とら えられたなら、その七 倍 ばい を 償 つぐな い、その 家 いえ の 貨 か 財 ざい を、ことごとく 出 だ さなければならない。

富 とみ と 誉 ほまれ とはわたしにあり、すぐれた 宝 たから と 繁栄 はんえい もまたそうである。 わたしの 実 み は 金 きん よりも 精 せい 金 きん よりも 良 よ く、わたしの 産物 さんぶつ は 精 せい 銀 ぎん にまさる。 わたしは 正義 せいぎ の 道 みち 、 公正 こうせい な 道筋 みちすじ の 中 なか を 歩 あゆ み、 わたしを 愛 あい する 者 もの に 宝 たから を 得 え させ、またその 倉 くら を 満 み ちさせる。

不義 ふぎ の 宝 たから は 益 えき なく、 正義 せいぎ は 人 ひと を 救 すく い 出 だ して、 死 し を 免 まぬか れさせる。 主 しゅ は 正 ただ しい 人 ひと を 飢 う えさせず、 悪 あ しき 者 もの の 欲望 よくぼう をくじかれる。 手 て を 動 うご かすことを 怠 おこた る 者 もの は 貧 まず しくなり、 勤 つと め 働 はたら く 者 もの の 手 て は 富 とみ を 得 え る。 夏 なつ のうちに 集 あつ める 者 もの は 賢 かしこ い 子 こ であり、 刈入 かりい れの 時 とき に 眠 ねむ る 者 もの は 恥 はじ をきたらせる 子 こ である。

富 と める 者 もの の 宝 たから は、その 堅 かた き 城 しろ であり、 貧 まず しい 者 もの の 乏 とぼ しきは、その 滅 ほろ びである。

正 ただ しい 者 もの の 舌 した は 精 せい 銀 ぎん である、 悪 あ しき 者 もの の 心 こころ は 価値 かち が 少 すく ない。 正 ただ しい 者 もの のくちびるは 多 おお くの 人 ひと を 養 やしな い、 愚 おろ かな 者 もの は 知恵 ちえ がなくて 死 し ぬ。 主 しゅ の 祝福 しゅくふく は 人 ひと を 富 と ませる、 主 しゅ はこれになんの 悲 かな しみをも 加 くわ えない。

偽 いつわ りのはかりは 主 しゅ に 憎 にく まれ、 正 ただ しいふんどうは 彼 かれ に 喜 よろこ ばれる。

他人 たにん のために 保証 ほしょう をする 者 もの は 苦 くる しみをうけ、 保証 ほしょう をきらう 者 もの は 安全 あんぜん である。 しとやかな 女 おんな は、 誉 ほまれ を 得 え 、 強暴 きょうぼう な 男 おとこ は 富 とみ を 得 え る。

施 ほどこ し 散 ち らして、なお 富 とみ を 増 ま す 人 ひと があり、 与 あた えるべきものを 惜 お しんで、かえって 貧 まず しくなる 者 もの がある。 物惜 ものお しみしない 者 もの は 富 と み、 人 ひと を 潤 うるお す 者 もの は 自分 じぶん も 潤 うるお される。 穀物 こくもつ を、しまい 込 こ んで 売 う らない 者 もの は 民 たみ にのろわれる、それを 売 う る 者 もの のこうべには 祝福 しゅくふく がある。 善 ぜん を 求 もと める 者 もの は 恵 めぐ みを 得 え る、 悪 あく を 求 もと める 者 もの には 悪 あく が 来 く る。 自分 じぶん の 富 とみ を 頼 たの む 者 もの は 衰 おとろ える、 正 ただ しい 者 もの は 木 き の 青葉 あおば のように 栄 さか える。

なまけ 者 もの の 心 こころ は、 願 ねが い 求 もと めても、 何 なに も 得 え ない、しかし 勤 つと め 働 はたら く 者 もの の 心 こころ は 豊 ゆた かに 満 み たされる。

富 と んでいると 偽 いつわ って、 何 なに も 持 も たない 者 もの がいる、 貧 まず しいと 偽 いつわ って、 多 おお くの 富 とみ を 持 も つ 者 もの がいる。 人 ひと の 富 とみ はその 命 いのち をあがなう、しかし 貧 まず しい 者 もの にはあがなうべき 富 とみ がない。

急 いそ いで 得 え た 富 とみ は 減 へ る、 少 すこ しずつたくわえる 者 もの はそれを 増 ま すことができる。

善良 ぜんりょう な 人 ひと はその 嗣 し 業 ぎょう を 子孫 しそん にのこす、しかし 罪 つみ びとの 富 とみ は 正 ただ しい 人 ひと のためにたくわえられる。

貧 まず しい 者 もの はその 隣 となり にさえも 憎 にく まれる、しかし 富 と める 者 もの は 多 おお くの 友 とも をもつ。 隣 とな り 人 びと を 卑 いや しめる 者 もの は 罪 つみ びとである、 貧 まず しい 人 ひと をあわれむ 者 もの はさいわいである。 悪 あく を 計 はか る 者 もの はおのれを 誤 あやま るではないか、 善 ぜん を 計 はか る 者 もの にはいつくしみと、まこととがある。 すべての 勤労 きんろう には 利益 りえき がある、しかし 口先 くちさき だけの 言葉 ことば は 貧乏 びんぼう をきたらせるだけだ。

貧 まず しい 者 もの をしえたげる 者 もの はその 造 つく り 主 ぬし を 侮 あなど る、 乏 とぼ しい 者 もの をあわれむ 者 もの は、 主 しゅ をうやまう。

正 ただ しい 者 もの の 家 いえ には 多 おお くの 宝 たから がある、 悪 あ しき 者 もの の 所得 しょとく には 煩 わずら いがある。

少 すこ しの 物 もの を 所有 しょゆう して 主 しゅ を 恐 おそ れるのは、 多 おお くの 宝 たから をもって 苦 く 労 ろう するのにまさる。 野菜 やさい を 食 た べて 互 たがい に 愛 あい するのは、 肥 こ えた 牛 うし を 食 た べて 互 たがい に 憎 にく むのにまさる。

不正 ふせい な 利 り をむさぼる 者 もの はその 家 いえ を 煩 わず らわせる、まいないを 憎 にく む 者 もの は 生 い きながらえる。

正義 せいぎ によって 得 え たわずかなものは、 不義 ふぎ によって 得 え た 多 おお くの 宝 たから にまさる。

知恵 ちえ を 得 え るのは 金 きん を 得 え るのにまさる、 悟 さと りを 得 え るのは 銀 ぎん を 得 え るよりも 望 のぞ ましい。

平穏 へいおん であって、ひとかたまりのかわいたパンのあるのは、 争 あらそ いがあって、 食物 しょくもつ の 豊 ゆた かな 家 いえ にまさる。 賢 かしこ いしもべは 身持 みもち の 悪 わる いむすこを 治 おさ め、かつ、その 兄弟 きょうだい たちの 中 なか にあって、 資産 しさん の 分 わ け 前 まえ を 獲 え る。 銀 ぎん を 試 こころ みるものはるつぼ、 金 きん を 試 こころ みるものは 炉 ろ 、 人 ひと の 心 こころ を 試 こころ みるものは 主 しゅ である。

知恵 ちえ のない 人 ひと は 手 て をうって、その 隣 とな り 人 びと の 前 まえ で 保証 ほしょう をする。

貧 まず しい 者 もの は、あわれみを 請 こ い、 富 と める 者 もの は、はげしい 答 こたえ をする。

貧 まず しい 者 もの をあわれむ 者 もの は 主 しゅ に 貸 か すのだ、その 施 ほどこ しは 主 しゅ が 償 つぐな われる。

なまけ 者 もの は 寒 さむ いときに 耕 たがや さない、それゆえ 刈入 かりい れのときになって、 求 もと めても 何 なに もない。

互 たがい に 違 ちが った二 種 しゅ のはかり、二 種 しゅ のますは、ひとしく 主 しゅ に 憎 にく まれる。

欺 あざむ き 取 と ったパンはおいしい、しかし 後 のち にはその 口 くち は 砂利 じゃり で 満 み たされる。

初 はじ めに 急 いそ いで 得 え た 資産 しさん は、その 終 おわ りがさいわいでない。

勤勉 きんべん な 人 ひと の 計画 けいかく は、ついにその 人 ひと を 豊 ゆた かにする、すべて 怠 おこた るものは 貧 まず しくなる。 偽 いつわ りの 舌 した をもって 宝 たから を 得 え るのは、 吹 ふ きはらわれる 煙 けむり 、 死 し のわなである。

耳 みみ を 閉 と じて 貧 まず しい 者 もの の 呼 よ ぶ 声 こえ を 聞 き かない 者 もの は、 自分 じぶん が 呼 よ ぶときに、 聞 き かれない。

快楽 かいらく を 好 この む 者 もの は 貧 まず しい 人 ひと となり、 酒 さけ と 油 あぶら とを 好 この む 者 もの は 富 と むことがない。 悪 あ しき 者 もの は 正 ただ しい 者 もの のあがないとなり、 不信実 ふしんじつ な 者 もの は 正 ただ しい 人 ひと に 代 かわ る。 争 あらそ い 怒 いか る 女 おんな と 共 とも におるよりは、 荒野 あらの に 住 す むほうがましだ。 知恵 ちえ ある 者 もの の 家 いえ には 尊 たっと い 宝 たから があり、 愚 おろ かな 人 ひと はこれを、のみ 尽 つく す。

なまけ 者 もの の 欲望 よくぼう は 自分 じぶん の 身 み を 殺 ころ す、これはその 手 て を 働 はたら かせないからである。 悪 あ しき 者 もの はひねもす 人 ひと の 物 もの をむさぼる、 正 ただ しい 者 もの は 与 あた えて 惜 お しまない。

令名 れいめい は 大 おお いなる 富 とみ にまさり、 恩恵 おんけい は 銀 ぎん や 金 きん よりも 良 よ い。 富 と める 者 もの と 貧 まず しい 者 もの とは 共 とも に 世 よ におる、すべてこれを 造 つく られたのは 主 しゅ である。

富 と める 者 もの は 貧 まず しき 者 もの を 治 おさ め、 借 か りる 者 もの は 貸 か す 人 ひと の 奴隷 どれい となる。 悪 あく をまく 者 もの は 災 わざわい を 刈 か り、その 怒 いか りのつえはすたれる。 人 ひと を 見 み て 恵 めぐ む 者 もの はめぐまれる、 自分 じぶん のパンを 貧 まず しい 人 ひと に 与 あた えるからである。

貧 まず しい 者 もの をしえたげて 自分 じぶん の 富 とみ を 増 ま そうとする 者 もの と、 富 と める 者 もの に 与 あた える 者 もの とは、ついに 必 かなら ず 貧 まず しくなる。

貧 まず しい 者 もの を、 貧 まず しいゆえに、かすめてはならない、 悩 なや む 者 もの を、 町 まち の 門 もん でおさえつけてはならない。 それは 主 しゅ が 彼 かれ らの 訴 うった えをただし、かつ 彼 かれ らをそこなう 者 もの の 命 いのち を、そこなわれるからである。

あなたは 人 ひと と 手 て を 打 う つ 者 もの となってはならない、 人 ひと の 負債 ふさい の 保証 ほしょう をしてはならない。 あなたが 償 つぐな うものがないとき、あなたの 寝 ね ている 寝床 ねどこ までも、 人 ひと が 奪 うば い 取 と ってよかろうか。

富 とみ を 得 え ようと 苦労 くろう してはならない、かしこく 思 おも いとどまるがよい。 あなたの 目 め をそれにとめると、それはない、 富 とみ はたちまち 自 みずか ら 翼 つばさ を 生 しょう じて、わしのように 天 てん に 飛 と び 去 さ るからだ。

酒 さけ にふける 者 もの と、 肉 にく をたしなむ 者 もの とは 貧 まず しくなり、 眠 ねむ りをむさぼる 者 もの は、ぼろを 身 み にまとうようになる。

家 いえ は 知恵 ちえ によって 建 た てられ、 悟 さと りによって 堅 かた くせられ、 また、へやは 知識 ちしき によってさまざまの 尊 たっと く、 麗 うるわ しい 宝 たから で 満 み たされる。

「しばらく 眠 ねむ り、しばらくまどろみ、 手 て をこまぬいて、またしばらく 休 やす む」。 それゆえ、 貧 まず しさは 盗 ぬす びとのように、あなたに 来 き 、 乏 とぼ しさは、つわもののように、あなたに 来 く る。

おりにかなって 語 かた る 言葉 ことば は、 銀 ぎん の 彫 ほ り 物 もの に 金 きん のりんごをはめたようだ。

もしあなたのあだが 飢 う えているならば、パンを 与 あた えて 食 た べさせ、もしかわいているならば 水 みず を 与 あた えて 飲 の ませよ。 こうするのは、 火 ひ を 彼 かれ のこうべに 積 つ むのである、 主 しゅ はあなたに 報 むく いられる。

富 とみ はいつまでも 続 つづ くものではない、どうして 位 くらい が 末代 まつだい までも 保 たも つであろうか。

正 ただ しく 歩 あゆ む 貧 まず しい 者 もの は、 曲 まが った 道 みち を 歩 あゆ む 富 と める 者 もの にまさる。 律法 りっぽう を 守 まも る 者 もの は 賢 かしこ い 子 こ である、 不品行 ふひんこう な 者 もの と 交 まじ わるものは、 父 ちち をはずかしめる。 利息 りそく と 高利 こうり とによってその 富 とみ をます 者 もの は、 貧 まず しい 者 もの を 恵 めぐ む 者 もの のために、それをたくわえる。

富 と める 人 ひと は 自分 じぶん の 目 め に 自 みずか らを 知恵 ちえ ある 者 もの と 見 み る、しかし 悟 さと りのある 貧 まず しい 者 もの は 彼 かれ を 見 み やぶる。

自分 じぶん の 田地 でんち を 耕 たがや す 者 もの は 食糧 しょくりょう に 飽 あ き、 無益 むえき な 事 こと に 従 したが う 者 もの は 貧乏 びんぼう に 飽 あ きる。 忠実 ちゅうじつ な 人 ひと は 多 おお くの 祝福 しゅくふく を 得 え る、 急 いそ いで 富 とみ を 得 え ようとする 者 もの は 罰 ばつ を 免 まぬか れない。 人 ひと を 片寄 かたよ り 見 み ることは 良 よ くない、 人 ひと は 一 いち 切 き れのパンのために、とがを 犯 おか すことがある。 欲 よく の 深 ふか い 人 ひと は 急 いそ いで 富 とみ を 得 え ようとする、かえって 欠乏 けつぼう が 自分 じぶん の 所 ところ に 来 く ることを 知 し らない。 人 ひと を 戒 いまし める 者 もの は 舌 した をもってへつらう 者 もの よりも、 大 おお いなる 感謝 かんしゃ をうける。 父 ちち や 母 はは の 物 もの を 盗 ぬす んで「これは 罪 つみ ではない」と 言 い う 者 もの は、 滅 ほろ ぼす 者 もの の 友 とも である。

貧 まず しい 者 もの に 施 ほどこ す 者 もの は 物 もの に 不足 ふそく しない、 目 め をおおって 見 み ない 人 ひと は 多 おお くののろいをうける。

正 ただ しい 人 ひと は 貧 まず しい 者 もの の 訴 うった えをかえりみる、 悪 あ しき 人 ひと はそれを 知 し ろうとはしない。

盗 ぬす びとにくみする 者 もの は 自分 じぶん の 魂 たましい を 憎 にく む、 彼 かれ はのろいを 聞 き いても 何事 なにごと をも 口外 こうがい しない。

うそ、 偽 いつわ りをわたしから 遠 とお ざけ、 貧 まず しくもなく、また 富 と みもせず、ただなくてならぬ 食物 しょくもつ でわたしを 養 やしな ってください。 飽 あ き 足 た りて、あなたを 知 し らないといい、「 主 しゅ とはだれか」と 言 い うことのないため、また 貧 まず しくて 盗 ぬす みをし、わたしの 神 かみ の 名 な を 汚 よご すことのないためです。

口 くち を 開 ひら いて、 正 ただ しいさばきを 行 おこな い、 貧 まず しい 者 もの と 乏 とぼ しい 者 もの の 訴 うった えをただせ。 だれが 賢 かしこ い 妻 つま を 見 み つけることができるか、 彼女 かのじょ は 宝石 ほうせき よりもすぐれて 尊 たっと い。

手 て を 貧 まず しい 者 もの に 開 ひら き、 乏 とぼ しい 人 ひと に 手 て をさしのべる。

わたしは 大 おお きな 事業 じぎょう をした。わたしは 自分 じぶん のために 家 いえ を 建 た て、ぶどう 畑 ばたけ を 設 もう け、 園 その と 庭 にわ をつくり、またすべて 実 み のなる 木 き をそこに 植 う え、 池 いけ をつくって、 木 き のおい 茂 しげ る 林 はやし に、そこから 水 みず を 注 そそ がせた。 わたしは 男女 だんじょ の 奴隷 どれい を 買 か った。またわたしの 家 いえ で 生 うま れた 奴隷 どれい を 持 も っていた。わたしはまた、わたしより 先 さき にエルサレムにいただれよりも 多 おお くの 牛 うし や 羊 ひつじ の 財産 ざいさん を 持 も っていた。 わたしはまた 銀 ぎん と 金 きん を 集 あつ め、 王 おう たちと 国々 くにぐに の 財宝 ざいほう を 集 あつ めた。またわたしは 歌 うた うたう 男 おとこ 、 歌 うた うたう 女 おんな を 得 え た。また 人 ひと の 子 こ の 楽 たの しみとするそばめを 多 おお く 得 え た。 こうして、わたしは 大 おお いなる 者 もの となり、わたしより 先 さき にエルサレムにいたすべての 者 もの よりも、 大 おお いなる 者 もの となった。わたしの 知恵 ちえ もまた、わたしを 離 はな れなかった。 なんでもわたしの 目 め の 好 この むものは 遠慮 えんりょ せず、わたしの 心 こころ の 喜 よろこ ぶものは 拒 こば まなかった。わたしの 心 こころ がわたしのすべての 労苦 ろうく によって、 快楽 かいらく を 得 え たからである。そしてこれはわたしのすべての 労苦 ろうく によって 得 え た 報 むく いであった。 そこで、わたしはわが 手 て のなしたすべての 事 こと 、およびそれをなすに 要 よう した 労苦 ろうく を 顧 かえり みたとき、 見 み よ、 皆 みな 、 空 くう であって、 風 かぜ を 捕 とら えるようなものであった。 日 ひ の 下 した には 益 えき となるものはないのである。

金銭 きんせん を 好 この む 者 もの は 金銭 きんせん をもって 満足 まんぞく しない。 富 とみ を 好 この む 者 もの は 富 とみ を 得 え て 満足 まんぞく しない。これもまた 空 くう である。

彼 かれ は 母 はは の 胎 たい から 出 で てきたように、すなわち 裸 はだか で 出 で てきたように 帰 かえ って 行 い く。 彼 かれ はその 労苦 ろうく によって 得 え た 何 なに 物 もの をもその 手 て に 携 たずさ え 行 い くことができない。

また 神 かみ はすべての 人 ひと に 富 とみ と 宝 たから と、それを 楽 たの しむ 力 ちから を 与 あた え、またその 分 ぶん を 取 と らせ、その 労苦 ろうく によって 楽 たの しみを 得 え させられる。これが 神 かみ の 賜物 たまもの である。

すなわち 神 かみ は 富 とみ と、 財産 ざいさん と、 誉 ほまれ とを 人 ひと に 与 あた えて、その 心 こころ に 慕 した うものを、一つも 欠 か けることのないようにされる。しかし 神 かみ は、その 人 ひと にこれを 持 も つことを 許 ゆる されないで、 他人 たにん がこれを 持 も つようになる。これは 空 くう である。 悪 あ しき 病 やまい である。

食事 しょくじ は 笑 わら いのためになされ、 酒 さけ は 命 いのち を 楽 たの しませる。 金銭 きんせん はすべての 事 こと に 応 おう じる。

朝 あさ のうちに 種 たね をまけ、 夕 ゆう まで 手 て を 休 やす めてはならない。 実 みの るのは、これであるか、あれであるか、あるいは二つともに 良 よ いのであるか、あなたは 知 し らないからである。

彼 かれ らの 国 くに には 金銀 きんぎん が 満 み ち、その 財宝 ざいほう は 限 かぎ りない。また 彼 かれ らの 国 くに には 馬 うま が 満 み ち、その 戦車 せんしゃ も 限 かぎ りない。 また 彼 かれ らの 国 くに には 偶像 ぐうぞう が 満 み ち、 彼 かれ らはその 手 て のわざを 拝 おが み、その 指 ゆび で 作 つく ったものを 拝 おが む。

彼 かれ らは 乏 とぼ しい 者 もの の 訴 うった えを 引 ひ き 受 う けず、わが 民 たみ のうちの 貧 まず しい 者 もの の 権利 けんり をはぎ、 寡婦 かふ の 資産 しさん を 奪 うば い、みなしごのものをかすめる。

しかし 尊 たっと い 人 ひと は 尊 たっと いことを 語 かた り、つねに 尊 たっと いことを 行 おこな う。

「さあ、かわいている 者 もの はみな 水 みず にきたれ。 金 かね のない 者 もの もきたれ。 来 き て 買 か い 求 もと めて 食 た べよ。あなたがたは 来 き て、 金 かね を 出 だ さずに、ただでぶどう 酒 しゅ と 乳 ちち とを 買 か い 求 もと めよ。 なぜ、あなたがたは、かてにもならぬもののために 金 かね を 費 ついや し、 飽 あ きることもできぬもののために 労 ろう するのか。わたしによく 聞 き き 従 したが え。そうすれば、 良 よ い 物 もの を 食 た べることができ、 最 もっと も 豊 ゆた かな 食物 しょくもつ で、 自分 じぶん を 楽 たの しませることができる。

また 飢 う えた 者 もの に、あなたのパンを 分 わ け 与 あた え、さすらえる 貧 まず しい 者 もの を、あなたの 家 いえ に 入 い れ、 裸 はだか の 者 もの を 見 み て、これを 着 き せ、 自分 じぶん の 骨肉 こつにく に 身 み を 隠 かく さないなどの 事 こと ではないか。

飢 う えた 者 もの にあなたのパンを 施 ほどこ し、 苦 くる しむ 者 もの の 願 ねが いを 満 み ち 足 た らせるならば、あなたの 光 ひかり は 暗 くら きに 輝 かがや き、あなたのやみは 真昼 まひる のようになる。

その 時 とき あなたは 見 み て、 喜 よろこ びに 輝 かがや き、あなたの 心 こころ はどよめき、かつ 喜 よろこ ぶ。 海 うみ の 富 とみ が 移 うつ ってあなたに 来 き 、もろもろの 国 くに の 宝 たから が、あなたに 来 く るからである。 多 おお くのらくだ、ミデアンおよびエパの 若 わか きらくだはあなたをおおい、シバの 人々 ひとびと はみな 黄金 おうごん 、 乳香 にゅうこう を 携 たずさ えてきて、 主 しゅ の 誉 ほまれ を 宣 の べ 伝 つた える。

わたしは 青銅 せいどう の 代 かわ りに 黄金 おうごん を 携 たずさ え、くろがねの 代 かわ りにしろがねを 携 たずさ え、 木 き の 代 かわ りに 青銅 せいどう を、 石 いし の 代 かわ りに 鉄 てつ を 携 たずさ えてきて、あなたのまつりごとを 平和 へいわ にし、あなたのつかさびとを 正 ただ しくする。

ああ、 荒 あら された 女 おんな よ、あなたが 紅 べに の 着物 きもの をき、 金 きん の 飾 かざ りで 身 み をよそおい、 目 め を 塗 ぬ って 大 おお きくするのは、なんのためか。あなたが 美 うつく しくしても、むだである。あなたの 恋人 こいびと らはあなたを 卑 いや しめ、あなたの 命 いのち を 求 もと めている。

「わたしはあなたの 富 とみ と 宝 たから を、ぶんどり 物 もの として 他 ほか に 与 あた える。 代価 だいか を 受 う けることはできない。それはあなたのすべての 罪 つみ によるので、 領域 りょういき 内 ない のいたる 所 ところ にこのことが 起 おこ る。

多 おお くの 水 みず のほとりに 住 す み、 多 おお くの 財宝 ざいほう を 持 も つ 者 もの よ、あなたの 終 おわ りが 来 き て、その 命 いのち の 糸 いと は 断 た たれる。

その 民 たみ はみな 嘆 なげ いて 食物 しょくもつ を 求 もと め、その 命 いのち をささえるために、 財宝 ざいほう を 食物 しょくもつ にかえた。「 主 しゅ よ、みそなわして、わたしの 卑 いや しめられるのを 顧 かえり みてください」。

彼 かれ らはその 銀 ぎん をちまたに 捨 す て、その 金 きん はあくたのようになる。 主 しゅ の 怒 いか りの 日 ひ には 金銀 きんぎん も 彼 かれ らを 救 すく うことはできない。それらは 彼 かれ らの 飢 う えを 満足 まんぞく させることができない、またその 腹 はら を 満 み たすことができない。それは 彼 かれ らの 不義 ふぎ のつまずきであったからだ。

見 み よ、あなたの 妹 いもうと ソドムの 罪 つみ はこれである。すなわち 彼女 かのじょ と、その 娘 むすめ たちは 高 たか ぶり、 食物 しょくもつ に 飽 あ き、 安泰 あんたい に 暮 くら していたが、 彼 かれ らは、 乏 とぼ しい 者 もの と 貧 まず しい 者 もの を 助 たす けなかった。 彼 かれ らは 高 たか ぶり、わたしの 前 まえ に 憎 にく むべき 事 こと をおこなったので、わたしはそれを 見 み た 時 とき 、 彼 かれ らを 除 のぞ いた。

だれをもしえたげず、 質物 しちもつ を 返 かえ し、 決 けっ して 奪 うば わず、 食物 しょくもつ を 飢 う えた 者 もの に 与 あた え、 裸 はだか の 者 もの に 衣服 いふく を 着 き せ、 利息 りそく や 高利 こうり をとって 貸 か さず、 手 て をひいて 悪 あく を 行 おこな わず、 人 ひと と 人 ひと との 間 あいだ に 真実 しんじつ のさばきを 行 おこな い、 わたしの 定 さだ めに 歩 あゆ み、わたしのおきてを 忠実 ちゅうじつ に 守 まも るならば、 彼 かれ は 正 ただ しい 人 ひと である。 彼 かれ は 必 かなら ず 生 い きることができると、 主 しゅ なる 神 かみ は 言 い われる。

乏 とぼ しい 者 もの や 貧 まず しい 者 もの をしえたげ、 物 もの を 奪 うば い、 質物 しちもつ を 返 かえ さず、 目 め をあげて 偶像 ぐうぞう を 仰 あお ぎ、 憎 にく むべき 事 こと をおこない、 利息 りそく や 高利 こうり をとって 貸 か すならば、その 子 こ は 生 い きるであろうか。 彼 かれ は 生 い きることはできない。 彼 かれ はこれらの 憎 にく むべき 事 こと をしたので、 必 かなら ず 死 し に、その 血 ち は 彼 かれ 自身 じしん に 帰 き する。

また 血 ち を 流 なが そうとして、あなたのうちで、まいないを 取 と る 者 もの がある。あなたは 利息 りそく と 高利 こうり とを 取 と り、しえたげによって、あなたの 隣 とな り 人 びと のものをかすめ、そしてわたしを 忘 わす れてしまったと、 主 しゅ なる 神 かみ は 言 い われる。

国 くに の 民 たみ はしえたげを 行 おこな い、 奪 うば うことをなし、 乏 とぼ しい 者 もの と 貧 まず しい 者 もの とをかすめ、 不法 ふほう に 他国 たこく 人 じん をしえたぐ。 わたしは、 国 くに のために 石 いし がきを 築 きず き、わたしの 前 まえ にあって、 破 やぶ れ 口 くち に 立 た ち、わたしにこれを 滅 ほろ ぼさせないようにする 者 もの を、 彼 かれ らのうちに 尋 たず ねたが 得 え られなかった。

あなたは 知恵 ちえ と 悟 さと りとによって 富 とみ を 得 え 、 金銀 きんぎん を 倉 くら にたくわえた。 あなたは 大 おお いなる 貿易 ぼうえき の 知恵 ちえ によってあなたの 富 とみ を 増 ま し、その 富 とみ によってあなたの 心 こころ は 高 たか ぶった。 それゆえ、 主 しゅ なる 神 かみ はこう 言 い われる、あなたは 自分 じぶん を 神 かみ のように 賢 かしこ いと 思 おも っているゆえ、 見 み よ、わたしは、もろもろの 国民 こくみん の 最 もっと も 恐 おそ れている 異邦人 いほうじん をあなたに 攻 せ めこさせる。 彼 かれ らはつるぎを 抜 ぬ いて、あなたが 知恵 ちえ をもって 得 え た 麗 うるわ しいものに 向 む かい、あなたの 輝 かがや きを 汚 けが し、

言 い う、『わたしは 無防備 むぼうび の 村々 むらむら の 地 ち に 上 のぼ り、 穏 おだ やかにして 安 やす らかに 住 す む 民 たみ 、すべて 石 いし がきもなく、 貫 かん の 木 き も 門 もん もない 地 ち に 住 す む 者 もの どもを 攻 せ めよう』と。 そしてあなたは 物 もの を 奪 うば い、 物 もの をかすめ、いま 人 ひと の 住 す むようになっている 荒 あ れ 跡 あと を 攻 せ め、また 国々 くにぐに から 集 あつ まってきて、 地 ち の 中央 ちゅうおう に 住 す み、 家畜 かちく と 貨 か 財 ざい とを 持 も つ 民 たみ を 攻 せ めようとする。 シバ、デダン、タルシシの 商人 しょうにん 、およびそのもろもろの 村々 むらむら はあなたに 言 い う、『あなたは 物 もの を 奪 うば うために 来 き たのか。 物 もの をかすめるために 軍隊 ぐんたい を 集 あつ めたのか。あなたは 金銀 きんぎん を 持 も ち 去 さ り、 家畜 かちく と 貨 か 財 ざい とを 取 と りあげ、 大 おお いに 物 もの を 奪 うば おうとするのか』と。

酒 さけ が 進 すす んだとき、ベルシャザルは、その 父 ちち ネブカデネザルがエルサレムの 神殿 しんでん から 取 と ってきた 金銀 きんぎん の 器 うつわ を 持 も ってこいと 命 めい じた。 王 おう とその 大臣 だいじん たち、および 王 おう の 妻 つま とそばめらが、これをもって 酒 さけ を 飲 の むためであった。 そこで 人々 ひとびと はそのエルサレムの 神 かみ の 宮 みや すなわち 神殿 しんでん から 取 と ってきた 金銀 きんぎん の 器 うつわ を 持 も ってきたので、 王 おう とその 大臣 だいじん たち、および 王 おう の 妻 つま とそばめらは、これをもって 飲 の んだ。 すなわち 彼 かれ らは 酒 さけ を 飲 の んで、 金 きん 、 銀 ぎん 、 青銅 せいどう 、 鉄 てつ 、 木 き 、 石 いし などの 神々 かみがみ をほめたたえた。

彼 かれ らは 大 おお きくなるにしたがって、ますますわたしに 罪 つみ を 犯 おか したゆえ、わたしは 彼 かれ らの 栄 さか えを 恥 はじ に 変 か える。

商人 しょうにん はその 手 て に 偽 いつわ りのはかりを 持 も ち、しえたげることを 好 この む。 エフライムは 言 い った、「まことにわたしは 富 と める 者 もの となった。わたしは 自分 じぶん ために 財宝 ざいほう を 得 え た」と。しかし 彼 かれ のすべての 富 とみ もその 犯 おか した 罪 つみ をつぐなうことはできない。

わたしがあなたがたに 送 おく った 大軍 たいぐん 、すなわち 群 むら がるいなご、とびいなご、 滅 ほろ ぼすいなご、かみ 食 く らういなごの 食 く った 年 ねん をわたしはあなたがたに 償 つぐな う。 あなたがたは、じゅうぶん 食 た べて 飽 あ き、あなたがたに 不思議 ふしぎ なわざをなされたあなたがたの 神 かみ 、 主 しゅ のみ 名 な をほめたたえる。わが 民 たみ は 永遠 えいえん にはずかしめられることがない。

あなたがたは 貧 まず しい 者 もの を 踏 ふ みつけ、 彼 かれ から 麦 むぎ の 贈 おく り 物 もの をとるゆえ、あなたがたは 切 き り 石 いし の 家 いえ を 建 た てても、その 中 なか に 住 す むことはできない。 美 うつく しいぶどう 畑 はたけ を 作 つく っても、その 酒 さけ を 飲 の むことはできない。 わたしは 知 し る、あなたがたのとがは 多 おお く、あなたがたの 罪 つみ は 大 おお きいからである。あなたがたは 正 ただ しい 者 もの をしえたげ、まいないを 取 と り、 門 もん で 貧 まず しい 者 もの を 退 しりぞ ける。

あなたがた、 貧 まず しい 者 もの を 踏 ふ みつけ、また 国 くに の 乏 とぼ しい 者 もの を 滅 ほろ ぼす 者 もの よ、これを 聞 き け。 あなたがたは 言 い う、「 新月 しんげつ はいつ 過 す ぎ 去 さ るだろう、そうしたら、われわれは 穀物 こくもつ を 売 う ろう。 安息日 あんそくにち はいつ 過 す ぎ 去 さ るだろう、そうしたら、われわれは 麦 むぎ を 売 う り 出 だ そう。われわれはエパを 小 ちい さくし、シケルを 大 おお きくし、 偽 いつわ りのはかりをもって 欺 あざむ き、 乏 とぼ しい 者 もの を 金 かね で 買 か い、 貧 まず しい 者 もの をくつ一 足 そく で 買 か いとり、また、くず 麦 むぎ を 売 う ろう」。

彼 かれ らは 田畑 たはた をむさぼってこれを 奪 うば い、 家 いえ をむさぼってこれを 取 と る。 彼 かれ らは 人 ひと をしえたげてその 家 いえ を 奪 うば い、 人 ひと をしえたげてその 嗣 し 業 ぎょう を 奪 うば う。

これらは 皆 みな ことわざをもって 彼 かれ をあざけり、あざけりのなぞをもって 彼 かれ をあざ 笑 わら わないだろうか。すなわち 言 い う、「わざわいなるかな、おのれに 属 ぞく さないものを 増 ま し 加 くわ える 者 もの よ。いつまでこのようであろうか。 質物 しちもの でおのれを 重 おも くする 者 もの よ」。 あなたの 負債者 ふさいしゃ は、にわかに 興 おこ らないであろうか。あなたを 激 はげ しくゆすぶる 者 もの は 目 め ざめないであろうか。その 時 とき あなたは 彼 かれ らにかすめられる。

彼 かれ らの 財宝 ざいほう はかすめられ、 彼 かれ らの 家 いえ は 荒 あ れはてる。 彼 かれ らは 家 いえ を 建 た てても、それに 住 す むことができない、ぶどう 畑 はたけ を 作 つく っても、そのぶどう 酒 しゅ を 飲 の むことができない」。

彼 かれ らの 銀 ぎん も 金 きん も、 主 しゅ の 怒 いか りの 日 ひ には 彼 かれ らを 救 すく うことができない。 全 ぜん 地 ち は 主 しゅ のねたみの 火 ひ にのまれる。 主 しゅ は 地 ち に 住 す む 人々 ひとびと をたちまち 滅 ほろ ぼし 尽 つく される。

銀 ぎん はわたしのもの、 金 きん もわたしのものであると、 万軍 ばんぐん の 主 しゅ は 言 い われる。

わたしは 彼 かれ らに 向 む かって、「あなたがたがもし、よいと 思 おも うならば、わたしに 賃銀 ちんぎん を 払 はら いなさい。もし、いけなければやめなさい」と 言 い ったので、 彼 かれ らはわたしの 賃銀 ちんぎん として、 銀 ぎん 三十シケルを 量 はか った。 主 しゅ はわたしに 言 い われた、「 彼 かれ らによって、わたしが 値 ね 積 つ られたその 尊 たっと い 価 あたい を、 宮 みや のさいせん 箱 はこ に 投 な げ 入 い れよ」。わたしは 銀 ぎん 三十シケルを 取 と って、これを 主 しゅ の 宮 みや のさいせん 箱 はこ に 投 な げ 入 い れた。

人 ひと は 神 かみ の 物 もの を 盗 ぬす むことをするだろうか。しかしあなたがたは、わたしの 物 もの を 盗 ぬす んでいる。あなたがたはまた『どうしてわれわれは、あなたの 物 もの を 盗 ぬす んでいるのか』と 言 い う。十 分 ぶん の一と、ささげ 物 もの をもってである。 あなたがたは、のろいをもって、のろわれる。あなたがたすべての 国民 こくみん は、わたしの 物 もの を 盗 ぬす んでいるからである。 わたしの 宮 みや に 食物 しょくもつ のあるように、十 分 ぶん の一 全部 ぜんぶ をわたしの 倉 くら に 携 たずさ えてきなさい。これをもってわたしを 試 こころ み、わたしが 天 てん の 窓 まど を 開 ひら いて、あふるる 恵 めぐ みを、あなたがたに 注 そそ ぐか 否 いな かを 見 み なさいと、 万軍 ばんぐん の 主 しゅ は 言 い われる。

そして、 家 いえ にはいって、 母 はは マリヤのそばにいる 幼 おさ な 子 ご に 会 あ い、ひれ 伏 ふ して 拝 おが み、また、 宝 たから の 箱 はこ をあけて、 黄金 おうごん ・ 乳香 にゅうこう ・ 没薬 もつやく などの 贈 おく り 物 もの をささげた。

「こころの 貧 まず しい 人 ひと たちは、さいわいである、 天国 てんごく は 彼 かれ らのものである。

義 ぎ に 飢 う えかわいている 人 ひと たちは、さいわいである、 彼 かれ らは 飽 あ き 足 た りるようになるであろう。

あなたを 訴 うった えて、 下着 したぎ を 取 と ろうとする 者 もの には、 上着 うわぎ をも 与 あた えなさい。 もし、だれかが、あなたをしいて一マイル 行 い かせようとするなら、その 人 ひと と 共 とも に二マイル 行 い きなさい。 求 もと める 者 もの には 与 あた え、 借 か りようとする 者 もの を 断 ことわ るな。

自分 じぶん の 義 ぎ を、 見 み られるために 人 ひと の 前 まえ で 行 おこな わないように、 注意 ちゅうい しなさい。もし、そうしないと、 天 てん にいますあなたがたの 父 ちち から 報 むく いを 受 う けることがないであろう。 だから、 施 ほどこ しをする 時 とき には、 偽善者 ぎぜんしゃ たちが 人 ひと にほめられるため 会堂 かいどう や 町 まち の 中 なか でするように、 自分 じぶん の 前 まえ でラッパを 吹 ふ きならすな。よく 言 い っておくが、 彼 かれ らはその 報 むく いを 受 う けてしまっている。 あなたは 施 ほどこ しをする 場合 ばあい 、 右 みぎ の 手 て のしていることを 左 ひだり の 手 て に 知 し らせるな。 それは、あなたのする 施 ほどこ しが 隠 かく れているためである。すると、 隠 かく れた 事 こと を 見 み ておられるあなたの 父 ちち は、 報 むく いてくださるであろう。

わたしたちの 日 ひ ごとの 食物 しょくもつ を、きょうもお 与 あた えください。 わたしたちに 負債 ふさい のある 者 もの をゆるしましたように、わたしたちの 負債 ふさい をもおゆるしください。

あなたがたは 自分 じぶん のために、 虫 むし が 食 く い、さびがつき、また、 盗人 ぬすびと らが 押 お し 入 い って 盗 ぬす み 出 だ すような 地上 ちじょう に、 宝 たから をたくわえてはならない。 むしろ 自分 じぶん のため、 虫 むし も 食 く わず、さびもつかず、また、 盗人 ぬすびと らが 押 お し 入 い って 盗 ぬす み 出 だ すこともない 天 てん に、 宝 たから をたくわえなさい。 あなたの 宝 たから のある 所 ところ には、 心 こころ もあるからである。

だれも、ふたりの 主人 しゅじん に 兼 か ね 仕 つか えることはできない。 一方 いっぽう を 憎 にく んで 他方 たほう を 愛 あい し、あるいは、 一方 いっぽう に 親 した しんで 他方 たほう をうとんじるからである。あなたがたは、 神 かみ と 富 とみ とに 兼 か ね 仕 つか えることはできない。

それだから、あなたがたに 言 い っておく。 何 なに を 食 た べようか、 何 なに を 飲 の もうかと、 自分 じぶん の 命 いのち のことで 思 おも いわずらい、 何 なに を 着 き ようかと 自分 じぶん のからだのことで 思 おも いわずらうな。 命 いのち は 食物 しょくもつ にまさり、からだは 着物 きもの にまさるではないか。 空 そら の 鳥 とり を 見 み るがよい。まくことも、 刈 か ることもせず、 倉 くら に 取 と りいれることもしない。それだのに、あなたがたの 天 てん の 父 ちち は 彼 かれ らを 養 やしな っていて 下 くだ さる。あなたがたは 彼 かれ らよりも、はるかにすぐれた 者 もの ではないか。 あなたがたのうち、だれが 思 おも いわずらったからとて、 自分 じぶん の 寿命 じゅみょう をわずかでも 延 の ばすことができようか。 また、なぜ、 着物 きもの のことで 思 おも いわずらうのか。 野 の の 花 はな がどうして 育 そだ っているか、 考 かんが えて 見 み るがよい。 働 はたら きもせず、 紡 つむ ぎもしない。 しかし、あなたがたに 言 い うが、 栄華 えいが をきわめた 時 とき のソロモンでさえ、この 花 はな の一つほどにも 着飾 きかざ ってはいなかった。 きょうは 生 は えていて、あすは 炉 ろ に 投 な げ 入 い れられる 野 の の 草 くさ でさえ、 神 かみ はこのように 装 よそお って 下 くだ さるのなら、あなたがたに、それ 以上 いじょう よくしてくださらないはずがあろうか。ああ、 信仰 しんこう の 薄 うす い 者 もの たちよ。 だから、 何 なに を 食 た べようか、 何 なに を 飲 の もうか、あるいは 何 なに を 着 き ようかと 言 い って 思 おも いわずらうな。 これらのものはみな、 異邦人 いほうじん が 切 せつ に 求 もと めているものである。あなたがたの 天 てん の 父 ちち は、これらのものが、ことごとくあなたがたに 必要 ひつよう であることをご 存 ぞん じである。 まず 神 かみ の 国 くに と 神 かみ の 義 ぎ とを 求 もと めなさい。そうすれば、これらのものは、すべて 添 そ えて 与 あた えられるであろう。 だから、あすのことを 思 おも いわずらうな。あすのことは、あす 自身 じしん が 思 おも いわずらうであろう。一 日 にち の 苦労 くろう は、その 日 ひ 一 日 にち だけで 十分 じゅうぶん である。

求 もと めよ、そうすれば、 与 あた えられるであろう。 捜 さが せ、そうすれば、 見 み いだすであろう。 門 もん をたたけ、そうすれば、あけてもらえるであろう。 すべて 求 もと める 者 もの は 得 え 、 捜 さが す 者 もの は 見 み いだし、 門 もん をたたく 者 もの はあけてもらえるからである。

このように、あなたがたは 悪 わる い 者 もの であっても、 自分 じぶん の 子供 こども には、 良 よ い 贈 おく り 物 もの をすることを 知 し っているとすれば、 天 てん にいますあなたがたの 父 ちち はなおさら、 求 もと めてくる 者 もの に 良 よ いものを 下 くだ さらないことがあろうか。

イエスはその 人 ひと に 言 い われた、「きつねには 穴 あな があり、 空 そら の 鳥 とり には 巣 す がある。しかし、 人 ひと の 子 こ にはまくらする 所 ところ がない」。

財布 さいふ の 中 なか に 金 きん 、 銀 ぎん または 銭 ぜに を 入 い れて 行 い くな。 旅行 りょこう のための 袋 ふくろ も、二 枚 まい の 下着 したぎ も、くつも、つえも 持 も って 行 い くな。 働 はたら き 人 びと がその 食物 しょくもつ を 得 え るのは 当然 とうぜん である。

わたしの 弟子 でし であるという 名 な のゆえに、この 小 ちい さい 者 もの のひとりに 冷 つめ たい 水 みず 一 杯 ぱい でも 飲 の ませてくれる 者 もの は、よく 言 い っておくが、 決 けっ してその 報 むく いからもれることはない」。

ほかの 種 たね は 良 よ い 地 ち に 落 お ちて 実 み を 結 むす び、あるものは百 倍 ばい 、あるものは六十 倍 ばい 、あるものは三十 倍 ばい にもなった。

また、いばらの 中 なか にまかれたものとは、 御言 みことば を 聞 き くが、 世 よ の 心 こころ づかいと 富 とみ の 惑 まど わしとが 御言 みことば をふさぐので、 実 み を 結 むす ばなくなる 人 ひと のことである。 また、 良 よ い 地 ち にまかれたものとは、 御言 みことば を 聞 き いて 悟 さと る 人 ひと のことであって、そういう 人 ひと が 実 み を 結 むす び、百 倍 ばい 、あるいは六十 倍 ばい 、あるいは三十 倍 ばい にもなるのである」。

天国 てんごく は、 畑 はたけ に 隠 かく してある 宝 たから のようなものである。 人 ひと がそれを 見 み つけると 隠 かく しておき、 喜 よろこ びのあまり、 行 い って 持 も ち 物 もの をみな 売 う りはらい、そしてその 畑 はたけ を 買 か うのである。 また 天国 てんごく は、 良 よ い 真珠 しんじゅ を 捜 さが している 商人 しょうにん のようなものである。 高価 こうか な 真珠 しんじゅ 一 個 こ を 見 み いだすと、 行 い って 持 も ち 物 もの をみな 売 う りはらい、そしてこれを 買 か うのである。

たとい 人 ひと が 全 ぜん 世界 せかい をもうけても、 自分 じぶん の 命 いのち を 損 そん したら、なんの 得 とく になろうか。また、 人 ひと はどんな 代価 だいか を 払 はら って、その 命 いのち を 買 か いもどすことができようか。

彼 かれ らがカペナウムにきたとき、 宮 みや の 納入 のうにゅう 金 きん を 集 あつ める 人 ひと たちがペテロのところにきて 言 い った、「あなたがたの 先生 せんせい は 宮 みや の 納入 のうにゅう 金 きん を 納 おさ めないのか」。 ペテロは「 納 おさ めておられます」と 言 い った。そして 彼 かれ が 家 いえ にはいると、イエスから 先 さき に 話 はな しかけて 言 い われた、「シモン、あなたはどう 思 おも うか。この 世 よ の 王 おう たちは 税 ぜい や 貢 みつぎ をだれから 取 と るのか。 自分 じぶん の 子 こ からか、それとも、ほかの 人 ひと たちからか」。 ペテロが「ほかの 人 ひと たちからです」と 答 こた えると、イエスは 言 い われた、「それでは、 子 こ は 納 おさ めなくてもよいわけである。 しかし、 彼 かれ らをつまずかせないために、 海 うみ に 行 い って、つり 針 はり をたれなさい。そして 最初 さいしょ につれた 魚 うお をとって、その 口 くち をあけると、 銀貨 ぎんか 一 枚 まい が 見 み つかるであろう。それをとり 出 だ して、わたしとあなたのために 納 おさ めなさい」。

それだから、 天国 てんごく は 王 おう が 僕 しもべ たちと 決算 けっさん をするようなものだ。 決算 けっさん が 始 はじ まると、一万タラントの 負債 ふさい のある 者 もの が、 王 おう のところに 連 つ れられてきた。 しかし、 返 かえ せなかったので、 主人 しゅじん は、その 人 ひと 自身 じしん とその 妻子 さいし と 持 も ち 物 もの 全部 ぜんぶ とを 売 う って 返 かえ すように 命 めい じた。 そこで、この 僕 しもべ はひれ 伏 ふ して 哀願 あいがん した、『どうぞお 待 ま ちください。 全部 ぜんぶ お 返 かえ しいたしますから』。 僕 しもべ の 主人 しゅじん はあわれに 思 おも って、 彼 かれ をゆるし、その 負債 ふさい を 免 めん じてやった。 その 僕 しもべ が 出 で て 行 い くと、百デナリを 貸 か しているひとりの 仲間 なかま に 出会 であ い、 彼 かれ をつかまえ、 首 くび をしめて『 借金 しゃっきん を 返 かえ せ』と 言 い った。 そこでこの 仲間 なかま はひれ 伏 ふ し、『どうか 待 ま ってくれ。 返 かえ すから』と 言 い って 頼 たの んだ。 しかし 承知 しょうち せずに、その 人 ひと をひっぱって 行 い って、 借金 しゃっきん を 返 かえ すまで 獄 ごく に 入 い れた。 その 人 ひと の 仲間 なかま たちは、この 様子 ようす を 見 み て、 非常 ひじょう に 心 こころ をいため、 行 い ってそのことをのこらず 主人 しゅじん に 話 はな した。 そこでこの 主人 しゅじん は 彼 かれ を 呼 よ びつけて 言 い った、『 悪 わる い 僕 しもべ 、わたしに 願 ねが ったからこそ、あの 負債 ふさい を 全部 ぜんぶ ゆるしてやったのだ。 わたしがあわれんでやったように、あの 仲間 なかま をあわれんでやるべきではなかったか』。 そして 主人 しゅじん は 立腹 りっぷく して、 負債 ふさい 全部 ぜんぶ を 返 かえ してしまうまで、 彼 かれ を 獄吏 ごくり に 引 ひ きわたした。 あなたがためいめいも、もし 心 こころ から 兄弟 きょうだい をゆるさないならば、わたしの 天 てん の 父 ちち もまたあなたがたに 対 たい して、そのようになさるであろう」。

イエスは 彼 かれ に 言 い われた、「もしあなたが 完全 かんぜん になりたいと 思 おも うなら、 帰 かえ ってあなたの 持 も ち 物 もの を 売 う り 払 はら い、 貧 まず しい 人々 ひとびと に 施 ほどこ しなさい。そうすれば、 天 てん に 宝 たから を 持 も つようになろう。そして、わたしに 従 したが ってきなさい」。 この 言葉 ことば を 聞 き いて、 青年 せいねん は 悲 かな しみながら 立 た ち 去 さ った。たくさんの 資産 しさん を 持 も っていたからである。

それからイエスは 弟子 でし たちに 言 い われた、「よく 聞 き きなさい。 富 と んでいる 者 もの が 天国 てんごく にはいるのは、むずかしいものである。 また、あなたがたに 言 い うが、 富 と んでいる 者 もの が 神 かみ の 国 くに にはいるよりは、らくだが 針 はり の 穴 あな を 通 とお る 方 ほう が、もっとやさしい」。 弟子 でし たちはこれを 聞 き いて 非常 ひじょう に 驚 おどろ いて 言 い った、「では、だれが 救 すく われることができるのだろう」。 イエスは 彼 かれ らを 見 み つめて 言 い われた、「 人 ひと にはそれはできないが、 神 かみ にはなんでもできない 事 こと はない」。

そのとき、ペテロがイエスに 答 こた えて 言 い った、「ごらんなさい、わたしたちはいっさいを 捨 す てて、あなたに 従 したが いました。ついては、 何 なに がいただけるでしょうか」。 イエスは 彼 かれ らに 言 い われた、「よく 聞 き いておくがよい。 世 よ が 改 あらた まって、 人 ひと の 子 こ がその 栄光 えいこう の 座 ざ につく 時 とき には、わたしに 従 したが ってきたあなたがたもまた、十二の 位 くらい に 座 ざ してイスラエルの十二の 部族 ぶぞく をさばくであろう。 おおよそ、わたしの 名 な のために、 家 いえ 、 兄弟 きょうだい 、 姉妹 しまい 、 父 ちち 、 母 はは 、 子 こ 、もしくは 畑 はたけ を 捨 す てた 者 もの は、その 幾 いく 倍 ばい もを 受 う け、また 永遠 えいえん の 生命 せいめい を 受 う けつぐであろう。

天国 てんごく は、ある 家 いえ の 主人 しゅじん が、 自分 じぶん のぶどう 園 えん に 労働者 ろうどうしゃ を 雇 やと うために、 夜 よ が 明 あ けると 同時 どうじ に、 出 で かけて 行 い くようなものである。 彼 かれ は 労働者 ろうどうしゃ たちと、一 日 にち 一デナリの 約束 やくそく をして、 彼 かれ らをぶどう 園 えん に 送 おく った。 それから九 時 じ ごろに 出 で て 行 い って、 他 た の 人々 ひとびと が 市場 いちば で 何 なに もせずに 立 た っているのを 見 み た。 そして、その 人 ひと たちに 言 い った、『あなたがたも、ぶどう 園 えん に 行 い きなさい。 相当 そうとう な 賃銀 ちんぎん を 払 はら うから』。 そこで、 彼 かれ らは 出 で かけて 行 い った。 主人 しゅじん はまた、十二 時 じ ごろと三 時 じ ごろとに 出 で て 行 い って、 同 おな じようにした。 五 時 とき ごろまた 出 で て 行 い くと、まだ 立 た っている 人々 ひとびと を 見 み たので、 彼 かれ らに 言 い った、『なぜ、 何 なに もしないで、一 日 にち 中 ぢゅう ここに 立 た っていたのか』。 彼 かれ らが『だれもわたしたちを 雇 やと ってくれませんから』と 答 こた えたので、その 人々 ひとびと に 言 い った、『あなたがたも、ぶどう 園 えん に 行 い きなさい』。 さて、 夕方 ゆうがた になって、ぶどう 園 えん の 主人 しゅじん は 管理人 かんりにん に 言 い った、『 労働者 ろうどうしゃ たちを 呼 よ びなさい。そして、 最後 さいご にきた 人々 ひとびと からはじめて 順々 じゅんじゅん に 最初 さいしょ にきた 人々 ひとびと にわたるように、 賃銀 ちんぎん を 払 はら ってやりなさい』。 そこで、五 時 とき ごろに 雇 やと われた 人々 ひとびと がきて、それぞれ一デナリずつもらった。 ところが、 最初 さいしょ の 人々 ひとびと がきて、もっと 多 おお くもらえるだろうと 思 おも っていたのに、 彼 かれ らも一デナリずつもらっただけであった。 もらったとき、 家 いえ の 主人 しゅじん にむかって 不平 ふへい をもらして 言 い った、『この 最後 さいご の 者 もの たちは一 時間 じかん しか 働 はたら かなかったのに、あなたは一 日 にち じゅう、 労苦 ろうく と 暑 あつ さを 辛抱 しんぼう したわたしたちと 同 おな じ 扱 あつか いをなさいました』。 そこで 彼 かれ はそのひとりに 答 こた えて 言 い った、『 友 とも よ、わたしはあなたに 対 たい して 不正 ふせい をしてはいない。あなたはわたしと一デナリの 約束 やくそく をしたではないか。 自分 じぶん の 賃銀 ちんぎん をもらって 行 い きなさい。わたしは、この 最後 さいご の 者 もの にもあなたと 同様 どうよう に 払 はら ってやりたいのだ。 自分 じぶん の 物 もの を 自分 じぶん がしたいようにするのは、 当 あた りまえではないか。それともわたしが 気前 きまえ よくしているので、ねたましく 思 おも うのか』。 このように、あとの 者 もの は 先 さき になり、 先 さき の 者 もの はあとになるであろう」。

それから、イエスは 宮 みや にはいられた。そして、 宮 みや の 庭 にわ で 売 う り 買 か いしていた 人々 ひとびと をみな 追 お い 出 だ し、また 両替人 りょうがえにん の 台 だい や、はとを 売 う る 者 もの の 腰掛 こしかけ をくつがえされた。 そして 彼 かれ らに 言 い われた、「『わたしの 家 いえ は、 祈 いのり の 家 いえ ととなえらるべきである』と 書 か いてある。それだのに、あなたがたはそれを 強盗 ごうとう の 巣 す にしている」。

それで、あなたはどう 思 おも われますか、 答 こた えてください。カイザルに 税金 ぜいきん を 納 おさ めてよいでしょうか、いけないでしょうか」。 イエスは 彼 かれ らの 悪意 あくい を 知 し って 言 い われた、「 偽善者 ぎぜんしゃ たちよ、なぜわたしをためそうとするのか。 税 ぜい に 納 おさ める 貨幣 かへい を 見 み せなさい」。 彼 かれ らはデナリ一つを 持 も ってきた。 そこでイエスは 言 い われた、「これは、だれの 肖像 しょうぞう 、だれの 記号 きごう か」。 彼 かれ らは「カイザルのです」と 答 こた えた。するとイエスは 言 い われた、「それでは、カイザルのものはカイザルに、 神 かみ のものは 神 かみ に 返 かえ しなさい」。

偽善 ぎぜん な 律法 りっぽう 学者 がくしゃ 、パリサイ 人 びと たちよ。あなたがたは、わざわいである。はっか、いのんど、クミンなどの 薬味 やくみ の十 分 ぶん の一を 宮 みや に 納 おさ めておりながら、 律法 りっぽう の 中 なか でもっと 重要 じゅうよう な、 公平 こうへい とあわれみと 忠実 ちゅうじつ とを 見 み のがしている。それもしなければならないが、これも 見 み のがしてはならない。

また 天国 てんごく は、ある 人 ひと が 旅 たび に 出 で るとき、その 僕 しもべ どもを 呼 よ んで、 自分 じぶん の 財産 ざいさん を 預 あづ けるようなものである。 すなわち、それぞれの 能力 のうりょく に 応 おう じて、ある 者 もの には五タラント、ある 者 もの には二タラント、ある 者 もの には一タラントを 与 あた えて、 旅 たび に 出 で た。 五タラントを 渡 わた された 者 もの は、すぐに 行 い って、それで 商売 しょうばい をして、ほかに五タラントをもうけた。 二タラントの 者 もの も 同様 どうよう にして、ほかに二タラントをもうけた。 しかし、一タラントを 渡 わた された 者 もの は、 行 い って 地 ち を 掘 ほ り、 主人 しゅじん の 金 かね を 隠 かく しておいた。 だいぶ 時 とき がたってから、これらの 僕 しもべ の 主人 しゅじん が 帰 かえ ってきて、 彼 かれ らと 計算 けいさん をしはじめた。 すると五タラントを 渡 わた された 者 もの が 進 すす み 出 で て、ほかの五タラントをさし 出 だ して 言 い った、『ご 主人様 しゅじんさま 、あなたはわたしに五タラントをお 預 あづ けになりましたが、ごらんのとおり、ほかに五タラントをもうけました』。 主人 しゅじん は 彼 かれ に 言 い った、『 良 よ い 忠実 ちゅうじつ な 僕 しもべ よ、よくやった。あなたはわずかなものに 忠実 ちゅうじつ であったから、 多 おお くのものを 管理 かんり させよう。 主人 しゅじん と 一緒 いっしょ に 喜 よろこ んでくれ』。 二タラントの 者 もの も 進 すす み 出 で て 言 い った、『ご 主人様 しゅじんさま 、あなたはわたしに二タラントをお 預 あづ けになりましたが、ごらんのとおり、ほかに二タラントをもうけました』。 主人 しゅじん は 彼 かれ に 言 い った、『 良 よ い 忠実 ちゅうじつ な 僕 しもべ よ、よくやった。あなたはわずかなものに 忠実 ちゅうじつ であったから、 多 おお くのものを 管理 かんり させよう。 主人 しゅじん と 一緒 いっしょ に 喜 よろこ んでくれ』。 一タラントを 渡 わた された 者 もの も 進 すす み 出 で て 言 い った、『ご 主人様 しゅじんさま 、わたしはあなたが、まかない 所 ところ から 刈 か り、 散 ち らさない 所 ところ から 集 あつ める 酷 こく な 人 ひと であることを 承知 しょうち していました。 そこで 恐 おそ ろしさのあまり、 行 い って、あなたのタラントを 地 ち の 中 なか に 隠 かく しておきました。ごらんください。ここにあなたのお 金 かね がございます』。 すると、 主人 しゅじん は 彼 かれ に 答 こた えて 言 い った、『 悪 わる い 怠惰 たいだ な 僕 しもべ よ、あなたはわたしが、まかない 所 ところ から 刈 か り、 散 ち らさない 所 ところ から 集 あつ めることを 知 し っているのか。 それなら、わたしの 金 かね を 銀行 ぎんこう に 預 あづ けておくべきであった。そうしたら、わたしは 帰 かえ ってきて、 利子 りし と 一緒 いっしょ にわたしの 金 かね を 返 かえ してもらえたであろうに。 さあ、そのタラントをこの 者 もの から 取 と りあげて、十タラントを 持 も っている 者 もの にやりなさい。 おおよそ、 持 も っている 人 ひと は 与 あた えられて、いよいよ 豊 ゆた かになるが、 持 も っていない 人 ひと は、 持 も っているものまでも 取 と り 上 あ げられるであろう。 この 役 やく に 立 た たない 僕 しもべ を 外 そと の 暗 くら い 所 ところ に 追 お い 出 だ すがよい。 彼 かれ は、そこで 泣 な き 叫 さけ んだり、 歯 は がみをしたりするであろう』。

そのとき、 王 おう は 右 みぎ にいる 人々 ひとびと に 言 い うであろう、『わたしの 父 ちち に 祝福 しゅくふく された 人 ひと たちよ、さあ、 世 よ の 初 はじ めからあなたがたのために 用意 ようい されている 御国 みくに を 受 う けつぎなさい。 あなたがたは、わたしが 空腹 くうふく のときに 食 た べさせ、かわいていたときに 飲 の ませ、 旅人 たびびと であったときに 宿 やど を 貸 か し、 裸 はだか であったときに 着 き せ、 病気 びょうき のときに 見舞 みま い、 獄 ごく にいたときに 尋 たず ねてくれたからである』。 そのとき、 正 ただ しい 者 もの たちは 答 こた えて 言 い うであろう、『 主 しゅ よ、いつ、わたしたちは、あなたが 空腹 くうふく であるのを 見 み て 食物 しょくもつ をめぐみ、かわいているのを 見 み て 飲 の ませましたか。 いつあなたが 旅人 たびびと であるのを 見 み て 宿 やど を 貸 か し、 裸 はだか なのを 見 み て 着 き せましたか。 また、いつあなたが 病気 びょうき をし、 獄 ごく にいるのを 見 み て、あなたの 所 ところ に 参 まい りましたか』。 すると、 王 おう は 答 こた えて 言 い うであろう、『あなたがたによく 言 い っておく。わたしの 兄弟 きょうだい であるこれらの 最 もっと も 小 ちい さい 者 もの のひとりにしたのは、すなわち、わたしにしたのである』。

それから、 左 ひだり にいる 人々 ひとびと にも 言 い うであろう、『のろわれた 者 もの どもよ、わたしを 離 はな れて、 悪魔 あくま とその 使 つかい たちとのために 用意 ようい されている 永遠 えいえん の 火 ひ にはいってしまえ。 あなたがたは、わたしが 空腹 くうふく のときに 食 た べさせず、かわいていたときに 飲 の ませず、 旅人 たびびと であったときに 宿 やど を 貸 か さず、 裸 はだか であったときに 着 き せず、また 病気 びょうき のときや、 獄 ごく にいたときに、わたしを 尋 たず ねてくれなかったからである』。 そのとき、 彼 かれ らもまた 答 こた えて 言 い うであろう、『 主 しゅ よ、いつ、あなたが 空腹 くうふく であり、かわいておられ、 旅人 たびびと であり、 裸 はだか であり、 病気 びょうき であり、 獄 ごく におられたのを 見 み て、わたしたちはお 世話 せわ をしませんでしたか』。 そのとき、 彼 かれ は 答 こた えて 言 い うであろう、『あなたがたによく 言 い っておく。これらの 最 もっと も 小 ちい さい 者 もの のひとりにしなかったのは、すなわち、わたしにしなかったのである』。

ひとりの 女 おんな が、 高価 こうか な 香油 こうゆ が 入 い れてある 石膏 せっこう のつぼを 持 も ってきて、イエスに 近寄 ちかよ り、 食事 しょくじ の 席 せき についておられたイエスの 頭 あたま に 香油 こうゆ を 注 そそ ぎかけた。 すると、 弟子 でし たちはこれを 見 み て 憤 いきどお って 言 い った、「なんのためにこんなむだ 使 づかい をするのか。 それを 高 たか く 売 う って、 貧 まず しい 人 ひと たちに 施 ほどこ すことができたのに」。 イエスはそれを 聞 き いて 彼 かれ らに 言 い われた、「なぜ、 女 おんな を 困 こま らせるのか。わたしによい 事 こと をしてくれたのだ。 貧 まず しい 人 ひと たちはいつもあなたがたと 一緒 いっしょ にいるが、わたしはいつも 一緒 いっしょ にいるわけではない。

言 い った、「 彼 かれ をあなたがたに 引 ひ き 渡 わた せば、いくらくださいますか」。すると、 彼 かれ らは 銀貨 ぎんか 三十 枚 まい を 彼 かれ に 支払 しはら った。 その 時 とき から、ユダはイエスを 引 ひ きわたそうと、 機会 きかい をねらっていた。

そのとき、イエスを 裏切 うらぎ ったユダは、イエスが 罪 つみ に 定 さだ められたのを 見 み て 後悔 こうかい し、 銀貨 ぎんか 三十 枚 まい を 祭司長 さいしちょう 、 長老 ちょうろう たちに 返 かえ して 言 い った、「わたしは 罪 つみ のない 人 ひと の 血 ち を 売 う るようなことをして、 罪 つみ を 犯 おか しました」。しかし 彼 かれ らは 言 い った、「それは、われわれの 知 し ったことか。 自分 じぶん で 始末 しまつ するがよい」。 そこで、 彼 かれ は 銀貨 ぎんか を 聖所 せいじょ に 投 な げ 込 こ んで 出 で て 行 い き、 首 くび をつって 死 し んだ。 祭司長 さいしちょう たちは、その 銀貨 ぎんか を 拾 ひろ いあげて 言 い った、「これは 血 ち の 代価 だいか だから、 宮 みや の 金庫 きんこ に 入 い れるのはよくない」。 そこで 彼 かれ らは 協議 きょうぎ の 上 うえ 、 外国 がいこく 人 ひと の 墓地 ぼち にするために、その 金 かね で 陶器 とうき 師 し の 畑 はたけ を 買 か った。 そのために、この 畑 はたけ は 今日 きょう まで 血 ち の 畑 はたけ と 呼 よ ばれている。 こうして 預言者 よげんしゃ エレミヤによって 言 い われた 言葉 ことば が、 成就 じょうじゅ したのである。すなわち、「 彼 かれ らは、 値 ね をつけられたもの、すなわち、イスラエルの 子 こ らが 値 ね をつけたものの 代価 だいか 、 銀貨 ぎんか 三十を 取 と って、 主 しゅ がお 命 めい じになったように、 陶器 とうき 師 し の 畑 はたけ の 代価 だいか として、その 金 かね を 与 あた えた」。

ほかの 種 たね は 良 よ い 地 ち に 落 お ちた。そしてはえて、 育 そだ って、ますます 実 み を 結 むす び、三十 倍 ばい 、六十 倍 ばい 、百 倍 ばい にもなった」。

また、いばらの 中 なか にまかれたものとは、こういう 人 ひと たちのことである。 御言 みことば を 聞 き くが、 世 よ の 心 こころ づかいと、 富 とみ の 惑 まど わしと、その 他 た いろいろな 欲 よく とがはいってきて、 御言 みことば をふさぐので、 実 み を 結 むす ばなくなる。 また、 良 よ い 地 ち にまかれたものとは、こういう 人 ひと たちのことである。 御言 みことば を 聞 き いて 受 う けいれ、三十 倍 ばい 、六十 倍 ばい 、百 倍 ばい の 実 み を 結 むす ぶのである」。

イエスは 答 こた えて 言 い われた、「あなたがたの 手 て で 食物 しょくもつ をやりなさい」。 弟子 でし たちは 言 い った、「わたしたちが二百デナリものパンを 買 か ってきて、みんなに 食 た べさせるのですか」。 するとイエスは 言 い われた、「パンは 幾 いく つあるか。 見 み てきなさい」。 彼 かれ らは 確 たし かめてきて、「五つあります。それに 魚 うお が二ひき」と 言 い った。 そこでイエスは、みんなを 組々 くみぐみ に 分 わ けて、 青草 あおくさ の 上 うえ にすわらせるように 命 めい じられた。 人々 ひとびと は、あるいは百 人 にん ずつ、あるいは五十 人 にん ずつ、 列 れつ をつくってすわった。 それから、イエスは五つのパンと二ひきの 魚 うお とを 手 て に 取 と り、 天 てん を 仰 あお いでそれを 祝福 しゅくふく し、パンをさき、 弟子 でし たちにわたして 配 くば らせ、また、二ひきの 魚 うお もみんなにお 分 わ けになった。 みんなの 者 もの は 食 た べて 満腹 まんぷく した。 そこで、パンくずや 魚 うお の 残 のこ りを 集 あつ めると、十二のかごにいっぱいになった。 パンを 食 た べた 者 もの は 男 おとこ 五千 人 にん であった。

姦淫 かんいん 、 貪欲 どんよく 、 邪悪 じゃあく 、 欺 あざむ き、 好色 こうしょく 、 妬 ねた み、 誹 そし り、 高慢 こうまん 、 愚痴 ぐち。 これらの 悪 あく はすべて 内部 ないぶ から 出 で てきて、 人 ひと をけがすのである」。

自分 じぶん の 命 いのち を 救 すく おうと 思 おも う 者 もの はそれを 失 うしな い、わたしのため、また 福音 ふくいん のために、 自分 じぶん の 命 いのち を 失 うしな う 者 もの は、それを 救 すく うであろう。 人 ひと が 全 ぜん 世界 せかい をもうけても、 自分 じぶん の 命 いのち を 損 そん したら、なんの 得 え になろうか。 また、 人 ひと はどんな 代価 だいか を 払 はら って、その 命 いのち を 買 か いもどすことができようか。

イエスは 彼 かれ に 目 め をとめ、いつくしんで 言 い われた、「あなたに 足 た りないことが一つある。 帰 かえ って、 持 も っているものをみな 売 う り 払 はら って、 貧 まず しい 人々 ひとびと に 施 ほどこ しなさい。そうすれば、 天 てん に 宝 たから を 持 も つようになろう。そして、わたしに 従 したが ってきなさい」。 すると、 彼 かれ はこの 言葉 ことば を 聞 き いて、 顔 かお を 曇 くも らせ、 悲 かな しみながら 立 た ち 去 さ った。たくさんの 資産 しさん を 持 も っていたからである。

それから、イエスは 見 み まわして、 弟子 でし たちに 言 い われた、「 財産 ざいさん のある 者 もの が 神 かみ の 国 くに にはいるのは、なんとむずかしいことであろう」。 弟子 でし たちはこの 言葉 ことば に 驚 おどろ き 怪 あや しんだ。イエスは 更 さら に 言 い われた、「 子 こ たちよ、 神 かみ の 国 くに にはいるのは、なんとむずかしいことであろう。 富 と んでいる 者 もの が 神 かみ の 国 くに にはいるよりは、らくだが 針 はり の 穴 あな を 通 とお る 方 ほう が、もっとやさしい」。 すると 彼 かれ らはますます 驚 おどろ いて、 互 たがい に 言 い った、「それでは、だれが 救 すく われることができるのだろう」。 イエスは 彼 かれ らを 見 み つめて 言 い われた、「 人 ひと にはできないが、 神 かみ にはできる。 神 かみ はなんでもできるからである」。

ペテロがイエスに 言 い い 出 だ した、「ごらんなさい、わたしたちはいっさいを 捨 す てて、あなたに 従 したが って 参 まい りました」。 イエスは 言 い われた、「よく 聞 き いておくがよい。だれでもわたしのために、また 福音 ふくいん のために、 家 いえ 、 兄弟 きょうだい 、 姉妹 しまい 、 母 はは 、 父 ちち 、 子 こ 、もしくは 畑 はたけ を 捨 す てた 者 もの は、 必 かなら ずその百 倍 ばい を 受 う ける。すなわち、 今 いま この 時代 じだい では 家 いえ 、 兄弟 きょうだい 、 姉妹 しまい 、 母 はは 、 子 こ および 畑 はたけ を 迫害 はくがい と 共 とも に 受 う け、また、きたるべき 世 よ では 永遠 えいえん の 生命 せいめい を 受 う ける。

それから、 彼 かれ らはエルサレムにきた。イエスは 宮 みや に 入 はい り、 宮 みや の 庭 にわ で 売 う り 買 か いしていた 人々 ひとびと を 追 お い 出 だ しはじめ、 両替人 りょうがえにん の 台 だい や、はとを 売 う る 者 もの の 腰掛 こしかけ をくつがえし、 また 器 うつわ ものを 持 も って 宮 みや の 庭 にわ を 通 とお り 抜 ぬ けるのをお 許 ゆる しにならなかった。 そして、 彼 かれ らに 教 おし えて 言 い われた、「『わたしの 家 いえ は、すべての 国民 こくみん の 祈 いのり の 家 いえ ととなえらるべきである』と 書 か いてあるではないか。それだのに、あなたがたはそれを 強盗 ごうとう の 巣 す にしてしまった」。

彼 かれ らはきてイエスに 言 い った、「 先生 せんせい 、わたしたちはあなたが 真実 しんじつ なかたで、だれをも、はばかられないことを 知 し っています。あなたは 人 ひと に 分 わ け 隔 へだ てをなさらないで、 真理 しんり に 基 もとづ いて 神 かみ の 道 みち を 教 おし えてくださいます。ところで、カイザルに 税金 ぜいきん を 納 おさ めてよいでしょうか、いけないでしょうか。 納 おさ めるべきでしょうか、 納 おさ めてはならないのでしょうか」。 イエスは 彼 かれ らの 偽善 ぎぜん を 見抜 みぬ いて 言 い われた、「なぜわたしをためそうとするのか。デナリを 持 も ってきて 見 み せなさい」。 彼 かれ らはそれを 持 も ってきた。そこでイエスは 言 い われた、「これは、だれの 肖像 しょうぞう 、だれの 記号 きごう か」。 彼 かれ らは「カイザルのです」と 答 こた えた。 するとイエスは 言 い われた、「カイザルのものはカイザルに、 神 かみ のものは 神 かみ に 返 かえ しなさい」。 彼 かれ らはイエスに 驚嘆 きょうたん した。

イエスは、さいせん 箱 はこ にむかってすわり、 群衆 ぐんしゅう がその 箱 はこ に 金 かね を 投 な げ 入 い れる 様子 ようす を 見 み ておられた。 多 おお くの 金持 かねもち は、たくさんの 金 かね を 投 な げ 入 い れていた。 ところが、ひとりの 貧 まず しいやもめがきて、レプタ二つを 入 い れた。それは一コドラントに 当 あた る。 そこで、イエスは 弟子 でし たちを 呼 よ び 寄 よ せて 言 い われた、「よく 聞 き きなさい。あの 貧 まず しいやもめは、さいせん 箱 はこ に 投 な げ 入 い れている 人 ひと たちの 中 なか で、だれよりもたくさん 入 い れたのだ。 みんなの 者 もの はありあまる 中 なか から 投 な げ 入 い れたが、あの 婦人 ふじん はその 乏 とぼ しい 中 なか から、あらゆる 持 も ち 物 もの 、その 生活 せいかつ 費 ひ 全部 ぜんぶ を 入 い れたからである」。

イエスがベタニヤで、らい 病人 びょうにん シモンの 家 いえ にいて、 食卓 しょくたく についておられたとき、ひとりの 女 おんな が、 非常 ひじょう に 高価 こうか で 純粋 じゅんすい なナルドの 香油 こうゆ が 入 い れてある 石膏 せっこう のつぼを 持 も ってきて、それをこわし、 香油 こうゆ をイエスの 頭 あたま に 注 そそ ぎかけた。 すると、ある 人々 ひとびと が 憤 いきどお って 互 たがい に 言 い った、「なんのために 香油 こうゆ をこんなにむだにするのか。 この 香油 こうゆ を三百デナリ 以上 いじょう にでも 売 う って、 貧 まず しい 人 ひと たちに 施 ほどこ すことができたのに」。そして 女 おんな をきびしくとがめた。 するとイエスは 言 い われた、「するままにさせておきなさい。なぜ 女 おんな を 困 こま らせるのか。わたしによい 事 こと をしてくれたのだ。 貧 まず しい 人 ひと たちはいつもあなたがたと 一緒 いっしょ にいるから、したいときにはいつでも、よい 事 こと をしてやれる。しかし、わたしはあなたがたといつも 一緒 いっしょ にいるわけではない。

彼 かれ らはこれを 聞 き いて 喜 よろこ び、 金 きん を 与 あた えることを 約束 やくそく した。そこでユダは、どうかしてイエスを 引 ひ きわたそうと、 機会 きかい をねらっていた。

彼 かれ は 答 こた えて 言 い った、「 下着 したぎ を二 枚 まい もっている 者 もの は、 持 も たない 者 もの に 分 わ けてやりなさい。 食物 しょくもつ を 持 も っている 者 もの も 同様 どうよう にしなさい」。

取税人 しゅぜいにん もバプテスマを 受 う けにきて、 彼 かれ に 言 い った、「 先生 せんせい 、わたしたちは 何 なに をすればよいのですか」。 彼 かれ らに 言 い った、「きまっているもの 以上 いじょう に 取 と り 立 た ててはいけない」。 兵卒 へいそつ たちもたずねて 言 い った、「では、わたしたちは 何 なに をすればよいのですか」。 彼 かれ は 言 い った、「 人 ひと をおどかしたり、だまし 取 と ったりしてはいけない。 自分 じぶん の 給与 きゅうよ で 満足 まんぞく していなさい」。

そのとき、イエスは 目 め をあげ、 弟子 でし たちを 見 み て 言 い われた、「あなたがた 貧 まず しい 人 ひと たちは、さいわいだ。 神 かみ の 国 くに はあなたがたのものである。 あなたがたいま 飢 う えている 人 ひと たちは、さいわいだ。 飽 あ き 足 た りるようになるからである。あなたがたいま 泣 な いている 人 ひと たちは、さいわいだ。 笑 わら うようになるからである。

しかしあなたがた 富 と んでいる 人 ひと たちは、わざわいだ。 慰 なぐさ めを 受 う けてしまっているからである。 あなたがた 今 いま 満腹 まんぷく している 人 ひと たちは、わざわいだ。 飢 う えるようになるからである。あなたがた 今 いま 笑 わら っている 人 ひと たちは、わざわいだ。 悲 かな しみ 泣 な くようになるからである。

あなたの 頬 ほお を 打 う つ 者 もの にはほかの 頬 ほお をも 向 む けてやり、あなたの 上着 うわぎ を 奪 うば い 取 と る 者 もの には 下着 したぎ をも 拒 こば むな。 あなたに 求 もと める 者 もの には 与 あた えてやり、あなたの 持 も ち 物 もの を 奪 うば う 者 もの からは 取 と りもどそうとするな。

自分 じぶん を 愛 あい してくれる 者 もの を 愛 あい したからとて、どれほどの 手柄 てがら になろうか。 罪人 つみびと でさえ、 自分 じぶん を 愛 あい してくれる 者 もの を 愛 あい している。 自分 じぶん によくしてくれる 者 もの によくしたとて、どれほどの 手柄 てがら になろうか。 罪人 つみびと でさえ、それくらいの 事 こと はしている。

また 返 かえ してもらうつもりで 貸 か したとて、どれほどの 手柄 てがら になろうか。 罪人 つみびと でも、 同 おな じだけのものを 返 かえ してもらおうとして、 仲間 なかま に 貸 か すのである。 しかし、あなたがたは、 敵 てき を 愛 あい し、 人 ひと によくしてやり、また 何 なに も 当 あ てにしないで 貸 か してやれ。そうすれば 受 う ける 報 むく いは 大 おお きく、あなたがたはいと 高 たか き 者 もの の 子 こ となるであろう。いと 高 たか き 者 もの は、 恩 おん を 知 し らぬ 者 もの にも 悪人 あくにん にも、なさけ 深 ぶか いからである。

与 あた えよ。そうすれば、 自分 じぶん にも 与 あた えられるであろう。 人々 ひとびと はおし 入 い れ、ゆすり 入 い れ、あふれ 出 で るまでに 量 りょう をよくして、あなたがたのふところに 入 い れてくれるであろう。あなたがたの 量 はか るその 量 はか りで、 自分 じぶん にも 量 はか りかえされるであろうから」。

イエスが 答 こた えて 言 い われた、「ある 人 ひと がエルサレムからエリコに 下 くだ って 行 い く 途中 とちゅう 、 強盗 ごうとう どもが 彼 かれ を 襲 おそ い、その 着物 きもの をはぎ 取 と り、 傷 きず を 負 お わせ、 半殺 はんごろ しにしたまま、 逃 に げ 去 さ った。

翌日 よくじつ 、デナリ二つを 取 と り 出 だ して 宿屋 やどや の 主人 しゅじん に 手渡 てわた し、『この 人 ひと を 見 み てやってください。 費用 ひよう がよけいにかかったら、 帰 かえ りがけに、わたしが 支払 しはら います』と 言 い った。

わたしたちの 日 ひ ごとの 食物 しょくもつ を、 日々 ひび お 与 あた えください。

このように、あなたがたは 悪 わる い 者 もの であっても、 自分 じぶん の 子供 こども には、 良 よ い 贈 おく り 物 もの をすることを 知 し っているとすれば、 天 てん の 父 ちち はなおさら、 求 もと めて 来 く る 者 もの に 聖霊 せいれい を 下 くだ さらないことがあろうか」。

ただ、 内側 うちがわ にあるものをきよめなさい。そうすれば、いっさいがあなたがたにとって、 清 きよ いものとなる。 しかし、あなた 方 ほう パリサイ 人 びと は、わざわいである。はっか、うん 香 こう 、あらゆる 野菜 やさい などの十 分 ぶん の一を 宮 みや に 納 おさ めておりながら、 義 ぎ と 神 かみ に 対 たい する 愛 あい とをなおざりにしている。それもなおざりにはできないが、これは 行 おこな わねばならない。

群衆 ぐんしゅう の 中 なか のひとりがイエスに 言 い った、「 先生 せんせい 、わたしの 兄弟 きょうだい に、 遺産 いさん を 分 わ けてくれるようにおっしゃってください」。 彼 かれ に 言 い われた、「 人 ひと よ、だれがわたしをあなたがたの 裁判人 さいばんにん または 分配 ぶんぱい 人 にん に 立 た てたのか」。 それから 人々 ひとびと にむかって 言 い われた、「あらゆる 貪欲 どんよく に 対 たい してよくよく 警戒 けいかい しなさい。たといたくさんの 物 もの を 持 も っていても、 人 ひと のいのちは、 持 も ち 物 もの にはよらないのである」。

そこで一つの 譬 たとえ を 語 かた られた、「ある 金持 かねもち の 畑 はたけ が 豊作 ほうさく であった。 そこで 彼 かれ は 心 こころ の 中 なか で、『どうしようか、わたしの 作物 さくもつ をしまっておく 所 ところ がないのだが』と 思 おも いめぐらして 言 い った、『こうしよう。わたしの 倉 くら を 取 と りこわし、もっと 大 おお きいのを 建 た てて、そこに 穀物 こくもつ や 食糧 しょくりょう を 全部 ぜんぶ しまい 込 こ もう。 そして 自分 じぶん の 魂 たましい に 言 い おう。たましいよ、おまえには 長年 ながねん 分 ぶん の 食糧 しょくりょう がたくさんたくわえてある。さあ 安心 あんしん せよ、 食 く え、 飲 の め、 楽 たの しめ』。 すると 神 かみ が 彼 かれ に 言 い われた、『 愚 おろ かな 者 もの よ、あなたの 魂 たましい は 今夜 こんや のうちにも 取 と り 去 さ られるであろう。そしたら、あなたが 用意 ようい した 物 もの は、だれのものになるのか』。 自分 じぶん のために 宝 たから を 積 つ んで 神 かみ に 対 たい して 富 と まない 者 もの は、これと 同 おな じである」。

それから 弟子 でし たちに 言 い われた、「それだから、あなたがたに 言 い っておく。 何 なに を 食 た べようかと、 命 いのち のことで 思 おも いわずらい、 何 なに を 着 き ようかとからだのことで 思 おも いわずらうな。 命 いのち は 食物 しょくもつ にまさり、からだは 着物 きもの にまさっている。 からすのことを 考 かんが えて 見 み よ。まくことも、 刈 か ることもせず、また、 納屋 なや もなく 倉 くら もない。それだのに、 神 かみ は 彼 かれ らを 養 やしな っていて 下 くだ さる。あなたがたは 鳥 とり よりも、はるかにすぐれているではないか。 あなたがたのうち、だれが 思 おも いわずらったからとて、 自分 じぶん の 寿命 じゅみょう をわずかでも 延 の ばすことができようか。 そんな 小 ちい さな 事 こと さえできないのに、どうしてほかのことを 思 おも いわずらうのか。 野 の の 花 はな のことを 考 かんが えて 見 み るがよい。 紡 つむ ぎもせず、 織 お りもしない。しかし、あなたがたに 言 い うが、 栄華 えいが をきわめた 時 とき のソロモンでさえ、この 花 はな の一つほどにも 着飾 きかざ ってはいなかった。 きょうは 野 の にあって、あすは 炉 ろ に 投 な げ 入 い れられる 草 くさ でさえ、 神 かみ はこのように 装 よそお って 下 くだ さるのなら、あなたがたに、それ 以上 いじょう よくしてくださらないはずがあろうか。ああ、 信仰 しんこう の 薄 うす い 者 もの たちよ。 あなたがたも、 何 なに を 食 た べ、 何 なに を 飲 の もうかと、あくせくするな、また 気 き を 使 つか うな。 これらのものは 皆 みな 、この 世 よ の 異邦人 いほうじん が 切 せつ に 求 もと めているものである。あなたがたの 父 ちち は、これらのものがあなたがたに 必要 ひつよう であることを、ご 存 ぞん じである。 ただ、 御国 みくに を 求 もと めなさい。そうすれば、これらのものは 添 そ えて 与 あた えられるであろう。

自分 じぶん の 持 も ち 物 もの を 売 う って、 施 ほどこ しなさい。 自分 じぶん のために 古 ふる びることのない 財布 さいふ をつくり、 盗人 ぬすびと も 近寄 ちかよ らず、 虫 むし も 食 く い 破 やぶ らない 天 てん に、 尽 つ きることのない 宝 たから をたくわえなさい。

あなたがたの 宝 たから のある 所 ところ には、 心 こころ もあるからである。

また、イエスは 自分 じぶん を 招 まね いた 人 ひと に 言 い われた、「 午餐 ごさん または 晩餐 ばんさん の 席 せき を 設 もう ける 場合 ばあい には、 友人 ゆうじん 、 兄弟 きょうだい 、 親族 しんぞく 、 金持 かねもち の 隣 とな り 人 びと などは 呼 よ ばぬがよい。 恐 おそ らく 彼 かれ らもあなたを 招 まね きかえし、それであなたは 返礼 へんれい を 受 う けることになるから。 むしろ、 宴会 えんかい を 催 もよお す 場合 ばあい には、 貧乏人 びんぼうにん 、 不具者 ふぐしゃ 、 足 あし なえ、 盲人 もうじん などを 招 まね くがよい。 そうすれば、 彼 かれ らは 返礼 へんれい ができないから、あなたはさいわいになるであろう。 正 ただ しい 人々 ひとびと の 復活 ふっかつ の 際 さい には、あなたは 報 むく いられるであろう」。

それと 同 おな じように、あなたがたのうちで、 自分 じぶん の 財産 ざいさん をことごとく 捨 す て 切 き るものでなくては、わたしの 弟子 でし となることはできない。

また、ある 女 おんな が 銀貨 ぎんか 十 枚 まい を 持 も っていて、もしその一 枚 まい をなくしたとすれば、 彼女 かのじょ はあかりをつけて 家中 いえじゅう を 掃 は き、それを 見 み つけるまでは 注意深 ちゅういぶか く 捜 さが さないであろうか。 そして、 見 み つけたなら、 女 おんな 友 とも だちや 近所 きんじょ の 女 おんな たちを 呼 よ び 集 あつ めて、『わたしと 一緒 いっしょ に 喜 よろこ んでください。なくした 銀貨 ぎんか が 見 み つかりましたから』と 言 い うであろう。 よく 聞 き きなさい。それと 同 おな じように、 罪人 つみびと がひとりでも 悔 く い 改 あらた めるなら、 神 かみ の 御使 みつかい たちの 前 まえ でよろこびがあるであろう」。

また 言 い われた、「ある 人 ひと に、ふたりのむすこがあった。 ところが、 弟 おとうと が 父親 ちちおや に 言 い った、『 父 ちち よ、あなたの 財産 ざいさん のうちでわたしがいただく 分 ぶん をください』。そこで、 父 ちち はその 身代 しんだい をふたりに 分 わ けてやった。 それから 幾日 いくにち もたたないうちに、 弟 おとうと は 自分 じぶん のものを 全部 ぜんぶ とりまとめて 遠 とお い 所 ところ へ 行 い き、そこで 放蕩 ほうとう に 身 み を 持 も ちくずして 財産 ざいさん を 使 つか い 果 はた した。 何 なに もかも 浪費 ろうひ してしまったのち、その 地方 ちほう にひどいききんがあったので、 彼 かれ は 食 た べることにも 窮 きゅう しはじめた。 そこで、その 地方 ちほう のある 住民 じゅうみん のところに 行 い って 身 み を 寄 よ せたところが、その 人 ひと は 彼 かれ を 畑 はたけ にやって 豚 ぶた を 飼 か わせた。 彼 かれ は、 豚 ぶた の 食 た べるいなご 豆 まめ で 腹 はら を 満 み たしたいと 思 おも うほどであったが、 何 なに もくれる 人 ひと はなかった。 そこで 彼 かれ は 本心 ほんしん に 立 た ちかえって 言 い った、『 父 ちち のところには 食物 しょくもつ のあり 余 あま っている 雇人 やといにん が 大 おお ぜいいるのに、わたしはここで 飢 う えて 死 し のうとしている。 立 た って、 父 ちち のところへ 帰 かえ って、こう 言 い おう、 父 ちち よ、わたしは 天 てん に 対 たい しても、あなたにむかっても、 罪 つみ を 犯 おか しました。 もう、あなたのむすこと 呼 よ ばれる 資格 しかく はありません。どうぞ、 雇人 やといにん のひとり 同様 どうよう にしてください』。 そこで 立 た って、 父 ちち のところへ 出 で かけた。まだ 遠 とお く 離 はな れていたのに、 父 ちち は 彼 かれ をみとめ、 哀 あわ れに 思 おも って 走 はし り 寄 よ り、その 首 くび をだいて 接吻 せっぷん した。 むすこは 父 ちち に 言 い った、『 父 ちち よ、わたしは 天 てん に 対 たい しても、あなたにむかっても、 罪 つみ を 犯 おか しました。もうあなたのむすこと 呼 よ ばれる 資格 しかく はありません』。 しかし 父 ちち は 僕 しもべ たちに 言 い いつけた、『さあ、 早 はや く、 最上 さいじょう の 着物 きもの を 出 だ してきてこの 子 こ に 着 き せ、 指輪 ゆびわ を 手 て にはめ、はきものを 足 あし にはかせなさい。 また、 肥 こ えた 子 こ 牛 うし を 引 ひ いてきてほふりなさい。 食 た べて 楽 たの しもうではないか。 このむすこが 死 し んでいたのに 生 い き 返 かえ り、いなくなっていたのに 見 み つかったのだから』。それから 祝宴 しゅくえん がはじまった。

イエスはまた、 弟子 でし たちに 言 い われた、「ある 金持 かねもち のところにひとりの 家令 かれい がいたが、 彼 かれ は 主人 しゅじん の 財産 ざいさん を 浪費 ろうひ していると、 告 つ げ 口 ぐち をする 者 もの があった。 そこで 主人 しゅじん は 彼 かれ を 呼 よ んで 言 い った、『あなたについて 聞 き いていることがあるが、あれはどうなのか。あなたの 会計 かいけい 報告 ほうこく を 出 だ しなさい。もう 家令 かれい をさせて 置 お くわけにはいかないから』。 この 家令 かれい は 心 こころ の 中 なか で 思 おも った、『どうしようか。 主人 しゅじん がわたしの 職 しょく を 取 と り 上 あ げようとしている。 土 つち を 掘 ほ るには 力 ちから がないし、 物 もの ごいするのは 恥 は ずかしい。 そうだ、わかった。こうしておけば、 職 しょく をやめさせられる 場合 ばあい 、 人々 ひとびと がわたしをその 家 いえ に 迎 むか えてくれるだろう』。 それから 彼 かれ は、 主人 しゅじん の 負債 ふさい 者 しゃ をひとりびとり 呼 よ び 出 だ して、 初 はじ めの 人 ひと に、『あなたは、わたしの 主人 しゅじん にどれだけ 負債 ふさい がありますか』と 尋 たず ねた。 『 油 あぶら 百 樽 たる です』と 答 こた えた。そこで 家令 かれい が 言 い った、『ここにあなたの 証書 しょうしょ がある。すぐそこにすわって、五十 樽 たる と 書 か き 変 か えなさい』。 次 つぎ に、もうひとりに、『あなたの 負債 ふさい はどれだけですか』と 尋 たず ねると、『 麦 むぎ 百 石 こく です』と 答 こた えた。これに 対 たい して、『ここに、あなたの 証書 しょうしょ があるが、八十 石 こく と 書 か き 変 か えなさい』と 言 い った。 ところが 主人 しゅじん は、この 不正 ふせい な 家令 かれい の 利口 りこう なやり 方 ほう をほめた。この 世 よ の 子 こ らはその 時代 じだい に 対 たい しては、 光 ひかり の 子 こ らよりも 利口 りこう である。 またあなたがたに 言 い うが、 不正 ふせい の 富 とみ を 用 もち いてでも、 自分 じぶん のために 友 とも だちをつくるがよい。そうすれば、 富 とみ が 無 な くなった 場合 ばあい 、あなたがたを 永遠 えいえん のすまいに 迎 むか えてくれるであろう。

小事 しょうじ に 忠実 ちゅうじつ な 人 ひと は、 大事 だいじ にも 忠実 ちゅうじつ である。そして、 小事 しょうじ に 不 ふ 忠実 ちゅうじつ な 人 ひと は 大事 だいじ にも 不 ふ 忠実 ちゅうじつ である。 だから、もしあなたがたが 不正 ふせい の 富 とみ について 忠実 ちゅうじつ でなかったら、だれが 真 しん の 富 とみ を 任 まか せるだろうか。 また、もしほかの 人 ひと のものについて 忠実 ちゅうじつ でなかったら、だれがあなたがたのものを 与 あた えてくれようか。

どの 僕 しもべ でも、ふたりの 主人 しゅじん に 兼 か ね 仕 つか えることはできない。 一方 いっぽう を 憎 にく んで 他方 たほう を 愛 あい し、あるいは、 一方 いっぽう に 親 した しんで 他方 たほう をうとんじるからである。あなたがたは、 神 かみ と 富 とみ とに 兼 か ね 仕 つか えることはできない」。 欲 よく の 深 ふか いパリサイ 人 びと たちが、すべてこれらの 言葉 ことば を 聞 き いて、イエスをあざ 笑 わら った。

ある 金持 かねもち がいた。 彼 かれ は 紫 むらさき の 衣 ころも や 細 ほそ 布 ぬの を 着 き て、 毎日 まいにち ぜいたくに 遊 あそ び 暮 くら していた。 ところが、ラザロという 貧乏人 びんぼうにん が 全身 ぜんしん でき 物 もの でおおわれて、この 金持 かねもち の 玄関 げんかん の 前 まえ にすわり、 その 食卓 しょくたく から 落 お ちるもので 飢 う えをしのごうと 望 のぞ んでいた。その 上 うえ 、 犬 いぬ がきて 彼 かれ のでき 物 もの をなめていた。 この 貧乏人 びんぼうにん がついに 死 し に、 御使 みつかい たちに 連 つ れられてアブラハムのふところに 送 おく られた。 金持 かねもち も 死 し んで 葬 ほうむ られた。 そして 黄泉 よみ にいて 苦 くる しみながら、 目 め をあげると、アブラハムとそのふところにいるラザロとが、はるかに 見 み えた。 そこで 声 こえ をあげて 言 い った、『 父 ちち 、アブラハムよ、わたしをあわれんでください。ラザロをおつかわしになって、その 指先 ゆびさき を 水 みず でぬらし、わたしの 舌 した を 冷 ひ やさせてください。わたしはこの 火炎 かえん の 中 なか で 苦 くる しみもだえています』。 アブラハムが 言 い った、『 子 こ よ、 思 おも い 出 だ すがよい。あなたは 生前 せいぜん よいものを 受 う け、ラザロの 方 ほう は 悪 わる いものを 受 う けた。しかし 今 いま ここでは、 彼 かれ は 慰 なぐさ められ、あなたは 苦 くる しみもだえている。 そればかりか、わたしたちとあなたがたとの 間 あいだ には 大 おお きな 淵 ふち がおいてあって、こちらからあなたがたの 方 ほう へ 渡 わた ろうと 思 おも ってもできないし、そちらからわたしたちの 方 ほう へ 越 こ えて 来 く ることもできない』。 そこで 金持 かねもち が 言 い った、『 父 ちち よ、ではお 願 ねが いします。わたしの 父 ちち の 家 いえ へラザロをつかわしてください。 わたしに五 人 にん の 兄弟 きょうだい がいますので、こんな 苦 くる しい 所 ところ へ 来 く ることがないように、 彼 かれ らに 警告 けいこく していただきたいのです』。 アブラハムは 言 い った、『 彼 かれ らにはモーセと 預言者 よげんしゃ とがある。それに 聞 き くがよかろう』。 金持 かねもち が 言 い った、『いえいえ、 父 ちち アブラハムよ、もし 死人 しにん の 中 なか からだれかが 兄弟 きょうだい たちのところへ 行 い ってくれましたら、 彼 かれ らは 悔 く い 改 あらた めるでしょう』。 アブラハムは 言 い った、『もし 彼 かれ らがモーセと 預言者 よげんしゃ とに 耳 みみ を 傾 かたむ けないなら、 死人 しにん の 中 なか からよみがえってくる 者 もの があっても、 彼 かれ らはその 勧 すす めを 聞 き き 入 い れはしないであろう』」。

自分 じぶん の 命 いのち を 救 すく おうとするものは、それを 失 うしな い、それを 失 うしな うものは、 保 たも つのである。

わたしは一 週 しゅう に二 度 ど 断食 だんじき しており、 全 ぜん 収入 しゅうにゅう の十 分 ぶん の一をささげています』。

イエスはこれを 聞 き いて 言 い われた、「あなたのする 事 こと がまだ一つ 残 のこ っている。 持 も っているものをみな 売 う り 払 はら って、 貧 まず しい 人々 ひとびと に 分 わ けてやりなさい。そうすれば、 天 てん に 宝 たから を 持 も つようになろう。そして、わたしに 従 したが ってきなさい」。 彼 かれ はこの 言葉 ことば を 聞 き いて 非常 ひじょう に 悲 かな しんだ。 大金持 おおがねもち であったからである。

イエスは 彼 かれ の 様子 ようす を 見 み て 言 い われた、「 財産 ざいさん のある 者 もの が 神 かみ の 国 くに にはいるのはなんとむずかしいことであろう。 富 と んでいる 者 もの が 神 かみ の 国 くに にはいるよりは、らくだが 針 はり の 穴 あな を 通 とお る 方 ほう が、もっとやさしい」。 これを 聞 き いた 人々 ひとびと が、「それでは、だれが 救 すく われることができるのですか」と 尋 たず ねると、 イエスは 言 い われた、「 人 ひと にはできない 事 こと も、 神 かみ にはできる」。

ペテロが 言 い った、「ごらんなさい、わたしたちは 自分 じぶん のものを 捨 す てて、あなたに 従 したが いました」。 イエスは 言 い われた、「よく 聞 き いておくがよい。だれでも 神 かみ の 国 くに のために、 家 いえ 、 妻 つま 、 兄弟 きょうだい 、 両親 りょうしん 、 子 こ を 捨 す てた 者 もの は、 必 かなら ずこの 時代 じだい ではその 幾 いく 倍 ばい もを 受 う け、また、きたるべき 世 よ では 永遠 えいえん の 生命 せいめい を 受 う けるのである」。

ザアカイは 立 た って 主 しゅ に 言 い った、「 主 しゅ よ、わたしは 誓 ちか って 自分 じぶん の 財産 ざいさん の 半分 はんぶん を 貧民 ひんみん に 施 ほどこ します。また、もしだれかから 不正 ふせい な 取立 とりた てをしていましたら、それを四 倍 ばい にして 返 かえ します」。

それで 言 い われた、「ある 身分 みぶん の 高 たか い 人 ひと が、 王位 おうい を 受 う けて 帰 かえ ってくるために 遠 とお い 所 ところ へ 旅立 たびだ つことになった。 そこで十 人 にん の 僕 しもべ を 呼 よ び十ミナを 渡 わた して 言 い った、『わたしが 帰 かえ って 来 く るまで、これで 商売 しょうばい をしなさい』。 ところが、 本国 ほんごく の 住民 じゅうみん は 彼 かれ を 憎 にく んでいたので、あとから 使者 ししゃ をおくって、『この 人 ひと が 王 おう になるのをわれわれは 望 のぞ んでいない』と 言 い わせた。 さて、 彼 かれ が 王位 おうい を 受 う けて 帰 かえ ってきたとき、だれがどんなもうけをしたかを 知 し ろうとして、 金 かね を 渡 わた しておいた 僕 しもべ たちを 呼 よ んでこさせた。 最初 さいしょ の 者 もの が 進 すす み 出 で て 言 い った、『ご 主人様 しゅじんさま 、あなたの一ミナで十ミナをもうけました』。 主人 しゅじん は 言 い った、『よい 僕 しもべ よ、うまくやった。あなたは 小 ちい さい 事 こと に 忠実 ちゅうじつ であったから、十の 町 まち を 支配 しはい させる』。 次 つぎ の 者 もの がきて 言 い った、『ご 主人様 しゅじんさま 、あなたの一ミナで五ミナをつくりました』。 そこでこの 者 もの にも、『では、あなたは五つの 町 まち のかしらになれ』と 言 い った。 それから、もうひとりの 者 もの がきて 言 い った、『ご 主人様 しゅじんさま 、さあ、ここにあなたの一ミナがあります。わたしはそれをふくさに 包 つつ んで、しまっておきました。 あなたはきびしい 方 ほう で、おあずけにならなかったものを 取 と りたて、おまきにならなかったものを 刈 か る 人 ひと なので、おそろしかったのです』。 彼 かれ に 言 い った、『 悪 わる い 僕 しもべ よ、わたしはあなたの 言 い ったその 言葉 ことば であなたをさばこう。わたしがきびしくて、あずけなかったものを 取 と りたて、まかなかったものを 刈 か る 人間 にんげん だと、 知 し っているのか。 では、なぜわたしの 金 かね を 銀行 ぎんこう に 入 い れなかったのか。そうすれば、わたしが 帰 かえ ってきたとき、その 金 かね を 利子 りし と 一緒 いっしょ に 引 ひ き 出 だ したであろうに』。 そして、そばに 立 た っていた 人々 ひとびと に、『その一ミナを 彼 かれ から 取 と り 上 あ げて、十ミナを 持 も っている 者 もの に 与 あた えなさい』と 言 い った。 彼 かれ らは 言 い った、『ご 主人様 しゅじんさま 、あの 人 ひと は 既 すで に十ミナを 持 も っています』。 『あなたがたに 言 い うが、おおよそ 持 も っている 人 ひと には、なお 与 あた えられ、 持 も っていない 人 ひと からは、 持 も っているものまでも 取 と り 上 あ げられるであろう。

それから 宮 みや にはいり、 商売人 しょうばいにん たちを 追 お い 出 だ しはじめて、 彼 かれ らに 言 い われた、「『わが 家 や は 祈 いのり の 家 いえ であるべきだ』と 書 か いてあるのに、あなたがたはそれを 盗賊 とうぞく の 巣 す にしてしまった」。

ところで、カイザルに 貢 みつぎ を 納 おさ めてよいでしょうか、いけないでしょうか」。 イエスは 彼 かれ らの 悪巧 わるだく みを 見破 みやぶ って 言 い われた、 「デナリを 見 み せなさい。それにあるのは、だれの 肖像 しょうぞう 、だれの 記号 きごう なのか」。「カイザルのです」と、 彼 かれ らが 答 こた えた。 するとイエスは 彼 かれ らに 言 い われた、「それなら、カイザルのものはカイザルに、 神 かみ のものは 神 かみ に 返 かえ しなさい」。

イエスは 目 め をあげて、 金持 かねもち たちがさいせん 箱 はこ に 献金 けんきん を 投 な げ 入 い れるのを 見 み られ、 また、ある 貧 まず しいやもめが、レプタ二つを 入 い れるのを 見 み て 言 い われた、「よく 聞 き きなさい。あの 貧 まず しいやもめはだれよりもたくさん 入 い れたのだ。 これらの 人 ひと たちはみな、ありあまる 中 なか から 献金 けんきん を 投 な げ 入 い れたが、あの 婦人 ふじん は、その 乏 とぼ しい 中 なか から、 持 も っている 生活 せいかつ 費 ひ 全部 ぜんぶ を 入 い れたからである」。

そして 牛 うし 、 羊 ひつじ 、はとを 売 う る 者 もの や 両替 りょうがえ する 者 もの などが 宮 みや の 庭 にわ にすわり 込 こ んでいるのをごらんになって、 なわでむちを 造 つく り、 羊 ひつじ も 牛 うし もみな 宮 みや から 追 お いだし、 両替人 りょうがえにん の 金 かね を 散 ち らし、その 台 だい をひっくりかえし、 はとを 売 う る 人々 ひとびと には「これらのものを 持 も って、ここから 出 で て 行 い け。わたしの 父 ちち の 家 いえ を 商売 しょうばい の 家 いえ とするな」と 言 い われた。 弟子 でし たちは、「あなたの 家 いえ を 思 おも う 熱心 ねっしん が、わたしを 食 く いつくすであろう」と 書 か いてあることを 思 おも い 出 だ した。

朽 く ちる 食物 しょくもつ のためではなく、 永遠 えいえん の 命 いのち に 至 いた る 朽 く ちない 食物 しょくもつ のために 働 はたら くがよい。これは 人 ひと の 子 こ があなたがたに 与 あた えるものである。 父 ちち なる 神 かみ は、 人 ひと の 子 こ にそれをゆだねられたのである」。

イエスは 彼 かれ らに 言 い われた、「わたしが 命 いのち のパンである。わたしに 来 く る 者 もの は 決 けっ して 飢 う えることがなく、わたしを 信 しん じる 者 もの は 決 けっ してかわくことがない。

盗人 ぬすびと が 来 く るのは、 盗 ぬす んだり、 殺 ころ したり、 滅 ほろ ぼしたりするためにほかならない。わたしがきたのは、 羊 ひつじ に 命 いのち を 得 え させ、 豊 ゆた かに 得 え させるためである。 わたしはよい 羊飼 ひつじかい である。よい 羊飼 ひつじかい は、 羊 ひつじ のために 命 いのち を 捨 す てる。

弟子 でし のひとりで、イエスを 裏切 うらぎ ろうとしていたイスカリオテのユダが 言 い った、 「なぜこの 香油 こうゆ を三百デナリに 売 う って、 貧 まず しい 人 ひと たちに、 施 ほどこ さなかったのか」。 彼 かれ がこう 言 い ったのは、 貧 まず しい 人 ひと たちに 対 たい する 思 おも いやりがあったからではなく、 自分 じぶん が 盗人 ぬすびと であり、 財布 さいふ を 預 あず かっていて、その 中身 なかみ をごまかしていたからであった。 イエスは 言 い われた、「この 女 おんな のするままにさせておきなさい。わたしの 葬 ほうむ りの 日 ひ のために、それをとっておいたのだから。 貧 まず しい 人 ひと たちはいつもあなたがたと 共 とも にいるが、わたしはいつも 共 とも にいるわけではない」。

その 日 ひ には、あなたがたがわたしに 問 と うことは、 何 なに もないであろう。よくよくあなたがたに 言 い っておく。あなたがたが 父 ちち に 求 もと めるものはなんでも、わたしの 名 な によって 下 くだ さるであろう。 今 いま までは、あなたがたはわたしの 名 な によって 求 もと めたことはなかった。 求 もと めなさい、そうすれば、 与 あた えられるであろう。そして、あなたがたの 喜 よろこ びが 満 み ちあふれるであろう。

信者 しんじゃ たちはみな 一緒 いっしょ にいて、いっさいの 物 もの を 共有 きょうゆう にし、 資産 しさん や 持 も ち 物 もの を 売 う っては、 必要 ひつよう に 応 おう じてみんなの 者 もの に 分 わ け 与 あた えた。 そして 日々 ひび 心 こころ を一つにして、 絶 た えず 宮 みや もうでをなし、 家 いえ ではパンをさき、よろこびと、まごころとをもって、 食事 しょくじ を 共 とも にし、

ペテロが 言 い った、「 金銀 きんぎん はわたしには 無 な い。しかし、わたしにあるものをあげよう。ナザレ 人 びと イエス・キリストの 名 な によって 歩 ある きなさい」。

信 しん じた 者 もの の 群 む れは、 心 こころ を一つにし 思 おも いを一つにして、だれひとりその 持 も ち 物 もの を 自分 じぶん のものだと 主張 しゅちょう する 者 もの がなく、いっさいの 物 もの を 共有 きょうゆう にしていた。 使徒 しと たちは 主 しゅ イエスの 復活 ふっかつ について、 非常 ひじょう に 力強 ちからづよ くあかしをした。そして 大 おお きなめぐみが、 彼 かれ ら 一同 いちどう に 注 そそ がれた。 彼 かれ らの 中 なか に 乏 とぼ しい 者 もの は、ひとりもいなかった。 地所 じしょ や 家屋 かおく を 持 も っている 人 ひと たちは、それを 売 う り、 売 う った 物 もの の 代金 だいきん をもってきて、 使徒 しと たちの 足 あし もとに 置 お いた。そしてそれぞれの 必要 ひつよう に 応 おう じて、だれにでも 分 わ け 与 あた えられた。

クプロ 生 うま れのレビ 人 びと で、 使徒 しと たちにバルナバ(「 慰 なぐさ めの 子 こ 」との 意 い)と 呼 よ ばれていたヨセフは、 自分 じぶん の 所有 しょゆう する 畑 はたけ を 売 う り、その 代金 だいきん をもってきて、 使徒 しと たちの 足 あし もとに 置 お いた。

ところが、アナニヤという 人 ひと とその 妻 つま サッピラとは 共 とも に 資産 しさん を 売 う ったが、 共謀 きょうぼう して、その 代金 だいきん をごまかし、 一部 いちぶ だけを 持 も ってきて、 使徒 しと たちの 足 あし もとに 置 お いた。 そこで、ペテロが 言 い った、「アナニヤよ、どうしてあなたは、 自分 じぶん の 心 こころ をサタンに 奪 うば われて、 聖霊 せいれい を 欺 あざむ き、 地所 じしょ の 代金 だいきん をごまかしたのか。 売 う らずに 残 のこ しておけば、あなたのものであり、 売 う ってしまっても、あなたの 自由 じゆう になったはずではないか。どうして、こんなことをする 気 き になったのか。あなたは 人 ひと を 欺 あざむ いたのではなくて、 神 かみ を 欺 あざむ いたのだ」。

シモンは、 使徒 しと たちが 手 て をおいたために、 御霊 みたま が 人々 ひとびと に 授 さづ けられたのを 見 み て、 金 かね をさし 出 だ し、 「わたしが 手 て をおけばだれにでも 聖霊 せいれい が 授 さづ けられるように、その 力 ちから をわたしにも 下 くだ さい」と 言 い った。 そこで、ペテロが 彼 かれ に 言 い った、「おまえの 金 かね は、おまえもろとも、うせてしまえ。 神 かみ の 賜物 たまもの が、 金 かね で 得 え られるなどと 思 おも っているのか。

そこで 弟子 でし たちは、それぞれの 力 ちから に 応 おう じて、ユダヤに 住 す んでいる 兄弟 きょうだい たちに 援助 えんじょ を 送 おく ることに 決 き めた。

わたしは、 人 ひと の 金 きん や 銀 ぎん や 衣服 いふく をほしがったことはない。 あなたがた 自身 じしん が 知 し っているとおり、わたしのこの 両手 りょうて は、 自分 じぶん の 生活 せいかつ のためにも、また 一緒 いっしょ にいた 人 ひと たちのためにも、 働 はたら いてきたのだ。 わたしは、あなたがたもこのように 働 はたら いて、 弱 よわ い 者 もの を 助 たす けなければならないこと、また『 受 う けるよりは 与 あた える 方 ほう が、さいわいである』と 言 い われた 主 しゅ イエスの 言葉 ことば を 記憶 きおく しているべきことを、 万事 ばんじ について 教 おし え 示 しめ したのである」。

なぜ、 人 ひと を 教 おし えて 自分 じぶん を 教 おし えないのか。 盗 ぬす むなと 人 ひと に 説 と いて、 自 みずか らは 盗 ぬす むのか。

むしろ、「もしあなたの 敵 てき が 飢 う えるなら、 彼 かれ に 食 く わせ、かわくなら、 彼 かれ に 飲 の ませなさい。そうすることによって、あなたは 彼 かれ の 頭 あたま に 燃 も えさかる 炭火 すみび を 積 つ むことになるのである」。

あなたがたが 貢 みつぎ を 納 おさ めるのも、また 同 おな じ 理由 りゆう からである。 彼 かれ らは 神 かみ に 仕 つか える 者 もの として、もっぱらこの 務 つとめ に 携 たずさ わっているのである。 あなたがたは、 彼 かれ らすべてに 対 たい して、 義務 ぎむ を 果 はた しなさい。すなわち、 貢 みつぎ を 納 おさめ むべき 者 もの には 貢 みつぎ を 納 おさ め、 税 ぜい を 納 おさめ むべき 者 もの には 税 ぜい を 納 おさ め、 恐 おそ るべき 者 もの は 恐 おそ れ、 敬 うやま うべき 者 もの は 敬 うやま いなさい。 互 たがい に 愛 あい し 合 あ うことの 外 そと は、 何人 なにびと にも 借 か りがあってはならない。 人 ひと を 愛 あい する 者 もの は、 律法 りっぽう を 全 まっと うするのである。 「 姦淫 かんいん するな、 殺 ころ すな、 盗 ぬす むな、むさぼるな」など、そのほかに、どんな 戒 いまし めがあっても、 結局 けっきょく 「 自分 じぶん を 愛 あい するようにあなたの 隣 とな り 人 ひと を 愛 あい せよ」というこの 言葉 ことば に 帰 き する。

それとも、 正 ただ しくない 者 もの が 神 かみ の 国 くに をつぐことはないのを、 知 し らないのか。まちがってはいけない。 不品行 ふひんこう な 者 もの 、 偶像 ぐうぞう を 礼拝 れいはい する 者 もの 、 姦淫 かんいん をする 者 もの 、 男娼 だんしょう となる 者 もの 、 男色 なんしょく をする 者 もの 、 盗 ぬす む 者 もの 、 貪欲 どんよく な 者 もの 、 酒 さけ に 酔 よ う 者 もの 、そしる 者 もの 、 略奪 りゃくだつ する 者 もの は、いずれも 神 かみ の 国 くに をつぐことはないのである。

たといまた、わたしが 自分 じぶん の 全 ぜん 財産 ざいさん を 人 ひと に 施 ほどこ しても、また、 自分 じぶん のからだを 焼 や かれるために 渡 わた しても、もし 愛 あい がなければ、いっさいは 無益 むえき である。

聖徒 せいと たちへの 献金 けんきん については、わたしはガラテヤの 諸 しょ 教会 きょうかい に 命 めい じておいたが、あなたがたもそのとおりにしなさい。 一 週 しゅう の 初 はじ めの 日 ひ ごとに、あなたがたはそれぞれ、いくらでも 収入 しゅうにゅう に 応 おう じて 手 て もとにたくわえておき、わたしが 着 つ いた 時 とき になって 初 はじ めて 集 あつ めることのないようにしなさい。

しかしわたしたちは、この 宝 たから を 土 つち の 器 うつわ の 中 なか に 持 も っている。その 測 はか り 知 し れない 力 ちから は 神 かみ のものであって、わたしたちから 出 で たものでないことが、あらわれるためである。

わたしたちは、 見 み えるものにではなく、 見 み えないものに 目 め を 注 そそ ぐ。 見 み えるものは 一時 いちじ 的 てき であり、 見 み えないものは 永遠 えいえん につづくのである。

わたしたちの 住 す んでいる 地上 ちじょう の 幕屋 まくや がこわれると、 神 かみ からいただく 建物 たてもの 、すなわち 天 てん にある、 人 ひと の 手 て によらない 永遠 えいえん の 家 いえ が 備 そな えてあることを、わたしたちは 知 し っている。

わたしはあかしするが、 彼 かれ らは 力 ちから に 応 おう じて、 否 いな 、 力 ちから 以上 いじょう に 施 ほどこ しをした。すなわち、 自 みずか ら 進 すす んで、 聖徒 せいと たちへの 奉仕 ほうし に 加 くわ わる 恵 めぐ みにあずかりたいと、わたしたちに 熱心 ねっしん に 願 ねが い 出 で て、 わたしたちの 希望 きぼう どおりにしたばかりか、 自分 じぶん 自身 じしん をまず、 神 かみ のみこころにしたがって、 主 しゅ にささげ、また、わたしたちにもささげたのである。

あなたがたは、わたしたちの 主 しゅ イエス・キリストの 恵 めぐ みを 知 し っている。すなわち、 主 しゅ は 富 と んでおられたのに、あなたがたのために 貧 まず しくなられた。それは、あなたがたが、 彼 かれ の 貧 まず しさによって 富 と む 者 もの になるためである。

もし 心 こころ から 願 ねが ってそうするなら、 持 も たないところによらず、 持 も っているところによって、 神 かみ に 受 う けいれられるのである。 それは、ほかの 人々 ひとびと に 楽 らく をさせて、あなたがたに 苦労 くろう をさせようとするのではなく、 持 も ち 物 もの を 等 ひと しくするためである。 すなわち、 今 いま の 場合 ばあい は、あなたがたの 余裕 よゆう があの 人 ひと たちの 欠乏 けつぼう を 補 おぎな い、 後 のち には、 彼 かれ らの 余裕 よゆう があなたがたの 欠乏 けつぼう を 補 おぎな い、こうして 等 ひと しくなるようにするのである。 それは「 多 おお く 得 え た 者 もの も 余 あま ることがなく、 少 すこ ししか 得 え なかった 者 もの も 足 た りないことはなかった」と 書 か いてあるとおりである。

だから、わたしは 兄弟 きょうだい たちを 促 うなが して、あなたがたの 所 ところ へ 先 さき に 行 い かせ、 以前 いぜん あなたがたが 約束 やくそく していた 贈 おく り 物 もの の 準備 じゅんび をさせておくことが 必要 ひつよう だと 思 おも った。それをしぶりながらではなく、 心 こころ をこめて 用意 ようい していてほしい。

わたしの 考 かんが えはこうである。 少 すこ ししかまかない 者 もの は、 少 すこ ししか 刈 か り 取 と らず、 豊 ゆた かにまく 者 もの は、 豊 ゆた かに 刈 か り 取 と ることになる。 各自 かくじ は 惜 お しむ 心 こころ からでなく、また、しいられてでもなく、 自 みずか ら 心 こころ で 決 き めたとおりにすべきである。 神 かみ は 喜 よろこ んで 施 ほどこ す 人 ひと を 愛 あい して 下 くだ さるのである。 神 かみ はあなたがたにあらゆる 恵 めぐ みを 豊 ゆた かに 与 あた え、あなたがたを 常 つね にすべてのことに 満 み ち 足 た らせ、すべての 良 よ いわざに 富 と ませる 力 ちから のあるかたなのである。 「 彼 かれ は 貧 まず しい 人 ひと たちに 散 ち らして 与 あた えた。その 義 ぎ は 永遠 えいえん に 続 つづ くであろう」と 書 か いてあるとおりである。

種 たね まく 人 ひと に 種 たね と 食 た べるためのパンとを 備 そな えて 下 くだ さるかたは、あなたがたにも 種 たね を 備 そな え、それをふやし、そしてあなたがたの 義 ぎ の 実 み を 増 ま して 下 くだ さるのである。 こうして、あなたがたはすべてのことに 豊 ゆた かになって、 惜 お しみなく 施 ほどこ し、その 施 ほどこ しはわたしたちの 手 て によって 行 おこな われ、 神 かみ に 感謝 かんしゃ するに 至 いた るのである。 なぜなら、この 援助 えんじょ の 働 はたら きは、 聖徒 せいと たちの 欠乏 けつぼう を 補 おぎな えだけではなく、 神 かみ に 対 たい する 多 おお くの 感謝 かんしゃ によってますます 豊 ゆた かになるからである。 すなわち、この 援助 えんじょ を 行 おこな った 結果 けっか として、あなたがたがキリストの 福音 ふくいん の 告白 こくはく に 対 たい して 従順 じゅうじゅん であることや、 彼 かれ らにも、すべての 人 ひと にも、 惜 お しみなく 施 ほどこ しをしていることがわかってきて、 彼 かれ らは 神 かみ に 栄光 えいこう を 帰 き し、

ただ一つ、わたしたちが 貧 まず しい 人々 ひとびと をかえりみるようにとのことであったが、わたしはもとより、この 事 こと のためにも 大 おお いに 努 つと めてきたのである。

律法 りっぽう の 全体 ぜんたい は、「 自分 じぶん を 愛 あい するように、あなたの 隣 とな り 人 ひと を 愛 あい せよ」というこの 一句 いっく に 尽 つ きるからである。

まちがってはいけない、 神 かみ は 侮 あなど られるようなかたではない。 人 ひと は 自分 じぶん のまいたものを、 刈 か り 取 と ることになる。 すなわち、 自分 じぶん の 肉 にく にまく 者 もの は、 肉 にく から 滅 ほろ びを 刈 か り 取 と り、 霊 れい にまく 者 もの は、 霊 れい から 永遠 えいえん のいのちを 刈 か り 取 と るであろう。 わたしたちは、 善 ぜん を 行 おこな うことに、うみ 疲 つか れてはならない。たゆまないでいると、 時 とき が 来 く れば 刈 か り 取 と るようになる。 だから、 機会 きかい のあるごとに、だれに 対 たい しても、とくに 信仰 しんこう の 仲間 なかま に 対 たい して、 善 ぜん を 行 おこな おうではないか。

すなわち、 聖徒 せいと たちのうちで 最 もっと も 小 ちい さい 者 もの であるわたしにこの 恵 めぐ みが 与 あた えられたが、それは、キリストの 無尽蔵 むじんぞう の 富 とみ を 異邦人 いほうじん に 宣 の べ 伝 つた え、

盗 ぬす んだ 者 もの は、 今後 こんご 、 盗 ぬす んではならない。むしろ、 貧 まず しい 人々 ひとびと に 分 わ け 与 あた えるようになるために、 自分 じぶん の 手 て で 正当 せいとう な 働 はたら きをしなさい。

おのおの、 自分 じぶん のことばかりでなく、 他人 たにん のことも 考 かんが えなさい。

しかし、わたしにとって 益 えき であったこれらのものを、キリストのゆえに 損 そん と 思 おも うようになった。 わたしは、 更 さら に 進 すす んで、わたしの 主 しゅ キリスト・イエスを 知 し る 知識 ちしき の 絶大 ぜつだい な 価値 かち のゆえに、いっさいのものを 損 そん と 思 おも っている。キリストのゆえに、わたしはすべてを 失 うしな ったが、それらのものを、ふん 土 ど のように 思 おも っている。それは、わたしがキリストを 得 え るためであり、

わたしは 乏 とぼ しいから、こう 言 い うのではない。わたしは、どんな 境遇 きょうぐう にあっても、 足 た ることを 学 まな んだ。 わたしは 貧 ひん に 処 しょ する 道 みち を 知 し っており、 富 とみ におる 道 みち も 知 し っている。わたしは、 飽 あ くことにも 飢 う えることにも、 富 と むことにも 乏 とぼ しいことにも、ありとあらゆる 境遇 きょうぐう に 処 しょ する 秘 ひ けつを 心得 こころえ ている。 わたしを 強 つよ くして 下 くだ さるかたによって、 何事 なにごと でもすることができる。 しかし、あなたがたは、よくもわたしと 患難 かんなん を 共 とも にしてくれた。 ピリピの 人 ひと たちよ。あなたがたも 知 し っているとおり、わたしが 福音 ふくいん を 宣伝 せんでん し 始 はじ めたころ、マケドニヤから 出 で かけて 行 い った 時 とき 、 物 もの のやりとりをしてわたしの 働 はたら きに 参加 さんか した 教会 きょうかい は、あなたがたのほかには 全 まった く 無 な かった。 またテサロニケでも、 一再 いっさい ならず、 物 もの を 送 おく ってわたしの 欠乏 けつぼう を 補 おぎな ってくれた。 わたしは、 贈 おく り 物 もの を 求 もと めているのではない。わたしの 求 もと めているのは、あなたがたの 勘定 かんじょう をふやしていく 果実 かじつ なのである。 わたしは、すべての 物 もの を 受 う けてあり 余 あま るほどである。エパフロデトから、あなたがたの 贈 おく り 物 もの をいただいて、 飽 あ き 足 た りている。それは、かんばしいかおりであり、 神 かみ の 喜 よろこ んで 受 う けて 下 くだ さる 供 そな え 物 もの である。 わたしの 神 かみ は、ご 自身 じしん の 栄光 えいこう の 富 とみ の 中 なか から、あなたがたのいっさいの 必要 ひつよう を、キリスト・イエスにあって 満 み たして 下 くだ さるであろう。

あなたがたは 上 うえ にあるものを 思 おも うべきであって、 地上 ちじょう のものに 心 こころ を 引 ひ かれてはならない。

いつも 喜 よろこ んでいなさい。 絶 た えず 祈 いの りなさい。 すべての 事 こと について、 感謝 かんしゃ しなさい。これが、キリスト・イエスにあって、 神 かみ があなたがたに 求 もと めておられることである。

また、あなたがたの 所 ところ にいた 時 とき に、「 働 はたら こうとしない 者 もの は、 食 た べることもしてはならない」と 命 めい じておいた。

また、 女 おんな はつつましい 身 み なりをし、 適度 てきど に 慎 つつし み 深 ぶか く 身 み を 飾 かざ るべきであって、 髪 かみ を 編 あ んだり、 金 きん や 真珠 しんじゅ をつけたり、 高価 こうか な 着物 きもの を 着 き たりしてはいけない。

もしある 人 ひと が、その 親族 しんぞく を、ことに 自分 じぶん の 家族 かぞく をかえりみない 場合 ばあい には、その 信仰 しんこう を 捨 す てたことになるのであって、 不信者 ふしんじゃ 以上 いじょう にわるい。

しかし、 信心 しんじん があって 足 た ることを 知 し るのは、 大 おお きな 利得 りとく である。 わたしたちは、 何 なに ひとつ 持 も たないでこの 世 よ にきた。また、 何 なに ひとつ 持 も たないでこの 世 よ を 去 さ って 行 い く。 ただ 衣食 いしょく があれば、それで 足 た れりとすべきである。 富 と むことを 願 ねが い 求 もと める 者 もの は、 誘惑 ゆうわく と、わなとに 陥 おちい り、また、 人 ひと を 滅 ほろ びと 破壊 はかい とに 沈 しず ませる、 無分別 むふんべつ な 恐 おそ ろしいさまざまの 情欲 じょうよく に 陥 おちい るのである。 金銭 きんせん を 愛 あい することは、すべての 悪 あく の 根 ね である。ある 人々 ひとびと は 欲 よく ばって 金銭 きんせん を 求 もと めたため、 信仰 しんこう から 迷 まよ い 出 で て、 多 おお くの 苦痛 くつう をもって 自分 じぶん 自身 じしん を 刺 さ しとおした。

この 世 よ で 富 と んでいる 者 もの たちに、 命 めい じなさい。 高慢 こうまん にならず、たよりにならない 富 とみ に 望 のぞ みをおかず、むしろ、わたしたちにすべての 物 もの を 豊 ゆた かに 備 そな えて 楽 たの しませて 下 くだ さる 神 かみ に、のぞみをおくように、

その 時 とき 、 人々 ひとびと は 自分 じぶん を 愛 あい する 者 もの 、 金 かね を 愛 あい する 者 もの 、 大言壮語 たいげんそうご する 者 もの 、 高慢 こうまん な 者 もの 、 神 かみ をそしる 者 もの 、 親 おや に 逆 さか らう 者 もの 、 恩 おん を 知 し らぬ 者 もの 、 神聖 しんせい を 汚 けが す 者 もの 、

監督 かんとく たる 者 もの は、 神 かみ に 仕 つか える 者 もの として、 責 せ められる 点 てん がなく、わがままでなく、 軽々 かるがる しく 怒 いか らず、 酒 さけ を 好 この まず、 乱暴 らんぼう でなく、 利 り をむさぼらず、

このメルキゼデクはサレムの 王 おう であり、いと 高 たか き 神 かみ の 祭司 さいし であったが、 王 おう たちを 撃破 げきは して 帰 かえ るアブラハムを 迎 むか えて 祝福 しゅくふく し、 それに 対 たい して、アブラハムは 彼 かれ にすべての 物 もの の十 分 ぶん の一を 分 わ け 与 あた えたのである。その 名 な の 意味 いみ は、 第 だい 一に 義 ぎ の 王 おう 、 次 つぎ にまたサレムの 王 おう 、すなわち 平和 へいわ の 王 おう である。 彼 かれ には 父 ちち がなく、 母 はは がなく、 系図 けいず がなく、 生涯 しょうがい の 初 はじ めもなく、 生命 せいめい の 終 おわ りもなく、 神 かみ の 子 こ のようであって、いつまでも 祭司 さいし なのである。 そこで、 族長 ぞくちょう のアブラハムが 最 もっと もよいぶんどり 品 ひん の十 分 ぶん の一を 与 あた えたのだから、この 人 ひと がどんなにすぐれた 人物 じんぶつ であったかが、あなたがたにわかるであろう。 さて、レビの 子 こ のうちで 祭司 さいし の 務 つとめ をしている 者 もの たちは、 兄弟 きょうだい である 民 たみ から、 同 おな じくアブラハムの 子孫 しそん であるにもかかわらず、十 分 ぶん の一を 取 と るように、 律法 りっぽう によって 命 めい じられている。 ところが、 彼 かれ らの 血統 けっとう に 属 ぞく さないこの 人 ひと が、アブラハムから十 分 ぶん の一を 受 う けとり、 約束 やくそく を 受 う けている 者 もの を 祝福 しゅくふく したのである。 言 い うまでもなく、 小 しょう なる 者 もの が 大 おお なる 者 もの から 祝福 しゅくふく を 受 う けるのである。 その 上 うえ 、 一方 いっぽう では 死 し ぬべき 人間 にんげん が、十 分 ぶん の一を 受 う けているが、 他方 たほう では「 彼 かれ は 生 い きている 者 もの 」とあかしされた 人 ひと が、それを 受 う けている。 そこで、十 分 ぶん の一を 受 う けるべきレビでさえも、アブラハムを 通 つう じて十 分 ぶん の一を 納 おさ めた、と 言 い える。 なぜなら、メルキゼデクがアブラハムを 迎 むか えた 時 とき には、レビはまだこの 父祖 ふそ の 腰 こし の 中 なか にいたからである。

信仰 しんこう によって、モーセは、 成人 せいじん したとき、パロの 娘 むすめ の 子 こ と 言 い われることを 拒 こば み、 罪 つみ のはかない 歓楽 かんらく にふけるよりは、むしろ 神 かみ の 民 たみ と 共 とも に 虐待 ぎゃくたい されることを 選 えら び、 キリストのゆえに 受 う けるそしりを、エジプトの 宝 たから にまさる 富 とみ と 考 かんが えた。それは、 彼 かれ が 報 むく いを 望 のぞ み 見 み ていたからである。

金銭 きんせん を 愛 あい することをしないで、 自分 じぶん の 持 も っているもので 満足 まんぞく しなさい。 主 しゅ は、「わたしは、 決 けっ してあなたを 離 はな れず、あなたを 捨 す てない」と 言 い われた。

そして、 善 ぜん を 行 おこな うことと 施 ほどこ しをすることとを、 忘 わす れてはいけない。 神 かみ は、このようないけにえを 喜 よろこ ばれる。

低 ひく い 身分 みぶん の 兄弟 きょうだい は、 自分 じぶん が 高 たか くされたことを 喜 よろこ びなさい。 また、 富 と んでいる 者 もの は、 自分 じぶん が 低 ひく くされたことを 喜 よろこ ぶがよい。 富 と んでいる 者 もの は、 草花 くさばな のように 過 す ぎ 去 さ るからである。 たとえば、 太陽 たいよう が 上 のぼ って 熱風 ねっぷう をおくると、 草 くさ を 枯 か らす。そしてその 花 はな は 落 お ち、その 美 うつく しい 姿 すがた は 消 き えうせてしまう。それと 同 おな じように、 富 と んでいる 者 もの も、その 一生 いっしょう の 旅 たび なかばで 没落 ぼつらく するであろう。

あらゆる 良 よ い 贈 おく り 物 もの 、あらゆる 完全 かんぜん な 賜物 たまもの は、 上 うえ から、 光 ひかり の 父 ちち から 下 くだ って 来 く る。 父 ちち には、 変化 へんか とか 回転 かいてん の 影 かげ とかいうものはない。

たとえば、あなたがたの 会堂 かいどう に、 金 きん の 指輪 ゆびわ をはめ、りっぱな 着物 きもの を 着 き た 人 ひと がはいって 来 く ると 同時 どうじ に、みすぼらしい 着物 きもの を 着 き た 貧 まず しい 人 ひと がはいってきたとする。 その 際 さい 、りっぱな 着物 きもの を 着 き た 人 ひと に 対 たい しては、うやうやしく「どうぞ、こちらの 良 よ い 席 せき にお 掛 か け 下 くだ さい」と 言 い い、 貧 まず しい 人 ひと には、「あなたは、そこに 立 た っていなさい。それとも、わたしの 足 あし もとにすわっているがよい」と 言 い ったとしたら、 あなたがたは、 自分 じぶん たちの 間 あいだ で 差別 さべつ 立 だ てをし、よからぬ 考 かんが えで 人 ひと をさばく 者 もの になったわけではないか。 愛 あい する 兄弟 きょうだい たちよ。よく 聞 き きなさい。 神 かみ は、この 世 よ の 貧 まず しい 人 ひと たちを 選 えら んで 信仰 しんこう に 富 と ませ、 神 かみ を 愛 あい する 者 もの たちに 約束 やくそく された 御国 みくに の 相続者 そうぞくしゃ とされたではないか。 しかるに、あなたがたは 貧 まず しい 人 ひと をはずかしめたのである。あなたがたをしいたげ、 裁判所 さいばんしょ に 引 ひ きずり 込 こ むのは、 富 と んでいる 者 もの たちではないか。 あなたがたに 対 たい して 唱 とな えられた 尊 たっと い 御名 みな を 汚 けが すのは、 実 じつ に 彼 かれ らではないか。

しかし、もしあなたがたが、「 自分 じぶん を 愛 あい するように、あなたの 隣 とな り 人 ひと を 愛 あい せよ」という 聖書 せいしょ の 言葉 ことば に 従 したが って、このきわめて 尊 たっと い 律法 りっぽう を 守 まも るならば、それは 良 よ いことである。

わたしの 兄弟 きょうだい たちよ。ある 人 ひと が 自分 じぶん には 信仰 しんこう があると 称 しょう していても、もし 行 おこな いがなかったら、なんの 役 やく に 立 た つか。その 信仰 しんこう は 彼 かれ を 救 すく うことができるか。 ある 兄弟 きょうだい または 姉妹 しまい が 裸 はだか でいて、その 日 ひ の 食物 しょくもつ にもこと 欠 か いている 場合 ばあい 、 あなたがたのうち、だれかが、「 安 やす らかに 行 い きなさい。 暖 あたた まって、 食 た べ 飽 あ きなさい」と 言 い うだけで、そのからだに 必要 ひつよう なものを 何 なに ひとつ 与 あた えなかったとしたら、なんの 役 やく に 立 た つか。 信仰 しんこう も、それと 同様 どうよう に、 行 おこな いを 伴 ともな わなければ、それだけでは 死 し んだものである。

求 もと めても 与 あた えられないのは、 快楽 かいらく のために 使 つか おうとして、 悪 わる い 求 もと め 方 ほう をするからだ。

よく 聞 き きなさい。「きょうか、あす、これこれの 町 まち へ 行 い き、そこに一か 年 ねん 滞在 たいざい し、 商売 しょうばい をして 一 ひと もうけしよう」と 言 い う 者 もの たちよ。 あなたがたは、あすのこともわからぬ 身 み なのだ。あなたがたのいのちは、どんなものであるか。あなたがたは、しばしの 間 あいだ あらわれて、たちまち 消 き え 行 い く 霧 きり にすぎない。 むしろ、あなたがたは「 主 しゅ のみこころであれば、わたしは 生 い きながらえもし、あの 事 こと この 事 こと もしよう」と 言 い うべきである。

富 と んでいる 人 ひと たちよ。よく 聞 き きなさい。あなたがたは、 自分 じぶん の 身 み に 降 ふ りかかろうとしているわざわいを 思 おも って、 泣 な き 叫 さけ ぶがよい。 あなたがたの 富 とみ は 朽 く ち 果 は て、 着物 きもの はむしばまれ、 金銀 きんぎん はさびている。そして、そのさびの 毒 どく は、あなたがたの 罪 つみ を 責 せ め、あなたがたの 肉 にく を 火 ひ のように 食 く いつくすであろう。あなたがたは、 終 おわ りの 時 とき にいるのに、なお 宝 たから をたくわえている。

見 み よ、あなたがたが 労働者 ろうどうしゃ たちに 畑 はたけ の 刈入 かりい れをさせながら、 支払 しはら わずにいる 賃銀 ちんぎん が、 叫 さけ んでいる。そして、 刈入 かりい れをした 人 ひと たちの 叫 さけ び 声 ごえ が、すでに 万軍 ばんぐん の 主 しゅ の 耳 みみ に 達 たっ している。 あなたがたは、 地上 ちじょう でおごり 暮 くら し、 快楽 かいらく にふけり、「ほふらるる 日 ひ 」のために、おのが 心 こころ を 肥 こ やしている。

こうして、あなたがたの 信仰 しんこう はためされて、 火 ひ で 精錬 せいれん されても 朽 く ちる 外 ほか はない 金 きん よりもはるかに 尊 たっと いことが 明 あき らかにされ、イエス・キリストの 現 あらわ れるとき、さんびと 栄光 えいこう とほまれとに 変 かわ るであろう。

あなたがたのよく 知 し っているとおり、あなたがたが 先祖 せんぞ 伝来 でんらい の 空疎 くうそ な 生活 せいかつ からあがない 出 だ されたのは、 銀 ぎん や 金 きん のような 朽 く ちる 物 もの によったのではなく、

あなたがたは、 髪 かみ を 編 あ み、 金 きん の 飾 かざ りをつけ、 服装 ふくそう をととのえるような 外 がい 面 めん の 飾 かざ りではなく、 かくれた 内 うち なる 人 ひと 、 柔和 にゅうわ で、しとやかな 霊 れい という 朽 く ちることのない 飾 かざ りを、 身 み につけるべきである。これこそ、 神 かみ のみまえに、きわめて 尊 たっと いものである。

世 よ と 世 よ にあるものとを、 愛 あい してはいけない。もし、 世 よ を 愛 あい する 者 もの があれば、 父 ちち の 愛 あい は 彼 かれ のうちにない。 すべて 世 よ にあるもの、すなわち、 肉 にく の 欲 よく 、 目 め の 欲 よく 、 持 も ち 物 もの の 誇 ほこり は、 父 ちち から 出 で たものではなく、 世 よ から 出 で たものである。 世 よ と 世 よ の 欲 よく とは 過 す ぎ 去 さ る。しかし、 神 かみ の 御旨 みむね を 行 おこな う 者 もの は、 永遠 えいえん にながらえる。

世 よ の 富 とみ を 持 も っていながら、 兄弟 きょうだい が 困 こま っているのを 見 み て、あわれみの 心 こころ を 閉 と じる 者 もの には、どうして 神 かみ の 愛 あい が、 彼 かれ のうちにあろうか。 子 こ たちよ。わたしたちは 言葉 ことば や 口 くち 先 さき だけで 愛 あい するのではなく、 行 おこな いと 真実 しんじつ とをもって 愛 あい し合おうではないか。

このように、 熱 あつ くもなく、 冷 つめ たくもなく、なまぬるいので、あなたを 口 くち から 吐 は き 出 だ そう。 あなたは、 自分 じぶん は 富 と んでいる、 豊 ゆた かになった、なんの 不自由 ふじゆう もないと 言 い っているが、 実 じつ は、あなた 自身 じしん がみじめな 者 もの 、あわれむべき 者 もの 、 貧 まず しい 者 もの 、 目 め の 見 み えない 者 もの 、 裸 はだか な 者 もの であることに 気 き がついていない。 そこで、あなたに 勧 すす める。 富 と む 者 もの となるために、わたしから 火 ひ で 精錬 せいれん された 金 きん を 買 か い、また、あなたの 裸 はだか の 恥 はじ をさらさないため 身 み に 着 つ けるように、 白 しろ い 衣 ころも を 買 か いなさい。また、 見 み えるようになるため、 目 め にぬる 目薬 めぐすり を 買 か いなさい。

すると、わたしは四つの 生 い き 物 もの の 間 あいだ から 出 で て 来 く ると 思 おも われる 声 こえ が、こう 言 い うのを 聞 き いた、「 小麦 こむぎ 一ますは一デナリ。 大麦 おおむぎ 三ますも一デナリ。オリブ 油 ゆ とぶどう 酒 しゅ とを、そこなうな」。

地 ち の 王 おう たち、 高官 こうかん 、 千卒長 せんそつちょう 、 富 と める 者 もの 、 勇者 ゆうしゃ 、 奴隷 どれい 、 自由人 じゆうじん らはみな、ほら 穴 あな や 山 やま の 岩 いわ かげに、 身 み をかくした。 そして、 山 やま と 岩 いわ とにむかって 言 い った、「さあ、われわれをおおって、 御座 みざ にいますかたの 御顔 みかお と 小羊 こひつじ の 怒 いか りとから、かくまってくれ。

また、 小 ちい さき 者 もの にも、 大 おお いなる 者 もの にも、 富 と める 者 もの にも、 貧 まず しき 者 もの にも、 自由人 じゆうじん にも、 奴隷 どれい にも、すべての 人々 ひとびと に、その 右 みぎ の 手 て あるいは 額 ひたい に 刻印 こくいん を 押 お させ、 この 刻印 こくいん のない 者 もの はみな、 物 もの を 買 か うことも 売 う ることもできないようにした。この 刻印 こくいん は、その 獣 けもの の 名 な 、または、その 名 な の 数字 すうじ のことである。

また、 地 ち の 商人 しょうにん たちも 彼女 かのじょ のために 泣 な き 悲 かな しむ。もはや、 彼 かれ らの 商品 しょうひん を 買 か う 者 もの が、ひとりもないからである。 その 商品 しょうひん は、 金 きん 、 銀 ぎん 、 宝石 ほうせき 、 真珠 しんじゅ 、 麻布 あさぬの 、 紫 むらさき 布 ぬの 、 絹 きぬ 、 緋 ひ 布 ぬの 、 各種 かくしゅ の 香木 こうぼく 、 各種 かくしゅ の 象牙 ぞうげ 細工 ざいく 、 高価 こうか な 木材 もくざい 、 銅 どう 、 鉄 てつ 、 大理石 だいりせき などの 器 うつわ 、 肉桂 にっけい 、 香料 こうりょう 、 香 こう 、におい 油 あぶら 、 乳香 にゅうこう 、ぶどう 酒 しゅ 、オリブ 油 ゆ 、 麦粉 むぎこ 、 麦 むぎ 、 牛 うし 、 羊 ひつじ 、 馬 うま 、 車 くるま 、 奴隷 どれい 、そして 人身 じんしん などである。 おまえの 心 こころ の 喜 よろこ びであったくだものはなくなり、あらゆるはでな、はなやかな 物 もの はおまえから 消 き え 去 さ った。それらのものはもはや 見 み られない。

これらの 品々 しなじな を 売 う って、 彼女 かのじょ から 富 とみ を 得 え た 商人 しょうにん は、 彼女 かのじょ の 苦 くる しみに 恐 おそ れをいだいて 遠 とお くに 立 た ち、 泣 な き 悲 かな しんで 言 い う、 『ああ、わざわいだ、 麻布 あさぬの と 紫 むらさき 布 ぬの と 緋 ひ 布 ぬの をまとい、 金 きん や 宝石 ほうせき や 真珠 しんじゅ で 身 み を 飾 かざ っていた 大 おお いなる 都 みやこ は、わざわいだ。 これほどの 富 とみ が、 一瞬 いっしゅん にして 無 む に 帰 き してしまうとは』。また、すべての 船長 せんちょう 、 航海者 こうかいしゃ 、 水夫 すいふ 、すべて 海 うみ で 働 はたら いている 人 ひと たちは、 遠 とお くに 立 た ち、

そして、わたしに 仰 おお せられた、「 事 こと はすでに 成 な った。わたしは、アルパでありオメガである。 初 はじ めであり 終 おわ りである。かわいている 者 もの には、いのちの 水 みず の 泉 いずみ から 価 あたい なしに 飲 の ませよう。

御霊 みたま も 花嫁 はなよめ も 共 とも に 言 い った、「きたりませ」。また、 聞 き く 者 もの も「きたりませ」と 言 い いなさい。かわいている 者 もの はここに 来 く るがよい。いのちの 水 みず がほしい 者 もの は、 価 あたい なしにそれを 受 う けるがよい。

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KOG1955 - Kougoyaku Senji Kuroi Colloquial - 1955

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