30 – 携挙
これらは全能の神の聖なる言葉です。
私たちは人間の言葉には興味がありません。
神を愛する人なら誰でも...神は次のように言われています。 携挙.
これらは全能の神の聖なる言葉です。
私たちは人間の言葉には興味がありません。
神を愛する人なら誰でも...神は次のように言われています。 携挙.
しかし、その 時 とき に 起 おこ る 患難 かんなん の 後 のち 、たちまち 日 ひ は 暗 くら くなり、 月 つき はその 光 ひかり を 放 はな つことをやめ、 星 ほし は 空 そら から 落 お ち、 天体 てんたい は 揺 ゆ り 動 うご かされるであろう。 そのとき、 人 ひと の 子 こ のしるしが 天 てん に 現 あらわ れるであろう。またそのとき、 地 ち のすべての 民族 みんぞく は 嘆 なげ き、そして 力 ちから と 大 おお いなる 栄光 えいこう とをもって、 人 ひと の 子 こ が 天 てん の 雲 くも に 乗 の って 来 く るのを、 人々 ひとびと は 見 み るであろう。 また、 彼 かれ は 大 おお いなるラッパの 音 おと と 共 とも に 御使 みつかい たちをつかわして、 天 てん のはてからはてに 至 いた るまで、 四方 しほう からその 選民 せんみん を 呼 よ び 集 あつ めるであろう。
”すなわち、 主 しゅ ご 自身 じしん が 天使 てんし のかしらの 声 こえ と 神 かみ のラッパの 鳴 な り 響 ひび くうちに、 合図 あいず の 声 こえ で、 天 てん から 下 くだ ってこられる。その 時 とき 、キリストにあって 死 し んだ 人々 ひとびと が、まず 最初 さいしょ によみがえり、 それから 生 い き 残 のこ っているわたしたちが、 彼 かれ らと 共 とも に 雲 くも に 包 つつ まれて 引 ひ き 上 あ げられ、 空中 くうちゅう で 主 しゅ に 会 あ い、こうして、いつも 主 しゅ と 共 とも にいるであろう。
”さて 兄弟 きょうだい たちよ。わたしたちの 主 しゅ イエス・キリストの 来臨 らいりん と、わたしたちがみもとに 集 あつ められることとについて、あなたがたにお 願 ねが いすることがある。 霊 れい により、あるいは 言葉 ことば により、あるいはわたしたちから 出 で たという 手紙 てがみ によって、 主 しゅ の 日 ひ はすでにきたとふれまわる 者 もの があっても、すぐさま 心 こころ を 動 うご かされたり、あわてたりしてはいけない。 だれがどんな 事 こと をしても、それにだまされてはならない。まず 背教 はいきょう のことが 起 おこ り、 不法 ふほう の 者 もの 、すなわち、 滅 ほろ びの 子 こ が 現 あらわ れるにちがいない。 彼 かれ は、すべて 神 かみ と 呼 よ ばれたり 拝 おが まれたりするものに 反抗 はんこう して 立 た ち 上 あ がり、 自 みずか ら 神 かみ の 宮 みや に 座 ざ して、 自分 じぶん は 神 かみ だと 宣言 せんげん する。
”わたしは 恨 うら みをおく、おまえと 女 おんな とのあいだに、おまえのすえと 女 おんな のすえとの 間 あいだ に。 彼 かれ はおまえのかしらを 砕 くだ き、おまえは 彼 かれ のかかとを 砕 くだ くであろう」。
”わたしは 知 し る、わたしをあがなう 者 もの は 生 い きておられる、 後 のち の 日 ひ に 彼 かれ は 必 かなら ず 地 ち の 上 うえ に 立 た たれる。 わたしの 皮 かわ がこのように 滅 ほろ ぼされたのち、わたしは 肉 にく を 離 はな れて 神 かみ を 見 み るであろう。 しかもわたしの 味方 みかた として 見 み るであろう。わたしの 見 み る 者 もの はこれ 以外 いがい のものではない。わたしの 心 こころ はこれを 望 のぞ んでこがれる。
”終 おわ りの 日 ひ に 次 つぎ のことが 起 おこ る。 主 しゅ の 家 いえ の 山 やま は、もろもろの 山 やま のかしらとして 堅 かた く 立 た ち、もろもろの 峰 みね よりも 高 たか くそびえ、すべて 国 くに はこれに 流 なが れてき、 多 おお くの 民 たみ は 来 き て 言 い う、「さあ、われわれは 主 しゅ の 山 やま に 登 のぼ り、ヤコブの 神 かみ の 家 いえ へ 行 い こう。 彼 かれ はその 道 みち をわれわれに 教 おし えられる、われわれはその 道 みち に 歩 あゆ もう」と。 律法 りっぽう はシオンから 出 で 、 主 しゅ の 言葉 ことば はエルサレムから 出 で るからである。 彼 かれ はもろもろの 国 くに のあいだにさばきを 行 おこな い、 多 おお くの 民 たみ のために 仲裁 ちゅうさい に 立 た たれる。こうして 彼 かれ らはそのつるぎを 打 う ちかえて、すきとし、そのやりを 打 う ちかえて、かまとし、 国 くに は 国 くに にむかって、つるぎをあげず、 彼 かれ らはもはや 戦 たたか いのことを 学 まな ばない。
”あなたは 岩 いわ の 間 あいだ にはいり、ちりの 中 なか にかくれて、 主 しゅ の 恐 おそ るべきみ 前 まえ と、その 威光 いこう の 輝 かがや きとを 避 さ けよ。 その 日 ひ には 目 め をあげて 高 たか ぶる 者 もの は 低 ひく くせられ、おごる 人 ひと はかがめられ、 主 しゅ のみ 高 たか くあげられる。 これは、 万軍 ばんぐん の 主 しゅ の一 日 にち があって、すべて 誇 ほこ る 者 もの と 高 たか ぶる 者 もの 、すべておのれを 高 たか くする 者 もの と 得意 とくい な 者 もの とに 臨 のぞ むからである。 またレバノンの 高 たか くそびえるすべての 香柏 こうはく 、バシャンのすべてのかしの 木 き 、 またすべての 高 たか い 山々 やまやま 、すべてのそびえ 立 た つ 峰々 みねみね 、 すべての 高 たか きやぐら、すべての 堅固 けんご な 城壁 じょうへき 、 タルシシのすべての 船 ふね 、すべての 麗 うるわ しい 船舶 せんぱく に 臨 のぞ む。 その 日 ひ には 高 たか ぶる 者 もの はかがめられ、おごる 人 ひと は 低 ひく くせられ、 主 しゅ のみ 高 たか くあげられる。 こうして 偶像 ぐうぞう はことごとく 滅 ほろ びうせる。 主 しゅ が 立 た って 地 ち を 脅 おびや かされるとき、 人々 ひとびと は 岩 いわ のほら 穴 あな にはいり、また 地 ち の 穴 あな にはいって、 主 しゅ の 恐 おそ るべきみ 前 まえ と、その 威光 いこう の 輝 かがや きとを 避 さ ける。 その 日 ひ 、 人々 ひとびと は 拝 おが むためにみずから 造 つく ったしろがねの 偶像 ぐうぞう と、こがねの 偶像 ぐうぞう とを、もぐらもちと、こうもりに 投 な げ 与 あた え、 岩 いわ のほら 穴 あな や、がけの 裂 さ け 目 め にはいり、 主 しゅ が 立 た って 地 ち を 脅 おびや かされるとき、 主 しゅ の 恐 おそ るべきみ 前 まえ と、その 威光 いこう の 輝 かがや きとを 避 さ ける。
”*[3-4]そして 主 しゅ が 審判 しんぱん の 霊 れい と 滅亡 めつぼう の 霊 れい とをもって、シオンの 娘 むすめ らの 汚 けが れを 洗 あら い、エルサレムの 血 ち をその 中 なか から 除 のぞ き 去 さ られるとき、シオンに 残 のこ る 者 もの 、エルサレムにとどまる 者 もの 、すべてエルサレムにあって、 生命 せいめい の 書 しょ にしるされた 者 もの は 聖 せい なる 者 もの ととなえられる。 その 時 とき 、 主 しゅ はシオンの 山 やま のすべての 場所 ばしょ と、そのもろもろの 集会 しゅうかい との 上 うえ に、 昼 ひる は 雲 くも をつくり、 夜 よる は 煙 けむり と 燃 も える 火 ひ の 輝 かがや きとをつくられる。これはすべての 栄光 えいこう の 上 うえ にある 天蓋 てんがい であり、あずまやであって、
”ひとりのみどりごがわれわれのために 生 うま れた、ひとりの 男 おとこ の 子 こ がわれわれに 与 あた えられた。まつりごとはその 肩 かた にあり、その 名 な は、「 霊妙 れいみょう なる 議 ぎ 士 し 、 大能 たいのう の 神 かみ 、とこしえの 父 ちち 、 平和 へいわ の 君 きみ 」ととなえられる。 そのまつりごとと 平和 へいわ とは、 増 ま し 加 くわ わって 限 かぎ りなく、ダビデの 位 くらい に 座 ざ して、その 国 くに を 治 おさ め、 今 いま より 後 のち 、とこしえに 公平 こうへい と 正義 せいぎ とをもってこれを 立 た て、これを 保 たも たれる。 万軍 ばんぐん の 主 しゅ の 熱心 ねっしん がこれをなされるのである。
”あなたがたは 泣 な き 叫 さけ べ。 主 しゅ の 日 ひ が 近 ちか づき、 滅 ほろ びが 全能者 ぜんのうしゃ から 来 く るからだ。 それゆえ、すべての 手 て は 弱 よわ り、すべての 人 ひと の 心 こころ は 溶 と け 去 さ る。 彼 かれ らは 恐 おそ れおののき、 苦 くる しみと 悩 なや みに 捕 とら えられ、 子 こ を 産 う まんとする 女 おんな のようにもだえ 苦 くる しみ、 互 たがい に 驚 おどろ き、 顔 かお を 見 み あわせ、その 顔 かお は 炎 ほのお のようになる。 見 み よ、 主 しゅ の 日 ひ が 来 く る。 残忍 ざんにん で、 憤 いきどお りと 激 はげ しい 怒 いか りとをもってこの 地 ち を 荒 あら し、その 中 なか から 罪 つみ びとを 断 た ち 滅 ほろ ぼすために 来 く る。 天 てん の 星 ほし とその 星座 せいざ とはその 光 ひかり を 放 はな たず、 太陽 たいよう は 出 で ても 暗 くら く、 月 つき はその 光 ひかり を 輝 かがや かさない。 わたしはその 悪 あく のために 世 よ を 罰 ばっ し、その 不義 ふぎ のために 悪 わる い 者 もの を 罰 ばっ し、 高 たか ぶる 者 もの の 誇 ほこり をとどめ、あらぶる 者 もの の 高慢 こうまん を 低 ひく くする。 わたしは 人 ひと を 精 せい 金 きん よりも、オフルのこがねよりも 少 すく なくする。 それゆえ、 万軍 ばんぐん の 主 しゅ の 憤 いきどお りにより、その 激 はげ しい 怒 いか りの 日 ひ に、 天 てん は 震 ふる い、 地 ち は 揺 ゆ り 動 うご いて、その 所 ところ をはなれる。
”主 しゅ はとこしえに 死 し を 滅 ほろ ぼし、 主 しゅ なる 神 かみ はすべての 顔 かお から 涙 なみだ をぬぐい、その 民 たみ のはずかしめを 全 ぜん 地 ち の 上 うえ から 除 のぞ かれる。これは 主 しゅ の 語 かた られたことである。
”主 しゅ はすべての 国 くに にむかって 怒 いか り、そのすべての 軍勢 ぐんぜい にむかって 憤 いきどお り、 彼 かれ らをことごとく 滅 ほろ ぼし、 彼 かれ らをわたして、ほふらせられた。 彼 かれ らは 殺 ころ されて 投 な げすてられ、その 死体 したい の 悪臭 あくしゅう は 立 た ちのぼり、 山々 やまやま はその 血 ち で 溶 と けて 流 なが れる。 天 てん の 万象 ばんしょう は 衰 おとろ え、もろもろの 天 てん は 巻物 まきもの のように 巻 ま かれ、その 万象 ばんしょう はぶどうの 木 き から 葉 は の 落 お ちるように、いちじくの 木 き から 葉 は の 落 お ちるように 落 お ちる。 わたしのつるぎは 天 てん において 憤 いきどお りをもって 酔 よ った。 見 み よ、これはエドムの 上 うえ にくだり、わたしが 滅 ほろ びに 定 さだ めた 民 たみ の 上 うえ にくだって、これをさばく。 主 しゅ のつるぎは 血 ち で 満 み ち、 脂肪 しぼう で 肥 こ え、 小羊 こひつじ とやぎの 血 ち 、 雄羊 おひつじ の 腎臓 じんぞう の 脂肪 しぼう で 肥 こ えている。 主 しゅ がボズラで 犠牲 ぎせい の 獣 けもの をほふり、エドムの 地 ち で 大 おお いに 殺 ころ されたからである。 野牛 やぎゅう は 彼 かれ らと 共 とも にほふり 場 ば にくだり、 子 こ 牛 うし は 力 ちから ある 雄牛 おうし と 共 とも にくだる。その 国 くに は 血 ち で 酔 よ い、その 土 つち は 脂肪 しぼう で 肥 こ やされる。 主 しゅ はあだをかえす 日 ひ をもち、シオンの 訴 うった えのために 報 むく いられる 年 ねん をもたれるからである。 エドムのもろもろの 川 かわ は 変 かわ って 樹脂 じゅし となり、その 土 つち は 変 かわ って 硫黄 いおう となり、その 地 ち は 変 かわ って 燃 も える 樹脂 じゅし となって、 夜 よる も 昼 ひる も 消 き えず、その 煙 けむり は、とこしえに 立 た ちのぼる。これは 世々 よよ 荒 あ れすたれて、とこしえまでもそこを 通 とお る 者 もの はない。
”地 ち の 果 はて なるもろもろの 人 ひと よ、わたしを 仰 あお ぎのぞめ、そうすれば 救 すく われる。わたしは 神 かみ であって、ほかに 神 かみ はないからだ。 わたしは 自分 じぶん をさして 誓 ちか った、わたしの 口 くち から 出 で た 正 ただ しい 言葉 ことば は 帰 かえ ることがない、『すべてのひざはわが 前 まえ にかがみ、すべての 舌 した は 誓 ちか いをたてる』。
”わたしは 終 おわ りの 事 こと を 初 はじ めから 告 つ げ、まだなされない 事 こと を 昔 むかし から 告 つ げて 言 い う、『わたしの 計 はか りごとは 必 かなら ず 成 な り、わが 目的 もくてき をことごとくなし 遂 と げる』と。
”聞 き けよ、あなたの 見張 みはり びとは 声 こえ をあげて、 共 とも に 喜 よろこ び 歌 うた っている。 彼 かれ らは 目 め と 目 め と 相 あい 合 あ わせて、 主 しゅ がシオンに 帰 かえ られるのを 見 み るからだ。
”見 み よ、わたしは 新 あたら しい 天 てん と、 新 あたら しい 地 ち とを 創造 そうぞう する。さきの 事 こと はおぼえられることなく、 心 こころ に 思 おも い 起 おこ すことはない。
”「わたしが 造 つく ろうとする 新 あたら しい 天 てん と、 新 あたら しい 地 ち がわたしの 前 まえ にながくとどまるように、あなたの 子孫 しそん と、あなたの 名 な はながくとどまる」と 主 しゅ は 言 い われる。
”悲 かな しいかな、その 日 ひ は 大 おお いなる 日 ひ であって、それに 比 くら べるべき 日 ひ はない。それはヤコブの 悩 なや みの 時 とき である。しかし 彼 かれ はそれから 救 すく い 出 だ される。
”主 しゅ なる 神 かみ はこう 言 い われる、 見 み よ、わたしは、わたしみずからわが 羊 ひつじ を 尋 たず ねて、これを 捜 さが し 出 だ す。 牧者 ぼくしゃ がその 羊 ひつじ の 散 ち り 去 さ った 時 とき 、その 羊 ひつじ の 群 む れを 捜 さが し 出 だ すように、わたしはわが 羊 ひつじ を 捜 さが し 出 だ し、 雲 くも と 暗 くら やみの 日 ひ に 散 ち った、すべての 所 ところ からこれを 救 すく う。 わたしは 彼 かれ らをもろもろの 民 たみ の 中 なか から 導 みちび き 出 だ し、もろもろの 国 くに から 集 あつ めて、 彼 かれ らの 国 くに に 携 たずさ え 入 い れ、イスラエルの 山 やま の 上 うえ 、 泉 いずみ のほとり、また 国 くに のうちの 人 ひと の 住 す むすべての 所 ところ でこれを 養 やしな う。
”それゆえ 彼 かれ らに 預言 よげん して 言 い え。 主 しゅ なる 神 かみ はこう 言 い われる、わが 民 たみ よ、 見 み よ、わたしはあなたがたの 墓 はか を 開 ひら き、あなたがたを 墓 はか からとりあげて、イスラエルの 地 ち にはいらせる。 わが 民 たみ よ、わたしがあなたがたの 墓 はか を 開 ひら き、あなたがたをその 墓 はか からとりあげる 時 とき 、あなたがたは、わたしが 主 しゅ であることを 悟 さと る。
”しかし 秘密 ひみつ をあらわすひとりの 神 かみ が 天 てん におられます。 彼 かれ は 後 のち の 日 ひ に 起 おこ るべき 事 こと を、ネブカデネザル 王 おう に 知 し らされたのです。あなたの 夢 ゆめ と、あなたが 床 とこ にあって 見 み た 脳中 のうちゅう の 幻 まぼろし はこれです。
”王 おう よ、あなたは一つの 大 おお いなる 像 ぞう が、あなたの 前 まえ に 立 た っているのを 見 み られました。その 像 ぞう は 大 おお きく、 非常 ひじょう に 光 ひか り 輝 かがや いて、 恐 おそ ろしい 外観 がいかん をもっていました。 その 像 ぞう の 頭 あたま は 純金 じゅんきん 、 胸 むね と 両 りょう 腕 うで とは 銀 ぎん 、 腹 はら と、ももとは 青銅 せいどう 、 すねは 鉄 てつ 、 足 あし の 一部 いちぶ は 鉄 てつ 、 一部 いちぶ は 粘土 ねんど です。 あなたが 見 み ておられたとき、一つの 石 いし が 人手 ひとで によらずに 切 き り 出 だ されて、その 像 ぞう の 鉄 てつ と 粘土 ねんど との 足 あし を 撃 う ち、これを 砕 くだ きました。 こうして 鉄 てつ と、 粘土 ねんど と、 青銅 せいどう と、 銀 ぎん と、 金 きん とはみな 共 とも に 砕 くだ けて、 夏 なつ の 打 う ち 場 ば のもみがらのようになり、 風 かぜ に 吹 ふ き 払 はら われて、あとかたもなくなりました。ところがその 像 ぞう を 撃 う った 石 いし は、 大 おお きな 山 やま となって 全 ぜん 地 ち に 満 み ちました。
”これがその 夢 ゆめ です。 今 いま わたしたちはその 解 と き 明 あ かしを、 王 おう の 前 まえ に 申 もう しあげましょう。 王 おう よ、あなたは 諸王 しょおう の 王 おう であって、 天 てん の 神 かみ はあなたに 国 くに と 力 ちから と 勢 いきお いと 栄 さか えとを 賜 たま い、 また 人 ひと の 子 こ ら、 野 の の 獣 けもの 、 空 そら の 鳥 とり はどこにいるものでも、 皆 みな これをあなたの 手 て に 与 あた えて、ことごとく 治 おさ めさせられました。あなたはあの 金 きん の 頭 あたま です。 あなたの 後 のち にあなたに 劣 おと る一つの 国 くに が 起 おこ ります。また 第 だい 三に 青銅 せいどう の 国 くに が 起 おこ って、 全 ぜん 世界 せかい を 治 おさ めるようになります。
”第 だい 四の 国 くに は 鉄 てつ のように 強 つよ いでしょう。 鉄 てつ はよくすべての 物 もの をこわし 砕 くだ くからです。 鉄 てつ がこれらをことごとく 打 う ち 砕 くだ くように、その 国 くに はこわし 砕 くだ くでしょう。 あなたはその 足 あし と 足 あし の 指 ゆび を 見 み られましたが、その 一部 いちぶ は 陶器 とうき 師 し の 粘土 ねんど 、 一部 いちぶ は 鉄 てつ であったので、それは 分裂 ぶんれつ した 国 くに をさします。しかしあなたが 鉄 てつ と 粘土 ねんど との 混 ま じったのを 見 み られたように、その 国 くに には 鉄 てつ の 強 つよ さがあるでしょう。 その 足 あし の 指 ゆび の 一部 いちぶ は 鉄 てつ 、 一部 いちぶ は 粘土 ねんど であったように、その 国 くに は 一部 いちぶ は 強 つよ く、 一部 いちぶ はもろいでしょう。 あなたが 鉄 てつ と 粘土 ねんど との 混 ま じったのを 見 み られたように、それらは 婚姻 こんいん によって、 互 たがい に 混ざる まざる でしょう。しかし 鉄 てつ と 粘土 ねんど とは 相混 あいま じらないように、かれとこれと 相合 そうごう することはありません。
”それらの 王 おう たちの 世 よ に、 天 てん の 神 かみ は一つの 国 くに を 立 た てられます。これはいつまでも 滅 ほろ びることがなく、その 主権 しゅけん は 他 た の 民 たみ にわたされず、かえってこれらのもろもろの 国 くに を 打 う ち 破 やぶ って 滅 ほろ ぼすでしょう。そしてこの 国 くに は 立 た って 永遠 えいえん に 至 いた るのです。 一つの 石 いし が 人手 ひとで によらずに 山 やま から 切 き り 出 だ され、その 石 いし が 鉄 てつ と、 青銅 せいどう と、 粘土 ねんど と、 銀 ぎん と、 金 きん とを 打 う ち 砕 くだ いたのを、あなたが 見 み られたのはこの 事 こと です。 大 おお いなる 神 かみ がこの 後 のち に 起 おこ るべきことを、 王 おう に 知 し らされたのです。その 夢 ゆめ はまことであって、この 解 と き 明 あ かしは 確 たし かです」。
”ダニエルは 述 の べて 言 い った、「わたしは 夜 よる の 幻 まぼろし のうちに 見 み た。 見 み よ、 天 てん の 四方 しほう からの 風 かぜ が 大海 おおうみ をかきたてると、 四つの 大 おお きな 獣 けもの が 海 うみ からあがってきた。その 形 かたち は、おのおの 異 こと なり、 第 だい 一のものは、ししのようで、わしの 翼 つばさ をもっていたが、わたしが 見 み ていると、その 翼 つばさ は 抜 ぬ きとられ、また 地 ち から 起 おこ されて、 人 ひと のように二 本 ほん の 足 あし で 立 た たせられ、かつ 人 ひと の 心 こころ が 与 あた えられた。 見 み よ、 第 だい 二の 獣 けもの は 熊 くま のようであった。これはそのからだの 一方 いっぽう をあげ、その 口 くち の 歯 は の 間 あいだ に、三 本 ぼん の 肋骨 ろっこつ をくわえていたが、これに 向 む かって『 起 お きあがって、 多 おお くの 肉 にく を 食 く らえ』と 言 い う 声 こえ があった。 その 後 のち わたしが 見 み たのは、ひょうのような 獣 けもの で、その 背 せ には 鳥 とり の 翼 つばさ が四つあった。またこの 獣 けもの には四つの 頭 あたま があり、 主権 しゅけん が 与 あた えられた。 その 後 のち わたしが 夜 よる の 幻 まぼろし のうちに 見 み た 第 だい 四の 獣 けもの は、 恐 おそ ろしい、ものすごい、 非常 ひじょう に 強 つよ いもので、 大 おお きな 鉄 てつ の 歯 は があり、 食 く らい、かつ、かみ 砕 くだ いて、その 残 のこ りを 足 あし で 踏 ふ みつけた。これは、その 前 まえ に 出 で たすべての 獣 けもの と 違 ちが って、十の 角 つの を 持 も っていた。 わたしが、その 角 つの を 注意 ちゅうい して 見 み ていると、その 中 なか に、また一つの 小 ちい さい 角 つの が 出 で てきたが、この 小 ちい さい 角 つの のために、さきの 角 つの のうち三つがその 根 ね から 抜 ぬ け 落 お ちた。 見 み よ、この 小 ちい さい 角 つの には、 人 ひと の 目 め のような 目 め があり、また 大 おお きな 事 こと を 語 かた る 口 くち があった。
”わたしが 見 み ていると、もろもろのみ 座 ざ が 設 もう けられて、 日 ひ の 老 お いたる 者 もの が 座 ざ しておられた。その 衣 ころも は 雪 ゆき のように 白 しろ く、 頭 とう の 毛 け は 混 ま じりもののない 羊 ひつじ の 毛 け のようであった。そのみ 座 ざ は 火 ひ の 炎 ほのお であり、その 車輪 しゃりん は 燃 も える 火 ひ であった。 彼 かれ の 前 まえ から、ひと 筋 すじ の 火 ひ の 流 なが れが 出 で てきた。 彼 かれ に 仕 つか える 者 もの は 千々 せんせん 、 彼 かれ の 前 まえ にはべる 者 もの は 万々 まんまん 、 審判 しんぱん を 行 おこな う 者 もの はその 席 せき に 着 つ き、かずかずの 書 か き 物 もの が 開 ひら かれた。
”わたしは、その 角 つの の 語 かた る 大 おお いなる 言葉 ことば の 声 こえ がするので 見 み ていたが、わたしが 見 み ている 間 あいだ にその 獣 けもの は 殺 ころ され、そのからだはそこなわれて、 燃 も える 火 ひ に 投 な げ 入 い れられた。 その 他 た の 獣 けもの はその 主権 しゅけん を 奪 うば われたが、その 命 いのち は、 時 とき と 季節 きせつ の 来 く るまで 延 の ばされた。
”わたしはまた 夜 よる の 幻 まぼろし のうちに 見 み ていると、 見 み よ、 人 ひと の 子 こ のような 者 もの が、 天 てん の 雲 くも に 乗 の ってきて、 日 ひ の 老 お いたる 者 もの のもとに 来 く ると、その 前 まえ に 導 みちび かれた。 彼 かれ に 主権 しゅけん と 光栄 こうえい と 国 くに とを 賜 たま い、 諸民 しょみん 、 諸 しょ 族 ぞく 、 諸国 しょこく 語 ご の 者 もの を 彼 かれ に 仕 つか えさせた。その 主権 しゅけん は 永遠 えいえん の 主権 しゅけん であって、なくなることがなく、その 国 くに は 滅 ほろ びることがない。
”『この四つの 大 おお きな 獣 けもの は、 地 ち に 起 おこ らんとする四 人 にん の 王 おう である。 しかしついには、いと 高 たか き 者 もの の 聖徒 せいと が 国 くに を 受 う け、 永遠 えいえん にその 国 くに を 保 たも って、 世々 よよ かぎりなく 続 つづ く』。
”そこでわたしは、さらに 第 だい 四の 獣 けもの の 真意 しんい を 知 し ろうとした。その 獣 けもの は 他 た の 獣 けもの と 異 こと なって、はなはだ 恐 おそ ろしく、その 歯 は は 鉄 てつ 、そのつめは 青銅 せいどう であって、 食 く らい、かつ、かみ 砕 くだ いて、その 残 のこ りを 足 あし で 踏 ふ みつけた。 この 獣 けもの の 頭 あたま には、十の 角 つの があったが、そのほかに一つの 角 つの が 出 で てきたので、この 角 つの のために、三つの 角 つの が 抜 ぬ け 落 お ちた。この 角 つの には 目 め があり、また 大 おお きな 事 こと を 語 かた る 口 くち があって、その 形 かたち は、その 同類 どうるい のものよりも 大 おお きく 見 み えた。 わたしが 見 み ていると、この 角 つの は 聖徒 せいと と 戦 たたか って、 彼 かれ らに 勝 か ったが、 ついに 日 ひ の 老 お いたる 者 もの がきて、いと 高 たか き 者 もの の 聖徒 せいと のために 審判 しんぱん をおこなった。そしてその 時 とき がきて、この 聖徒 せいと たちは 国 くに を 受 う けた。
”彼 かれ はこう 言 い った、『 第 だい 四の 獣 けもの は 地上 ちじょう の 第 だい 四の 国 くに である。これはすべての 国 くに と 異 こと なって、 全 ぜん 世界 せかい を 併合 へいごう し、これを 踏 ふ みつけ、かつ 打 う ち 砕 くだ く。 十の 角 つの はこの 国 くに から 起 おこ る十 人 にん の 王 おう である。その 後 のち にまたひとりの 王 おう が 起 おこ る。 彼 かれ は 先 さき の 者 もの と 異 こと なり、かつ、その三 人 にん の 王 おう を 倒 たお す。 彼 かれ は、いと 高 たか き 者 もの に 敵 てき して 言葉 ことば を 出 だ し、かつ、いと 高 たか き 者 もの の 聖徒 せいと を 悩 なや ます。 彼 かれ はまた 時 とき と 律法 りっぽう とを 変 か えようと 望 のぞ む。 聖徒 せいと はひと 時 とき と、ふた 時 とき と、 半時 はんとき の 間 あいだ 、 彼 かれ の 手 て にわたされる。 しかし 審判 しんぱん が 行 おこな われ、 彼 かれ の 主権 しゅけん は 奪 うば われて、 永遠 えいえん に 滅 ほろ び 絶 た やされ、 国 くに と 主権 しゅけん と 全 ぜん 天下 てんか の 国々 くにぐに の 権威 けんい とは、いと 高 たか き 者 もの の 聖徒 せいと たる 民 たみ に 与 あた えられる。 彼 かれ らの 国 くに は 永遠 えいえん の 国 くに であって、 諸国 しょこく の 者 もの はみな 彼 かれ らに 仕 つか え、かつ 従 したが う』。
”その 角 つの の一つから、一つの 小 ちい さい 角 つの が 出 で て、 南 みなみ に 向 む かい、 東 ひがし に 向 む かい、 麗 うるわ しい 地 ち に 向 む かって、はなはだしく 大 おお きくなり、 天 てん の 衆 しゅう 群 ぐん に 及 およ ぶまでに 大 おお きくなり、 星 ほし の 衆 しゅう 群 ぐん のうちの 数個 すうこ を 地 ち に 投 な げ 下 くだ して、これを 踏 ふ みつけ、 またみずから 高 たか ぶって、その 衆 しゅう 群 ぐん の 主 しゅ に 敵 てき し、その 常供 じょうく の 燔祭 はんさい を 取 と り 除 のぞ き、かつその 聖所 せいじょ を 倒 たお した。 そしてその 衆 しゅう 群 ぐん は、 罪 つみ によって、 常供 じょうく の 燔祭 はんさい と 共 とも に、これにわたされた。その 角 つの はまた 真理 しんり を 地 ち に 投 な げうち、ほしいままにふるまって、みずから 栄 さか えた。 それから、わたしはひとりの 聖者 せいじゃ の 語 かた っているのを 聞 き いた。またひとりの 聖者 せいじゃ があって、その 語 かた っている 聖者 せいじゃ にむかって 言 い った、「 常供 じょうく の 燔祭 はんさい と、 荒 あら すことをなす 罪 つみ と、 聖所 せいじょ とその 衆 しゅう 群 ぐん がわたされて、 足 あし の 下 した に 踏 ふ みつけられることについて、 幻 まぼろし にあらわれたことは、いつまでだろうか」と。 彼 かれ は 言 い った、「二千三百の 夕 ゆう と 朝 あさ の 間 あいだ である。そして 聖所 せいじょ は 清 きよ められてその 正 ただ しい 状態 じょうたい に 復 ふく する」。
”われダニエルはこの 幻 まぼろし を 見 み て、その 意味 いみ を 知 し ろうと 求 もと めていた 時 とき 、 見 み よ、 人 ひと のように 見 み える 者 もの が、わたしの 前 まえ に 立 た った。 わたしはウライ 川 かわ の 両 りょう 岸 がん の 間 あいだ から 人 ひと の 声 こえ が 出 で て、 呼 よ ばわるのを 聞 き いた、「ガブリエルよ、この 幻 まぼろし をその 人 ひと に 悟 さと らせよ」。 すると 彼 かれ はわたしの 立 た っている 所 ところ にきた。 彼 かれ がきたとき、わたしは 恐 おそ れて、ひれ 伏 ふ した。しかし、 彼 かれ はわたしに 言 い った、「 人 ひと の 子 こ よ、 悟 さと りなさい。この 幻 まぼろし は 終 おわ りの 時 とき にかかわるものです」。 彼 かれ がわたしに 語 かた っていた 時 とき 、わたしは 地 ち にひれ 伏 ふ して、 深 ふか い 眠 ねむ りに 陥 おちい ったが、 彼 かれ はわたしに 手 て を 触 ふ れ、わたしを 立 た たせて、 言 い った、「 見 み よ、わたしは 憤 いきどお りの 終 おわ りの 時 とき に 起 おこ るべきことを、あなたに 知 し らせよう。それは 定 さだ められた 終 おわ りの 時 とき にかかわるものであるから。
”彼 かれ らの 国 くに の 終 おわ りの 時 とき になり、 罪 つみ びとの 罪 つみ が 満 み ちるに 及 およ んで、ひとりの 王 おう が 起 おこ るでしょう。その 顔 かお は 猛悪 もうあく で、 彼 かれ はなぞを 解 と き、 その 勢力 せいりょく は 盛 さか んであって、 恐 おそ ろしい 破壊 はかい をなし、そのなすところ 成功 せいこう して、 有力 ゆうりょく な 人々 ひとびと と、 聖徒 せいと である 民 たみ を 滅 ほろ ぼすでしょう。 彼 かれ は 悪知恵 わるぢえ をもって、 偽 いつわ りをその 手 て におこない 遂 と げ、みずから 心 こころ に 高 たか ぶり、 不意 ふい に 多 おお くの 人 ひと を 打 う ち 滅 ほろ ぼし、また 君 きみ の 君 きみ たる 者 もの に 敵 てき するでしょう。しかし、ついに 彼 かれ は 人手 ひとで によらずに 滅 ほろ ぼされるでしょう。 先 さき に 示 しめ された 朝夕 あさゆう の 幻 まぼろし は 真実 しんじつ です。しかし、あなたはその 幻 まぼろし を 秘密 ひみつ にしておかなければならない。これは 多 おお くの 日 ひ の 後 のち にかかわる 事 こと だから」。
”あなたの 民 たみ と、あなたの 聖 せい なる 町 まち については、七十 週 しゅう が 定 さだ められています。これはとがを 終 おわ らせ、 罪 つみ に 終 おわ りを 告 つ げ、 不義 ふぎ をあがない、 永遠 えいえん の 義 ぎ をもたらし、 幻 まぼろし と 預言者 よげんしゃ を 封 ふう じ、いと 聖 せい なる 者 もの に 油 あぶら を 注 そそ ぐためです。 それゆえ、エルサレムを 建 た て 直 なお せという 命令 めいれい が 出 で てから、メシヤなるひとりの 君 きみ が 来 く るまで、七 週 しゅう と六十二 週 しゅう あることを 知 し り、かつ 悟 さと りなさい。その 間 あいだ に、しかも 不安 ふあん な 時代 じだい に、エルサレムは 広場 ひろば と 街路 がいろ とをもって、 建 た て 直 なお されるでしょう。 その六十二 週 しゅう の 後 のち にメシヤは 断 た たれるでしょう。ただし 自分 じぶん のためにではありません。またきたるべき 君 きみ の 民 たみ は、 町 まち と 聖所 せいじょ とを 滅 ほろ ぼすでしょう。その 終 おわ りは 洪水 こうずい のように 臨 のぞ むでしょう。そしてその 終 おわ りまで 戦争 せんそう が 続 つづ き、 荒廃 こうはい は 定 さだ められています。 彼 かれ は 一週 いっしゅう の 間 あいだ 多 おお くの 者 もの と、 堅 かた く 契約 けいやく を 結 むす ぶでしょう。そして 彼 かれ はその 週 しゅう の 半 なか ばに、 犠牲 ぎせい と 供 そな え 物 もの とを 廃 はい するでしょう。また 荒 あら す 者 もの が 憎 にく むべき 者 もの の 翼 つばさ に 乗 の って 来 く るでしょう。こうしてついにその 定 さだ まった 終 おわ りが、その 荒 あら す 者 もの の 上 うえ に 注 そそ がれるのです」。
”末 すえ の 日 ひ に、あなたの 民 たみ に 臨 のぞ まんとする 事 こと を、あなたに 悟 さと らせるためにきたのです。この 幻 まぼろし は、なおきたるべき 日 ひ にかかわるものです」。
”このふたりの 王 おう は、 害 がい を 与 あた えようと 心 こころ にはかり、ひとつ 食卓 しょくたく に 共 とも に 食 しょく して、 偽 いつわ りを 語 かた るが、それは 成功 せいこう しません。 終 おわ りはなお 定 さだ まった 時 とき の 来 く るまでこないからです。 彼 かれ は 大 おお いなる 財宝 ざいほう をもって、 自分 じぶん の 国 くに に 帰 かえ るでしょう。しかし、 彼 かれ の 心 こころ は 聖 せい なる 契約 けいやく にそむき、ほしいままに 事 こと をなして、 自分 じぶん の 国 くに に 帰 かえ ります。
”定 さだ まった 時 とき になって、 彼 かれ はまた 南 みなみ に 討 う ち 入 い ります。しかし、この 時 とき は 前 まえ の 時 とき のようではありません。 それはキッテムの 船 ふね が、 彼 かれ に 立 た ち 向 む かって 来 く るので、 彼 かれ は 脅 おびや かされて 帰 かえ り、 聖 せい なる 契約 けいやく に 対 たい して 憤 いきどお り、 事 こと を 行 おこな うでしょう。 彼 かれ は 帰 かえ っていって、 聖 せい なる 契約 けいやく を 捨 す てる 者 もの を 顧 かえり み 用 もち いるでしょう。 彼 かれ から 軍勢 ぐんぜい が 起 おこ って、 神殿 しんでん と 城郭 じょうかく を 汚 けが し、 常供 じょうく の 燔祭 はんさい を 取 と り 除 のぞ き、 荒 あら す 憎 にく むべきものを 立 た てるでしょう。 彼 かれ は 契約 けいやく を 破 やぶ る 者 もの どもを、 巧言 こうげん をもってそそのかし、そむかせるが、 自分 じぶん の 神 かみ を 知 し る 民 たみ は、 堅 かた く 立 た って 事 こと を 行 おこな います。 民 たみ のうちの 賢 かしこ い 人々 ひとびと は、 多 おお くの 人 ひと を 悟 さと りに 至 いた らせます。それでも、 彼 かれ らはしばらくの 間 あいだ 、やいばにかかり、 火 ひ に 焼 や かれ、 捕 とら われ、かすめられなどして 倒 たお れます。 その 倒 たお れるとき、 彼 かれ らは 少 すこ しの 助 たす けを 獲 え ます。また 多 おお くの 人 ひと が、 巧言 こうげん をもって 彼 かれ らにくみするでしょう。
”また 賢 かしこ い 者 もの のうちのある 者 もの は、 終 おわ りの 時 とき まで、 自分 じぶん を 練 ね り、 清 きよ め、 白 しろ くするために 倒 たお れるでしょう。 終 おわ りはなお 定 さだ まった 時 とき の 来 く るまでこないからです。
”この 王 おう は、その 心 こころ のままに 事 こと をおこない、すべての 神 かみ を 越 こ えて、 自分 じぶん を 高 たか くし、 自分 じぶん を 大 おお いにし、 神々 かみがみ の 神 かみ たる 者 もの にむかって、 驚 おどろ くべき 事 こと を 語 かた り、 憤 いきどお りのやむ 時 とき まで 栄 さか えるでしょう。これは 定 さだ められた 事 こと が 成就 じょうじゅ するからです。 彼 かれ はその 先祖 せんぞ の 神々 かみがみ を 顧 かえり みず、また 婦人 ふじん の 好 この む 者 もの も、いかなる 神 かみ をも 顧 かえり みないでしょう。 彼 かれ はすべてにまさって、 自分 じぶん を 大 おお いなる 者 もの とするからです。 彼 かれ はこれらの 者 もの の 代 かわ りに、 要害 ようがい の 神 かみ をあがめ、 金 きん 、 銀 ぎん 、 宝石 ほうせき 、および 宝物 たからもの をもって、その 先祖 せんぞ たちの 知 し らなかった 神 かみ をあがめ、 異邦 いほう の 神 かみ の 助 たす けによって、 最 もっと も 強固 きょうこ な 城 しろ にむかって、 事 こと をなすでしょう。そして 彼 かれ を 認 みと める 者 もの には、 栄誉 えいよ を 増 ま し 与 あた え、これに 多 おお くの 人 ひと を 治 おさ めさせ、 賞与 しょうよ として 土地 とち を 分 わ け 与 あた えるでしょう。
”終 おわ りの 時 とき になって、 南 みなみ の 王 おう は 彼 かれ と 戦 たたか います。 北 きた の 王 おう は、 戦車 せんしゃ と 騎兵 きへい と、 多 おお くの 船 ふね をもって、つむじ 風 かぜ のように 彼 かれ を 攻 せ め、 国々 くにぐに にはいっていって、みなぎりあふれ、 通 とお り 過 す ぎるでしょう。 彼 かれ はまた 麗 うるわ しい 国 くに にはいります。また 彼 かれ によって、 多 おお くの 者 もの が 滅 ほろ ぼされます。しかし、エドム、モアブ、アンモンびとらのうちのおもな 者 もの は、 彼 かれ の 手 て から 救 すく われましょう。 彼 かれ は 国々 くにぐに にその 手 て を 伸 の ばし、エジプトの 地 ち も 免 まぬか れません。 彼 かれ は 金銀 きんぎん の 財宝 ざいほう と、エジプトのすべての 宝物 たからもの を 支配 しはい し、リビヤびと、エチオピヤびとは、 彼 かれ のあとに 従 したが います。 しかし 東 ひがし と 北 きた からの 知 し らせが 彼 かれ を 驚 おどろ かし、 彼 かれ は 多 おお くの 人 ひと を 滅 ほろ ぼし 絶 た やそうと、 大 おお いなる 怒 いか りをもって 出 で て 行 い きます。 彼 かれ は 海 うみ と 麗 うるわ しい 聖山 せいざん との 間 あいだ に、 天幕 てんまく の 宮殿 きゅうでん を 設 もう けるでしょう。しかし、 彼 かれ はついにその 終 おわ りにいたり、 彼 かれ を 助 たす ける 者 もの はないでしょう。
”その 時 とき あなたの 民 たみ を 守 まも っている 大 おお いなる 君 きみ ミカエルが 立 た ちあがります。また 国 くに が 始 はじ まってから、その 時 とき にいたるまで、かつてなかったほどの 悩 なや みの 時 とき があるでしょう。しかし、その 時 とき あなたの 民 たみ は 救 すく われます。すなわちあの 書 しょ に 名 な をしるされた 者 もの は 皆 みな 救 すく われます。 また 地 ち のちりの 中 なか に 眠 ねむ っている 者 もの のうち、 多 おお くの 者 もの は 目 め をさますでしょう。そのうち 永遠 えいえん の 生命 せいめい にいたる 者 もの もあり、また 恥 はじ と、 限 かぎ りなき 恥辱 ちじょく をうける 者 もの もあるでしょう。 賢 かしこ い 者 もの は、 大空 おおぞら の 輝 かがや きのように 輝 かがや き、また 多 おお くの 人 ひと を 義 ぎ に 導 みちび く 者 もの は、 星 ほし のようになって 永遠 えいえん にいたるでしょう。 ダニエルよ、あなたは 終 おわ りの 時 とき までこの 言葉 ことば を 秘 ひ し、この 書 しょ を 封 ふう じておきなさい。 多 おお くの 者 もの は、あちこちと 探 さぐ り 調 しら べ、そして 知識 ちしき が 増 ま すでしょう」。
”そこで、われダニエルが 見 み ていると、ほかにまたふたりの 者 もの があって、ひとりは 川 かわ のこなたの 岸 きし に、ひとりは 川 かわ のかなたの 岸 きし に 立 た っていた。 わたしは、かの 亜麻 あま 布 ぬの を 着 き て 川 かわ の 水 みず の 上 うえ にいる 人 ひと にむかって 言 い った、「この 異常 いじょう なできごとは、いつになって 終 おわ るでしょうか」と。 かの 亜麻 あま 布 ぬの を 着 き て、 川 かわ の 水 みず の 上 うえ にいた 人 ひと が、 天 てん に 向 む かって、その 右 みぎ の 手 て と 左 ひだり の 手 て をあげ、 永遠 えいえん に 生 い ける 者 もの をさして 誓 ちか い、それは、ひと 時 とき とふた 時 とき と 半時 はんとき である。 聖 せい なる 民 たみ を 打 う ち 砕 くだ く 力 ちから が 消 き え 去 さ る 時 とき に、これらの 事 こと はみな 成就 じょうじゅ するだろうと 言 い うのを、わたしは 聞 き いた。
”わたしはこれを 聞 き いたけれども 悟 さと れなかった。わたしは 言 い った、「わが 主 しゅ よ、これらの 事 こと の 結末 けつまつ はどんなでしょうか」。 彼 かれ は 言 い った、「ダニエルよ、あなたの 道 みち を 行 い きなさい。この 言葉 ことば は 終 おわ りの 時 とき まで 秘 ひ し、かつ 封 ふう じておかれます。 多 おお くの 者 もの は、 自分 じぶん を 清 きよ め、 自分 じぶん を 白 しろ くし、かつ 練 ね られるでしょう。しかし、 悪 わる い 者 もの は 悪 わる い 事 こと をおこない、ひとりも 悟 さと ることはないが、 賢 かしこ い 者 もの は 悟 さと るでしょう。
”常供 じょうく の 燔祭 はんさい が 取 す り 除 のぞ かれ、 荒 あら す 憎 にく むべきものが 立 た てられる 時 とき から、千二百九十 日 にち が 定 さだ められている。 待 ま っていて千三百三十五 日 にち に 至 いた る 者 もの はさいわいです。 しかし、 終 おわ りまであなたの 道 みち を 行 い きなさい。あなたは 休 やす みに 入 はい り、 定 さだ められた 日 ひ の 終 おわ りに 立 た って、あなたの 分 ぶん を 受 う けるでしょう」。
”主 しゅ は 言 い われる、その 日 ひ には、あなたはわたしを『わが 夫 おっと 』と 呼 よ び、もはや『わがバアル』とは 呼 よ ばない。
”あなたがたはシオンでラッパを 吹 ふ け。わが 聖 せい なる 山 やま で 警報 けいほう を 吹 ふ きならせ。 国 くに の 民 たみ はみな、ふるいわななけ。 主 しゅ の 日 ひ が 来 く るからである。それは 近 ちか い。 これは 暗 くら く、 薄暗 うすぐら い 日 ひ 、 雲 くも の 群 むら がるまっくらな 日 ひ である。 多 おお くの 強 つよ い 民 たみ が 暗 くら やみのようにもろもろの 山 やま をおおう。このようなことは 昔 むかし からあったことがなく、 後 のち の 代々 よよ の 年 とし にも 再 ふたた び 起 おこ ることがないであろう。 火 ひ は 彼 かれ らの 前 まえ を 焼 や き、 炎 ほのお は 彼 かれ らの 後 のち に 燃 も える。 彼 かれ らのこない 前 まえ には、 地 ち はエデンの 園 その のようであるが、その 去 さ った 後 のち は 荒 あ れ 果 は てた 野 の のようになる。これをのがれうるものは一つもない。 そのかたちは 馬 うま のかたちのようであり、その 走 はし ることは 軍馬 ぐんば のようである。 山 やま の 頂 いただき でとびおどる 音 おと は、 戦車 せんしゃ のとどろくようである。また 刈 か り 株 かぶ を 焼 や く 火 ひ の 炎 ほのお の 音 おと のようであり、 戦 たたか いの 備 そな えをした 強 つよ い 軍隊 ぐんたい のようである。 その 前 まえ にもろもろの 民 たみ はなやみ、すべての 顔 かお は 色 いろ を 失 うしな う。 彼 かれ らは 勇士 ゆうし のように 走 はし り、 兵士 へいし のように 城壁 じょうへき によじ 登 のぼ る。 彼 かれ らはおのおの 自分 じぶん の 道 みち を 進 すす んで 行 い って、その 道 みち を 踏 ふ みはずさない。 彼 かれ らは 互 たがい におしあわず、おのおのその 道 みち を 進 すす み 行 い く。 彼 かれ らは 武器 ぶき の 中 なか にとびこんでも、 身 み をそこなわない。 彼 かれ らは 町 まち にとび 入 はい り、 城壁 じょうへき の 上 うえ を 走 はし り、 家々 いえいえ によじ 登 のぼ り、 盗 ぬす びとのように 窓 まど からはいる。 地 ち は 彼 かれ らの 前 まえ におののき、 天 てん はふるい、 日 ひ も 月 つき も 暗 くら くなり、 星 ほし はその 光 ひかり を 失 うしな う。 主 しゅ はその 軍勢 ぐんぜい の 前 まえ で 声 こえ をあげられる。その 軍隊 ぐんたい は 非常 ひじょう に 多 おお いからである。そのみ 言葉 ことば をなし 遂 と げる 者 もの は 強 つよ い。 主 しゅ の 日 ひ は 大 おお いにして、はなはだ 恐 おそ ろしいゆえ、だれがこれに 耐 た えることができよう。
”その 後 のち わたしはわが 霊 れい をすべての 肉 にく なる 者 もの に 注 そそ ぐ。あなたがたのむすこ、 娘 むすめ は 預言 よげん をし、あなたがたの 老人 ろうじん たちは 夢 ゆめ を 見 み 、あなたがたの 若者 わかもの たちは 幻 まぼろし を 見 み る。 その 日 ひ わたしはまたわが 霊 れい をしもべ、はしために 注 そそ ぐ。
”わたしはまた、 天 てん と 地 ち とにしるしを 示 しめ す。すなわち 血 ち と、 火 ひ と、 煙 けむり の 柱 はしら とがあるであろう。 主 しゅ の 大 おお いなる 恐 おそ るべき 日 ひ が 来 く る 前 まえ に、 日 ひ は 暗 くら く、 月 つき は 血 ち に 変 かわ る。 すべて 主 しゅ の 名 な を 呼 よ ぶ 者 もの は 救 すく われる。それは 主 しゅ が 言 い われたように、シオンの 山 やま とエルサレムとに、のがれる 者 もの があるからである。その 残 のこ った 者 もの のうちに、 主 しゅ のお 召 め しになる 者 もの がある。
”かまを 入 い れよ、 作物 さくもつ は 熟 じゅく した。 来 き て 踏 ふ め、 酒 さか ぶねは 満 み ち、 石 いし がめはあふれている。 彼 かれ らの 悪 あく が 大 おお きいからだ。 群衆 ぐんしゅう また 群衆 ぐんしゅう は、さばきの 谷 たに におる。 主 しゅ の 日 ひ がさばきの 谷 たに に 近 ちか いからである。 日 ひ も 月 つき も 暗 くら くなり、 星 ほし もその 光 ひかり を 失 うしな う。 主 しゅ はシオンから 大声 おおごえ で 叫 さけ び、エルサレムから 声 こえ を 出 だ される。 天 てん も 地 ち もふるい 動 うご く。しかし 主 しゅ はその 民 たみ の 避 さ け 所 どころ 、イスラエルの 人々 ひとびと のとりでである。
”「そこであなたがたは 知 し るであろう、わたしはあなたがたの 神 かみ 、 主 しゅ であって、わが 聖 せい なる 山 やま シオンに 住 す むことを。エルサレムは 聖所 せいじょ となり、 他国 たこく 人 じん は 重 かさ ねてその 中 なか を 通 とお ることがない。 その 日 ひ もろもろの 山 やま にうまい 酒 さけ がしたたり、もろもろの 丘 おか は 乳 ちち を 流 なが し、ユダのすべての 川 かわ は 水 みず を 流 なが す。 泉 いずみ は 主 しゅ の 家 いえ から 出 で て、シッテムの 谷 たに を 潤 うるお す。 エジプトは 荒 あ れ 地 ち となり、エドムは 荒野 あらの となる。 彼 かれ らはその 国 くに でユダの 人々 ひとびと をしえたげ、 罪 つみ なき 者 もの の 血 ち を 流 なが したからである。 しかしユダは 永遠 えいえん に 人 ひと の 住 す む 所 ところ となり、エルサレムは 世々 よよ に 保 たも つ。 わたしは 彼 かれ らに 血 ち の 報復 ほうふく をなし、とがある 者 もの をゆるさない。 主 しゅ はシオンに 住 す まわれる」。
”末 すえ の 日 ひ になって、 主 しゅ の 家 いえ の 山 やま はもろもろの 山 やま のかしらとして 堅 かた く 立 た てられ、もろもろの 峰 みね よりも 高 たか くあげられ、もろもろの 民 たみ はこれに 流 なが れくる。 多 おお くの 国民 くにたみ は 来 き て 言 い う、「さあ、われわれは 主 しゅ の 山 やま に 登 のぼ り、ヤコブの 神 かみ の 家 いえ に 行 い こう。 彼 かれ はその 道 みち をわれわれに 教 おし え、われわれはその 道 みち に 歩 あゆ もう」と。 律法 りっぽう はシオンから 出 で 、 主 しゅ の 言葉 ことば はエルサレムから 出 で るからである。 彼 かれ は 多 おお くの 民 たみ の 間 あいだ をさばき、 遠 とお い 所 ところ まで 強 つよ い 国々 くにぐに のために 仲裁 ちゅうさい される。そこで 彼 かれ らはつるぎを 打 う ちかえて、すきとし、そのやりを 打 う ちかえて、かまとし、 国 くに は 国 くに にむかってつるぎをあげず、 再 ふたた び 戦 たたか いのことを 学 まな ばない。 彼 かれ らは 皆 みな そのぶどうの 木 き の 下 した に 座 ざ し、そのいちじくの 木 き の 下 した にいる。 彼 かれ らを 恐 おそ れさせる 者 もの はない。これは 万軍 ばんぐん の 主 しゅ がその 口 くち で 語 かた られたことである。
”主 しゅ の 大 おお いなる 日 ひ は 近 ちか い、 近 ちか づいて、すみやかに 来 く る。 主 しゅ の 日 ひ の 声 こえ は 耳 みみ にいたい。そこに、 勇士 ゆうし もいたく 叫 さけ ぶ。 その 日 ひ は 怒 いか りの 日 ひ 、なやみと 苦 くる しみの 日 ひ 、 荒 あ れ、また 滅 ほろ びる 日 ひ 、 暗 くら く、 薄暗 うすぐら い 日 ひ 、 雲 くも と 黒雲 くろくも の 日 ひ 、 ラッパとときの 声 こえ の 日 ひ 、 堅固 けんご な 町 まち と 高 たか いやぐらを 攻 せ める 日 ひ である。 わたしは 人々 ひとびと になやみを 下 くだ して、 盲人 もうじん のように 歩 ある かせる。 彼 かれ らが 主 しゅ に 対 たい して 罪 つみ を 犯 おか したからである。 彼 かれ らの 血 ち はちりのように 流 なが され、 彼 かれ らの 肉 にく は 糞土 ふんど のように 捨 す てられる。 彼 かれ らの 銀 ぎん も 金 きん も、 主 しゅ の 怒 いか りの 日 ひ には 彼 かれ らを 救 すく うことができない。 全 ぜん 地 ち は 主 しゅ のねたみの 火 ひ にのまれる。 主 しゅ は 地 ち に 住 す む 人々 ひとびと をたちまち 滅 ほろ ぼし 尽 つく される。
”主 しゅ は 言 い われる、「それゆえ、あなたがたは、わたしが 立 た って、 証言 しょうげん する 日 ひ を 待 ま て。わたしの 決意 けつい は 諸 しょ 国民 こくみん をよせ 集 あつ め、もろもろの 国 くに を 集 あつ めて、わが 憤 いきどお り、わが 激 はげ しい 怒 いか りをことごとくその 上 うえ に 注 そそ ぐことであって、 全 ぜん 地 ち は、ねたむわたしの 怒 いか りの 火 ひ に 焼 や き 滅 ほろ ぼされるからである。
”その 時 とき わたしはもろもろの 民 たみ に 清 きよ きくちびるを 与 あた え、すべて 彼 かれ らに 主 しゅ の 名 な を 呼 よ ばせ、 心 こころ を 一 ひと つにして 主 しゅ に 仕 つか えさせる。
”万軍 ばんぐん の 主 しゅ はこう 言 い われる、しばらくして、いま 一度 いちど 、わたしは 天 てん と、 地 ち と、 海 うみ と、かわいた 地 ち とを 震 ふる う。 わたしはまた 万国民 ばんこくみん を 震 ふる う。 万国民 ばんこくみん の 財宝 ざいほう は、はいって 来 き て、わたしは 栄光 えいこう をこの 家 いえ に 満 み たすと、 万軍 ばんぐん の 主 しゅ は 言 い われる。 銀 ぎん はわたしのもの、 金 きん もわたしのものであると、 万軍 ばんぐん の 主 しゅ は 言 い われる。 主 しゅ の 家 いえ の 後 のち の 栄光 えいこう は、 前 まえ の 栄光 えいこう よりも 大 おお きいと、 万軍 ばんぐん の 主 しゅ は 言 い われる。わたしはこの 所 ところ に 繁栄 はんえい を 与 あた えると、 万軍 ばんぐん の 主 しゅ は 言 い われる』」。
”見 み よ、 主 しゅ の 日 ひ が 来 く る。その 時 とき あなたの 奪 うば われた 物 もの は、あなたの 中 なか で 分 わ かたれる。 わたしは 万国 ばんこく の 民 たみ を 集 あつ めて、エルサレムを 攻 せ め 撃 う たせる。 町 まち は 取 と られ、 家 いえ はかすめられ、 女 おんな は 犯 おか され、 町 まち の 半 なか ばは 捕 とら えられて 行 い く。しかし 残 のこ りの 民 たみ は 町 まち から 断 た たれることはない。 その 時 とき 、 主 しゅ は 出 で てきて、いくさの 日 ひ にみずから 戦 たたか われる 時 とき のように、それらの 国 くに びとと 戦 たたか われる。
”その 日 ひ には 彼 かれ の 足 あし が、 東 ひがし の 方 ほう エルサレムの 前 まえ にあるオリブ 山 やま の 上 うえ に 立 た つ。そしてオリブ 山 やま は、 非常 ひじょう に 広 ひろ い一つの 谷 たに によって、 東 ひがし から 西 にし に二つに 裂 さ け、その 山 やま の 半 なか ばは 北 きた に、 半 なか ばは 南 みなみ に 移 うつ り、 わが 山 やま の 谷 たに はふさがれる。 裂 さ けた 山 やま の 谷 たに が、そのかたわらに 接触 せっしょく するからである。そして、あなたがたはユダの 王 おう ウジヤの 世 よ に、 地震 じしん を 避 さ けて 逃 に げたように 逃 に げる。こうして、あなたがたの 神 かみ 、 主 しゅ はこられる、もろもろの 聖者 せいじゃ と 共 とも にこられる。 その 日 ひ には、 寒 さむ さも 霜 しも もない。 そこには 長 なが い 連続 れんぞく した 日 ひ がある( 主 しゅ はこれを 知 し られる)。これには 昼 ひる もなく、 夜 よる もない。 夕暮 ゆうぐれ になっても、 光 ひかり があるからである。 その 日 ひ には、 生 い ける 水 みず がエルサレムから 流 なが れ 出 で て、その 半 なか ばは 東 ひがし の 海 うみ に、その 半 なか ばは 西 にし の 海 うみ に 流 なが れ、 夏 なつ も 冬 ふゆ もやむことがない。
”主 しゅ は 全 ぜん 地 ち の 王 おう となられる。その 日 ひ には、 主 しゅ ひとり、その 名 な 一つのみとなる。
”全 ぜん 地 ち はゲバからエルサレムの 南 みなみ リンモンまで、 平地 へいち のように 変 かわ る。しかしエルサレムは 高 たか くなって、そのもとの 所 ところ にとどまり、ベニヤミンの 門 もん から、 先 さき にあった 門 もん の 所 ところ に 及 およ び、 隅 すみ の 門 もん に 至 いた り、ハナネルのやぐらから、 王 おう の 酒 さか ぶねにまで 及 およ ぶ。 その 中 なか には 人 ひと が 住 す み、もはやのろいはなく、エルサレムは 安 やす らかに 立 た つ。 エルサレムを 攻撃 こうげき したもろもろの 民 たみ を、 主 しゅ は 災 わざわい をもって 撃 う たれる。すなわち 彼 かれ らはなお 足 あし で 立 た っているうちに、その 肉 にく は 腐 くさ れ、 目 め はその 穴 あな の 中 なか で 腐 くさ れ、 舌 した はその 口 くち の 中 なか で 腐 くさ れる。 その 日 ひ には、 主 しゅ は 彼 かれ らを 大 おお いにあわてさせられるので、 彼 かれ らはおのおのその 隣 とな り 人 びと を 捕 とら え、 手 て をあげてその 隣 とな り 人 びと を 攻 せ める。 ユダもまた、エルサレムに 敵 てき して 戦 たたか う。その 周囲 しゅうい のすべての 国 くに びとの 財宝 ざいほう 、すなわち 金銀 きんぎん 、 衣服 いふく などが、はなはだ 多 おお く 集 あつ められる。 また 馬 うま 、 騾 ら 、らくだ、ろば、およびその 陣営 じんえい にあるすべての 家畜 かちく にも、この 災 わざわい のような 災 わざわい が 臨 のぞ む。
”エルサレムに 攻 せ めて 来 き たもろもろの 国 くに びとの 残 のこ った 者 もの は、 皆 みな 年々 ねんねん 上 のぼ って 来 き て、 王 おう なる 万軍 ばんぐん の 主 しゅ を 拝 おが み、 仮庵 かりいお の 祭 まつり を 守 まも るようになる。 地 ち の 諸 しょ 族 ぞく のうち、 王 おう なる 万軍 ばんぐん の 主 しゅ を 拝 おが むために、エルサレムに 上 のぼ らない 者 もの の 上 うえ には、 雨 あめ が 降 ふ らない。 エジプトの 人々 ひとびと が、もし 上 のぼ ってこない 時 とき には、 主 しゅ が 仮庵 かりいお の 祭 まつり を 守 まも るために、 上 のぼ ってこないすべての 国 くに びとを 撃 う たれるその 災 わざわい が、 彼 かれ らの 上 うえ に 臨 のぞ む。 これが、エジプトびとの 受 う ける 罰 ばつ 、およびすべて 仮庵 かりいお の 祭 まつり を 守 まも るために 上 のぼ ってこない 国 くに びとの 受 う ける 罰 ばつ である。
”その 日 ひ には、 馬 うま の 鈴 すず の 上 うえ に「 主 しゅ に 聖 せい なる 者 もの 」と、しるすのである。また 主 しゅ の 宮 みや のなべは、 祭壇 さいだん の 前 まえ の 鉢 はち のように、 聖 せい なる 物 もの となる。 エルサレムおよびユダのすべてのなべは、 万軍 ばんぐん の 主 しゅ に 対 たい して 聖 せい なる 物 もの となり、すべて 犠牲 ぎせい をささげる 者 もの は 来 き てこれを 取 と り、その 中 なか で 犠牲 ぎせい の 肉 にく を 煮 に ることができる。その 日 ひ には、 万軍 ばんぐん の 主 しゅ の 宮 みや に、もはや 商人 しょうにん はいない。
”その 来 く る 日 ひ には、だれが 耐 た え 得 え よう。そのあらわれる 時 とき には、だれが 立 た ち 得 え よう。 彼 かれ は 金 きん をふきわける 者 もの の 火 ひ のようであり、 布 ぬの さらしの 灰汁 あく のようである。 彼 かれ は 銀 ぎん をふきわけて 清 きよ める 者 もの のように 座 ざ して、レビの 子孫 しそん を 清 きよ め、 金銀 きんぎん のように 彼 かれ らを 清 きよ める。そして 彼 かれ らは 義 ぎ をもって、ささげ 物 もの を 主 しゅ にささげる。
”畑 はたけ は 世界 せかい である。 良 よ い 種 たね と 言 い うのは 御国 みくに の 子 こ たちで、 毒 どく 麦 むぎ は 悪 わる い 者 もの の 子 こ たちである。 それをまいた 敵 てき は 悪魔 あくま である。 収穫 しゅうかく とは 世 よ の 終 おわ りのことで、 刈 か る 者 もの は 御使 みつかい たちである。 だから、 毒 どく 麦 むぎ が 集 あつ められて 火 ひ で 焼 や かれるように、 世 よ の 終 おわ りにもそのとおりになるであろう。 人 ひと の 子 こ はその 使 つかい たちをつかわし、つまずきとなるものと 不法 ふほう を 行 おこな う 者 もの とを、ことごとく 御国 みくに からとり 集 あつ めて、 炉 ろ の 火 ひ に 投 な げ 入 い れさせるであろう。そこでは 泣 な き 叫 さけ んだり、 歯 は がみをしたりするであろう。 そのとき、 義人 ぎじん たちは 彼 かれ らの 父 ちち の 御国 みくに で、 太陽 たいよう のように 輝 かがや きわたるであろう。 耳 みみ のある 者 もの は 聞 き くがよい。
”また 天国 てんごく は、 海 うみ におろして、あらゆる 種類 しゅるい の 魚 うお を 囲 かこ みいれる 網 あみ のようなものである。 それがいっぱいになると 岸 きし に 引 ひ き 上 あ げ、そしてすわって、 良 よ いのを 器 うつわ に 入 い れ、 悪 わる いのを 外 そと へ 捨 す てるのである。 世 よ の 終 おわ りにも、そのとおりになるであろう。すなわち、 御使 みつかい たちがきて、 義人 ぎじん のうちから 悪人 あくにん をえり 分 わ け、 そして 炉 ろ の 火 ひ に 投 な げこむであろう。そこでは 泣 な き 叫 さけ んだり、 歯 は がみをしたりするであろう。
”イエスは 彼 かれ らに 言 い われた、「あなたがたは 夕方 ゆうがた になると、『 空 そら がまっかだから、 晴 はれ だ』と 言 い い、 また 明 あ け 方 がた には『 空 そら が 曇 くも ってまっかだから、きょうは 荒 あ れだ』と 言 い う。あなたがたは 空 そら の 模様 もよう を 見分 みわ けることを 知 し りながら、 時 とき のしるしを 見分 みわ けることができないのか。
”人 ひと の 子 こ は 父 ちち の 栄光 えいこう のうちに、 御使 みつかい たちを 従 したが えて 来 く るが、その 時 とき には、 実際 じっさい のおこないに 応 おう じて、それぞれに 報 むく いるであろう。 よく 聞 き いておくがよい、 人 ひと の 子 こ が 御国 みくに の 力 ちから をもって 来 く るのを 見 み るまでは、 死 し を 味 あじ わわない 者 もの が、ここに 立 た っている 者 もの の 中 なか にいる」。
”イエスは 彼 かれ らに 言 い われた、「よく 聞 き いておくがよい。 世 よ が 改 あらた まって、 人 ひと の 子 こ がその 栄光 えいこう の 座 ざ につく 時 とき には、わたしに 従 したが ってきたあなたがたもまた、十二の 位 くらい に 座 ざ してイスラエルの十二の 部族 ぶぞく をさばくであろう。
”またオリブ 山 やま ですわっておられると、 弟子 でし たちが、ひそかにみもとにきて 言 い った、「どうぞお 話 はな しください。いつ、そんなことが 起 おこ るのでしょうか。あなたがまたおいでになる 時 とき や、 世 よ の 終 おわ りには、どんな 前兆 ぜんちょう がありますか」。 そこでイエスは 答 こた えて 言 い われた、「 人 ひと に 惑 まど わされないように 気 き をつけなさい。 多 おお くの 者 もの がわたしの 名 な を 名 な のって 現 あらわ れ、 自分 じぶん がキリストだと 言 い って、 多 おお くの 人 ひと を 惑 まど わすであろう。 また、 戦争 せんそう と 戦争 せんそう のうわさとを 聞 き くであろう。 注意 ちゅうい していなさい、あわててはいけない。それは 起 おこ らねばならないが、まだ 終 おわ りではない。 民 たみ は 民 たみ に、 国 くに は 国 くに に 敵対 てきたい して 立 た ち 上 あ がるであろう。またあちこちに、ききんが 起 おこ り、また 地震 じしん があるであろう。 しかし、すべてこれらは 産 う みの 苦 くる しみの 初 はじ めである。
”そのとき 人々 ひとびと は、あなたがたを 苦 くる しみにあわせ、また 殺 ころ すであろう。またあなたがたは、わたしの 名 な のゆえにすべての 民 たみ に 憎 にく まれるであろう。 そのとき、 多 おお くの 人 ひと がつまずき、また 互 たがい に 裏切 うらぎ り、 憎 にく み 合 あ うであろう。 また 多 おお くのにせ 預言者 よげんしゃ が 起 おこ って、 多 おお くの 人 ひと を 惑 まど わすであろう。 また 不法 ふほう がはびこるので、 多 おお くの 人 ひと の 愛 あい が 冷 ひ えるであろう。 しかし、 最後 さいご まで 耐 た え 忍 しの ぶ 者 もの は 救 すく われる。 そしてこの 御国 みくに の 福音 ふくいん は、すべての 民 たみ に 対 たい してあかしをするために、 全 ぜん 世界 せかい に 宣 の べ 伝 つた えられるであろう。そしてそれから 最後 さいご が 来 く るのである。
”預言者 よげんしゃ ダニエルによって 言 い われた 荒 あ らす 憎 にく むべき 者 もの が、 聖 せい なる 場所 ばしょ に 立 た つのを 見 み たならば( 読者 どくしゃ よ、 悟 さと れ)、 そのとき、ユダヤにいる 人々 ひとびと は 山 やま へ 逃 に げよ。 屋上 おくじょう にいる 者 もの は、 家 いえ からものを 取 と り 出 だ そうとして 下 した におりるな。 畑 はたけ にいる 者 もの は、 上着 うわぎ を 取 と りにあとへもどるな。 その 日 ひ には、 身重 みおも の 女 おんな と 乳飲 ちの み 子 ご をもつ 女 おんな とは、 不幸 ふこう である。 あなたがたの 逃 に げるのが、 冬 ふゆ または 安息日 あんそくにち にならないように 祈 いの れ。 その 時 とき には、 世 よ の 初 はじ めから 現在 げんざい に 至 いた るまで、かつてなく 今後 こんご もないような 大 おお きな 患難 かんなん が 起 おこ るからである。 もしその 期間 きかん が 縮 ちぢ められないなら、 救 すく われる 者 もの はひとりもないであろう。しかし、 選民 せんみん のためには、その 期間 きかん が 縮 ちぢ められるであろう。
”そのとき、だれかがあなたがたに『 見 み よ、ここにキリストがいる』、また、『あそこにいる』と 言 い っても、それを 信 しん じるな。 にせキリストたちや、にせ 預言者 よげんしゃ たちが 起 おこ って、 大 おお いなるしるしと 奇跡 きせき とを 行 おこな い、できれば、 選民 せんみん をも 惑 まど わそうとするであろう。 見 み よ、あなたがたに 前 まえ もって 言 い っておく。 だから、 人々 ひとびと が『 見 み よ、 彼 かれ は 荒野 あらの にいる』と 言 い っても、 出 で て 行 い くな。また『 見 み よ、へやの 中 なか にいる』と 言 い っても、 信 しん じるな。 ちょうど、いなずまが 東 ひがし から 西 にし にひらめき 渡 わた るように、 人 ひと の 子 こ も 現 あらわ れるであろう。 死体 したい のあるところには、はげたかが 集 あつ まるものである。
”しかし、その 時 とき に 起 おこ る 患難 かんなん の 後 のち 、たちまち 日 ひ は 暗 くら くなり、 月 つき はその 光 ひかり を 放 はな つことをやめ、 星 ほし は 空 そら から 落 お ち、 天体 てんたい は 揺 ゆ り 動 うご かされるであろう。 そのとき、 人 ひと の 子 こ のしるしが 天 てん に 現 あらわ れるであろう。またそのとき、 地 ち のすべての 民族 みんぞく は 嘆 なげ き、そして 力 ちから と 大 おお いなる 栄光 えいこう とをもって、 人 ひと の 子 こ が 天 てん の 雲 くも に 乗 の って 来 く るのを、 人々 ひとびと は 見 み るであろう。 また、 彼 かれ は 大 おお いなるラッパの 音 おと と 共 とも に 御使 みつかい たちをつかわして、 天 てん のはてからはてに 至 いた るまで、 四方 しほう からその 選民 せんみん を 呼 よ び 集 あつ めるであろう。
”いちじくの 木 き からこの 譬 たとえ を 学 まな びなさい。その 枝 えだ が 柔 やわ らかになり、 葉 は が 出 で るようになると、 夏 なつ の 近 ちか いことがわかる。 そのように、すべてこれらのことを 見 み たならば、 人 ひと の 子 こ が 戸口 とぐち まで 近 ちか づいていると 知 し りなさい。 よく 聞 き いておきなさい。これらの 事 こと が、ことごとく 起 おこ るまでは、この 時代 じだい は 滅 ほろ びることがない。 天地 てんち は 滅 ほろ びるであろう。しかしわたしの 言葉 ことば は 滅 ほろ びることがない。 その 日 ひ 、その 時 とき は、だれも 知 し らない。 天 てん の 御使 みつかい たちも、また 子 こ も 知 し らない、ただ 父 ちち だけが 知 し っておられる。 人 ひと の 子 こ の 現 あらわ れるのも、ちょうどノアの 時 とき のようであろう。 すなわち、 洪水 こうずい の 出 で る 前 まえ 、ノアが 箱舟 はこぶね にはいる 日 ひ まで、 人々 ひとびと は 食 く い、 飲 の み、めとり、とつぎなどしていた。 そして 洪水 こうずい が 襲 おそ ってきて、いっさいのものをさらって 行 い くまで、 彼 かれ らは 気 き がつかなかった。 人 ひと の 子 こ の 現 あらわ れるのも、そのようであろう。
”そのとき、ふたりの 者 もの が 畑 はたけ にいると、ひとりは 取 と り 去 さ られ、ひとりは 取 と り 残 のこ されるであろう。 ふたりの 女 おんな がうすをひいていると、ひとりは 取 と り 去 さ られ、ひとりは 残 のこ されるであろう。 だから、 目 め をさましていなさい。いつの 日 ひ にあなたがたの 主 しゅ がこられるのか、あなたがたには、わからないからである。 このことをわきまえているがよい。 家 いえ の 主人 しゅじん は、 盗賊 とうぞく がいつごろ 来 く るかわかっているなら、 目 め をさましていて、 自分 じぶん の 家 いえ に 押 お し 入 い ることを 許 ゆる さないであろう。 だから、あなたがたも 用意 ようい をしていなさい。 思 おも いがけない 時 とき に 人 ひと の 子 こ が 来 く るからである。
”主人 しゅじん がその 家 いえ の 僕 しもべ たちの 上 うえ に 立 た てて、 時 とき に 応 おう じて 食物 しょくもつ をそなえさせる 忠実 ちゅうじつ な 思慮 しりょ 深 ぶか い 僕 しもべ は、いったい、だれであろう。 主人 しゅじん が 帰 かえ ってきたとき、そのようにつとめているのを 見 み られる 僕 しもべ は、さいわいである。 よく 言 い っておくが、 主人 しゅじん は 彼 かれ を 立 た てて 自分 じぶん の 全 ぜん 財産 ざいさん を 管理 かんり させるであろう。 もしそれが 悪 わる い 僕 しもべ であって、 自分 じぶん の 主人 しゅじん は 帰 かえ りがおそいと 心 こころ の 中 なか で 思 おも い、 その 僕 しもべ 仲間 なかま をたたきはじめ、また 酒飲 さけの み 仲間 なかま と 一緒 いっしょ に 食 た べたり 飲 の んだりしているなら、 その 僕 しもべ の 主人 しゅじん は 思 おも いがけない 日 ひ 、 気 き がつかない 時 とき に 帰 かえ ってきて、 彼 かれ を 厳罰 げんばつ に 処 しょ し、 偽善者 ぎぜんしゃ たちと 同 おな じ 目 め にあわせるであろう。 彼 かれ はそこで 泣 な き 叫 さけ んだり、 歯 は がみをしたりするであろう。
”そこで 天国 てんごく は、十 人 にん のおとめがそれぞれあかりを 手 て にして、 花婿 はなむこ を 迎 むか えに 出 で て 行 い くのに 似 に ている。 その 中 なか の五 人 にん は 思慮 しりょ が 浅 あさ く、五 人 にん は 思慮 しりょ 深 ぶか い 者 もの であった。 思慮 しりょ の 浅 あさ い 者 もの たちは、あかりは 持 も っていたが、 油 あぶら を 用意 ようい していなかった。 しかし、 思慮 しりょ 深 ぶか い 者 もの たちは、 自分 じぶん たちのあかりと 一緒 いっしょ に、 入 い れものの 中 なか に 油 あぶら を 用意 ようい していた。 花婿 はなむこ の 来 く るのがおくれたので、 彼 かれ らはみな 居眠 いねむ りをして、 寝 ね てしまった。 夜中 よなか に、『さあ、 花婿 はなむこ だ、 迎 むか えに 出 で なさい』と 呼 よ ぶ 声 こえ がした。 そのとき、おとめたちはみな 起 お きて、それぞれあかりを 整 ととの えた。 ところが、 思慮 しりょ の 浅 あさ い 女 おんな たちが、 思慮 しりょ 深 ぶか い 女 おんな たちに 言 い った、『あなたがたの 油 あぶら をわたしたちにわけてください。わたしたちのあかりが 消 き えかかっていますから』。 すると、 思慮 しりょ 深 ぶか い 女 おんな たちは 答 こた えて 言 い った、『わたしたちとあなたがたとに 足 た りるだけは、 多分 たぶん ないでしょう。 店 みせ に 行 い って、あなたがたの 分 ふん をお 買 か いになる 方 ほう がよいでしょう』。 彼 かれ らが 買 か いに 出 で ているうちに、 花婿 はなむこ が 着 つ いた。そこで、 用意 ようい のできていた 女 おんな たちは、 花婿 はなむこ と 一緒 いっしょ に 婚 こん 宴 えん のへやにはいり、そして 戸 と がしめられた。 そのあとで、ほかのおとめたちもきて、『ご 主人様 しゅじんさま 、ご 主人様 しゅじんさま 、どうぞ、あけてください』と 言 い った。 しかし 彼 かれ は 答 こた えて、『はっきり 言 い うが、わたしはあなたがたを 知 し らない』と 言 い った。 だから、 目 め をさましていなさい。その 日 ひ その 時 とき が、あなたがたにはわからないからである。
”人 ひと の 子 こ が 栄光 えいこう の 中 なか にすべての 御使 みつかい たちを 従 したが えて 来 く るとき、 彼 かれ はその 栄光 えいこう の 座 ざ につくであろう。 そして、すべての 国民 こくみん をその 前 まえ に 集 あつ めて、 羊飼 ひつじかい が 羊 ひつじ とやぎとを 分 わ けるように、 彼 かれ らをより 分 わ け、 羊 ひつじ を 右 みぎ に、やぎを 左 ひだり におくであろう。
”そのとき、 王 おう は 右 みぎ にいる 人々 ひとびと に 言 い うであろう、『わたしの 父 ちち に 祝福 しゅくふく された 人 ひと たちよ、さあ、 世 よ の 初 はじ めからあなたがたのために 用意 ようい されている 御国 みくに を 受 う けつぎなさい。 あなたがたは、わたしが 空腹 くうふく のときに 食 た べさせ、かわいていたときに 飲 の ませ、 旅人 たびびと であったときに 宿 やど を 貸 か し、 裸 はだか であったときに 着 き せ、 病気 びょうき のときに 見舞 みま い、 獄 ごく にいたときに 尋 たず ねてくれたからである』。 そのとき、 正 ただ しい 者 もの たちは 答 こた えて 言 い うであろう、『 主 しゅ よ、いつ、わたしたちは、あなたが 空腹 くうふく であるのを 見 み て 食物 しょくもつ をめぐみ、かわいているのを 見 み て 飲 の ませましたか。 いつあなたが 旅人 たびびと であるのを 見 み て 宿 やど を 貸 か し、 裸 はだか なのを 見 み て 着 き せましたか。 また、いつあなたが 病気 びょうき をし、 獄 ごく にいるのを 見 み て、あなたの 所 ところ に 参 まい りましたか』。 すると、 王 おう は 答 こた えて 言 い うであろう、『あなたがたによく 言 い っておく。わたしの 兄弟 きょうだい であるこれらの 最 もっと も 小 ちい さい 者 もの のひとりにしたのは、すなわち、わたしにしたのである』。
”それから、 左 ひだり にいる 人々 ひとびと にも 言 い うであろう、『のろわれた 者 もの どもよ、わたしを 離 はな れて、 悪魔 あくま とその 使 つかい たちとのために 用意 ようい されている 永遠 えいえん の 火 ひ にはいってしまえ。 あなたがたは、わたしが 空腹 くうふく のときに 食 た べさせず、かわいていたときに 飲 の ませず、 旅人 たびびと であったときに 宿 やど を 貸 か さず、 裸 はだか であったときに 着 き せず、また 病気 びょうき のときや、 獄 ごく にいたときに、わたしを 尋 たず ねてくれなかったからである』。 そのとき、 彼 かれ らもまた 答 こた えて 言 い うであろう、『 主 しゅ よ、いつ、あなたが 空腹 くうふく であり、かわいておられ、 旅人 たびびと であり、 裸 はだか であり、 病気 びょうき であり、 獄 ごく におられたのを 見 み て、わたしたちはお 世話 せわ をしませんでしたか』。 そのとき、 彼 かれ は 答 こた えて 言 い うであろう、『あなたがたによく 言 い っておく。これらの 最 もっと も 小 ちい さい 者 もの のひとりにしなかったのは、すなわち、わたしにしなかったのである』。 そして 彼 かれ らは 永遠 えいえん の 刑罰 けいばつ を 受 う け、 正 ただ しい 者 もの は 永遠 えいえん の 生命 せいめい に 入 い るであろう」。
”イエスは 彼 かれ に 言 い われた、「あなたの 言 い うとおりである。しかし、わたしは 言 い っておく。あなたがたは、 間 ま もなく、 人 ひと の 子 こ が 力 ちから ある 者 もの の 右 みぎ に 座 ざ し、 天 てん の 雲 くも に 乗 の って 来 く るのを 見 み るであろう」。
”邪悪 じゃあく で 罪深 つみぶか いこの 時代 じだい にあって、わたしとわたしの 言葉 ことば とを 恥 は じる 者 もの に 対 たい しては、 人 ひと の 子 こ もまた、 父 ちち の 栄光 えいこう のうちに 聖 せい なる 御使 みつかい たちと 共 とも に 来 く るときに、その 者 もの を 恥 は じるであろう」。
”また、 彼 かれ らに 言 い われた、「よく 聞 き いておくがよい。 神 かみ の 国 くに が 力 ちから をもって 来 く るのを 見 み るまでは、 決 けっ して 死 し を 味 あじ わわない 者 もの が、ここに 立 た っている 者 もの の 中 なか にいる」。
”「わたしたちにお 話 はな しください。いつ、そんなことが 起 おこ るのでしょうか。またそんなことがことごとく 成就 じょうじゅ するような 場合 ばあい には、どんな 前兆 ぜんちょう がありますか」。 そこで、イエスは 話 はな しはじめられた、「 人 ひと に 惑 まど わされないように 気 き をつけなさい。 多 おお くの 者 もの がわたしの 名 な を 名 な のって 現 あらわ れ、 自分 じぶん がそれだと 言 い って、 多 おお くの 人 ひと を 惑 まど わすであろう。 また、 戦争 せんそう と 戦争 せんそう のうわさとを 聞 き くときにも、あわてるな。それは 起 おこ らねばならないが、まだ 終 おわ りではない。 民 たみ は 民 たみ に、 国 くに は 国 くに に 敵対 てきたい して 立 た ち 上 あ がるであろう。またあちこちに 地震 じしん があり、またききんが 起 おこ るであろう。これらは 産 う みの 苦 くる しみの 初 はじ めである。
”あなたがたは 自分 じぶん で 気 き をつけていなさい。あなたがたは、わたしのために、 衆議所 しゅうぎしょ に 引 ひ きわたされ、 会堂 かいどう で 打 う たれ、 長官 ちょうかん たちや 王 おう たちの 前 まえ に 立 た たされ、 彼 かれ らに 対 たい してあかしをさせられるであろう。 こうして、 福音 ふくいん はまずすべての 民 たみ に 宣 の べ 伝 つた えられねばならない。 そして、 人々 ひとびと があなたがたを 連 つ れて 行 い って 引 ひ きわたすとき、 何 なに を 言 い おうかと、 前 まえ もって 心配 しんぱい するな。その 場合 ばあい 、 自分 じぶん に 示 しめ されることを 語 かた るがよい。 語 かた る 者 もの はあなたがた 自身 じしん ではなくて、 聖霊 せいれい である。 また 兄弟 きょうだい は 兄弟 きょうだい を、 父 ちち は 子 こ を 殺 ころ すために 渡 わた し、 子 こ は 両親 りょうしん に 逆 さか らって 立 た ち、 彼 かれ らを 殺 ころ させるであろう。 また、あなたがたはわたしの 名 な のゆえに、すべての 人 ひと に 憎 にく まれるであろう。しかし、 最後 さいご まで 耐 た え 忍 しの ぶ 者 もの は 救 すく われる。
”荒 あ らす 憎 にく むべきものが、 立 た ってはならぬ 所 ところ に 立 た つのを 見 み たならば( 読者 どくしゃ よ、 悟 さと れ)、そのとき、ユダヤにいる 人々 ひとびと は 山 やま へ 逃 に げよ。 屋上 おくじょう にいる 者 もの は、 下 した におりるな。また 家 いえ から 物 もの を 取 と り 出 だ そうとして 内 うち にはいるな。 畑 はたけ にいる 者 もの は、 上着 うわぎ を 取 と りにあとへもどるな。 その 日 ひ には、 身重 みおも の 女 おんな と 乳飲 ちの み 子 ご をもつ 女 おんな とは、 不幸 ふこう である。 この 事 こと が 冬 ふゆ おこらぬように 祈 いの れ。 その 日 ひ には、 神 かみ が 万物 ばんぶつ を 造 つく られた 創造 そうぞう の 初 はじ めから 現在 げんざい に 至 いた るまで、かつてなく 今後 こんご もないような 患難 かんなん が 起 おこ るからである。 もし 主 しゅ がその 期間 きかん を 縮 ちぢ めてくださらないなら、 救 すく われる 者 もの はひとりもないであろう。しかし、 選 えら ばれた 選民 せんみん のために、その 期間 きかん を 縮 ちぢ めてくださったのである。
”そのとき、だれかがあなたがたに『 見 み よ、ここにキリストがいる』、『 見 み よ、あそこにいる』と 言 い っても、それを 信 しん じるな。 にせキリストたちや、にせ 預言者 よげんしゃ たちが 起 おこ って、しるしと 奇跡 きせき とを 行 おこな い、できれば、 選民 せんみん をも 惑 まど わそうとするであろう。 だから、 気 き をつけていなさい。いっさいの 事 こと を、あなたがたに 前 まえ もって 言 い っておく。
”その 日 ひ には、この 患難 かんなん の 後 のち 、 日 ひ は 暗 くら くなり、 月 つき はその 光 ひかり を 放 はな つことをやめ、 星 ほし は 空 そら から 落 お ち、 天体 てんたい は 揺 ゆ り 動 うご かされるであろう。 そのとき、 大 おお いなる 力 ちから と 栄光 えいこう とをもって、 人 ひと の 子 こ が 雲 くも に 乗 の って 来 く るのを、 人々 ひとびと は 見 み るであろう。 そのとき、 彼 かれ は 御使 みつかい たちをつかわして、 地 ち のはてから 天 てん のはてまで、 四方 しほう からその 選民 せんみん を 呼 よ び 集 あつ めるであろう。
”いちじくの 木 き からこの 譬 たとえ を 学 まな びなさい。その 枝 えだ が 柔 やわ らかになり、 葉 は が 出 で るようになると、 夏 なつ の 近 ちか いことがわかる。 そのように、これらの 事 こと が 起 おこ るのを 見 み たならば、 人 ひと の 子 こ が 戸口 とぐち まで 近 ちか づいていると 知 し りなさい。 よく 聞 き いておきなさい。これらの 事 こと が、ことごとく 起 おこ るまでは、この 時代 じだい は 滅 ほろ びることがない。 天地 てんち は 滅 ほろ びるであろう。しかしわたしの 言葉 ことば は 滅 ほろ びることがない。 その 日 ひ 、その 時 とき は、だれも 知 し らない。 天 てん にいる 御使 みつかい たちも、また 子 こ も 知 し らない、ただ 父 ちち だけが 知 し っておられる。 気 き をつけて、 目 め をさましていなさい。その 時 とき がいつであるか、あなたがたにはわからないからである。 それはちょうど、 旅 たび に 立 た つ 人 ひと が 家 いえ を 出 で るに 当 あた り、その 僕 しもべ たちに、それぞれ 仕事 しごと を 割 わ り 当 あ てて 責任 せきにん をもたせ、 門番 もんばん には 目 め をさましておれと、 命 めい じるようなものである。 だから、 目 め をさましていなさい。いつ、 家 いえ の 主人 しゅじん が 帰 かえ って 来 く るのか、 夕方 ゆうがた か、 夜中 よなか か、にわとりの 鳴 な くころか、 明 あ け 方 がた か、わからないからである。 あるいは 急 きゅう に 帰 かえ ってきて、あなたがたの 眠 ねむ っているところを 見 み つけるかも 知 し れない。 目 め をさましていなさい。わたしがあなたがたに 言 い うこの 言葉 ことば は、すべての 人々 ひとびと に 言 い うのである」。
”イエスは 言 い われた、「わたしがそれである。あなたがたは 人 ひと の 子 こ が 力 ちから ある 者 もの の 右 みぎ に 座 ざ し、 天 てん の 雲 くも に 乗 の って 来 く るのを 見 み るであろう」。
”わたしとわたしの 言葉 ことば とを 恥 は じる 者 もの に 対 たい しては、 人 ひと の 子 こ もまた、 自分 じぶん の 栄光 えいこう と、 父 ちち と 聖 せい なる 御使 みつかい との 栄光 えいこう のうちに 現 あらわ れて 来 く るとき、その 者 もの を 恥 は じるであろう。 よく 聞 き いておくがよい、 神 かみ の 国 くに を 見 み るまでは、 死 し を 味 あじ わわない 者 もの が、ここに 立 た っている 者 もの の 中 なか にいる」。
”腰 こし に 帯 おび をしめ、あかりをともしていなさい。 主人 しゅじん が 婚 こん 宴 えん から 帰 かえ ってきて 戸 と をたたくとき、すぐあけてあげようと 待 ま っている 人 ひと のようにしていなさい。 主人 しゅじん が 帰 かえ ってきたとき、 目 め を 覚 さま しているのを 見 み られる 僕 しもべ たちは、さいわいである。よく 言 い っておく。 主人 しゅじん が 帯 おび をしめて 僕 しもべ たちを 食卓 しょくたく につかせ、 進 すす み 寄 よ って 給仕 きゅうじ をしてくれるであろう。 主人 しゅじん が 夜中 よなか ごろ、あるいは 夜明 よあ けごろに 帰 かえ ってきても、そうしているのを 見 み られるなら、その 人 ひと たちはさいわいである。 このことを、わきまえているがよい。 家 いえ の 主人 しゅじん は、 盗賊 とうぞく がいつごろ 来 く るかわかっているなら、 自分 じぶん の 家 いえ に 押 お し 入 い らせはしないであろう。 あなたがたも 用意 ようい していなさい。 思 おも いがけない 時 とき に 人 ひと の 子 こ が 来 く るからである」。
”主人 しゅじん が 帰 かえ ってきたとき、そのようにつとめているのを 見 み られる 僕 しもべ は、さいわいである。 よく 言 い っておくが、 主人 しゅじん はその 僕 しもべ を 立 た てて 自分 じぶん の 全 ぜん 財産 ざいさん を 管理 かんり させるであろう。 しかし、もしその 僕 しもべ が、 主人 しゅじん の 帰 かえ りがおそいと 心 こころ の 中 なか で 思 おも い、 男女 だんじょ の 召使 めしつかい たちを 打 う ちたたき、そして 食 た べたり、 飲 の んだりして 酔 よ いはじめるならば、 その 僕 しもべ の 主人 しゅじん は 思 おも いがけない 日 ひ 、 気 き がつかない 時 とき に 帰 かえ って 来 く るであろう。そして、 彼 かれ を 厳罰 げんばつ に 処 しょ して、 不 ふ 忠実 ちゅうじつ なものたちと 同 おな じ 目 め にあわせるであろう。 主人 しゅじん のこころを 知 し っていながら、それに 従 したが って 用意 ようい もせず 勤 つと めもしなかった 僕 しもべ は、 多 おお くむち 打 う たれるであろう。
”イエスはまた 群衆 ぐんしゅう に 対 たい しても 言 い われた、「あなたがたは、 雲 くも が 西 にし に 起 おこ るのを 見 み るとすぐ、にわか 雨 あめ がやって 来 く る、と 言 い う。 果 はた してそのとおりになる。 それから 南風 みなみかぜ が 吹 ふ くと、 暑 あ つくなるだろう、と 言 い う。 果 はた してそのとおりになる。 偽善者 ぎぜんしゃ よ、あなたがたは 天地 てんち の 模様 もよう を 見分 みわ けることを 知 し りながら、どうして 今 いま の 時代 じだい を 見分 みわ けることができないのか。
”それから 弟子 でし たちに 言 い われた、「あなたがたは、 人 ひと の 子 こ の 日 ひ を一 日 にち でも 見 み たいと 願 ねが っても 見 み ることができない 時 とき が 来 く るであろう。 人々 ひとびと はあなたがたに、『 見 み よ、あそこに』『 見 み よ、ここに』と 言 い うだろう。しかし、そちらへ 行 い くな、 彼 かれ らのあとを 追 お うな。 いなずまが 天 てん の 端 はし からひかり 出 で て 天 てん の 端 はし へとひらめき 渡 わた るように、 人 ひと の 子 こ もその 日 ひ には 同 おな じようであるだろう。
”しかし、 彼 かれ はまず 多 おお くの 苦 くる しみを 受 う け、またこの 時代 じだい の 人々 ひとびと に 捨 す てられねばならない。 そして、ノアの 時 とき にあったように、 人 ひと の 子 こ の 時 とき にも 同様 どうよう なことが 起 おこ るであろう。 ノアが 箱舟 はこぶね にはいる 日 ひ まで、 人々 ひとびと は 食 く い、 飲 の み、めとり、とつぎなどしていたが、そこへ 洪水 こうずい が 襲 おそ ってきて、 彼 かれ らをことごとく 滅 ほろ ぼした。 ロトの 時 とき にも 同 おな じようなことが 起 おこ った。 人々 ひとびと は 食 く い、 飲 の み、 買 か い、 売 う り、 植 う え、 建 た てなどしていたが、 ロトがソドムから 出 で て 行 い った 日 ひ に、 天 てん から 火 ひ と 硫黄 いおう とが 降 ふ ってきて、 彼 かれ らをことごとく 滅 ほろ ぼした。 人 ひと の 子 こ が 現 あらわ れる 日 ひ も、ちょうどそれと 同様 どうよう であろう。
”その 日 ひ には、 屋上 おくじょう にいる 者 もの は、 自分 じぶん の 持 も ち 物 もの が 家 いえ の 中 なか にあっても、 取 と りにおりるな。 畑 はたけ にいる 者 もの も 同 おな じように、あとへもどるな。 ロトの 妻 つま のことを 思 おも い 出 だ しなさい。 自分 じぶん の 命 いのち を 救 すく おうとするものは、それを 失 うしな い、それを 失 うしな うものは、 保 たも つのである。
”あなたがたに 言 い っておく。その 夜 よ 、ふたりの 男 おとこ が一つ 寝床 ねどこ にいるならば、ひとりは 取 と り 去 さ られ、 他 た のひとりは 残 のこ されるであろう。 ふたりの 女 おんな が 一緒 いっしょ にうすをひいているならば、ひとりは 取 と り 去 さ られ、 他 た のひとりは 残 のこ されるであろう。〔 ふたりの 男 おとこ が 畑 はたけ におれば、ひとりは 取 と り 去 さ られ、 他 た のひとりは 残 のこ されるであろう〕」。 弟子 でし たちは「 主 しゅ よ、それはどこであるのですか」と 尋 たず ねた。するとイエスは 言 い われた、「 死体 したい のある 所 ところ には、またはげたかが 集 あつ まるものである」。
”まして 神 かみ は、 日夜 にちや 叫 さけ び 求 もと める 選民 せんみん のために、 正 ただ しいさばきをしてくださらずに 長 なが い 間 あいだ そのままにしておかれることがあろうか。 あなたがたに 言 い っておくが、 神 かみ はすみやかにさばいてくださるであろう。しかし、 人 ひと の 子 こ が 来 く るとき、 地上 ちじょう に 信仰 しんこう が 見 み られるであろうか」。
”それから 彼 かれ らに 言 い われた、「 民 たみ は 民 たみ に、 国 くに は 国 くに に 敵対 てきたい して 立 た ち 上 あ がるであろう。 また 大 だい 地震 じしん があり、あちこちに 疫病 えきびょう やききんが 起 おこ り、いろいろ 恐 おそ ろしいことや 天 てん からの 物 もの すごい 前兆 ぜんちょう があるであろう。
”しかし、これらのあらゆる 出来事 できごと のある 前 まえ に、 人々 ひとびと はあなたがたに 手 て をかけて 迫害 はくがい をし、 会堂 かいどう や 獄 ごく に 引 ひ き 渡 わた し、わたしの 名 な のゆえに 王 おう や 総督 そうとく の 前 まえ にひっぱって 行 い くであろう。 それは、あなたがたがあかしをする 機会 きかい となるであろう。 だから、どう 答弁 とうべん しようかと、 前 まえ もって 考 かんが えておかないことに 心 こころ を 決 き めなさい。 あなたの 反対者 はんたいしゃ のだれもが 抗弁 こうべん も 否定 ひてい もできないような 言葉 ことば と 知恵 ちえ とを、わたしが 授 さづ けるから。 しかし、あなたがたは 両親 りょうしん 、 兄弟 きょうだい 、 親族 しんぞく 、 友人 ゆうじん にさえ 裏切 うらぎ られるであろう。また、あなたがたの 中 なか で 殺 ころ されるものもあろう。 また、わたしの 名 な のゆえにすべての 人 ひと に 憎 にく まれるであろう。 しかし、あなたがたの 髪 かみ の 毛 け 一すじでも 失 うしな われることはない。 あなたがたは 耐 た え 忍 しの ぶことによって、 自分 じぶん の 魂 たましい をかち 取 と るであろう。
”エルサレムが 軍隊 ぐんたい に 包囲 ほうい されるのを 見 み たならば、そのときは、その 滅亡 めつぼう が 近 ちか づいたとさとりなさい。 そのとき、ユダヤにいる 人々 ひとびと は 山 やま へ 逃 に げよ。 市中 しちゅう にいる 者 もの は、そこから 出 で て 行 い くがよい。また、いなかにいる 者 もの は 市内 しない にはいってはいけない。 それは、 聖書 せいしょ にしるされたすべての 事 こと が 実現 じつげん する 刑罰 けいばつ の 日 ひ であるからだ。 その 日 ひ には、 身重 みおも の 女 おんな と 乳飲 ちの み 子 ご をもつ 女 おんな とは、 不幸 ふこう である。 地上 ちじょう には 大 おお きな 苦難 くなん があり、この 民 たみ にはみ 怒 いか りが 臨 のぞ み、 彼 かれ らはつるぎの 刃 は に 倒 たお れ、また 捕 とら えられて 諸国 しょこく へ 引 ひ きゆかれるであろう。そしてエルサレムは、 異邦人 いほうじん の 時期 じき が 満 み ちるまで、 彼 かれ らに 踏 ふ みにじられているであろう。
”また 日 ひ と 月 つき と 星 ほし とに、しるしが 現 あらわ れるであろう。そして、 地上 ちじょう では、 諸 しょ 国民 こくみん が 悩 なや み、 海 うみ と 大波 おおなみ とのとどろきにおじ 惑 まど い、 人々 ひとびと は 世界 せかい に 起 おこ ろうとする 事 こと を 思 おも い、 恐怖 きょうふ と 不安 ふあん で 気絶 きぜつ するであろう。もろもろの 天体 てんたい が 揺 ゆ り 動 うご かされるからである。 そのとき、 大 おお いなる 力 ちから と 栄光 えいこう とをもって、 人 ひと の 子 こ が 雲 くも に 乗 の って 来 く るのを、 人々 ひとびと は 見 み るであろう。 これらの 事 こと が 起 おこ りはじめたら、 身 み を 起 おこ し 頭 あたま をもたげなさい。あなたがたの 救 すくい が 近 ちか づいているのだから」。
”それから一つの 譬 たとえ を 話 はな された、「いちじくの 木 き を、またすべての 木 き を 見 み なさい。 はや 芽 め を 出 だ せば、あなたがたはそれを 見 み て、 夏 なつ がすでに 近 ちか いと、 自分 じぶん で 気 き づくのである。 このようにあなたがたも、これらの 事 こと が 起 おこ るのを 見 み たなら、 神 かみ の 国 くに が 近 ちか いのだとさとりなさい。 よく 聞 き いておきなさい。これらの 事 こと が、ことごとく 起 おこ るまでは、この 時代 じだい は 滅 ほろ びることがない。 天地 てんち は 滅 ほろ びるであろう。しかしわたしの 言葉 ことば は 決 けっ して 滅 ほろ びることがない。 あなたがたが 放縦 ほうじゅう や、 泥酔 でいすい や、 世 よ の 煩 わずら いのために 心 こころ が 鈍 にぶ っているうちに、 思 おも いがけないとき、その 日 ひ がわなのようにあなたがたを 捕 とら えることがないように、よく 注意 ちゅうい していなさい。 その 日 ひ は 地 ち の 全面 ぜんめん に 住 す むすべての 人 ひと に 臨 のぞ むのであるから。 これらの 起 おこ ろうとしているすべての 事 こと からのがれて、 人 ひと の 子 こ の 前 まえ に 立 た つことができるように、 絶 た えず 目 め をさまして 祈 いの っていなさい」。
”よくよくあなたがたに 言 い っておく。 死 し んだ 人 ひと たちが、 神 かみ の 子 こ の 声 こえ を 聞 き く 時 とき が 来 く る。 今 いま すでにきている。そして 聞 き く 人 ひと は 生 い きるであろう。 それは、 父 ちち がご 自分 じぶん のうちに 生命 せいめい をお 持 も ちになっていると 同様 どうよう に、 子 こ にもまた、 自分 じぶん のうちに 生命 せいめい を 持 も つことをお 許 ゆる しになったからである。 そして 子 こ は 人 ひと の 子 こ であるから、 子 こ にさばきを 行 おこな う 権威 けんい をお 与 あた えになった。 このことを 驚 おどろ くには 及 およ ばない。 墓 はか の 中 なか にいる 者 もの たちがみな 神 かみ の 子 こ の 声 こえ を 聞 き き、 善 ぜん をおこなった 人々 ひとびと は、 生命 せいめい を 受 う けるためによみがえり、 悪 あく をおこなった 人々 ひとびと は、さばきを 受 う けるためによみがえって、それぞれ 出 で てくる 時 とき が 来 く るであろう。
”わたしの 父 ちち の 家 いえ には、すまいがたくさんある。もしなかったならば、わたしはそう 言 い っておいたであろう。あなたがたのために、 場所 ばしょ を 用意 ようい しに 行 い くのだから。 そして、 行 い って、 場所 ばしょ の 用意 ようい ができたならば、またきて、あなたがたをわたしのところに 迎 むか えよう。わたしのおる 所 ところ にあなたがたもおらせるためである。
”こう 言 い い 終 おわ ると、イエスは 彼 かれ らの 見 み ている 前 まえ で 天 てん に 上 あ げられ、 雲 くも に 迎 むか えられて、その 姿 すがた が 見 み えなくなった。 イエスの 上 のぼ って 行 い かれるとき、 彼 かれ らが 天 てん を 見 み つめていると、 見 み よ、 白 しろ い 衣 ころも を 着 き たふたりの 人 ひと が、 彼 かれ らのそばに 立 た っていて 言 い った、「ガリラヤの 人 ひと たちよ、なぜ 天 てん を 仰 あお いで 立 た っているのか。あなたがたを 離 はな れて 天 てん に 上 あ げられたこのイエスは、 天 てん に 上 のぼ って 行 い かれるのをあなたがたが 見 み たのと 同 おな じ 有様 ありさま で、またおいでになるであろう」。
”わたしは 思 おも う。 今 いま のこの 時 とき の 苦 くる しみは、やがてわたしたちに 現 あらわ されようとする 栄光 えいこう に 比 くら べると、 言 い うに 足 た りない。 被 ひ 造物 ぞうぶつ は、 実 じつ に、 切 せつ なる 思 おも いで 神 かみ の 子 こ たちの 出現 しゅつげん を 待 ま ち 望 のぞ んでいる。
”すなわち、「 主 しゅ が 言 い われる。わたしは 生 い きている。すべてのひざは、わたしに 対 たい してかがみ、すべての 舌 した は、 神 かみ にさんびをささげるであろう」と 書 か いてある。
”平和 へいわ の 神 かみ は、サタンをすみやかにあなたがたの 足 あし の 下 した に 踏 ふ み 砕 くだ くであろう。どうか、わたしたちの 主 しゅ イエスの 恵 めぐ みが、あなたがたと 共 とも にあるように。
”この 土台 どだい の 上 うえ に、だれかが 金 きん 、 銀 ぎん 、 宝石 ほうせき 、 木 き 、 草 くさ 、または、わらを 用 もち いて 建 た てるならば、 それぞれの 仕事 しごと は、はっきりとわかってくる。すなわち、かの 日 ひ は 火 ひ の 中 なか に 現 あらわ れて、それを 明 あき らかにし、またその 火 ひ は、それぞれの 仕事 しごと がどんなものであるかを、ためすであろう。 もしある 人 ひと の 建 た てた 仕事 しごと がそのまま残れば、その 人 ひと は 報酬 ほうしゅう を 受 う けるが、 その 仕事 しごと が 焼 や けてしまえば、 損失 そんしつ を 被 こうむ るであろう。しかし 彼 かれ 自身 じしん は、 火 ひ の 中 なか をくぐってきた 者 もの のようにではあるが、 救 すく われるであろう。
”だから、 主 しゅ がこられるまでは、 何事 なにごと についても、 先 さき 走 ばし りをしてさばいてはいけない。 主 しゅ は 暗 くら い 中 なか に 隠 かく れていることを 明 あか るみに 出 だ し、 心 こころ の 中 なか で 企 くわだ てられていることを、あらわにされるであろう。その 時 とき には、 神 かみ からそれぞれほまれを 受 う けるであろう。
”彼 かれ の 肉 にく が 滅 ほろ ぼされても、その 霊 れい が 主 しゅ のさばきの 日 ひ に 救 すく われるように、 彼 かれ をサタンに 引 ひ き 渡 わた してしまったのである。 あなたがたが 誇 ほこ っているのは、よろしくない。あなたがたは、 少 すこ しのパン 種 だね が 粉 こな のかたまり 全体 ぜんたい をふくらませることを、 知 し らないのか。
”兄弟 きょうだい たちよ。わたしはこの 事 こと を 言 い っておく。 肉 にく と 血 ち とは 神 かみ の 国 くに を 継 つ ぐことができないし、 朽 く ちるものは 朽 く ちないものを 継 つ ぐことがない。 ここで、あなたがたに 奥義 おくぎ を 告 つ げよう。わたしたちすべては、 眠 ねむ り 続 つづ けるのではない。 終 おわ りのラッパの 響 ひび きと 共 とも に、またたく 間 あいだ に、 一瞬 いっしゅん にして 変 か えられる。 というのは、ラッパが 響 ひび いて、 死人 しにん は 朽 く ちない 者 もの によみがえらされ、わたしたちは 変 か えられるのである。
”それは、イエスの 御名 みな によって、 天上 てんじょう のもの、 地上 ちじょう のもの、 地下 ちか のものなど、あらゆるものがひざをかがめ、 また、あらゆる 舌 した が、「イエス・キリストは 主 しゅ である」と 告白 こくはく して、 栄光 えいこう を 父 ちち なる 神 かみ に 帰 き するためである。
”わたしたちのいのちなるキリストが 現 あらわ れる 時 とき には、あなたがたも、キリストと 共 とも に 栄光 えいこう のうちに 現 あらわ れるであろう。
”そして、 死人 しにん の 中 なか からよみがえった 神 かみ の 御子 みこ 、すなわち、わたしたちをきたるべき 怒 いか りから 救 すく い 出 だ して 下 くだ さるイエスが、 天 てん から 下 くだ ってこられるのを 待 ま つようになったかを、 彼 かれ ら 自身 じしん が 言 い いひろめているのである。
”兄弟 きょうだい たちよ。 眠 ねむ っている 人々 ひとびと については、 無知 むち でいてもらいたくない。 望 のぞ みを 持 も たない 外 ほか の 人々 ひとびと のように、あなたがたが 悲 かな しむことのないためである。 わたしたちが 信 しん じているように、イエスが 死 し んで 復活 ふっかつ されたからには、 同様 どうよう に 神 かみ はイエスにあって 眠 ねむ っている 人々 ひとびと をも、イエスと 一緒 いっしょ に 導 みち き 出 だ して 下 くだ さるであろう。 わたしたちは 主 しゅ の 言葉 ことば によって 言 い うが、 生 い きながらえて 主 しゅ の 来臨 らいりん の 時 とき まで 残 のこ るわたしたちが、 眠 ねむ った 人々 ひとびと より 先 さき になることは、 決 けっ してないであろう。
”すなわち、 主 しゅ ご 自身 じしん が 天使 てんし のかしらの 声 こえ と 神 かみ のラッパの 鳴 な り 響 ひび くうちに、 合図 あいず の 声 こえ で、 天 てん から 下 くだ ってこられる。その 時 とき 、キリストにあって 死 し んだ 人々 ひとびと が、まず 最初 さいしょ によみがえり、 それから 生 い き 残 のこ っているわたしたちが、 彼 かれ らと 共 とも に 雲 くも に 包 つつ まれて 引 ひ き 上 あ げられ、 空中 くうちゅう で 主 しゅ に 会 あ い、こうして、いつも 主 しゅ と 共 とも にいるであろう。
”兄弟 きょうだい たちよ。その 時期 じき と 場合 ばあい とについては、 書 か きおくる 必要 ひつよう はない。 あなたがた 自身 じしん がよく 知 し っているとおり、 主 しゅ の 日 ひ は 盗人 ぬすびと が 夜 よる くるように 来 く る。 人々 ひとびと が 平和 へいわ だ 無事 ぶじ だと 言 い っているその 矢先 やさき に、ちょうど 妊婦 にんぷ に 産 う みの 苦 くる しみが 臨 のぞ むように、 突如 とつじょ として 滅 ほろ びが 彼 かれ らをおそって 来 く る。そして、それからのがれることは 決 けっ してできない。 しかし 兄弟 きょうだい たちよ。あなたがたは 暗 くら やみの 中 なか にいないのだから、その 日 ひ が、 盗人 ぬすびと のようにあなたがたを 不 ふ 意 い に 襲 おそ うことはないであろう。
”神 かみ は、わたしたちを 怒 いか りにあわせるように 定 さだ められたのではなく、わたしたちの 主 しゅ イエス・キリストによって 救 すくい を 得 え るように 定 さだ められたのである。 キリストがわたしたちのために 死 し なれたのは、さめていても 眠 ねむ っていても、わたしたちが 主 しゅ と 共 とも に 生 い きるためである。
”そのために、わたしたち 自身 じしん は、あなたがたがいま 受 う けているあらゆる 迫害 はくがい と 患難 かんなん とのただ 中 なか で 示 しめ している 忍耐 にんたい と 信仰 しんこう とにつき、 神 かみ の 諸 しょ 教会 きょうかい に 対 たい してあなたがたを 誇 ほこり としている。 これは、あなたがたを、 神 かみ の 国 くに にふさわしい 者 もの にしようとする 神 かみ のさばきが 正 ただ しいことを、 証拠 しょうこ だてるものである。その 神 かみ の 国 くに のために、あなたがたも 苦 くる しんでいるのである。 すなわち、あなたがたを 悩 なや ます 者 もの には 患難 かんなん をもって 報 むく い、 悩 なや まされているあなたがたには、わたしたちと 共 とも に、 休息 きゅうそく をもって 報 むく いて 下 くだ さるのが、 神 かみ にとって 正 ただ しいことだからである。 それは、 主 しゅ イエスが 炎 ほのお の 中 なか で 力 ちから ある 天使 てんし たちを 率 ひき いて 天 てん から 現 あらわ れる 時 とき に 実現 じつげん する。 その 時 とき 、 主 しゅ は 神 かみ を 認 みと めない 者 もの たちや、わたしたちの 主 しゅ イエスの 福音 ふくいん に 聞 き き 従 したが わない 者 もの たちに 報復 ほうふく し、 そして、 彼 かれ らは 主 しゅ のみ 顔 かお とその 力 ちから の 栄光 えいこう から 退 しりぞ けられて、 永遠 えいえん の 滅 ほろ びに 至 いた る 刑罰 けいばつ を 受 う けるであろう。 その 日 ひ に、イエスは 下 くだ ってこられ、 聖徒 せいと たちの 中 なか であがめられ、すべて 信 しん じる 者 もの たちの 間 あいだ で 驚嘆 きょうたん されるであろう――わたしたちのこのあかしは、あなたがたによって 信 しん じられているのである。
”さて 兄弟 きょうだい たちよ。わたしたちの 主 しゅ イエス・キリストの 来臨 らいりん と、わたしたちがみもとに 集 あつ められることとについて、あなたがたにお 願 ねが いすることがある。 霊 れい により、あるいは 言葉 ことば により、あるいはわたしたちから 出 で たという 手紙 てがみ によって、 主 しゅ の 日 ひ はすでにきたとふれまわる 者 もの があっても、すぐさま 心 こころ を 動 うご かされたり、あわてたりしてはいけない。 だれがどんな 事 こと をしても、それにだまされてはならない。まず 背教 はいきょう のことが 起 おこ り、 不法 ふほう の 者 もの 、すなわち、 滅 ほろ びの 子 こ が 現 あらわ れるにちがいない。 彼 かれ は、すべて 神 かみ と 呼 よ ばれたり 拝 おが まれたりするものに 反抗 はんこう して 立 た ち 上 あ がり、 自 みずか ら 神 かみ の 宮 みや に 座 ざ して、 自分 じぶん は 神 かみ だと 宣言 せんげん する。
”わたしがまだあなたがたの 所 ところ にいた 時 とき 、これらの 事 こと をくり 返 かえ して 言 い ったのを 思 おも い 出 だ さないのか。 そして、あなたがたが 知 し っているとおり、 彼 かれ が 自分 じぶん に 定 さだ められた 時 とき になってから 現 あらわ れるように、いま 彼 かれ を 阻止 そし しているものがある。 不法 ふほう の 秘密 ひみつ の 力 ちから が、すでに 働 はたら いているのである。ただそれは、いま 阻止 そし している 者 もの が 取 と り 除 のぞ かれる 時 とき までのことである。 その 時 とき になると、 不法 ふほう の 者 もの が 現 あらわ れる。この 者 もの を、 主 しゅ イエスは 口 くち の 息 いき をもって 殺 ころ し、 来臨 らいりん の 輝 かがや きによって 滅 ほろ ぼすであろう。 不法 ふほう の 者 もの が 来 く るのは、サタンの 働 はたら きによるのであって、あらゆる 偽 いつわ りの 力 ちから と、しるしと、 不思議 ふしぎ と、 また、あらゆる 不義 ふぎ の 惑 まど わしとを、 滅 ほろ ぶべき 者 もの どもに 対 たい して 行 おこな うためである。 彼 かれ らが 滅 ほろ びるのは、 自分 じぶん らの 救 すくい となるべき 真理 しんり に 対 たい する 愛 あい を 受 う けいれなかった 報 むく いである。 そこで 神 かみ は、 彼 かれ らが 偽 いつわ りを 信 しん じるように、 迷 まよ わす 力 ちから を 送 おく り、 こうして、 真理 しんり を 信 しん じないで 不義 ふぎ を 喜 よろこ んでいたすべての 人 ひと を、さばくのである。
”わたしたちの 主 しゅ イエス・キリストの 出現 しゅつげん まで、その 戒 いまし めを 汚 けが すことがなく、また、それを 非難 ひなん のないように 守 まも りなさい。 時 とき がくれば、 祝福 しゅくふく に 満 み ちた、ただひとりの 力 ちから あるかた、もろもろの 王 おう の 王 おう 、もろもろの 主 しゅ の 主 しゅ が、キリストを 出現 しゅつげん させて 下 くだ さるであろう。 神 かみ はただひとり 不 ふ 死 し を 保 たも ち、 近 ちか づきがたい 光 ひかり の 中 なか に 住 す み、 人間 にんげん の 中 なか でだれも 見 み た 者 もの がなく、 見 み ることもできないかたである。ほまれと 永遠 えいえん の 支配 しはい とが、 神 かみ にあるように、アァメン。
”しかし、このことは 知 し っておかねばならない。 終 おわ りの 時 とき には、 苦難 くなん の 時代 じだい が 来 く る。 その 時 とき 、 人々 ひとびと は 自分 じぶん を 愛 あい する 者 もの 、 金 かね を 愛 あい する 者 もの 、 大言壮語 たいげんそうご する 者 もの 、 高慢 こうまん な 者 もの 、 神 かみ をそしる 者 もの 、 親 おや に 逆 さか らう 者 もの 、 恩 おん を 知 し らぬ 者 もの 、 神聖 しんせい を 汚 けが す 者 もの 、 無情 むじょう な 者 もの 、 融和 ゆうわ しない 者 もの 、そしる 者 もの 、 無 む 節制 せっせい な 者 もの 、 粗暴 そぼう な 者 もの 、 善 ぜん を 好 この まない 者 もの 、 裏切 うらぎ り 者 もの 、 乱暴 らんぼう 者 もの 、 高言 こうげん をする 者 もの 、 神 かみ よりも 快楽 かいらく を 愛 あい する 者 もの 、 信心 しんじん 深 ぶか い 様子 ようす をしながらその 実 じつ を 捨 す てる 者 もの となるであろう。こうした 人々 ひとびと を 避 さ けなさい。
”神 かみ のみまえと、 生 い きている 者 もの と 死 し んだ 者 もの とをさばくべきキリスト・イエスのみまえで、キリストの 出現 しゅつげん とその 御国 みくに とを 思 おも い、おごそかに 命 めい じる。 御言 みことば を 宣 の べ 伝 つた えなさい。 時 とき が 良 よ くても 悪 わる くても、それを 励 はげ み、あくまでも 寛容 かんよう な 心 こころ でよく 教 おし えて、 責 せ め、 戒 いまし め、 勧 すす めなさい。 人々 ひとびと が 健全 けんぜん な 教 おしえ に 耐 た えられなくなり、 耳 みみ ざわりのよい 話 はなし をしてもらおうとして、 自分 じぶん 勝手 かって な 好 この みにまかせて 教師 きょうし たちを 寄 よ せ 集 あつ め、 そして、 真理 しんり からは 耳 みみ をそむけて、 作 つく り 話 ばなし の 方 ほう にそれていく 時 とき が 来 く るであろう。 しかし、あなたは、 何事 なにごと にも 慎 つつし み、 苦難 くなん を 忍 しの び、 伝道者 でんどうしゃ のわざをなし、 自分 じぶん の 務 つとめ を 全 まっと うしなさい。
”今 いま や、 義 ぎ の 冠 かんむり がわたしを 待 ま っているばかりである。かの 日 ひ には、 公平 こうへい な 審判者 しんぱんしゃ である 主 しゅ が、それを 授 さづ けて 下 くだ さるであろう。わたしばかりではなく、 主 しゅ の 出現 しゅつげん を 心 こころ から 待 ま ち 望 のぞ んでいたすべての 人 ひと にも 授 さづ けて 下 くだ さるであろう。
”祝福 しゅくふく に 満 み ちた 望 のぞ み、すなわち、 大 おお いなる 神 かみ 、わたしたちの 救主 すくいぬし キリスト・イエスの 栄光 えいこう の 出現 しゅつげん を 待 ま ち 望 のぞ むようにと、 教 おし えている。
”さらに、「 主 しゅ よ、あなたは 初 はじ めに、 地 ち の 基 もとい をおすえになった。もろもろの 天 てん も、み 手 て のわざである。 これらのものは 滅 ほろ びてしまうが、あなたは、いつまでもいますかたである。すべてのものは 衣 ころも のように 古 ふる び、 それらをあなたは、 外套 がいとう のように 巻 ま かれる。これらのものは、 衣 ころも のように 変 かわ るが、あなたは、いつも 変 かわ ることがなく、あなたのよわいは、 尽 つ きることがない」とも 言 い われている。
”このように、 天 てん にあるもののひな 型 がた は、これらのものできよめられる 必要 ひつよう があるが、 天 てん にあるものは、これらより 更 さら にすぐれたいけにえで、きよめられねばならない。 ところが、キリストは、ほんとうのものの 模型 もけい にすぎない、 手 て で 造 つく った 聖所 せいじょ にはいらないで、 上 うえ なる 天 てん にはいり、 今 いま やわたしたちのために 神 かみ のみまえに 出 で て 下 くだ さったのである。 大祭司 だいさいし は、 年 とし ごとに、 自分 じぶん 以外 いがい のものの 血 ち をたずさえて 聖所 せいじょ にはいるが、キリストは、そのように、たびたびご 自身 じしん をささげられるのではなかった。 もしそうだとすれば、 世 よ の 初 はじ めから、たびたび 苦難 くなん を 受 う けねばならなかったであろう。しかし 事実 じじつ 、ご 自身 じしん をいけにえとしてささげて 罪 つみ を 取 と り 除 のぞ くために、 世 よ の 終 おわ りに、一 度 ど だけ 現 あらわ れたのである。 そして、一 度 ど だけ 死 し ぬことと、 死 し んだ 後 のち さばきを 受 う けることとが、 人間 にんげん に 定 さだ まっているように、 キリストもまた、 多 おお くの 人 ひと の 罪 つみ を 負 お うために、一 度 ど だけご 自身 じしん をささげられた 後 のち 、 彼 かれ を 待 ま ち 望 のぞ んでいる 人々 ひとびと に、 罪 つみ を 負 お うためではなしに二 度目 どめ に 現 あらわ れて、 救 すくい を 与 あた えられるのである。
”ある 人 ひと たちがいつもしているように、 集会 しゅうかい をやめることはしないで 互 たがい に 励 はげ まし、かの 日 ひ が 近 ちか づいているのを 見 み て、ますます、そうしようではないか。
”女 おんな たちは、その 死者 ししゃ たちをよみがえらさせてもらった。ほかの 者 もの は、 更 さら にまさったいのちによみがえるために、 拷問 ごうもん の 苦 くる しみに 甘 あま んじ、 放免 ほうめん されることを 願 ねが わなかった。
”富 と んでいる 人 ひと たちよ。よく 聞 き きなさい。あなたがたは、 自分 じぶん の 身 み に 降 ふ りかかろうとしているわざわいを 思 おも って、 泣 な き 叫 さけ ぶがよい。 あなたがたの 富 とみ は 朽 く ち 果 は て、 着物 きもの はむしばまれ、 金銀 きんぎん はさびている。そして、そのさびの 毒 どく は、あなたがたの 罪 つみ を 責 せ め、あなたがたの 肉 にく を 火 ひ のように 食 く いつくすであろう。あなたがたは、 終 おわ りの 時 とき にいるのに、なお 宝 たから をたくわえている。
”だから、 兄弟 きょうだい たちよ。 主 しゅ の 来臨 らいりん の 時 とき まで 耐 た え 忍 しの びなさい。 見 み よ、 農夫 のうふ は、 地 ち の 尊 たっと い 実 みの りを、 前 まえ の 雨 あめ と 後 のち の 雨 あめ とがあるまで、 耐 た え 忍 しの んで 待 ま っている。 あなたがたも、 主 しゅ の 来臨 らいりん が 近 ちか づいているから、 耐 た え 忍 しの びなさい。 心 こころ を 強 つよ くしていなさい。
”まず 次 つぎ のことを 知 し るべきである。 終 おわ りの 時 とき にあざける 者 もの たちが、あざけりながら 出 で てきて、 自分 じぶん の 欲情 よくじょう のままに 生活 せいかつ し、 「 主 しゅ の 来臨 らいりん の 約束 やくそく はどうなったのか。 先祖 せんぞ たちが 眠 ねむ りについてから、すべてのものは 天地 てんち 創造 そうぞう の 初 はじ めからそのままであって、 変 かわ ってはいない」と 言 い うであろう。 すなわち、 彼 かれ らはこのことを 認 みと めようとはしない。 古 ふる い 昔 むかし に 天 てん が 存在 そんざい し、 地 ち は 神 かみ の 言 ことば によって、 水 みず がもとになり、また、 水 みず によって 成 な ったのであるが、 その 時 とき の 世界 せかい は、 御言 みことば により 水 みず でおおわれて 滅 ほろ んでしまった。 しかし、 今 いま の 天 てん と 地 ち とは、 同 おな じ 御言 みことば によって 保存 ほぞん され、 不 ふ 信仰 しんこう な 人々 ひとびと がさばかれ、 滅 ほろ ぼさるべき 日 ひ に 火 ひ で 焼 や かれる 時 とき まで、そのまま 保 たも たれているのである。
”愛 あい する 者 もの たちよ。この 一事 いちじ を 忘 わす れてはならない。 主 しゅ にあっては、一 日 にち は千 年 ねん のようであり、千 年 ねん は一 日 にち のようである。 ある 人々 ひとびと がおそいと 思 おも っているように、 主 しゅ は 約束 やくそく の 実行 じっこう をおそくしておられるのではない。ただ、ひとりも 滅 ほろ びることがなく、すべての 者 もの が 悔改 くいあらた めに 至 いた ることを 望 のぞ み、あなたがたに 対 たい してながく 忍耐 にんたい しておられるのである。
”しかし、 主 しゅ の 日 ひ は 盗人 ぬすびと のように 襲 おそ って 来 く る。その 日 ひ には、 天 てん は 大音響 だいおんきょう をたてて 消 き え 去 さ り、 天体 てんたい は 焼 や けてくずれ、 地 ち とその 上 うえ に 造 つく り 出 だ されたものも、みな 焼 や きつくされるであろう。 このように、これらはみなくずれ 落 お ちていくものであるから、 神 かみ の 日 ひ の 到来 とうらい を 熱心 ねっしん に 待 ま ち 望 のぞ んでいるあなたがたは、 極力 きょくりょく 、きよく 信心 しんじん 深 ぶか い 行 おこな いをしていなければならない。その 日 ひ には、 天 てん は 燃 も えくずれ、 天体 てんたい は 焼 や けうせてしまう。 しかし、わたしたちは、 神 かみ の 約束 やくそく に 従 したが って、 義 ぎ の 住 す む 新 あたら しい 天 てん と 新 あたら しい 地 ち とを 待 ま ち 望 のぞ んでいる。
”世 よ と 世 よ の 欲 よく とは 過 す ぎ 去 さ る。しかし、 神 かみ の 御旨 みむね を 行 おこな う 者 もの は、 永遠 えいえん にながらえる。 子供 こども たちよ。 今 いま は 終 おわ りの 時 とき である。あなたがたがかねて 反 はん キリストが 来 く ると 聞 き いていたように、 今 いま や 多 おお くの 反 はん キリストが 現 あらわ れてきた。それによって 今 いま が 終 おわ りの 時 とき であることを 知 し る。 彼 かれ らはわたしたちから 出 で て 行 い った。しかし、 彼 かれ らはわたしたちに 属 ぞく する 者 もの ではなかったのである。もし 属 ぞく する 者 もの であったなら、わたしたちと 一緒 いっしょ にとどまっていたであろう。しかし、 出 で て 行 い ったのは、 元来 がんらい 、 彼 かれ らがみなわたしたちに 属 ぞく さない 者 もの であることが、 明 あき らかにされるためである。
”愛 あい する 者 もの たちよ。すべての 霊 れい を 信 しん じることはしないで、それらの 霊 れい が 神 かみ から 出 で たものであるかどうか、ためしなさい。 多 おお くのにせ 預言者 よげんしゃ が 世 よ に 出 で てきているからである。 あなたがたは、こうして 神 かみ の 霊 れい を 知 し るのである。すなわち、イエス・キリストが 肉体 にくたい をとってこられたことを 告白 こくはく する 霊 れい は、すべて 神 かみ から 出 で ているものであり、 イエスを 告白 こくはく しない 霊 れい は、すべて 神 かみ から 出 で ているものではない。これは、 反 はん キリストの 霊 れい である。あなたがたは、それが 来 く るとかねて 聞 き いていたが、 今 いま やすでに 世 よ にきている。 子 こ たちよ。あなたがたは 神 かみ から 出 で た 者 もの であって、 彼 かれ らにうち 勝 か ったのである。あなたがたのうちにいますのは、 世 よ にある 者 もの よりも 大 おお いなる 者 もの なのである。 彼 かれ らは 世 よ から 出 で たものである。だから、 彼 かれ らは 世 よ のことを 語 かた り、 世 よ も 彼 かれ らの 言 い うことを 聞 き くのである。 しかし、わたしたちは 神 かみ から 出 で たものである。 神 かみ を 知 し っている 者 もの は、わたしたちの 言 い うことを 聞 き き、 神 かみ から 出 で ない 者 もの は、わたしたちの 言 い うことを 聞 き かない。これによって、わたしたちは、 真理 しんり の 霊 れい と 迷 まよ いの 霊 れい との 区別 くべつ を 知 し るのである。
”なぜなら、イエス・キリストが 肉体 にくたい をとってこられたことを 告白 こくはく しないで 人 ひと を 惑 まど わす 者 もの が、 多 おお く 世 よ にはいってきたからである。そういう 者 もの は、 惑 まど わす 者 もの であり、 反 はん キリストである。 よく 注意 ちゅうい して、わたしたちの 働 はたら いて 得 え た 成果 せいか を 失 うしな うことがなく、 豊 ゆた かな 報 むく いを 受 う けられるようにしなさい。 すべてキリストの 教 おしえ をとおり 過 す ごして、それにとどまらない 者 もの は、 神 かみ を 持 も っていないのである。その 教 おしえ にとどまっている 者 もの は、 父 ちち を 持 も ち、また 御子 みこ をも 持 も つ。 この 教 おしえ を 持 も たずにあなたがたのところに 来 く る 者 もの があれば、その 人 ひと を 家 いえ に 入 い れることも、あいさつすることもしてはいけない。 そのような 人 ひと にあいさつする 者 もの は、その 悪 わる い 行 おこな いにあずかることになるからである。
”アダムから七 代目 だいめ にあたるエノクも 彼 かれ らについて 預言 よげん して 言 い った、「 見 み よ、 主 しゅ は 無数 むすう の 聖徒 せいと たちを 率 ひき いてこられた。 それは、すべての 者 もの にさばきを 行 おこな うためであり、また、 不信心 ふしんじん な 者 もの が、 信仰 しんこう を 無視 むし して 犯 おか したすべての 不信心 ふしんじん なしわざと、さらに、 不信心 ふしんじん な 罪人 つみびと が 主 しゅ にそむいて 語 かた ったすべての 暴言 ぼうげん とを 責 せ めるためである」。
”イエス・キリストの 黙示 もくし。この 黙示 もくし は、 神 かみ が、すぐにも 起 おこ るべきことをその 僕 しもべ たちに 示 しめ すためキリストに 与 あた え、そして、キリストが、 御使 みつかい をつかわして、 僕 しもべ ヨハネに 伝 つた えられたものである。
”見 み よ、 彼 かれ は、 雲 くも に 乗 の ってこられる。すべての 人 ひと の 目 め 、ことに、 彼 かれ を 刺 さ しとおした 者 もの たちは、 彼 かれ を 仰 あお ぎ 見 み るであろう。また 地上 ちじょう の 諸 しょ 族 ぞく はみな、 彼 かれ のゆえに 胸 むね を 打 う って 嘆 なげ くであろう。しかり、アァメン。
”忍耐 にんたい についてのわたしの 言葉 ことば をあなたが 守 まも ったから、わたしも、 地上 ちじょう に 住 す む 者 もの たちをためすために、 全 ぜん 世界 せかい に 臨 のぞ もうとしている 試錬 しれん の 時 とき に、あなたを 防 ふせ ぎ 守 まも ろう。 わたしは、すぐに 来 く る。あなたの 冠 かんむり がだれにも 奪 うば われないように、 自分 じぶん の 持 も っているものを 堅 かた く 守 まも っていなさい。 勝利 しょうり を 得 え る 者 もの を、わたしの 神 かみ の 聖所 せいじょ における 柱 はしら にしよう。 彼 かれ は 決 けっ して二 度 ど と 外 そと へ 出 で ることはない。そして 彼 かれ の 上 うえ に、わたしの 神 かみ の 御名 みな と、わたしの 神 かみ の 都 みやこ 、すなわち、 天 てん とわたしの 神 かみ のみもとから 下 くだ ってくる 新 あたら しいエルサレムの 名 な と、わたしの 新 あたら しい 名 な とを、 書 か きつけよう。
”わたしはあなたのわざを 知 し っている。あなたは 冷 つめ たくもなく、 熱 あつ くもない。むしろ、 冷 つめ たいか 熱 あつ いかであってほしい。 このように、 熱 あつ くもなく、 冷 つめ たくもなく、なまぬるいので、あなたを 口 くち から 吐 は き 出 だ そう。 あなたは、 自分 じぶん は 富 と んでいる、 豊 ゆた かになった、なんの 不自由 ふじゆう もないと 言 い っているが、 実 じつ は、あなた 自身 じしん がみじめな 者 もの 、あわれむべき 者 もの 、 貧 まず しい 者 もの 、 目 め の 見 み えない 者 もの 、 裸 はだか な 者 もの であることに 気 き がついていない。 そこで、あなたに 勧 すす める。 富 と む 者 もの となるために、わたしから 火 ひ で 精錬 せいれん された 金 きん を 買 か い、また、あなたの 裸 はだか の 恥 はじ をさらさないため 身 み に 着 つ けるように、 白 しろ い 衣 ころも を 買 か いなさい。また、 見 み えるようになるため、 目 め にぬる 目薬 めぐすり を 買 か いなさい。 すべてわたしの 愛 あい している 者 もの を、わたしはしかったり、 懲 こ らしめたりする。だから、 熱心 ねっしん になって 悔 く い 改 あらた めなさい。
”その 後 のち 、わたしが 見 み ていると、 見 み よ、 開 ひら いた 門 もん が 天 てん にあった。そして、さきにラッパのような 声 こえ でわたしに 呼 よ びかけるのを 聞 き いた 初 はじ めの 声 こえ が、「ここに 上 のぼ ってきなさい。そうしたら、これから 後 のち に 起 おこ るべきことを、 見 み せてあげよう」と 言 い った。
”わたしはまた、 御座 みざ にいますかたの 右 みぎ の 手 て に、 巻物 まきもの があるのを 見 み た。その 内側 うちがわ にも 外側 そとがわ にも 字 じ が 書 か いてあって、七つの 封印 ふういん で 封 ふう じてあった。 また、ひとりの 強 つよ い 御使 みつかい が、 大声 おおごえ で、「その 巻物 まきもの を 開 ひら き、 封印 ふういん をとくのにふさわしい 者 もの は、だれか」と 呼 よ ばわっているのを 見 み た。 しかし、 天 てん にも 地 ち にも 地 ち の 下 した にも、この 巻物 まきもの を 開 ひら いて、それを 見 み ることのできる 者 もの は、ひとりもいなかった。 巻物 まきもの を 開 ひら いてそれを 見 み るのにふさわしい 者 もの が 見当 みあた らないので、わたしは 激 はげ しく 泣 な いていた。 すると、 長老 ちょうろう のひとりがわたしに 言 い った、「 泣 な くな。 見 み よ、ユダ 族 ぞく のしし、ダビデの 若 わか 枝 えだ であるかたが、 勝利 しょうり を 得 え たので、その 巻物 まきもの を 開 ひら き七つの 封印 ふういん を 解 と くことができる」。 わたしはまた、 御座 みざ と四つの 生 い き 物 もの との 間 あいだ 、 長老 ちょうろう たちの 間 あいだ に、ほふられたとみえる 小羊 こひつじ が 立 た っているのを 見 み た。それに七つの 角 つの と七つの 目 め とがあった。これらの 目 め は、 全 ぜん 世界 せかい につかわされた、 神 かみ の七つの 霊 れい である。 小羊 こひつじ は 進 すす み 出 で て、 御座 みざ にいますかたの 右 みぎ の 手 て から、 巻物 まきもの を 受 う けとった。 巻物 まきもの を 受 う けとった 時 とき 、四つの 生 い き 物 もの と二十四 人 にん の 長老 ちょうろう とは、おのおの、 立琴 たてごと と、 香 こう の 満 み ちている 金 きん の 鉢 はち とを 手 て に 持 も って、 小羊 こひつじ の 前 まえ にひれ 伏 ふ した。この 香 こう は 聖徒 せいと の 祈 いのり である。 彼 かれ らは 新 あたら しい 歌 うた を 歌 うた って 言 い った、「あなたこそは、その 巻物 まきもの を 受 う けとり、 封印 ふういん を 解 と くにふさわしいかたであります。あなたはほふられ、その 血 ち によって、 神 かみ のために、あらゆる 部族 ぶぞく 、 国語 こくご 、 民族 みんぞく 、 国民 こくみん の 中 なか から 人々 ひとびと をあがない、 わたしたちの 神 かみ のために、 彼 かれ らを 御国 みくに の 民 たみ とし、 祭司 さいし となさいました。 彼 かれ らは 地上 ちじょう を 支配 しはい するに 至 いた るでしょう」。
”さらに 見 み ていると、 御座 みざ と 生 い き 物 もの と 長老 ちょうろう たちとのまわりに、 多 おお くの 御使 みつかい たちの 声 こえ が 上 あ がるのを 聞 き いた。その 数 かず は万の 幾 いく 万 倍 ばい 、千の 幾 いく 千 倍 ばい もあって、 大声 おおごえ で 叫 さけ んでいた、「ほふられた 小羊 こひつじ こそは、 力 ちから と、 富 とみ と、 知恵 ちえ と、 勢 いきお いと、ほまれと、 栄光 えいこう と、さんびとを 受 う けるにふさわしい」。 またわたしは、 天 てん と 地 ち 、 地 ち の 下 した と 海 うみ の 中 なか にあるすべての 造 つく られたもの、そして、それらの 中 なか にあるすべてのものの 言 い う 声 こえ を 聞 き いた、「 御座 みざ にいますかたと 小羊 こひつじ とに、さんびと、ほまれと、 栄光 えいこう と、 権力 けんりょく とが、 世々 よよ 限 かぎ りなくあるように」。 四つの 生 い き 物 もの はアァメンと 唱 とな え、 長老 ちょうろう たちはひれ 伏 ふ して 礼拝 れいはい した。
”小羊 こひつじ がその七つの 封印 ふういん の一つを 解 と いた 時 とき 、わたしが 見 み ていると、四つの 生 い き 物 もの の一つが、 雷 かみなり のような 声 こえ で「きたれ」と 呼 よ ぶのを 聞 き いた。 そして 見 み ていると、 見 み よ、 白 しろ い 馬 うま が 出 で てきた。そして、それに 乗 の っている 者 もの は、 弓 ゆみ を 手 て に 持 も っており、また 冠 かんむり を 与 あた えられて、 勝利 しょうり の 上 うえ にもなお 勝利 しょうり を 得 え ようとして 出 で かけた。
”小羊 こひつじ が 第 だい 二の 封印 ふういん を 解 と いた 時 とき 、 第 だい 二の 生 い き 物 もの が「きたれ」と 言 い うのを、わたしは 聞 き いた。 すると 今度 こんど は、 赤 あか い 馬 うま が 出 で てきた。そして、それに 乗 の っている 者 もの は、 人々 ひとびと が 互 たがい に 殺 ころ し 合 あ うようになるために、 地上 ちじょう から 平和 へいわ を 奪 うば い 取 と ることを 許 ゆる され、また、 大 おお きなつるぎを 与 あた えられた。
”また、 第 だい 三の 封印 ふういん を 解 と いた 時 とき 、 第 だい 三の 生 い き 物 もの が「きたれ」と 言 い うのを、わたしは 聞 き いた。そこで 見 み ていると、 見 み よ、 黒 くろ い 馬 うま が 出 で てきた。そして、それに 乗 の っている 者 もの は、はかりを 手 て に 持 も っていた。 すると、わたしは四つの 生 い き 物 もの の 間 あいだ から 出 で て 来 く ると 思 おも われる 声 こえ が、こう 言 い うのを 聞 き いた、「 小麦 こむぎ 一ますは一デナリ。 大麦 おおむぎ 三ますも一デナリ。オリブ 油 ゆ とぶどう 酒 しゅ とを、そこなうな」。
”小羊 こひつじ が 第 だい 四の 封印 ふういん を 解 と いた 時 とき 、 第 だい 四の 生 い き 物 もの が「きたれ」と 言 い う 声 こえ を、わたしは 聞 き いた。 そこで 見 み ていると、 見 み よ、 青白 あおじろ い 馬 うま が 出 で てきた。そして、それに 乗 の っている 者 もの の 名 な は「 死 し 」と 言 い い、それに 黄泉 よみ が 従 したが っていた。 彼 かれ らには、 地 ち の四 分 ぶん の一を 支配 しはい する 権威 けんい 、および、つるぎと、ききんと、 死 し と、 地 ち の 獣 けもの らとによって 人 ひと を 殺 ころ す 権威 けんい とが、 与 あた えられた。
”小羊 こひつじ が 第 だい 五の 封印 ふういん を 解 と いた 時 とき 、 神 かみ の 言 ことば のゆえに、また、そのあかしを 立 た てたために、 殺 ころ された 人々 ひとびと の 霊魂 れいこん が、 祭壇 さいだん の 下 した にいるのを、わたしは 見 み た。 彼 かれ らは 大声 おおごえ で 叫 さけ んで 言 い った、「 聖 せい なる、まことなる 主 しゅ よ。いつまであなたは、さばくことをなさらず、また 地 ち に 住 す む 者 もの に 対 たい して、わたしたちの 血 ち の 報復 ほうふく をなさらないのですか」。 すると、 彼 かれ らのひとりびとりに 白 しろ い 衣 ころも が 与 あた えられ、それから、「 彼 かれ らと 同 おな じく 殺 ころ されようとする 僕 しもべ 仲間 なかま や 兄弟 きょうだい たちの 数 かず が 満 み ちるまで、もうしばらくの 間 あいだ 、 休 やす んでいるように」と 言 い い 渡 わた された。
”小羊 こひつじ が 第 だい 六の 封印 ふういん を 解 と いた 時 とき 、わたしが 見 み ていると、 大 だい 地震 じしん が 起 おこ って、 太陽 たいよう は 毛織 けおり の 荒布 あらぬの のように 黒 くろ くなり、 月 つき は 全面 ぜんめん 、 血 ち のようになり、 天 てん の 星 ほし は、いちじくのまだ 青 あお い 実 み が 大風 おおふう に 揺 ゆ られて 振 ふ り 落 おと されるように、 地 ち に 落 お ちた。 天 てん は 巻物 まきもの が 巻 ま かれるように 消 き えていき、すべての 山 やま と 島 しま とはその 場所 ばしょ から 移 うつ されてしまった。 地 ち の 王 おう たち、 高官 こうかん 、 千卒長 せんそつちょう 、 富 と める 者 もの 、 勇者 ゆうしゃ 、 奴隷 どれい 、 自由人 じゆうじん らはみな、ほら 穴 あな や 山 やま の 岩 いわ かげに、 身 み をかくした。 そして、 山 やま と 岩 いわ とにむかって 言 い った、「さあ、われわれをおおって、 御座 みざ にいますかたの 御顔 みかお と 小羊 こひつじ の 怒 いか りとから、かくまってくれ。 御 み 怒 いか りの 大 おお いなる 日 ひ が、すでにきたのだ。だれが、その 前 まえ に 立 た つことができようか」。
”この 後 のち 、わたしは四 人 にん の 御使 みつかい が 地 ち の四すみに 立 た っているのを 見 み た。 彼 かれ らは 地 ち の 四方 しほう の 風 かぜ をひき 止 と めて、 地 ち にも 海 うみ にもすべての 木 き にも、 吹 ふ きつけないようにしていた。 また、もうひとりの 御使 みつかい が、 生 い ける 神 かみ の 印 いん を 持 も って、 日 ひ の 出 で る 方 ほう から 上 のぼ って 来 く るのを 見 み た。 彼 かれ は 地 ち と 海 うみ とをそこなう 権威 けんい を 授 さず かっている四 人 にん の 御使 みつかい にむかって、 大声 おおごえ で 叫 さけ んで 言 い った、 「わたしたちの 神 かみ の 僕 しもべ らの 額 ひたい に、わたしたちが 印 いん をおしてしまうまでは、 地 ち と 海 うみ と 木 き とをそこなってはならない」。
”わたしは 印 いん をおされた 者 もの の 数 かず を 聞 き いたが、イスラエルの 子 こ らのすべての 部族 ぶぞく のうち、 印 いん をおされた 者 もの は十四万四千 人 にん であった。 ユダの 部族 ぶぞく のうち、一万二千 人 にん が 印 いん をおされ、ルベンの 部族 ぶぞく のうち、一万二千 人 にん 、ガドの 部族 ぶぞく のうち、一万二千 人 にん 、 アセルの 部族 ぶぞく のうち、一万二千 人 にん 、ナフタリの 部族 ぶぞく のうち、一万二千 人 にん 、マナセの 部族 ぶぞく のうち、一万二千 人 にん 、 シメオンの 部族 ぶぞく のうち、一万二千 人 にん 、レビの 部族 ぶぞく のうち、一万二千 人 にん 、イサカルの 部族 ぶぞく のうち、一万二千 人 にん 、 ゼブルンの 部族 ぶぞく のうち、一万二千 人 にん 、ヨセフの 部族 ぶぞく のうち、一万二千 人 にん 、ベニヤミンの 部族 ぶぞく のうち、一万二千 人 にん が 印 いん をおされた。
”その 後 のち 、わたしが 見 み ていると、 見 み よ、あらゆる 国民 こくみん 、 部族 ぶぞく 、 民族 みんぞく 、 国語 こくご のうちから、 数 かぞ えきれないほどの 大 おお ぜいの 群衆 ぐんしゅう が、 白 しろ い 衣 ころも を 身 み にまとい、しゅろの 枝 えだ を 手 て に 持 も って、 御座 みざ と 小羊 こひつじ との 前 まえ に 立 た ち、 大声 おおごえ で 叫 さけ んで 言 い った、「 救 すくい は、 御座 みざ にいますわれらの 神 かみ と 小羊 こひつじ からきたる」。 御使 みつかい たちはみな、 御座 みざ と 長老 ちょうろう たちと四つの 生 い き 物 もの とのまわりに 立 た っていたが、 御座 みざ の 前 まえ にひれ 伏 ふ し、 神 かみ を 拝 はい して 言 い った、 「アァメン、さんび、 栄光 えいこう 、 知恵 ちえ 、 感謝 かんしゃ 、ほまれ、 力 ちから 、 勢 いきお いが、 世々 よよ 限 かぎ りなく、われらの 神 かみ にあるように、アァメン」。 長老 ちょうろう たちのひとりが、わたしにむかって 言 い った、「この 白 しろ い 衣 ころも を 身 み にまとっている 人々 ひとびと は、だれか。また、どこからきたのか」。 わたしは 彼 かれ に 答 こた えた、「わたしの 主 しゅ よ、それはあなたがご 存 ぞん じです」。すると、 彼 かれ はわたしに 言 い った、「 彼 かれ らは 大 おお きな 患難 かんなん をとおってきた 人 ひと たちであって、その 衣 ころも を 小羊 こひつじ の 血 ち で 洗 あら い、それを 白 しろ くしたのである。 それだから 彼 かれ らは、 神 かみ の 御座 みざ の 前 まえ におり、 昼 ひる も 夜 よる もその 聖所 せいじょ で 神 かみ に 仕 つか えているのである。 御座 みざ にいますかたは、 彼 かれ らの 上 うえ に 幕屋 まくや を 張 は って 共 とも に 住 す まわれるであろう。 彼 かれ らは、もはや 飢 う えることがなく、かわくこともない。 太陽 たいよう も 炎暑 えんしょ も、 彼 かれ らを 侵 おか すことはない。 御座 みざ の 正面 しょうめん にいます 小羊 こひつじ は 彼 かれ らの 牧者 ぼくしゃ となって、いのちの 水 みず の 泉 いずみ に 導 みちび いて 下 くだ さるであろう。また 神 かみ は、 彼 かれ らの 目 め から 涙 なみだ をことごとくぬぐいとって 下 くだ さるであろう」。
”小羊 こひつじ が 第 だい 七の 封印 ふういん を 解 と いた 時 とき 、 半 はん 時間 じかん ばかり 天 てん に 静 しず けさがあった。 それからわたしは、 神 かみ のみまえに 立 た っている七 人 にん の 御使 みつかい を 見 み た。そして、七つのラッパが 彼 かれ らに 与 あた えられた。 また、 別 べつ の 御使 みつかい が 出 で てきて、 金 きん の 香炉 こうろ を 手 て に 持 も って 祭壇 さいだん の 前 まえ に 立 た った。たくさんの 香 こう が 彼 かれ に 与 あた えられていたが、これは、すべての 聖徒 せいと の 祈 いのり に 加 くわ えて、 御座 みざ の 前 まえ の 金 きん の 祭壇 さいだん の 上 うえ にささげるためのものであった。 香 こう の 煙 けむり は、 御使 みつかい の 手 て から、 聖徒 せいと たちの 祈 いのり と 共 とも に 神 かみ のみまえに 立 た ちのぼった。 御使 みつかい はその 香炉 こうろ をとり、これに 祭壇 さいだん の 火 ひ を 満 み たして、 地 ち に 投 な げつけた。すると、 多 おお くの 雷鳴 らいめい と、もろもろの 声 こえ と、いなずまと、 地震 じしん とが 起 おこ った。 そこで、七つのラッパを 持 も っている七 人 にん の 御使 みつかい が、それを 吹 ふ く 用意 ようい をした。
”第 だい 一の 御使 みつかい が、ラッパを 吹 ふ き 鳴 な らした。すると、 血 ち のまじった 雹 ひょう と 火 ひ とがあらわれて、 地上 ちじょう に 降 ふ ってきた。そして、 地 ち の三 分 ぶん の一が 焼 や け、 木 き の三 分 ぶん の一が 焼 や け、また、すべての 青草 あおくさ も 焼 や けてしまった。
”第 だい 二の 御使 みつかい が、ラッパを 吹 ふ き 鳴 な らした。すると、 火 ひ の 燃 も えさかっている 大 おお きな 山 やま のようなものが、 海 うみ に 投 な げ 込 こ まれた。そして、 海 うみ の三 分 ぶん の一は 血 ち となり、 海 うみ の 中 なか の 造 つく られた 生 い き 物 もの の三 分 ぶん の一は 死 し に、 舟 ふね の三 分 ぶん の一がこわされてしまった。
”第 だい 三の 御使 みつかい が、ラッパを 吹 ふ き 鳴 な らした。すると、たいまつのように 燃 も えている 大 おお きな 星 ほし が、 空 そら から 落 お ちてきた。そしてそれは、 川 かわ の三 分 ぶん の一とその 水源 すいげん との 上 うえ に 落 お ちた。 この 星 ほし の 名 な は「 苦 にが よもぎ」と 言 い い、 水 みず の三 分 ぶん の一が「 苦 にが よもぎ」のように 苦 にが くなった。 水 みず が 苦 にが くなったので、そのために 多 おお くの 人 ひと が 死 し んだ。
”第 だい 四の 御使 みつかい が、ラッパを 吹 ふ き 鳴 な らした。すると、 太陽 たいよう の三 分 ぶん の一と、 月 つき の三 分 ぶん の一と、 星 ほし の三 分 ぶん の一とが 打 う たれて、これらのものの三 分 ぶん の一は 暗 くら くなり、 昼 ひる の三 分 ぶん の一は 明 あか るくなくなり、 夜 よる も 同 おな じようになった。 また、わたしが 見 み ていると、一 羽 わ のわしが 中空 なかぞら を 飛 と び、 大 おお きな 声 こえ でこう 言 い うのを 聞 き いた、「ああ、わざわいだ、わざわいだ、 地 ち に 住 す む 人々 ひとびと は、わざわいだ。なお三 人 にん の 御使 みつかい がラッパを 吹 ふ き 鳴 な らそうとしている」。
”第 だい 五の 御使 みつかい が、ラッパを 吹 ふ き 鳴 な らした。するとわたしは、一つの 星 ほし が 天 てん から 地 ち に 落 お ちて 来 く るのを 見 み た。この 星 ほし に、 底 そこ 知 し れぬ 所 ところ の 穴 あな を 開 ひら くかぎが 与 あた えられた。 そして、この 底 そこ 知 し れぬ 所 ところ の 穴 あな が 開 ひら かれた。すると、その 穴 あな から 煙 けむり が 大 おお きな 炉 ろ の 煙 けむり のように 立 た ちのぼり、その 穴 あな の 煙 けむり で、 太陽 たいよう も 空気 くうき も 暗 くら くなった。 その 煙 けむり の 中 なか から、いなごが 地上 ちじょう に 出 で てきたが、 地 ち のさそりが 持 も っているような 力 ちから が、 彼 かれ らに 与 あた えられた。 彼 かれ らは、 地 ち の 草 くさ やすべての 青草 あおくさ 、またすべての 木 き をそこなってはならないが、 額 ひたい に 神 かみ の 印 いん がない 人 ひと たちには 害 がい を 加 くわ えてもよいと、 言 い い 渡 わた された。 彼 かれ らは、 人間 にんげん を 殺 ころ すことはしないで、五か 月 げつ のあいだ 苦 くる しめることだけが 許 ゆる された。 彼 かれ らの 与 あた える 苦痛 くつう は、 人 ひと がさそりにさされる 時 とき のような 苦痛 くつう であった。 その 時 とき には、 人々 ひとびと は 死 し を 求 もと めても 与 あた えられず、 死 し にたいと 願 ねが っても、 死 し は 逃 に げて 行 い くのである。 これらのいなごは、 出陣 しゅつじん の 用意 ようい のととのえられた 馬 うま によく 似 に ており、その 頭 あたま には 金 きん の 冠 かんむり のようなものをつけ、その 顔 かお は 人間 にんげん の 顔 かお のようであり、 また、そのかみの 毛 け は 女 おんな のかみのようであり、その 歯 は はししの 歯 は のようであった。 また、 鉄 てつ の 胸当 むねあて のような 胸当 むねあて をつけており、その 羽 はね の 音 おと は、 馬 うま に 引 ひ かれて 戦場 せんじょう に 急 いそ ぐ 多 おお くの 戦車 せんしゃ の 響 ひび きのようであった。 その 上 うえ 、さそりのような 尾 お と 針 はり とを 持 も っている。その 尾 お には、五か 月 げつ のあいだ 人間 にんげん をそこなう 力 ちから がある。 彼 かれ らは、 底 そこ 知 し れぬ 所 ところ の 使 つかい を 王 おう にいただいており、その 名 な をヘブル 語 ご でアバドンと 言 い い、ギリシヤ 語 ご ではアポルオンと 言 い う。 第 だい 一のわざわいは、 過 す ぎ 去 さ った。 見 み よ、この 後 のち 、なお二つのわざわいが 来 く る。
”第 だい 六の 御使 みつかい が、ラッパを 吹 ふ き 鳴 な らした。すると、一つの 声 こえ が、 神 かみ のみまえにある 金 きん の 祭壇 さいだん の四つの 角 つの から 出 で て、 ラッパを 持 も っている 第 だい 六の 御使 みつかい にこう 呼 よ びかけるのを、わたしは 聞 き いた。「 大 だい ユウフラテ 川 がわ のほとりにつながれている四 人 にん の 御使 みつかい を、 解 と いてやれ」。 すると、その 時 とき 、その 日 ひ 、その 月 つき 、その 年 とし に 備 そな えておかれた四 人 にん の 御使 みつかい が、 人間 にんげん の三 分 ぶん の一を 殺 ころ すために、 解 と き 放 はな たれた。 騎兵隊 きへいたい の 数 かず は二 億 おく であった。わたしはその 数 かず を 聞 き いた。 そして、まぼろしの 中 なか で、それらの 馬 うま とそれに 乗 の っている 者 もの たちとを 見 み ると、 乗 の っている 者 もの たちは、 火 ひ の 色 いろ と 青玉色 せいぎょくしょく と 硫黄 いおう の 色 いろ の 胸当 むねあて をつけていた。そして、それらの 馬 うま の 頭 あたま はししの 頭 あたま のようであって、その 口 くち から 火 ひ と 煙 けむり と 硫黄 いおう とが、 出 で ていた。 この三つの 災害 さいがい 、すなわち、 彼 かれ らの 口 くち から 出 で て 来 く る 火 ひ と 煙 けむり と 硫黄 いおう とによって、 人間 にんげん の三 分 ぶん の一は 殺 ころ されてしまった。 馬 うま の 力 ちから はその 口 くち と 尾 お とにある。その 尾 お はへびに 似 に ていて、それに 頭 あたま があり、その 頭 あたま で 人 ひと に 害 がい を 加 くわ えるのである。 これらの 災害 さいがい で 殺 ころ されずに 残 のこ った 人々 ひとびと は、 自分 じぶん の 手 て で 造 つく ったものについて、 悔 く い 改 あらた めようとせず、また 悪霊 あくれい のたぐいや、 金 きん 、 銀 ぎん 、 銅 どう 、 石 いし 、 木 き で 造 つく られ、 見 み ることも 聞 き くことも 歩 ある くこともできない 偶像 ぐうぞう を 礼拝 れいはい して、やめようともしなかった。 また、 彼 かれ らは、その 犯 おか した 殺人 さつじん や、まじないや、 不品行 ふひんこう や、 盗 ぬす みを 悔 く い 改 あらた めようとしなかった。
”わたしは、もうひとりの 強 つよ い 御使 みつかい が、 雲 くも に 包 つつ まれて、 天 てん から 降 お りて 来 く るのを 見 み た。その 頭 あたま に、にじをいただき、その 顔 かお は 太陽 たいよう のようで、その 足 あし は 火 ひ の 柱 はしら のようであった。 彼 かれ は、 開 ひら かれた 小 ちい さな 巻物 まきもの を 手 て に 持 も っていた。そして、 右足 みぎあし を 海 うみ の 上 うえ に、 左足 ひだりあし を 地 ち の 上 うえ に 踏 ふ みおろして、 ししがほえるように 大声 おおごえ で 叫 さけ んだ。 彼 かれ が 叫 さけ ぶと、七つの 雷 かみなり がおのおのその 声 こえ を 発 はっ した。 七つの 雷 かみなり が 声 こえ を 発 はっ した 時 とき 、わたしはそれを 書 か きとめようとした。すると、 天 てん から 声 こえ があって、「七つの 雷 かみなり の 語 かた ったことを 封印 ふういん せよ。それを 書 か きとめるな」と 言 い うのを 聞 き いた。 それから、 海 うみ と 地 ち の 上 うえ に 立 た っているのをわたしが 見 み たあの 御使 みつかい は、 天 てん にむけて 右手 みぎて を 上 あ げ、 天 てん とその 中 なか にあるもの、 地 ち とその 中 なか にあるもの、 海 うみ とその 中 なか にあるものを 造 つく り、 世々 よよ 限 かぎ りなく 生 い きておられるかたをさして 誓 ちか った、「もう 時 とき がない。 第 だい 七の 御使 みつかい が 吹 ふ き 鳴 な らすラッパの 音 おと がする 時 とき には、 神 かみ がその 僕 しもべ 、 預言者 よげんしゃ たちにお 告 つ げになったとおり、 神 かみ の 奥義 おくぎ は 成就 じょうじゅ される」。
”すると、 前 まえ に 天 てん から 聞 きこ えてきた 声 こえ が、またわたしに 語 かた って 言 い った、「さあ 行 い って、 海 うみ と 地 ち との 上 うえ に 立 た っている 御使 みつかい の 手 て に 開 ひら かれている 巻物 まきもの を、 受 う け 取 と りなさい」。 そこで、わたしはその 御使 みつかい のもとに 行 い って、「その 小 ちい さな 巻物 まきもの を 下 くだ さい」と 言 い った。すると、 彼 かれ は 言 い った、「 取 と って、それを 食 た べてしまいなさい。あなたの 腹 はら には 苦 にが いが、 口 くち には 蜜 みつ のように 甘 あま い」。 わたしは 御使 みつかい の 手 て からその 小 ちい さな 巻物 まきもの を 受 う け 取 と って 食 た べてしまった。すると、わたしの 口 くち には 蜜 みつ のように 甘 あま かったが、それを 食 た べたら、 腹 はら が 苦 にが くなった。 その 時 とき 、「あなたは、もう 一度 いちど 、 多 おお くの 民族 みんぞく 、 国民 こくみん 、 国語 こくご 、 王 おう たちについて、 預言 よげん せねばならない」と 言 い う 声 こえ がした。
”それから、わたしはつえのような 測 はか りざおを 与 あた えられて、こう 命 めい じられた、「さあ 立 た って、 神 かみ の 聖所 せいじょ と 祭壇 さいだん と、そこで 礼拝 れいはい している 人々 ひとびと とを、 測 はか りなさい。 聖所 せいじょ の 外 そと の 庭 にわ はそのままにしておきなさい。それを 測 はか ってはならない。そこは 異邦人 いほうじん に 与 あた えられた 所 ところ だから。 彼 かれ らは、四十二か 月 げつ の 間 あいだ この 聖 せい なる 都 みやこ を 踏 ふ みにじるであろう。 そしてわたしは、わたしのふたりの 証人 しょうにん に、 荒布 あらぬの を 着 き て、千二百六十 日 にち のあいだ 預言 よげん することを 許 ゆる そう」。 彼 かれ らは、 全 ぜん 地 ち の 主 しゅ のみまえに 立 た っている二 本 ほん のオリブの 木 き 、また、二つの 燭台 しょくだい である。 もし 彼 かれ らに 害 がい を 加 くわ えようとする 者 もの があれば、 彼 かれ らの 口 くち から 火 ひ が 出 で て、その 敵 てき を 滅 ほろ ぼすであろう。もし 彼 かれ らに 害 がい を 加 くわ えようとする 者 もの があれば、その 者 もの はこのように 殺 ころ されねばならない。 預言 よげん をしている 期間 きかん 、 彼 かれ らは、 天 てん を 閉 と じて 雨 あめ を 降 ふ らせないようにする 力 ちから を 持 も っている。さらにまた、 水 みず を 血 ち に 変 か え、 何 なに 度 ど でも 思 おも うままに、あらゆる 災害 さいがい で 地 ち を 打 う つ 力 ちから を 持 も っている。
”そして、 彼 かれ らがそのあかしを 終 お えると、 底 そこ 知 し れぬ 所 ところ からのぼって 来 く る 獣 けもの が、 彼 かれ らと 戦 たたか って 打 う ち 勝 か ち、 彼 かれ らを 殺 ころ す。 彼 かれ らの 死体 したい はソドムや、エジプトにたとえられている 大 おお いなる 都 みやこ の 大通 おおどお りにさらされる。 彼 かれ らの 主 しゅ も、この 都 みやこ で 十字架 じゅうじか につけられたのである。 いろいろな 民族 みんぞく 、 部族 ぶぞく 、 国語 こくご 、 国民 こくみん に 属 ぞく する 人々 ひとびと が、三 日 か 半 はん の 間 あいだ 、 彼 かれ らの 死体 したい をながめるが、その 死体 したい を 墓 はか に 納 おさ めることは 許 ゆる さない。 地 ち に 住 す む 人々 ひとびと は、 彼 かれ らのことで 喜 よろこ び 楽 たの しみ、 互 たがい に 贈 おく り 物 もの をしあう。このふたりの 預言者 よげんしゃ は、 地 ち に 住 す む 者 もの たちを 悩 なや ましたからである。
”三 日 か 半 はん の 後 のち 、いのちの 息 いき が、 神 かみ から 出 で て 彼 かれ らの 中 なか にはいり、そして、 彼 かれ らが 立 た ち 上 あ がったので、それを 見 み た 人々 ひとびと は 非常 ひじょう な 恐怖 きょうふ に 襲 おそ われた。 その 時 とき 、 天 てん から 大 おお きな 声 こえ がして、「ここに 上 のぼ ってきなさい」と 言 い うのを、 彼 かれ らは 聞 き いた。そして、 彼 かれ らは 雲 くも に 乗 の って 天 てん に 上 のぼ った。 彼 かれ らの 敵 てき はそれを 見 み た。 この 時 とき 、 大 だい 地震 じしん が 起 おこ って、 都 みやこ の 十分 じゅうぶん の一は 倒 たお れ、その 地震 じしん で七千 人 にん が 死 し に、 生 い き 残 のこ った 人々 ひとびと は 驚 おどろ き 恐 おそ れて、 天 てん の 神 かみ に 栄光 えいこう を 帰 き した。 第 だい 二のわざわいは、 過 す ぎ 去 さ った。 見 み よ、 第 だい 三のわざわいがすぐに 来 く る。
”第 だい 七の 御使 みつかい が、ラッパを 吹 ふ き 鳴 な らした。すると、 大 おお きな 声々 こえごえ が 天 てん に 起 おこ って 言 い った、「この 世 よ の 国 くに は、われらの 主 しゅ とそのキリストとの 国 くに となった。 主 しゅ は 世々 よよ 限 かぎ りなく 支配 しはい なさるであろう」。 そして、 神 かみ のみまえで 座 ざ についている二十四 人 にん の 長老 ちょうろう は、ひれ 伏 ふ し、 神 かみ を 拝 はい して 言 い った、 「 今 いま いまし、 昔 むかし いませる、 全能者 ぜんのうしゃ にして 主 しゅ なる 神 かみ よ。 大 おお いなる 御 み 力 ちから をふるって 支配 しはい なさったことを、 感謝 かんしゃ します。 諸 しょ 国民 こくみん は 怒 いか り 狂 くる いましたが、あなたも 怒 いか りをあらわされました。そして、 死人 しにん をさばき、あなたの 僕 しもべ なる 預言者 よげんしゃ 、 聖徒 せいと 、 小 ちい さき 者 もの も、 大 おお いなる 者 もの も、すべて 御名 みな をおそれる 者 もの たちに 報 むく いを 与 あた え、また、 地 ち を 滅 ほろ ぼす 者 もの どもを 滅 ほろ ぼして 下 くだ さる 時 とき がきました」。 そして、 天 てん にある 神 かみ の 聖所 せいじょ が 開 ひら けて、 聖所 せいじょ の 中 なか に 契約 けいやく の 箱 はこ が 見 み えた。また、いなずまと、もろもろの 声 こえ と、 雷鳴 らいめい と、 地震 じしん とが 起 おこ り、 大粒 おおつぶ の 雹 ひょう が 降 ふ った。
”また、 大 おお いなるしるしが 天 てん に 現 あらわ れた。ひとりの 女 おんな が 太陽 たいよう を 着 き て、 足 あし の 下 した に 月 つき を 踏 ふ み、その 頭 あたま に十二の 星 ほし の 冠 かんむり をかぶっていた。 この 女 おんな は 子 こ を 宿 やど しており、 産 う みの 苦 くる しみと 悩 なや みとのために、 泣 な き 叫 さけ んでいた。 また、もう一つのしるしが 天 てん に 現 あらわ れた。 見 み よ、 大 おお きな、 赤 あか い 龍 りゅう がいた。それに七つの 頭 あたま と十の 角 つの とがあり、その 頭 あたま に七つの 冠 かんむり をかぶっていた。 その 尾 お は 天 てん の 星 ほし の三 分 ぶん の一を 掃 は き 寄 よ せ、それらを 地 ち に 投 な げ 落 おと した。 龍 りゅう は 子 こ を 産 う もうとしている 女 おんな の 前 まえ に 立 た ち、 生 うま れたなら、その 子 こ を 食 く い 尽 つく そうとかまえていた。 女 おんな は 男 おとこ の 子 こ を 産 う んだが、 彼 かれ は 鉄 てつ のつえをもってすべての 国民 こくみん を 治 おさ めるべき 者 もの である。この 子 こ は、 神 かみ のみもとに、その 御座 みざ のところに、 引 ひ き 上 あ げられた。 女 おんな は 荒野 あらの へ 逃 に げて 行 い った。そこには、 彼女 かのじょ が千二百六十 日 にち のあいだ 養 やしな われるように、 神 かみ の 用意 ようい された 場所 ばしょ があった。
”さて、 天 てん では 戦 たたか いが 起 おこ った。ミカエルとその 御使 みつかい たちとが、 龍 りゅう と 戦 たたか ったのである。 龍 りゅう もその 使 つかい たちも 応戦 おうせん したが、 勝 か てなかった。そして、もはや 天 てん には 彼 かれ らのおる 所 ところ がなくなった。 この 巨大 きょだい な 龍 りゅう 、すなわち、 悪魔 あくま とか、サタンとか 呼 よ ばれ、 全 ぜん 世界 せかい を 惑 まど わす 年 とし を 経 へ たへびは、 地 ち に 投 な げ 落 おと され、その 使 つかい たちも、もろともに 投 な げ 落 おと された。 その 時 とき わたしは、 大 おお きな 声 こえ が 天 てん でこう 言 い うのを 聞 き いた、「 今 いま や、われらの 神 かみ の 救 すくい と 力 ちから と 国 くに と、 神 かみ のキリストの 権威 けんい とは、 現 あらわ れた。われらの 兄弟 きょうだい らを 訴 うった える 者 もの 、 夜昼 よるひる われらの 神 かみ のみまえで 彼 かれ らを 訴 うった える 者 もの は、 投 な げ 落 おと された。 兄弟 きょうだい たちは、 小羊 こひつじ の 血 ち と 彼 かれ らのあかしの 言葉 ことば とによって、 彼 かれ にうち 勝 か ち、 死 し に 至 いた るまでもそのいのちを 惜 お しまなかった。 それゆえに、 天 てん とその 中 なか に 住 す む 者 もの たちよ、 大 おお いに 喜 よろこ べ。しかし、 地 ち と 海 うみ よ、おまえたちはわざわいである。 悪魔 あくま が、 自分 じぶん の 時 とき が 短 みじか いのを 知 し り、 激 はげ しい 怒 いか りをもって、おまえたちのところに 下 くだ ってきたからである」。
”龍 りゅう は、 自分 じぶん が 地上 ちじょう に 投 な げ 落 おと されたと 知 し ると、 男子 だんし を 産 う んだ 女 おんな を 追 お いかけた。 しかし、 女 おんな は 自分 じぶん の 場所 ばしょ である 荒野 あらの に 飛 と んで 行 い くために、 大 おお きなわしの二つの 翼 つばさ を 与 あた えられた。そしてそこでへびからのがれて、一 年 ねん 、二 年 ねん 、また、 半年 はんとし の 間 あいだ 、 養 やしな われることになっていた。 へびは 女 おんな の 後 うしろ に 水 みず を 川 かわ のように、 口 くち から 吐 は き 出 だ して、 女 おんな をおし 流 なが そうとした。 しかし、 地 ち は 女 おんな を 助 たす けた。すなわち、 地 ち はその 口 くち を 開 ひら いて、 龍 りゅう が 口 くち から 吐 は き 出 だ した 川 かわ を 飲 の みほした。 龍 りゅう は、 女 おんな に 対 たい して 怒 いか りを 発 はっ し、 女 おんな の 残 のこ りの 子 こ ら、すなわち、 神 かみ の 戒 いまし めを 守 まも り、イエスのあかしを 持 も っている 者 もの たちに 対 たい して、 戦 たたか いをいどむために、 出 で て 行 い った。 そして、 海 うみ の 砂 すな の 上 うえ に 立 た った。
”わたしはまた、一 匹 ぴき の 獣 けもの が 海 うみ から 上 のぼ って 来 く るのを 見 み た。それには 角 つの が十 本 ぽん 、 頭 あたま が七つあり、それらの 角 つの には十の 冠 かんむり があって、 頭 あたま には 神 かみ を 汚 けが す 名 な がついていた。 わたしの 見 み たこの 獣 けもの はひょうに 似 に ており、その 足 あし はくまの 足 あし のようで、その 口 くち はししの 口 くち のようであった。 龍 りゅう は 自分 じぶん の 力 ちから と 位 くらい と 大 おお いなる 権威 けんい とを、この 獣 けもの に 与 あた えた。 その 頭 あたま の一つが、 死 し ぬほどの 傷 きず を 受 う けたが、その 致命 ちめい 的 てき な 傷 きず もなおってしまった。そこで、 全 ぜん 地 ち の 人々 ひとびと は 驚 おどろ きおそれて、その 獣 けもの に 従 したが い、 また、 龍 りゅう がその 権威 けんい を 獣 けもの に 与 あた えたので、 人々 ひとびと は 龍 りゅう を 拝 おが み、さらに、その 獣 けもの を 拝 おが んで 言 い った、「だれが、この 獣 けもの に 匹敵 ひってき し 得 え ようか。だれが、これと 戦 たたか うことができようか」。 この 獣 けもの には、また、 大言 たいげん を 吐 は き 汚 けが しごとを 語 かた る 口 くち が 与 あた えられ、四十二か 月 げつ のあいだ 活動 かつどう する 権威 けんい が 与 あた えられた。 そこで、 彼 かれ は 口 くち を 開 ひら いて 神 かみ を 汚 けが し、 神 かみ の 御名 みな と、その 幕屋 まくや 、すなわち、 天 てん に 住 す む 者 もの たちとを 汚 けが した。
”そして 彼 かれ は、 聖徒 せいと に 戦 たたか いをいどんでこれに 勝 か つことを 許 ゆる され、さらに、すべての 部族 ぶぞく 、 民族 みんぞく 、 国語 こくご 、 国民 こくみん を 支配 しはい する 権威 けんい を 与 あた えられた。 地 ち に 住 す む 者 もの で、ほふられた 小羊 こひつじ のいのちの 書 しょ に、その 名 な を 世 よ の 初 はじ めからしるされていない 者 もの はみな、この 獣 けもの を 拝 おが むであろう。 耳 みみ のある 者 もの は、 聞 き くがよい。 とりこになるべき 者 もの は、とりこになっていく。つるぎで 殺 ころ す 者 もの は、 自 みずか らもつるぎで 殺 ころ されねばならない。ここに、 聖徒 せいと たちの 忍耐 にんたい と 信仰 しんこう とがある。
”わたしはまた、ほかの 獣 けもの が 地 ち から 上 のぼ って 来 く るのを 見 み た。それには 小羊 こひつじ のような 角 つの が二つあって、 龍 りゅう のように 物 もの を 言 い った。 そして、 先 さき の 獣 けもの の 持 も つすべての 権力 けんりょく をその 前 まえ で 働 はたら かせた。また、 地 ち と 地 ち に 住 す む 人々 ひとびと に、 致命 ちめい 的 てき な 傷 きず がいやされた 先 さき の 獣 けもの を 拝 おが ませた。 また、 大 おお いなるしるしを 行 おこな って、 人々 ひとびと の 前 まえ で 火 ひ を 天 てん から 地 ち に 降 ふ らせることさえした。 さらに、 先 さき の 獣 けもの の 前 まえ で 行 おこな うのを 許 ゆる されたしるしで、 地 ち に 住 す む 人々 ひとびと を 惑 まど わし、かつ、つるぎの 傷 きず を 受 う けてもなお 生 い きている 先 さき の 獣 けもの の 像 ぞう を 造 つく ることを、 地 ち に 住 す む 人々 ひとびと に 命 めい じた。 それから、その 獣 けもの の 像 ぞう に 息 いき を 吹 ふ き 込 こ んで、その 獣 けもの の 像 ぞう が 物 もの を 言 い うことさえできるようにし、また、その 獣 けもの の 像 ぞう を 拝 おが まない 者 もの をみな 殺 ころ させた。
”また、 小 ちい さき 者 もの にも、 大 おお いなる 者 もの にも、 富 と める 者 もの にも、 貧 まず しき 者 もの にも、 自由人 じゆうじん にも、 奴隷 どれい にも、すべての 人々 ひとびと に、その 右 みぎ の 手 て あるいは 額 ひたい に 刻印 こくいん を 押 お させ、 この 刻印 こくいん のない 者 もの はみな、 物 もの を 買 か うことも 売 う ることもできないようにした。この 刻印 こくいん は、その 獣 けもの の 名 な 、または、その 名 な の 数字 すうじ のことである。 ここに、 知恵 ちえ が 必要 ひつよう である。 思慮 しりょ のある 者 もの は、 獣 けもの の 数字 すうじ を 解 と くがよい。その 数字 すうじ とは、 人間 にんげん をさすものである。そして、その 数字 すうじ は六百六十六である。
”なお、わたしが 見 み ていると、 見 み よ、 小羊 こひつじ がシオンの 山 やま に 立 た っていた。また、十四万四千の 人々 ひとびと が 小羊 こひつじ と 共 とも におり、その 額 ひたい に 小羊 こひつじ の 名 な とその 父 ちち の 名 な とが 書 か かれていた。 またわたしは、 大水 おおみず のとどろきのような、 激 はげ しい 雷鳴 らいめい のような 声 こえ が、 天 てん から 出 で るのを 聞 き いた。わたしの 聞 き いたその 声 こえ は、 琴 こと をひく 人 ひと が 立琴 たてごと をひく 音 おと のようでもあった。 彼 かれ らは、 御座 みざ の 前 まえ 、四つの 生 い き 物 もの と 長老 ちょうろう たちとの 前 まえ で、 新 あたら しい 歌 うた を 歌 うた った。この 歌 うた は、 地 ち からあがなわれた十四万四千 人 にん のほかは、だれも 学 まな ぶことができなかった。 彼 かれ らは、 女 おんな にふれたことのない 者 もの である。 彼 かれ らは、 純潔 じゅんけつ な 者 もの である。そして、 小羊 こひつじ の 行 い く 所 ところ へは、どこへでもついて 行 い く。 彼 かれ らは、 神 かみ と 小羊 こひつじ とにささげられる 初穂 はつほ として、 人間 にんげん の 中 なか からあがなわれた 者 もの である。 彼 かれ らの 口 くち には 偽 いつわ りがなく、 彼 かれ らは 傷 きず のない 者 もの であった。
”わたしは、もうひとりの 御使 みつかい が 中空 なかぞら を 飛 と ぶのを 見 み た。 彼 かれ は 地 ち に 住 す む 者 もの 、すなわち、あらゆる 国民 こくみん 、 部族 ぶぞく 、 国語 こくご 、 民族 みんぞく に 宣 の べ 伝 つた えるために、 永遠 えいえん の 福音 ふくいん をたずさえてきて、 大声 おおごえ で 言 い った、「 神 かみ をおそれ、 神 かみ に 栄光 えいこう を 帰 き せよ。 神 かみ のさばきの 時 とき がきたからである。 天 てん と 地 ち と 海 うみ と 水 みず の 源 みなもと とを 造 つく られたかたを、 伏 ふ し 拝 おが め」。 また、ほかの 第 だい 二の 御使 みつかい が、 続 つづ いてきて 言 い った、「 倒 たお れた、 大 おお いなるバビロンは 倒 たお れた。その 不品行 ふひんこう に 対 たい する 激 はげ しい 怒 いか りのぶどう 酒 しゅ を、あらゆる 国民 こくみん に 飲 の ませた 者 もの 」。
”ほかの 第 だい 三の 御使 みつかい が 彼 かれ らに 続 つづ いてきて、 大声 おおごえ で 言 い った、「おおよそ、 獣 けもの とその 像 ぞう とを 拝 おが み、 額 ひたい や 手 て に 刻印 こくいん を 受 う ける 者 もの は、 神 かみ の 怒 いか りの 杯 さかずき に 混 ま ぜものなしに 盛 も られた、 神 かみ の 激 はげ しい 怒 いか りのぶどう 酒 しゅ を 飲 の み、 聖 せい なる 御使 みつかい たちと 小羊 こひつじ との 前 まえ で、 火 ひ と 硫黄 いおう とで 苦 くる しめられる。 その 苦 くる しみの 煙 けむり は 世々 よよ 限 かぎ りなく 立 た ちのぼり、そして、 獣 けもの とその 像 ぞう とを 拝 おが む 者 もの 、また、だれでもその 名 な の 刻印 こくいん を 受 う けている 者 もの は、 昼 ひる も 夜 よる も 休 やす みが 得 え られない。 ここに、 神 かみ の 戒 いまし めを 守 まも り、イエスを 信 しん じる 信仰 しんこう を 持 も ちつづける 聖徒 せいと の 忍耐 にんたい がある」。
”またわたしは、 天 てん からの 声 こえ がこう 言 い うのを 聞 き いた、「 書 か きしるせ、『 今 いま から 後 のち 、 主 しゅ にあって 死 し ぬ 死人 しにん はさいわいである』」。 御霊 みたま も 言 い う、「しかり、 彼 かれ らはその 労苦 ろうく を 解 と かれて 休 やす み、そのわざは 彼 かれ らについていく」。
”また 見 み ていると、 見 み よ、 白 しろ い 雲 くも があって、その 雲 くも の 上 うえ に 人 ひと の 子 こ のような 者 もの が 座 ざ しており、 頭 あたま には 金 きん の 冠 かんむり をいただき、 手 て には 鋭 するど いかまを 持 も っていた。 すると、もうひとりの 御使 みつかい が 聖所 せいじょ から 出 で てきて、 雲 くも の 上 うえ に 座 ざ している 者 もの にむかって 大声 おおごえ で 叫 さけ んだ、「かまを 入 い れて 刈 か り 取 と りなさい。 地 ち の 穀物 こくもつ は 全 まった く 実 みの り、 刈 か り 取 と るべき 時 とき がきた」。 雲 くも の 上 うえ に 座 ざ している 者 もの は、そのかまを 地 ち に 投 な げ 入 い れた。すると、 地 ち のものが 刈 か り 取 と られた。
”また、もうひとりの 御使 みつかい が、 天 てん の 聖所 せいじょ から 出 で てきたが、 彼 かれ もまた 鋭 するど いかまを 持 も っていた。 さらに、もうひとりの 御使 みつかい で、 火 ひ を 支配 しはい する 権威 けんい を 持 も っている 者 もの が、 祭壇 さいだん から 出 で てきて、 鋭 するど いかまを 持 も つ 御使 みつかい にむかい、 大声 おおごえ で 言 い った、「その 鋭 するど いかまを 地 ち に 入 い れて、 地 ち のぶどうのふさを 刈 か り 集 あつ めなさい。ぶどうの 実 み がすでに 熟 じゅく しているから」。 そこで、 御使 みつかい はそのかまを 地 ち に 投 な げ 入 い れて、 地 ち のぶどうを 刈 か り 集 あつ め、 神 かみ の 激 はげ しい 怒 いか りの 大 おお きな 酒 さか ぶねに 投 な げ 込 こ んだ。 そして、その 酒 さか ぶねが 都 みやこ の 外 そと で 踏 ふ まれた。すると、 血 ち が 酒 さか ぶねから 流 なが れ 出 で て、 馬 うま のくつわにとどくほどになり、一千六百 丁 ちょう にわたってひろがった。
”またわたしは、 天 てん に 大 おお いなる 驚 おどろ くべきほかのしるしを 見 み た。七 人 にん の 御使 みつかい が、 最後 さいご の七つの 災害 さいがい を 携 たずさ えていた。これらの 災害 さいがい で 神 かみ の 激 はげ しい 怒 いか りがその 頂点 ちょうてん に 達 たっ するのである。
”またわたしは、 火 ひ のまじったガラスの 海 うみ のようなものを 見 み た。そして、このガラスの 海 うみ のそばに、 獣 けもの とその 像 ぞう とその 名 な の 数字 すうじ とにうち 勝 か った 人々 ひとびと が、 神 かみ の 立琴 たてごと を 手 て にして 立 た っているのを 見 み た。 彼 かれ らは、 神 かみ の 僕 しもべ モーセの 歌 うた と 小羊 こひつじ の 歌 うた とを 歌 うた って 言 い った、「 全能者 ぜんのうしゃ にして 主 しゅ なる 神 かみ よ。あなたのみわざは、 大 おお いなる、また 驚 おどろ くべきものであります。 万民 ばんみん の 王 おう よ、あなたの 道 みち は 正 ただ しく、かつ 真実 しんじつ であります。 主 しゅ よ、あなたをおそれず、 御名 みな をほめたたえない 者 もの が、ありましょうか。あなただけが 聖 せい なるかたであり、あらゆる 国民 こくみん はきて、あなたを 伏 ふ し 拝 おが むでしょう。あなたの 正 ただ しいさばきが、あらわれるに 至 いた ったからであります」。
”その 後 のち 、わたしが 見 み ていると、 天 てん にある、あかしの 幕屋 まくや の 聖所 せいじょ が 開 ひら かれ、 その 聖所 せいじょ から、七つの 災害 さいがい を 携 たずさ えている七 人 にん の 御使 みつかい が、 汚 けが れのない、 光 ひか り 輝 かがや く 亜麻布 あまぬの を 身 み にまとい、 金 きん の 帯 おび を 胸 むね にしめて、 出 で てきた。 そして、四つの 生 い き 物 もの の一つが、 世々 よよ 限 かぎ りなく 生 い きておられる 神 かみ の 激 はげ しい 怒 いか りの 満 み ちた七つの 金 きん の 鉢 はち を、七 人 にん の 御使 みつかい に 渡 わた した。 すると、 聖所 せいじょ は 神 かみ の 栄光 えいこう とその 力 ちから とから 立 た ちのぼる 煙 けむり で 満 み たされ、七 人 にん の 御使 みつかい の七つの 災害 さいがい が 終 おわ ってしまうまでは、だれも 聖所 せいじょ にはいることができなかった。
”それから、 大 おお きな 声 こえ が 聖所 せいじょ から 出 で て、七 人 にん の 御使 みつかい にむかい、「さあ 行 い って、 神 かみ の 激 はげ しい 怒 いか りの七つの 鉢 はち を、 地 ち に 傾 かたむ けよ」と 言 い うのを 聞 き いた。
”そして、 第 だい 一の 者 もの が 出 で て 行 い って、その 鉢 はち を 地 ち に 傾 かたむ けた。すると、 獣 けもの の 刻印 こくいん を 持 も つ 人々 ひとびと と、その 像 ぞう を 拝 おが む 人々 ひとびと とのからだに、ひどい 悪性 あくせい のでき 物 もの ができた。
”第 だい 二の 者 もの が、その 鉢 はち を 海 うみ に 傾 かたむ けた。すると、 海 うみ は 死人 しにん の 血 ち のようになって、その 中 なか の 生 い き 物 もの がみな 死 し んでしまった。
”第 だい 三の 者 もの がその 鉢 はち を 川 かわ と 水 みず の 源 みなもと とに 傾 かたむ けた。すると、みな 血 ち になった。 それから、 水 みず をつかさどる 御使 みつかい がこう 言 い うのを、 聞 き いた、「 今 いま いまし、 昔 むかし いませる 聖 せい なる 者 もの よ。このようにお 定 さだ めになったあなたは、 正 ただ しいかたであります。 聖徒 せいと と 預言者 よげんしゃ との 血 ち を 流 なが した 者 もの たちに、 血 ち をお 飲 の ませになりましたが、それは 当然 とうぜん のことであります」。 わたしはまた 祭壇 さいだん がこう 言 い うのを 聞 き いた、「 全能者 ぜんのうしゃ にして 主 しゅ なる 神 かみ よ。しかり、あなたのさばきは 真実 しんじつ で、かつ 正 ただ しいさばきであります」。
”第 だい 四の 者 もの が、その 鉢 はち を 太陽 たいよう に 傾 かたむ けた。すると、 太陽 たいよう は 火 ひ で 人々 ひとびと を 焼 や くことを 許 ゆる された。 人々 ひとびと は、 激 はげ しい 炎熱 えんねつ で 焼 や かれたが、これらの 災害 さいがい を 支配 しはい する 神 かみ の 御名 みな を 汚 けが し、 悔 く い 改 あらた めて 神 かみ に 栄光 えいこう を 帰 き することをしなかった。
”第 だい 五の 者 もの が、その 鉢 はち を 獣 けもの の 座 ざ に 傾 かたむ けた。すると、 獣 けもの の 国 くに は 暗 くら くなり、 人々 ひとびと は 苦痛 くつう のあまり 舌 した をかみ、 その 苦痛 くつう とでき 物 もの とのゆえに、 天 てん の 神 かみ をのろった。そして、 自分 じぶん の 行 おこな いを 悔 く い 改 あらた めなかった。
”第 だい 六の 者 もの が、その 鉢 はち を 大 だい ユウフラテ 川 がわ に 傾 かたむ けた。すると、その 水 みず は、 日 ひ の 出 で る 方 ほう から 来 く る 王 おう たちに 対 たい し 道 みち を 備 そな えるために、かれてしまった。
”また 見 み ると、 龍 りゅう の 口 くち から、 獣 けもの の 口 くち から、にせ 預言者 よげんしゃ の 口 くち から、かえるのような三つの 汚 けが れた 霊 れい が 出 で てきた。 これらは、しるしを 行 おこな う 悪霊 あくれい の 霊 れい であって、 全 ぜん 世界 せかい の 王 おう たちのところに 行 い き、 彼 かれ らを 召集 しょうしゅう したが、それは、 全能 ぜんのう なる 神 かみ の 大 おお いなる 日 ひ に、 戦 たたか いをするためであった。 ( 見 み よ、わたしは 盗人 ぬすびと のように 来 く る。 裸 はだか のままで 歩 ある かないように、また、 裸 はだか の 恥 はじ を 見 み られないように、 目 め をさまし 着物 きもの を 身 み に 着 つ けている 者 もの は、さいわいである。) 三つの 霊 れい は、ヘブル 語 ご でハルマゲドンという 所 ところ に、 王 おう たちを 召集 しょうしゅう した。
”第 だい 七の 者 もの が、その 鉢 はち を 空中 くうちゅう に 傾 かたむ けた。すると、 大 おお きな 声 こえ が 聖所 せいじょ の 中 なか から、 御座 みざ から 出 で て、「 事 こと はすでに 成 な った」と 言 い った。 すると、いなずまと、もろもろの 声 こえ と、 雷鳴 らいめい とが 起 おこ り、また 激 はげ しい 地震 じしん があった。それは 人間 にんげん が 地上 ちじょう にあらわれて 以来 いらい 、かつてなかったようなもので、それほどに 激 はげ しい 地震 じしん であった。 大 おお いなる 都 みやこ は三つに 裂 さ かれ、 諸 しょ 国民 こくみん の 町々 まちまち は 倒 たお れた。 神 かみ は 大 おお いなるバビロンを 思 おも い 起 おこ し、これに 神 かみ の 激 はげ しい 怒 いか りのぶどう 酒 しゅ の 杯 さかずき を 与 あた えられた。 島々 しまじま はみな 逃 に げ 去 さ り、 山々 やまやま は 見 み えなくなった。 また一タラントの 重 おも さほどの 大 おお きな 雹 ひょう が、 天 てん から 人々 ひとびと の 上 うえ に 降 ふ ってきた。 人々 ひとびと は、この 雹 ひょう の 災害 さいがい のゆえに 神 かみ をのろった。その 災害 さいがい が、 非常 ひじょう に 大 おお きかったからである。
”それから、七つの 鉢 はち を 持 も つ七 人 にん の 御使 みつかい のひとりがきて、わたしに 語 かた って 言 い った、「さあ、きなさい。 多 おお くの 水 みず の 上 うえ にすわっている 大 おお 淫婦 いんぷ に 対 たい するさばきを、 見 み せよう。 地 ち の 王 おう たちはこの 女 おんな と 姦淫 かんいん を 行 おこな い、 地 ち に 住 す む 人々 ひとびと はこの 女 おんな の 姦淫 かんいん のぶどう 酒 しゅ に 酔 よ いしれている」。 御使 みつかい は、わたしを 御霊 みたま に 感 かん じたまま、 荒野 あらの へ 連 つ れて 行 い った。わたしは、そこでひとりの 女 おんな が 赤 あか い 獣 けもの に 乗 の っているのを 見 み た。その 獣 けもの は 神 かみ を 汚 けが すかずかずの 名 な でおおわれ、また、それに七つの 頭 あたま と十の 角 つの とがあった。 この 女 おんな は 紫 むらさき と 赤 あか の 衣 ころも をまとい、 金 きん と 宝石 ほうせき と 真珠 しんじゅ とで 身 み を 飾 かざ り、 憎 にく むべきものと 自分 じぶん の 姦淫 かんいん の 汚 けが れとで 満 み ちている 金 きん の 杯 さかずき を 手 て に 持 も ち、 その 額 ひたい には、一つの 名 な がしるされていた。それは 奥義 おくぎ であって、「 大 おお いなるバビロン、 淫婦 いんぷ どもと 地 ち の 憎 にく むべきものらとの 母 はは 」というのであった。 わたしは、この 女 おんな が 聖徒 せいと の 血 ち とイエスの 証人 しょうにん の 血 ち に 酔 よ いしれているのを 見 み た。この 女 おんな を 見 み た 時 とき 、わたしは 非常 ひじょう に 驚 おどろ きあやしんだ。 すると、 御使 みつかい はわたしに 言 い った、「なぜそんなに 驚 おどろ くのか。この 女 おんな の 奥義 おくぎ と、 女 おんな を 乗 の せている七つの 頭 あたま と十の 角 つの のある 獣 けもの の 奥義 おくぎ とを、 話 はな してあげよう。
”あなたの 見 み た 獣 けもの は、 昔 むかし はいたが、 今 いま はおらず、そして、やがて 底 そこ 知 し れぬ 所 ところ から 上 のぼ ってきて、ついには 滅 ほろ びに 至 いた るものである。 地 ち に 住 す む 者 もの のうち、 世 よ の 初 はじ めからいのちの 書 しょ に 名 な をしるされていない 者 もの たちは、この 獣 けもの が、 昔 むかし はいたが 今 いま はおらず、やがて 来 く るのを 見 み て、 驚 おどろ きあやしむであろう。 ここに、 知恵 ちえ のある 心 こころ が 必要 ひつよう である。七つの 頭 あたま は、この 女 おんな のすわっている七つの 山 やま であり、また、七 人 にん の 王 おう のことである。 そのうちの五 人 にん はすでに 倒 たお れ、ひとりは 今 いま おり、もうひとりは、まだきていない。それが 来 く れば、しばらくの 間 あいだ だけおることになっている。 昔 むかし はいたが 今 いま はいないという 獣 けもの は、すなわち 第 だい 八のものであるが、またそれは、かの七 人 にん の 中 なか のひとりであって、ついには 滅 ほろ びに 至 いた るものである。 あなたの 見 み た十の 角 つの は、十 人 にん の 王 おう のことであって、 彼 かれ らはまだ 国 くに を 受 う けてはいないが、 獣 けもの と 共 とも に、 一時 ひととき だけ 王 おう としての 権威 けんい を 受 う ける。 彼 かれ らは 心 こころ をひとつにしている。そして、 自分 じぶん たちの 力 ちから と 権威 けんい とを 獣 けもの に 与 あた える。
”彼 かれ らは 小羊 こひつじ に 戦 たたか いをいどんでくるが、 小羊 こひつじ は、 主 しゅ の 主 しゅ 、 王 おう の 王 おう であるから、 彼 かれ らにうち 勝 か つ。また、 小羊 こひつじ と 共 とも にいる 召 め された、 選 えら ばれた、 忠実 ちゅうじつ な 者 もの たちも、 勝利 しょうり を 得 え る」。 御使 みつかい はまた、わたしに 言 い った、「あなたの 見 み た 水 みず 、すなわち、 淫婦 いんぷ のすわっている 所 ところ は、あらゆる 民族 みんぞく 、 群衆 ぐんしゅう 、 国民 こくみん 、 国語 こくご である。 あなたの 見 み た十の 角 つの と 獣 けもの とは、この 淫婦 いんぷ を 憎 にく み、みじめな 者 もの にし、 裸 はだか にし、 彼女 かのじょ の 肉 にく を 食 く い、 火 ひ で 焼 や き 尽 つく すであろう。 神 かみ は、 御言 みことば が 成就 じょうじゅ する 時 とき まで、 彼 かれ らの 心 こころ の 中 なか に、 御旨 みむね を 行 おこな い、 思 おも いをひとつにし、 彼 かれ らの 支配 しはい 権 けん を 獣 けもの に 与 あた える 思 おも いを 持 も つようにされたからである。 あなたの 見 み たかの 女 おんな は、 地 ち の 王 おう たちを 支配 しはい する 大 おお いなる 都 みやこ のことである」。
”この 後 のち 、わたしは、もうひとりの 御使 みつかい が、 大 おお いなる 権威 けんい を 持 も って、 天 てん から 降 お りて 来 く るのを 見 み た。 地 ち は 彼 かれ の 栄光 えいこう によって 明 あか るくされた。 彼 かれ は 力強 ちからづよ い 声 こえ で 叫 さけ んで 言 い った、「 倒 たお れた、 大 おお いなるバビロンは 倒 たお れた。そして、それは 悪魔 あくま の 住 す む 所 ところ 、あらゆる 汚 けが れた 霊 れい の 巣 そう くつ、また、あらゆる 汚 けが れた 憎 にく むべき 鳥 とり の 巣 そう くつとなった。 すべての 国民 こくみん は、 彼女 かのじょ の 姦淫 かんいん に 対 たい する 激 はげ しい 怒 いか りのぶどう 酒 しゅ を 飲 の み、 地 ち の 王 おう たちは 彼女 かのじょ と 姦淫 かんいん を 行 おこな い、 地上 ちじょう の 商人 しょうにん たちは、 彼女 かのじょ の 極度 きょくど のぜいたくによって 富 とみ を 得 え たからである」。
”わたしはまた、もうひとつの 声 こえ が 天 てん から 出 で るのを 聞 き いた、「わたしの 民 たみ よ。 彼女 かのじょ から 離 はな れ 去 さ って、その 罪 つみ にあずからないようにし、その 災害 さいがい に 巻 ま き 込 こ まれないようにせよ。 彼女 かのじょ の 罪 つみ は 積 つも り 積 つ って 天 てん に 達 たっ しており、 神 かみ はその 不義 ふぎ の 行 おこな いを 覚 おぼ えておられる。 彼女 かのじょ がしたとおりに 彼女 かのじょ にし 返 かえ し、そのしわざに 応 おう じて二 倍 ばい に 報復 ほうふく をし、 彼女 かのじょ が 混 ま ぜて 入 い れた 杯 さかずき の 中 なか に、その 倍 ばい の 量 りょう を、 入 い れてやれ。 彼女 かのじょ が 自 みずか ら 高 たか ぶり、ぜいたくをほしいままにしたので、それに 対 たい して、 同 おな じほどの 苦 くる しみと 悲 かな しみとを 味 あじ わわせてやれ。 彼女 かのじょ は 心 こころ の 中 なか で『わたしは 女王 じょおう の 位 くらい についている 者 もの であって、やもめではないのだから、 悲 かな しみを 知 し らない』と 言 い っている。 それゆえ、さまざまの 災害 さいがい が、 死 し と 悲 かな しみとききんとが、一 日 にち のうちに 彼女 かのじょ を 襲 おそ い、そして、 彼女 かのじょ は 火 ひ で 焼 や かれてしまう。 彼女 かのじょ をさばく 主 しゅ なる 神 かみ は、 力強 ちからづよ いかたなのである。
”彼女 かのじょ と 姦淫 かんいん を 行 おこな い、ぜいたくをほしいままにしていた 地 ち の 王 おう たちは、 彼女 かのじょ が 焼 や かれる 火 ひ の 煙 けむり を 見 み て、 彼女 かのじょ のために 胸 むね を 打 う って 泣 な き 悲 かな しみ、 彼女 かのじょ の 苦 くる しみに 恐 おそ れをいだき、 遠 とお くに 立 た って 言 い うであろう、『ああ、わざわいだ、 大 おお いなる 都 みやこ 、 不 ふ 落 お の 都 みやこ 、バビロンは、わざわいだ。おまえに 対 たい するさばきは、 一瞬 いっしゅん にしてきた』。 また、 地 ち の 商人 しょうにん たちも 彼女 かのじょ のために 泣 な き 悲 かな しむ。もはや、 彼 かれ らの 商品 しょうひん を 買 か う 者 もの が、ひとりもないからである。 その 商品 しょうひん は、 金 きん 、 銀 ぎん 、 宝石 ほうせき 、 真珠 しんじゅ 、 麻布 あさぬの 、 紫 むらさき 布 ぬの 、 絹 きぬ 、 緋 ひ 布 ぬの 、 各種 かくしゅ の 香木 こうぼく 、 各種 かくしゅ の 象牙 ぞうげ 細工 ざいく 、 高価 こうか な 木材 もくざい 、 銅 どう 、 鉄 てつ 、 大理石 だいりせき などの 器 うつわ 、 肉桂 にっけい 、 香料 こうりょう 、 香 こう 、におい 油 あぶら 、 乳香 にゅうこう 、ぶどう 酒 しゅ 、オリブ 油 ゆ 、 麦粉 むぎこ 、 麦 むぎ 、 牛 うし 、 羊 ひつじ 、 馬 うま 、 車 くるま 、 奴隷 どれい 、そして 人身 じんしん などである。 おまえの 心 こころ の 喜 よろこ びであったくだものはなくなり、あらゆるはでな、はなやかな 物 もの はおまえから 消 き え 去 さ った。それらのものはもはや 見 み られない。 これらの 品々 しなじな を 売 う って、 彼女 かのじょ から 富 とみ を 得 え た 商人 しょうにん は、 彼女 かのじょ の 苦 くる しみに 恐 おそ れをいだいて 遠 とお くに 立 た ち、 泣 な き 悲 かな しんで 言 い う、 『ああ、わざわいだ、 麻布 あさぬの と 紫 むらさき 布 ぬの と 緋 ひ 布 ぬの をまとい、 金 きん や 宝石 ほうせき や 真珠 しんじゅ で 身 み を 飾 かざ っていた 大 おお いなる 都 みやこ は、わざわいだ。 これほどの 富 とみ が、 一瞬 いっしゅん にして 無 む に 帰 き してしまうとは』。また、すべての 船長 せんちょう 、 航海者 こうかいしゃ 、 水夫 すいふ 、すべて 海 うみ で 働 はたら いている 人 ひと たちは、 遠 とお くに 立 た ち、 彼女 かのじょ が 焼 や かれる 火 ひ の 煙 けむり を 見 み て、 叫 さけ んで 言 い う、『これほどの 大 おお いなる 都 みやこ は、どこにあろう』。 彼 かれ らは 頭 あたま にちりをかぶり、 泣 な き 悲 かな しんで 叫 さけ ぶ、『ああ、わざわいだ、この 大 おお いなる 都 みやこ は、わざわいだ。そのおごりによって、 海 うみ に 舟 ふね を 持 も つすべての 人 ひと が 富 とみ を 得 え ていたのに、この 都 みやこ も 一瞬 いっしゅん にして 無 む に 帰 き してしまった』。 天 てん よ、 聖徒 せいと たちよ、 使徒 しと たちよ、 預言者 よげんしゃ たちよ。この 都 みやこ について 大 おお いに 喜 よろこ べ。 神 かみ は、あなたがたのために、この 都 みやこ をさばかれたのである」。 すると、ひとりの 力強 ちからづよ い 御使 みつかい が、 大 おお きなひきうすのような 石 いし を 持 も ちあげ、それを 海 うみ に 投 な げ 込 こ んで 言 い った、「 大 おお いなる 都 みやこ バビロンは、このように 激 はげ しく 打 う ち 倒 たお され、そして、 全 まった く 姿 すがた を 消 け してしまう。 また、おまえの 中 なか では、 立琴 たてごと をひく 者 もの 、 歌 うた を 歌 うた う 者 もの 、 笛 ふえ を 吹 ふ く 者 もの 、ラッパを 吹 ふ き 鳴 な らす 者 もの の 楽 がく の 音 ね は 全 まった く 聞 き かれず、あらゆる 仕事 しごと の 職人 しょくにん たちも 全 まった く 姿 すがた を 消 け し、また、ひきうすの 音 おと も、 全 まった く 聞 き かれない。
”また、おまえの 中 なか では、あかりもともされず、 花婿 はなむこ 、 花嫁 はなよめ の 声 こえ も 聞 き かれない。というのは、おまえの 商人 しょうにん たちは 地上 ちじょう で 勢力 せいりょく を 張 は る 者 もの となり、すべての 国民 こくみん はおまえのまじないでだまされ、 また、 預言者 よげんしゃ や 聖徒 せいと の 血 ち 、さらに、 地上 ちじょう で 殺 ころ されたすべての 者 もの の 血 ち が、この 都 みやこ で 流 なが されたからである」。
”この 後 のち 、わたしは 天 てん の 大群 たいぐん 衆が 大声 おおごえ で 唱 とな えるような 声 こえ を 聞 き いた、「ハレルヤ、 救 すくい と 栄光 えいこう と 力 ちから とは、われらの 神 かみ のものであり、 そのさばきは、 真実 しんじつ で 正 ただ しい。 神 かみ は、 姦淫 かんいん で 地 ち を 汚 けが した 大 おお 淫婦 いんぷ をさばき、 神 かみ の 僕 しもべ たちの 血 ち の 報復 ほうふく を 彼女 かのじょ になさったからである」。 再 ふたた び 声 こえ があって、「ハレルヤ、 彼女 かのじょ が 焼 や かれる 火 ひ の 煙 けむり は、 世々 よよ 限 かぎ りなく 立 た ちのぼる」と 言 い った。 すると、二十四 人 にん の 長老 ちょうろう と四つの 生 い き 物 もの とがひれ 伏 ふ し、 御座 みざ にいます 神 かみ を 拝 はい して 言 い った、「アァメン、ハレルヤ」。 その 時 とき 、 御座 みざ から 声 こえ が 出 で て 言 い った、「すべての 神 かみ の 僕 しもべ たちよ、 神 かみ をおそれる 者 もの たちよ。 小 ちい さき 者 もの も 大 おお いなる 者 もの も、 共 とも に、われらの 神 かみ をさんびせよ」。 わたしはまた、 大 だい 群衆 ぐんしゅう の 声 こえ 、 多 おお くの 水 みず の 音 おと 、また 激 はげ しい 雷鳴 らいめい のようなものを 聞 き いた。それはこう 言 い った、「ハレルヤ、 全能者 ぜんのうしゃ にして 主 しゅ なるわれらの 神 かみ は、 王 おう なる 支配者 しはいしゃ であられる。
”わたしたちは 喜 よろこ び 楽 たの しみ、 神 かみ をあがめまつろう。 小羊 こひつじ の 婚姻 こんいん の 時 とき がきて、 花嫁 はなよめ はその 用意 ようい をしたからである。 彼女 かのじょ は、 光 ひか り 輝 かがや く、 汚 けが れのない 麻布 あさぬの の 衣 ころも を 着 き ることを 許 ゆる された。この 麻布 あさぬの の 衣 ころも は、 聖徒 せいと たちの 正 ただ しい 行 おこな いである」。 それから、 御使 みつかい はわたしに 言 い った、「 書 か きしるせ。 小羊 こひつじ の 婚 こん 宴 えん に 招 まね かれた 者 もの は、さいわいである」。またわたしに 言 い った、「これらは、 神 かみ の 真実 しんじつ の 言葉 ことば である」。 そこで、わたしは 彼 かれ の 足 あし もとにひれ 伏 ふ して、 彼 かれ を 拝 はい そうとした。すると、 彼 かれ は 言 い った、「そのようなことをしてはいけない。わたしは、あなたと 同 おな じ 僕 しもべ 仲間 なかま であり、またイエスのあかしびとであるあなたの 兄弟 きょうだい たちと 同 おな じ 僕 しもべ 仲間 なかま である。ただ 神 かみ だけを 拝 はい しなさい。イエスのあかしは、すなわち 預言 よげん の 霊 れい である」。
”またわたしが 見 み ていると、 天 てん が 開 ひら かれ、 見 み よ、そこに 白 しろ い 馬 うま がいた。それに 乗 の っているかたは、「 忠実 ちゅうじつ で 真実 しんじつ な 者 もの 」と 呼 よ ばれ、 義 ぎ によってさばき、また、 戦 たたか うかたである。 その 目 め は 燃 も える 炎 ほのお であり、その 頭 あたま には 多 おお くの 冠 かんむり があった。また、 彼 かれ 以外 いがい にはだれも 知 し らない 名 な がその 身 み にしるされていた。 彼 かれ は 血染 ちぞ めの 衣 ころも をまとい、その 名 な は「 神 かみ の 言 ことば 」と 呼 よ ばれた。 そして、 天 てん の 軍勢 ぐんぜい が、 純白 じゅんぱく で、 汚 けが れのない 麻布 あさぬの の 衣 ころも を 着 き て、 白 しろ い 馬 うま に 乗 の り、 彼 かれ に 従 したが った。 その 口 くち からは、 諸 しょ 国民 こくみん を 打 う つために、 鋭 するど いつるぎが 出 で ていた。 彼 かれ は、 鉄 てつ のつえをもって 諸 しょ 国民 こくみん を 治め おさめ 、また、 全能者 ぜんのうしゃ なる 神 かみ の 激 はげ しい 怒 いか りの 酒 さか ぶねを 踏 ふ む。 その 着物 きもの にも、そのももにも、「 王 おう の 王 おう 、 主 しゅ の 主 しゅ 」という 名 な がしるされていた。
”また 見 み ていると、ひとりの 御使 みつかい が 太陽 たいよう の 中 なか に 立 た っていた。 彼 かれ は、 中空 なかぞら を 飛 と んでいるすべての 鳥 とり にむかって、 大声 おおごえ で 叫 さけ んだ、「さあ、 神 かみ の 大 だい 宴会 えんかい に 集 あつ まってこい。 そして、 王 おう たちの 肉 にく 、 将軍 しょうぐん の 肉 にく 、 勇者 ゆうしゃ の 肉 にく 、 馬 うま の 肉 にく 、 馬 うま に 乗 の っている 者 もの の 肉 にく 、また、すべての 自由人 じゆうじん と 奴隷 どれい との 肉 にく 、 小 ちい さき 者 もの と 大 おお いなる 者 もの との 肉 にく をくらえ」。
”なお 見 み ていると、 獣 けもの と 地 ち の 王 おう たちと 彼 かれ らの 軍勢 ぐんぜい とが 集 あつ まり、 馬 うま に 乗 の っているかたとその 軍勢 ぐんぜい とに 対 たい して、 戦 たたか いをいどんだ。 しかし、 獣 けもの は 捕 とら えられ、また、この 獣 けもの の 前 まえ でしるしを 行 おこな って、 獣 けもの の 刻印 こくいん を 受 う けた 者 もの とその 像 ぞう を 拝 おが む 者 もの とを 惑 まど わしたにせ 預言者 よげんしゃ も、 獣 けもの と 共 とも に 捕 とら えられた。そして、この 両者 りょうしゃ とも、 生 い きながら、 硫黄 いおう の 燃 も えている 火 ひ の 池 いけ に 投 な げ 込 こ まれた。 それ 以外 いがい の 者 もの たちは、 馬 うま に 乗 の っておられるかたの 口 くち から 出 で るつるぎで 切 き り 殺 ころ され、その 肉 にく を、すべての 鳥 とり が 飽 あ きるまで 食 た べた。
”またわたしが 見 み ていると、ひとりの 御使 みつかい が、 底 そこ 知 し れぬ 所 ところ のかぎと 大 おお きな 鎖 くさり とを 手 て に 持 も って、 天 てん から 降 お りてきた。 彼 かれ は、 悪魔 あくま でありサタンである 龍 りゅう 、すなわち、かの 年 とし を 経 へ たへびを 捕 とら えて千 年 ねん の 間 あいだ つなぎおき、 そして、 底 そこ 知 し れぬ 所 ところ に 投 な げ 込 こ み、 入口 いりぐち を 閉 と じてその 上 うえ に 封印 ふういん し、千 年 ねん の 期間 きかん が 終 おわ るまで、 諸 しょ 国民 こくみん を 惑 まど わすことがないようにしておいた。その 後 のち 、しばらくの 間 あいだ だけ 解放 かいほう されることになっていた。
”また 見 み ていると、かず 多 おお くの 座 ざ があり、その 上 うえ に 人々 ひとびと がすわっていた。そして、 彼 かれ らにさばきの 権 けん が 与 あた えられていた。また、イエスのあかしをし 神 かみ の 言 ことば を 伝 つた えたために 首 くび を 切 き られた 人々 ひとびと の 霊 れい がそこにおり、また、 獣 けもの をもその 像 ぞう をも 拝 おが まず、その 刻印 こくいん を 額 ひたい や 手 て に 受 う けることをしなかった 人々 ひとびと がいた。 彼 かれ らは 生 い きかえって、キリストと 共 とも に千 年 ねん の 間 あいだ 、 支配 しはい した。 (それ 以外 いがい の 死人 しにん は、千 年 ねん の 期間 きかん が 終 おわ るまで 生 い きかえらなかった。)これが 第 だい 一の 復活 ふっかつ である。 この 第 だい 一の 復活 ふっかつ にあずかる 者 もの は、さいわいな 者 もの であり、また 聖 せい なる 者 もの である。この 人 ひと たちに 対 たい しては、 第 だい 二の 死 し はなんの 力 ちから もない。 彼 かれ らは 神 かみ とキリストとの 祭司 さいし となり、キリストと 共 とも に千 年 ねん の 間 あいだ 、 支配 しはい する。
”千 年 ねん の 期間 きかん が 終 おわ ると、サタンはその 獄 ごく から 解放 かいほう される。 そして、 出 で て 行 い き、 地 ち の 四方 しほう にいる 諸 しょ 国民 こくみん 、すなわちゴグ、マゴグを 惑 まど わし、 彼 かれ らを 戦 たたか いのために 召集 しょうしゅう する。その 数 かず は、 海 うみ の 砂 すな のように 多 おお い。 彼 かれ らは 地上 ちじょう の 広 ひろ い 所 ところ に 上 のぼ ってきて、 聖徒 せいと たちの 陣営 じんえい と 愛 あい されていた 都 みやこ とを 包囲 ほうい した。すると、 天 てん から 火 ひ が 下 くだ ってきて、 彼 かれ らを 焼 や き 尽 つく した。
”そして、 彼 かれ らを 惑 まど わした 悪魔 あくま は、 火 ひ と 硫黄 いおう との 池 いけ に 投 な げ 込 こ まれた。そこには、 獣 けもの もにせ 預言者 よげんしゃ もいて、 彼 かれ らは 世々 よよ 限 かぎ りなく 日夜 にちや 、 苦 くる しめられるのである。
”また 見 み ていると、 大 おお きな 白 しろ い 御座 みざ があり、そこにいますかたがあった。 天 てん も 地 ち も 御顔 みかお の 前 まえ から 逃 に げ 去 さ って、あとかたもなくなった。 また、 死 し んでいた 者 もの が、 大 おお いなる 者 もの も 小 ちい さき 者 もの も 共 とも に、 御座 みざ の 前 まえ に 立 た っているのが 見 み えた。かずかずの 書物 しょもつ が 開 ひら かれたが、もう一つの 書物 しょもつ が 開 ひら かれた。これはいのちの 書 しょ であった。 死人 しにん はそのしわざに 応 おう じ、この 書物 しょもつ に 書 か かれていることにしたがって、さばかれた。 海 うみ はその 中 なか にいる 死人 しにん を 出 だ し、 死 し も 黄泉 よみ もその 中 なか にいる 死人 しにん を 出 だ し、そして、おのおのそのしわざに 応 おう じて、さばきを 受 う けた。 それから、 死 し も 黄泉 よみ も 火 ひ の 池 いけ に 投 な げ 込 こ まれた。この 火 ひ の 池 いけ が 第 だい 二の 死 し である。 このいのちの 書 しょ に 名 な がしるされていない 者 もの はみな、 火 ひ の 池 いけ に 投 な げ 込 こ まれた。
”わたしはまた、 新 あたら しい 天 てん と 新 あたら しい 地 ち とを 見 み た。 先 さき の 天 てん と 地 ち とは 消 き え 去 さ り、 海 うみ もなくなってしまった。 また、 聖 せい なる 都 みやこ 、 新 あたら しいエルサレムが、 夫 おっと のために 着飾 きかざ った 花嫁 はなよめ のように 用意 ようい をととのえて、 神 かみ のもとを 出 で て、 天 てん から 下 くだ って 来 く るのを 見 み た。
”また、 御座 みざ から 大 おお きな 声 こえ が 叫 さけ ぶのを 聞 き いた、「 見 み よ、 神 かみ の 幕屋 まくや が 人 ひと と 共 とも にあり、 神 かみ が 人 ひと と 共 とも に 住 す み、 人 ひと は 神 かみ の 民 たみ となり、 神 かみ 自 みずか ら 人 ひと と 共 とも にいまして、 人 ひと の 目 め から 涙 なみだ を 全 まった くぬぐいとって 下 くだ さる。もはや、 死 し もなく、 悲 かな しみも、 叫 さけ びも、 痛 いた みもない。 先 さき のものが、すでに 過 す ぎ 去 さ ったからである」。 すると、 御座 みざ にいますかたが 言 い われた、「 見 み よ、わたしはすべてのものを 新 あら たにする」。また 言 い われた、「 書 か きしるせ。これらの 言葉 ことば は、 信 しん ずべきであり、まことである」。 そして、わたしに 仰 おお せられた、「 事 こと はすでに 成 な った。わたしは、アルパでありオメガである。 初 はじ めであり 終 おわ りである。かわいている 者 もの には、いのちの 水 みず の 泉 いずみ から 価 あたい なしに 飲 の ませよう。 勝利 しょうり を 得 え る 者 もの は、これらのものを 受 う け 継 つ ぐであろう。わたしは 彼 かれ の 神 かみ となり、 彼 かれ はわたしの 子 こ となる。 しかし、おくびょうな 者 もの 、 信 しん じない 者 もの 、 忌 い むべき 者 もの 、 人殺 ひとごろ し、 姦淫 かんいん を 行 おこな う 者 もの 、まじないをする 者 もの 、 偶像 ぐうぞう を 拝 おが む 者 もの 、すべて 偽 いつわ りを 言 い う 者 もの には、 火 ひ と 硫黄 いおう の 燃 も えている 池 いけ が、 彼 かれ らの 受 う くべき 報 むく いである。これが 第 だい 二の 死 し である」。 最後 さいご の七つの 災害 さいがい が 満 み ちている七つの 鉢 はち を 持 も っていた七 人 にん の 御使 みつかい のひとりがきて、わたしに 語 かた って 言 い った、「さあ、きなさい。 小羊 こひつじ の 妻 つま なる 花嫁 はなよめ を 見 み せよう」。
”この 御使 みつかい は、わたしを 御霊 みたま に 感 かん じたまま、 大 おお きな 高 たか い 山 やま に 連 つ れて 行 い き、 聖 せい 都 みやこ エルサレムが、 神 かみ の 栄光 えいこう のうちに、 神 かみ のみもとを 出 で て 天 てん から 下 くだ って 来 く るのを 見 み せてくれた。 その 都 みやこ の 輝 かがや きは、 高価 こうか な 宝石 ほうせき のようであり、 透明 とうめい な 碧玉 へきぎょく のようであった。 それには 大 おお きな、 高 たか い 城壁 じょうへき があって、十二の 門 もん があり、それらの 門 もん には、十二の 御使 みつかい がおり、イスラエルの 子 こ らの十二 部族 ぶぞく の 名 な が、それに 書 か いてあった。 東 ひがし に三つの 門 もん 、 北 きた に三つの 門 もん 、 南 みなみ に三つの 門 もん 、 西 にし に三つの 門 もん があった。 また 都 みやこ の 城壁 じょうへき には十二の 土台 どだい があり、それには 小羊 こひつじ の十二 使徒 しと の十二の 名 な が 書 か いてあった。 わたしに 語 かた っていた 者 もの は、 都 みやこ とその 門 もん と 城壁 じょうへき とを 測 はか るために、 金 きん の 測 はか りざおを 持 も っていた。 都 みやこ は 方形 ほうけい であって、その 長 なが さと 幅 はば とは 同 おな じである。 彼 かれ がその 測 はか りざおで 都 みやこ を 測 はか ると、一万二千 丁 ちょう であった。 長 なが さと 幅 はば と 高 たか さとは、いずれも 同 おな じである。 また 城壁 じょうへき を 測 はか ると、百四十四キュビトであった。これは 人間 にんげん の、すなわち、 御使 みつかい の 尺度 しゃくど によるのである。 城壁 じょうへき は 碧玉 へきぎょく で 築 きず かれ、 都 みやこ はすきとおったガラスのような 純金 じゅんきん で 造 つく られていた。 都 みやこ の 城壁 じょうへき の 土台 どだい は、さまざまな 宝石 ほうせき で 飾 かざ られていた。 第 だい 一の 土台 どだい は 碧玉 へきぎょく 、 第 だい 二はサファイヤ、 第 だい 三はめのう、 第 だい 四は 緑玉 りょくぎょく 、 第 だい 五は 縞 しま めのう、 第 だい 六は 赤 あか めのう、 第 だい 七はかんらん 石 せき 、 第 だい 八は 緑柱石 りょくちゅうせき 、 第 だい 九は 黄玉石 おうぎょくせき 、 第 だい 十はひすい、 第 だい 十一は 青玉 せいぎょく 、 第 だい 十二は 紫水晶 むらさきずいしょう であった。 十二の 門 もん は十二の 真珠 しんじゅ であり、 門 もん はそれぞれ一つの 真珠 しんじゅ で 造 つく られ、 都 みやこ の 大通 おおどお りは、すきとおったガラスのような 純金 じゅんきん であった。
”わたしは、この 都 みやこ の 中 なか には 聖所 せいじょ を 見 み なかった。 全能者 ぜんのうしゃ にして 主 しゅ なる 神 かみ と 小羊 こひつじ とが、その 聖所 せいじょ なのである。 都 みやこ は、 日 ひ や 月 つき がそれを 照 てら す 必要 ひつよう がない。 神 かみ の 栄光 えいこう が 都 みやこ を 明 あか るくし、 小羊 こひつじ が 都 みやこ のあかりだからである。 諸 しょ 国民 こくみん は 都 みやこ の 光 ひかり の 中 なか を 歩 ある き、 地 ち の 王 おう たちは、 自分 じぶん たちの 光栄 こうえい をそこに 携 たずさ えて 来 く る。 都 みやこ の 門 もん は、 終日 しゅうじつ 、 閉 と ざされることはない。そこには 夜 よる がないからである。 人々 ひとびと は、 諸 しょ 国民 こくみん の 光栄 こうえい とほまれとをそこに 携 たずさ えて 来 く る。 しかし、 汚 けが れた 者 もの や、 忌 い むべきこと 及 およ び 偽 いつわ りを 行 おこな う 者 もの は、その 中 なか に 決 けっ してはいれない。はいれる 者 もの は、 小羊 こひつじ のいのちの 書 しょ に 名 な をしるされている 者 もの だけである。
”「 見 み よ、わたしはすぐに 来 く る。 報 むく いを 携 たずさ えてきて、それぞれのしわざに 応 おう じて 報 むく いよう。
”